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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 3751-3800
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AXIS OF ADVANCE-Obey-Cube of Odium ★★ (2008-10-25 21:31:05)
なんか、メロディが軍歌に聞こえるんですが…
ウォーブラックという先入観のせいでしょうか。
AXIS OF ADVANCE-Obey ★★ (2008-10-25 21:29:00)
2004年発表の3rd。DISK UNIONのブラックメタル特集の冊子でもこの作品が取り上げられてましたね。
冊子でも紹介されていた通り、勢いに任せてごり押しする、ダーティなファストブラック。ノイジーな音色のギターと重いベースによってドス黒い塊が音の真ん中に居座っているかのような音像が作り出され、そこに抜けのいいドラムが合わさって凄まじい迫力の音になってますね。特に手数が多く緩急自在のドラムは素晴らしく、ただブラストが速いだけじゃなくて、変化に富んでいて更に体感速度や迫力を上げていると思います。ドラム聴いてるだけで銃弾の雨が降り注いでくる様が浮かぶよう。
MARDUK(の6th)が戦車によって蹂躙する感じなら、こっちは狂った指揮官と洗脳された銃兵たちによる兵団に問答無用で一斉射撃される感じ。この兵団、攻めあるのみで絶対補給とか撤退とかのまどろっこしいコマンドな
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DIMMU BORGIR-Stormblåst ★★★ (2008-10-24 19:26:00)
96年発表の2nd。
同じシンフォブラックでも、今の彼らが取りこぼしてしまった物が詰まった作品だと思います。
まず曲の方ですが、この頃はスピードやブルータリティに頼ることなく、ミディアムテンポで丁寧に情景を描写していくタイプのシンフォブラックを演ってますね。メロディはフックはありつつも、目立ちすぎて、「曲全体を通じて情景を描くことで聴き手を没頭させていく展開」を損なう事のない控え目さもあって、かなりセンスが良い。時々展開や音の処理に不可解な所も見受けられますが、洗練されすぎてて醒めてしまうことのない程度の生々しさを加味していて良いと思います。
音の方も、近作ほど重金属的な音質ではなく、どこかアナログな質感のある音質で、メタルとしての攻撃性や耳への圧力が情景を壊してしまう事のない自然な音になっていると思います。この手にありがちな、メタリックさと情景描写のバ
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LANTLOS-Lantlos ★★ (2008-10-23 21:55:00)
2008年発表の1st。
封の上に貼ってあった販促シールによると「初期VED BUENS ENDEやAMESOEURSのファンにお勧め」だそうですが…なんという殺し文句(笑)。これに惹かれて買った人も多いのでは…。
最近新世代ブラックの中にはAMESOEURS、ALCEST、KRALLICEなどブラックメタルの音像や様式を利用し、儚いメロディと融合させる事で情景を描き出す手法を取っているバンドがとみに増えてきた感がありますが、このバンドもそうした路線で販促シールのコメント通りですね。
ただ、こっちはアルバム冒頭をディプレッシブ/サイケデリックなメロディで押し、そこから儚いメロディに展開していく構成や、叙情的なメロディのパートでも怒りと絶望に塗れたデスヴォイスや暴虐なブラストビートを用いてる事もあって、前述のバンドよりも悪意的な雰囲気があります。
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ORDO ROSARIUS EQUILIBRIO(ORDO EQUILIBRIO)-Reaping the Fallen...the First Harvest-Where Happiness Ruled ★★★ (2008-10-21 19:28:17)
フォークを硫酸で溶かして、爛れたダークアンビエントになってしまったかのような恐ろしい雰囲気の曲。よくもまあこんな恐い表現方法が思いつくなぁ…と、妙に感心してしまいます(笑)
KUKUI-ゆめわたりの夜-ゆめわたりの夜 ★★★ (2008-10-21 19:23:45)
kukuiの曲の中でも最もファンシー要素の強い曲で、絵本風の可愛らしいアートワークとも良くマッチしてますね。こんなに良い曲をメジャー流通で出さなかったのはkukui最大のミスなのでは…オリジナル・アートワークで再発希望。
IRON ATTACK!-Devil's Daughter-Eternal Blaze ★★★ (2008-10-21 19:16:02)
アルバム中で一番クサいと思った曲。
特にサビメロは印象的で、表彰台に立って称賛を受けているような高揚感があります。そのメロを取り入れたギターソロ部分は、このアルバムでも最大の聴き所かもしれません。あとヴォーカルのサビ直前のファルセットが可憐で綺麗。この人、声質自体は結構良いのかも…。
IRON ATTACK!-Devil's Daughter-凛花 ★★ (2008-10-21 19:13:11)
和風な音色のキーボードが、メロディの持つクサみを更に際立てる曲…なんですが、それまでの展開から期待するほどには、サビメロがクサくないのが残念。歌詞カードはついてないですけど、聞こえてくる歌詞はファンタジー系のメタルとそんなに差がない気がする。
IRON ATTACK!-Devil's Daughter-くじびきアンバランス ★★★ (2008-10-21 19:10:27)
これ、おそらく最近のアニソンのカヴァーだと思うんですが、メロディが凄く懐かしい感じ。「5時を回りました。良い子はうちに帰りましょう」の町内放送のバックで流れていてもおかしくない黄昏メロディが、メタルの持つ哀愁をブーストし、暑苦しさを緩和していてかなり良い按配。
これでヴォーカルがアイドル系ぶりっ子風じゃなくて、ZARD系正統派ポップス風だったら個人的には歌謡メタルとして完璧でした。でもヴォーカルが好みを外れてるのを差っ引いても星は3つ。
PITA (PETER REHBERG)-Work for Gv 2004-2008-Slow Investigation ★★★ (2008-10-20 19:04:15)
これはヘッドフォン/イヤフォン大推薦。
ノイズのレーザーが鼓膜を透過し、脳を焼き焦がし火花を上げる様が浮かんでくるような音。「HUNTER×HUNTER」にキャラクターが脳を針で弄り回されるシーンがありましたが、その時の被害者が聞いてるのはこういう音なのかも…。意外にメロウなパートもありますが、聴いていると現実感が失われていきそう。
PITA (PETER REHBERG)-Work for Gv 2004-2008 ★★ (2008-10-20 19:01:00)
2008年発表の音源集。
人形師/振付師であるGisele Vienneという人物の「I Apologize」
「Une Belle Enfant Blonde」「Jerk」という作品の為に書かれた曲を纏めた物のようです。
しかし、こんな前衛的な音楽を用いた舞台(人形劇?)って一体どんな感じなんだろう…。
アートワークの人形も妙に人間臭い表情だし、恐そうなような面白そうなような…。
路線的には、ポエトリーリーディングを入れたりサンプリングを多用するなど
メタルから更に離れた価値観を有してそうな音とはいえ、基本的にノイズ/ドローン/
インダストリアルでKTLが気に入ったなら問題なく入れるであろう音。
じっくりと長い時間をかけて展開するKTLと比べると、こっちの方が振り幅が広く、
変化に富んだ音になってると思います。ドローンに乗せたポエト
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PITA (PETER REHBERG) ★★ (2008-10-20 18:59:00)
SUNN O)))のStephen O'Malleyと共にKTLを結成したり、
ULVERの10周年記念リミックスアルバムに参加したりなど
HR/HMとも深いつながりを持つアーティスト。
レーベル「Editions Mego」のオーナーでもあります。
最近KTLで来日したみたいですね。
KISSING THE MIRROR-Blade Of Ancient Temple-Insanity of Crimson Eyes ★★ (2008-10-20 18:56:29)
メロデスに和風メロを足してパワーアップさせたかのような曲調で、特にキーボードによる、兎が月に向かって飛び跳ねてるような情景を想起させるメロディが凄まじいクサさを放ってます。こういう曲調ならデスヴォイスが欲しくなってくるなぁ…。
KISSING THE MIRROR-Blade Of Ancient Temple-Night at Enigmatic Garden ★★ (2008-10-20 18:55:43)
泣きのギターを武器とするIRON ATTACK!に対して、こっちはテクニカルなキーボードが持ち味になってますね。この二者でスプリットを組んだ事で、アルバムの構成にもメリハリが生まれてると思います。
KISSING THE MIRROR-Blade Of Ancient Temple-The Guardian of Evil Palace ★★ (2008-10-20 18:54:25)
CHILDREN OF BODOMをパロったバンドロゴ通りのオーケストラヒットの多用に、思わず笑みが零れてしまいますね…(笑)。早回ししたような忙しなく乱舞するクサメロは本家よりいいかも。ただ、パートによってはちょっとリフと主旋律が上手く噛み合ってない感も…。
IRON ATTACK!-Blade Of Ancient Temple-SPINNING WHEEL OF MEMORIES ★★★ (2008-10-19 23:24:26)
この曲だけでも、このアーティストがわざわざ「ゲーム音楽のカヴァー」という分野に足を踏み入れた価値はあると思う…。このメロディと、このギターが出会ったことにひたすら感謝。
IRON ATTACK!-Blade Of Ancient Temple-CRYING PHANTOM ★★★ (2008-10-19 23:22:25)
SEAVENTH-HEAVEN MAXIONやYELLOW ZEBRAの手によるカヴァーを聴いた時は、随分ポップな曲だと思ったんですが、この人がアレンジすると胸を熱くさせる音になってしまいますね。間奏はダークだったりシンフォだったりするんですが、なんかスポ根な感じがある(笑)。汗と涙、みたいな。ジョギングの時とかに聴くといいかも。
IRON ATTACK!-Blade Of Ancient Temple-DEAMON ERASER ★★★ (2008-10-19 23:19:23)
ここまで来ると、もう別にカヴァーじゃなくてもいいのでは?って気すらしますね…(笑)。原曲のメロを使ってると思しきパートよりも、インプロを多分に含んでいると思われるソロパートの方が盛り上がったりするし。リードギターが主旋律担当してるパートが骨太で良いですね。
...AND OCEANS (HAVOC UNIT) ★★ (2008-10-19 10:06:00)
フィンランド産シンフォニック/インダストリアル・ブラック。
結成十年目、音楽性の変化に合わせてバンド名を「...and Oceans」から
「HAVOC UNIT」に替えた模様。
...AND OCEANS (HAVOC UNIT)-A.m.g.o.d.-Tba in Silver Box ★★ (2008-10-19 10:05:30)
神秘的な音像からは、どこかバンド名の通り海が思い浮かびますね…海に太陽が沈んでいくシーン、みたいな。どんなに文明が進んでも、日は沈むし、また昇るんだな…みたいなことを考えてしまうような音。
...AND OCEANS (HAVOC UNIT)-A.m.g.o.d.-Tears Have No Name ★★ (2008-10-19 10:04:32)
未来、ワームホールで時間移動が出来るようになった時の景色を想像して、それをバンドサウンドで表現したかのような曲。
...AND OCEANS (HAVOC UNIT)-A.m.g.o.d.-Intelligence is Sexy ★★★ (2008-10-19 10:03:45)
まずタイトルからしてインパクトがあって、聴いてみたくなりますね(笑)。
タイトル通り、未来的なキーボードをバンドサウンドに知的に絡めたスタイルですが、ブルータルな腕力勝負っぽいパートがあったりするのはご愛嬌。メリハリのある展開の中でのトレモロリフパートがかっこいいです。
...AND OCEANS (HAVOC UNIT)-A.m.g.o.d. ★ (2008-10-19 10:01:00)
2001年発表の3rd。
このバンド、以前はシンフォニックブラックを演っていたようですが、
今作はメロデス・メロブラ寄りのバンドサウンドにピコピコ
キーボードやテクノビートを絡めて未来的な音像に仕上げた、
サイバーでシンフォニックなインダストリアル・ブラックになっていますね。
DODHEIMSGARDが前衛的な方向に行かず、真っ当にシンフォ方向を
目指してたらこうなったんじゃないか…という感じ。
美しいピアノとフューチャリスティックな音色のキーで展開に
メリハリを付けたり、テクノビートからブラストに雪崩れ込む
ダイナミックな展開を設けたり、テクノ/インダストリアル要素の
導入はかなり巧み。キャッチーなコーラスパートを設けた曲も多く、
取っ付きやすい路線ながら、がなりデスヴォイスはキレが良いし、
ブラス
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IRON ATTACK!-Devil's Daughter (feat. Absolute Area) ★★ (2008-10-18 21:56:00)
2008年発表のアニメソング・カヴァーアルバム。
この界隈でも評価の高いバンドだけに、やっぱり演奏はかっこいいですね。
ただメタリックなリフやリズムを付けてみましたというレベルじゃなくて、演奏だけ
聴いたとしても十二分に楽しめそうな、ガチな正統派寄りのメタルを聴かせてくれます。
全曲ギターソロ完備で、アニメ「ソング」のカヴァーアルバムだというのに、多くの曲で
聴いてて最も燃える箇所が間奏パートだという、ある意味異常事態に(笑)。
また、ツーバス連打によって揚力を与えることでサビメロの飛翔感を強めていたり、
ただでさえ扇情度の高いメロディを慟哭のギターソロで聴かせてくれたり、ジャンル同士の
美点を更に高めるようなアレンジが多いのも良いですね。メタルの暑苦しさをアニメソングの
ポップ性が上手く覆い隠す事で、一般的なメタルよりも大分聴きやす
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NURSE WITH WOUND-Homotopy to Marie-I Cannot Feel You as the Dogs Are Laughing and I Am Blind (For 13 Throats) ★★★ (2008-10-16 21:46:23)
最初の音からして衝撃的なんですが…
機械で出来た軟体生物が絡み合って、共食いしているような音。こういう音を狙って作れるのも凄いけど、こういう音を頭の中で鳴らせてる時点で只者じゃないと思う。
NURSE WITH WOUND-Homotopy to Marie-The Tumultuous Upsurge (of Lasting Hatred) ★ (2008-10-16 21:42:38)
小人が「このやろ!このやろ!このやろ!」って言ってるように聞こえる…可愛い(笑)
NURSE WITH WOUND-Homotopy to Marie-The Schmürz (Unsullied by Suckling) ★★★ (2008-10-16 21:40:18)
少し耳に痛い箇所がありますが、これは面白いですね。
ピンボールが弾けるように音が連鎖していく箇所とか、聴いてて音の面白さに嫌でも惹き付けられてしまう…。ラストだけこれまでとはうって変わってメロディアスになるのも裏がありそうというかキッチュというか。
五人一首 ★★ (2008-10-16 21:16:00)
最近カラオケ行ったんですが、なんと「ナレノハテ」が配信されてました…。
確かJOYSOUNDだったと思いますが、まさか五人一首まで入るとは…。
NURSE WITH WOUND-Homotopy to Marie ★★ (2008-10-13 09:54:00)
82年発表の5thアルバム。
80年代の作品にしては音が凄く鮮明なので、リマスター盤かもしれません。
SUNN O)))の「00 Void」の日本盤ボーナスでのリミックスで名前を知り、
「傷を伴う看護」との矛盾した意味を持つアーティスト名に並々ならぬセンスを感じて、
音源の方も買ってみたという訳なんですが…
ノイズ、サンプリング、コラージュを駆使して情景を描き出してゆく前衛的な音楽という
感じですが、この不条理通り越して超現実的な世界に入り込んでるような音は、
初期WHENよりも「恐い音楽」として上かもしれません。同じシュールレアリスムでも
絵画などと違って、全体像を見るためには一時間以上を付き合わざるを得ず、必然的に
この世界を体験せざるを得ないというある意味恐ろしい作品(笑)。聴いてると何が
「良い音楽なのか」の価値観が揺ら
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SOTHIS ★★ (2008-10-10 21:45:00)
先月1stを発表した、アメリカ産シンフォニックブラック。
これまた凄いバンドが出てきましたね…。
と言っても、バンド自体は99年からあるみたいですが。
DIMMU BORGIRやCOFにも通じるメジャー志向のシンフォニックブラックなんですが、
彼らはそこにメロブラ並の叙情リフを入れて更なる高みに達してしまってる感じです。
マニアだけでなく、初心者やブラック好き以外の人にも是非聴いてほしいバンド。
SOTHIS-De Oppresso Liber-The Cold Disconnection ★★★ (2008-10-10 21:43:04)
おかしな表現ですけど、この曲の豪速ブラスト&吸い込まれるようなキーボードのパートは、「嵐のような荘厳さ」があるように思います。キーボードの音色の選び方も本当に巧み。
SOTHIS-De Oppresso Liber-De Oppresso Liber ★★★ (2008-10-10 21:41:11)
ぶっちゃけ、メロディにDIMMU BORGIRの曲で聴いたような部分があるんですが…(笑)クオリティでも向こうのキラーチューンと比較しても劣らないものがあると思います。息も詰まるような音なのに、こうまで質が高いと聴いてて疲れないなぁ…。テンション上がります。
SOTHIS-De Oppresso Liber-Of Night and Silence ★★★ (2008-10-10 21:40:15)
1曲目からフックのあるリフと大仰なシンフォニックなサウンドの波状攻撃!!
バンドのアンサンブルとシンフォなキーボードのバランスの良さでは既にDIMMU BORGIRを凌いでしまっているかもしれません。正直、「アメリカのシンフォブラックってどうなの?」と思ってたんですが、この1曲目で完全にノックアウトされました。
SOTHIS-De Oppresso Liber ★★★ (2008-10-10 21:38:00)
2008年発表の1st。
数多くの優良ブラックメタルバンドを抱えるレーベル、Candlelightに移籍してのリリース。タイトルは米軍のモットーで「抑圧からの解放」らしいです。
ブラックメタルのアングラ感こそ希薄ながら、派出なキーボードの装飾を施した音像でエクストリームメタル好き全般にアピール出来る質の高さとメジャー感を備えた、近年のDIMMU BOGIRに通じるシンフォニック・ブラック。背徳性に溢れたメロディは、COFに通じるものもあるかもしれません。しかしこれ、恐ろしくクオリティ高いですね。
前述のバンドやANOREXIA NERVOSAなどのクラスのバンドでないと勝負にならないくらいのレベルに達してると思うんですけど…。
大きな特徴は、ど派手なキーボードが入ったシンフォニックブラックというスタイルにも関わらず、バンドサウンド自体が非常に魅力的
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ENSLAVED-Vertebrae-Center ★★★ (2008-10-09 18:11:39)
メロディ自体も素晴らしいんですが、それを奏でるリフの音色もほんとムードたっぷりですね…彼らはヴァイキングの秘術を用いて作曲を行っている、と言っても信じてしまいそうなくらい、呪術的な雰囲気のある曲。それでいて後半は氷の彫刻を見ているような美しさ。孤高の領域に達してます。
ENSLAVED-Vertebrae-New Dawn ★★★ (2008-10-09 18:08:12)
リズムが戦いの太鼓を鳴らしているように聴こえ、ヴァイキングが戦うシーンが目に浮かぶような曲。それも常に死が隣り合わせにあるかのような緊張感がある戦闘の様子。メロトロンの入るパートは、死せる戦士達の魂を戦乙女がヴァルハラへ導く光景が幻視できそうだわ…。
ENSLAVED-Vertebrae-The Watcher ★★★ (2008-10-09 18:04:50)
トレモロリフとキーボードが幻惑的な情景を描き出す、アルバムのラストを飾る曲。…この曲はヴァイキングの船団が海を往く風景よりも、小舟で此岸と彼岸の間の川を渡っているような雰囲気があると思います。最後だけに、なんか切なくなってしまいますね。
ENSLAVED-Vertebrae ★★★ (2008-10-09 00:01:00)
2008年発表の10th。
遂にこのバンドも二桁の大台に乗りましたね…。
民族的なメロディや楽器を取り入れるのではなく、ロック乗りリズムを上手く利用したダイナミズムで野蛮さを、プログレッシブな感性で神話的な世界を表現していく、独自のヴァイキングメタル観を追及しているのは近作と同様なんですが、ここに来てプログレ要素が大幅に増量…というか顕在化してますね。
まろやかで色気のある普通声や幻惑的なスローパートが増え、リフ捌きや展開もより複雑になり、メロトロン風の音色のキーボードも導入するなどした結果、フォーク的なアプローチを試みるヴァイキング系のバンドよりも、OPETH辺りのプログレデスの方がよっぽど近いような音に。
ただ、「Clouds」のイントロのリズムがヴァイキングの儀式、キーボードがその儀式による陶酔の中で見る景色を思わせたり、「New D
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FAINT IN PAIN-悶絶元年-EMERGE ★★ (2008-10-08 23:58:49)
オープニングのインスト。
最初のベースを聴いただけで、「これはとんでもないクサアルバムなのでは!?」と期待してしまいましたが、それを裏切らない出来。ただ、この曲は折角の疾走パートが短いので、アルバムの中ほどに入れて疾走を長くして欲しかったなぁ…。
FAINT IN PAIN-悶絶元年-JIHAD ★★★ (2008-10-08 23:57:39)
ミディアムテンポの曲ですが、メロディの良さはアルバム1かもしれません。
特に「♪存在するのだろう」のクラシカルなメロディの流れ、美しすぎるでしょ…。
FAINT IN PAIN-悶絶元年-月恋 ★★★ (2008-10-08 23:56:39)
インスト明けいきなりのキラーチューン。
疾走感も歌メロもクサメタルとして隙がないですが、特にツインリードによる間奏パートが好きですね。「悶絶」のツボを完全に知っている人が、それを実践している感じ。
FAINT IN PAIN-悶絶元年 ★★ (2008-10-08 23:53:00)
2007年発表の1st。
…何なんですか、この「クサメタラーホイホイ」なタイトルは(笑)。
思わず買っちゃったんですけど…。
このタイトルに恥じない、女性ヴォーカルによる歌謡曲/ポップス並にクサい歌メロを
フィーチャーした正統派/メロパワで期待を裏切らない内容なんですが…、クサくて印象に残る
歌メロ、正統派寄りでスラッシーな部分もあるリフ捌きや時折メロディアスなフレーズを
挿入しクサさをブーストするベース、そこだけ聴いてもカタルシスが得られる(=悶絶)
ツインリードなど、JAPANが付く前のXを思わせる部分がかなりありますね。
リズムはXのそれ程派手ではないですが、メタリックな質感を重視してる感じがします。
ヴォーカルはちょっとヤンキーっぽい(?)感じがして大味な部分があるのが気にかかりますが、
ハスキーで力強く、突き抜ける感じ
…続き
PENTEMPLE-O))) Presents... ★★ (2008-10-07 19:17:00)
SUNN O)))のメンバーや、MAYHEMのAttila、STRIBORGのSin Nannaらが一堂に会した
オーストラリアでのライブを元に、現代音楽の分野で活動し(とライナーに書いてあった)、
このプロジェクトやGRAVE TEMPLE等でSUNN O)))のメンバーともよく共演しているOrenが
編集、ミックスを施した作品。2008年発表。
このアルバムはSUNN O)))を媒介に、ブラック界の重鎮であるAttilaと、新世代ブラックを
代表するSin Nannaが邂逅するという事もあって大きな話題を呼んだようですが、
遅ればせながら私も聴いてみました。…概ね、このメンバーから想像されうる通りの音ですね。
SUNN O)))の圧殺ドローンリフをバックに、AttilaとSin Nannaがバトルを繰り広げているという。
ただ唯一想像と
…続き
IN BATTLE-Kingdom of Fear-I kamp ★★ (2008-10-05 18:05:44)
母国語詞で北欧神話由来のキーワードも垣間見えますが、やっぱりヴァイキング要素はほぼ無く、デスメタル寄りのメロディ。でも母国語の巻き舌が更にダーティな感じを際立てていてかっこいいです。
IN BATTLE-Kingdom of Fear-The Curse ★★★ (2008-10-05 18:04:49)
ファストブラック化したMORBID ANGELという印象の曲。
DARK FUNERALやSETHERIALのメロディが悪魔が押し寄せてくる感じなら、こっちは地獄で閻魔とか出てきそうな感じ。
IN BATTLE-Kingdom of Fear ★★ (2008-10-05 18:02:00)
2007年発表の4th。
このバンドはヴァイキングメタル/ファストブラックとして有名らしいですが…少なくともこのアルバムではヴォーカリストのSandinの手掛ける歌詞に「ユグドラシル」「アスガルド」「スレイプニル」などの北欧神話由来のフレーズが登場するくらいで、民族楽器やヴァイキングハーモニーなどは無い、ブルデス寄りのファストブラックを演ってますね。
メロディもヴァイキング的勇壮さやブラックのサタニックな雰囲気よりもデスメタル的な禍々しさを強く感じさせる物で、ENSLAVEDやTAAKEよりも寧ろHATE ETERNALの方がずっと近い音の様に思います。ヴォーカルはダーティで野蛮ながなり声で、ヴァイキングらしさがある…ような気がしないでもないです。
…このアルバムは結構賛否が分かれているみたいですが、確かにヴァイキングメタルを期待すると肩透かしか
…続き
ISHTAR-Krig ★★ (2008-10-04 20:38:00)
99年発表の1st。
2005年に999枚限定でリマスター・ボーナス1曲付きで再発されました。
このバンドは女性キーボーディスト(ジャケのマスクの人?)がいることで有名らしいですが、音をメタリックにしすぎる事で抽象的ムードを損なう事が無く、それでいて曲自体の質は高い、初期DIMMU BORGIRにも通ずるシンフォニックブラックを演ってますね。最近のDIMMUは音の表現が具体的になりすぎて、却って想像力の働く余地がなくてつまらんと言う人でもこれなら満足するんじゃないかと思います。
初期DIMMUよりも「悪」のオーラが強く、攻撃的な雰囲気があったり、キーボーディストによる可憐な女性Voが入ったりといったこのバンドならではの売りもあるし、初期DIMMUと比べても魅力は全く劣らないと思います。キーボードやリフのメロディが醸し出す、凍てついた冷厳な雰囲気も良いです
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TORN-Another Torn Vol. 1-葵 (tron of Flood Version) ★★ (2008-10-03 21:20:21)
別名「メロトロン洪水バージョン」。
正直「洪水」はちょっと言いすぎかな…という部分はあるんですが、メロトロンの魅力に焦点が当てられたアレンジで、狙いが明確な分こっちの方が好きかもしれません。
TORN-葵 -cerulean--Somebody Like Me ★★ (2008-10-03 21:17:32)
インパクトという点ではこっちの方が表題曲より上だと思います。
ギターソロも完備したメタリックな演奏がベースにありながら、メロトロンがプログレッシブな雰囲気を放ってたり、いきなりラップが入ったりでごった煮感のある曲。
TORN-葵 -cerulean--葵 -cerulean- ★★ (2008-10-03 21:14:31)
帯のキャッチコピーにて、「儚く耽美な退廃美学を貫く…」と銘打たれているシングル盤の表題曲にしては、随分と取っ付きやすいポップな曲ですね。歌詞も力強くてポジティブで。演奏はプログレの香りもしてヘヴィだし、サビのソウルフルなハスキーヴォイスもかっこいいしで求心力のある曲なんですが、コピーから想起するようなケレン味が足りない気も。
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