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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 3651-3700
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DISMAL EUPHONY-Autumn Leaves: The Rebellion of Tides-Carven ★★★ (2009-01-09 18:09:36)
シンフォニック・ブラック的な派手めな疾走がありつつ、アトモスフェリックな雰囲気もしっかり残したセンスの良さが光る曲。でもこういう曲は、個人的には以降の垢抜けた音質で演って欲しかったな…。
DISMAL EUPHONY-Autumn Leaves: The Rebellion of Tides-An Autumn Leaf in the Circles of Time ★★★ (2009-01-09 18:08:48)
この曲のイントロ、素晴らしいですね。
それ自体も素晴らしいんですが、沈痛な雰囲気がアルバム全体の作風の暗示になってると思う。もちろん本編の方のメロディも良いです。
DISMAL EUPHONY-Autumn Leaves: The Rebellion of Tides ★★ (2009-01-09 18:07:00)
97年発表の2nd。
このバンド、ゴシックとブラック、両方のファンから評価が高いらしく、特にブラックメタルを愛好するリスナーからはデビューEPを「ブラックメタルの基本的名盤」と讃える声が上がるほどで、私も気になっていたんですが…何故かこの2ndが中古で投げ売りされていたので購入。
スタイルとしては、美しく明確なメロディラインを描きつつ、バンドサウンドを包み込むキーボードと、儚く漂うような女性ヴォーカルをフィーチャーした、ゴシックにかなり近いタイプのメロディック/シンフォニックブラック。バンドの音はブラック的な薄めで、アンサンブルのかっこよさよりもアンビエンスを重視した、ブラックのアトモスフェリックメタルとしての側面が強調された作風は、確かに初期DIMMU BORGIRや初期SATYRICON等が残した黎明期のブラックの名盤群にも通じる物があると思います。
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SERPENT-X God X ★★ (2009-01-09 18:03:00)
2008年発表の2nd。
某所で格安だったので買いましたが、何これ、大名盤じゃないですか…。
私が今まで聴いたメロデスの中でも、最もクサメロの含有率と扇情度が高いアルバム。
海外のメロデスバンドだったら「ここまでメロくしたらエクストリームメタルたりえなく
なるんじゃ…」と二の足を踏みそうな所を、何の躊躇いもなく演っているようなある意味
針が振り切れてる作風。インスト明け2曲目がクッサクサだったので、リードドラックだから
特別気合が入ってるのかと思ったらアルバム全編がクッサクサでした(笑)。
キーボードやピアノも、国産シンフォゴス系やX JAPANを引き合いに出したくなるような、
メロデスの範疇を超えたクサさでマジで素晴らしい。7曲目の間奏なんてDRAGON GUARDIANと
聴き紛うほどのクサさ!!…もしもクサメタラーで、これからメ
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SERPENT-X God X-Slave ★★★ (2009-01-09 17:59:45)
個人的には2曲目と同じくらい好き。
とにかく間奏がクサい!!DRAGON GUARDIANとタメを張れるドラマティックさ。激しいドラムロールもあり、甘すぎない曲展開も良いですね。
SERPENT-X God X-Cannibalistic Dream ★★★ (2009-01-09 17:58:07)
これ、私がそうだったように、初めてこのバンドに触れる人にとっては衝撃以外のなにものでもないですよ…間違いなく、バンドのクラシックとなるであろうキラーチューン。サビメロはARCH ENEMYの「Bury me an Angel」を思わせますが、全体の泣き度はそれ以上。メロデス好きなら必聴!!
OPHTHALAMIA-Dominion-Great Are the Deeds of Death ★★★ (2009-01-06 19:14:16)
この曲は本当にDISSECTIONが演ってもおかしくないようなメロディですね…DISSECTIONが2ndの曲作りで、ミディアム中心の方向に行こうとして方向修正しお蔵入りになった曲といったら騙されそう。ヴォーカルもJonのスタイルに似ていながら、迫力の面でも肉薄する物があると思う。
OPHTHALAMIA ★★ (2009-01-06 19:14:00)
ノルウェー・ブラックの重要人物ITらによるバンド。
DISSECTIONのJon Nodtveidtが参加していた時期もあったとか。
OPHTHALAMIA-Dominion-Final Hour of Joy ★ (2009-01-06 19:13:30)
ロックンロールっぽいノリノリなリズムに、ブルージーな渋い泣きメロ…うぅ、こういう雰囲気って苦手…(苦笑)。でもこういう音の中で、ブラック由来のトレモロが出てくる展開は結構インパクトあります。
OPHTHALAMIA-Dominion ★★ (2009-01-06 19:10:00)
98年発表の4th。
このバンドはDISSECTIONのメンバーが在籍していた事でも知られていますが、ミディアムテンポを中心としたゴシック寄りのメロデスに近いブラックながら、泣きメロのセンスなんかはかなりDISSECTIONを思わせるものがあると思います。
DISSECTIONはトレモロリフや疾走を巧みに用い寒々しさや血腥い邪悪さを表現してましたが、このバンドの音から伝わるのはどこかロマンティックな感覚。このバンドはITの創作した幻想文学を中心のコンセプトに据えているらしいですが、バンマスがサタニストとしての死を選ぶ程サタニズムに傾倒していたDISSECTIONとは、根本的に向いている方向が違うのかもしれません。
このバンドも後期DISSECTIONや最近のSATYRICON同様、ロック/メタル寄りのブラックっぽくないリズムをかなり取り入れてます
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ABRUPTUM-Evil Genius ★★ (2009-01-06 19:02:00)
95年発表の音源集。90年のデモ2本と91年のEPを収録したもの。2007年にボーナストラックを1曲追加し、Southern Lordより再発。
このバンドは数あるエクストリームメタルの中でも、最もマニアック(=普通のリスナーは付いていけない)な音楽性を持っていると専らの評判で、SILENCERやSTALLAGGH同様にネット上のレビューを検索して読んでるだけでも結構楽しめてしまったりする位なんですが…この時点ではまだまともに邪悪さや暗黒を表現している感じですね。
ドゥーム/ドローンに通じる引き摺り系ギターリフによってどす黒い音像を演出しつつ洞窟の中から響く獣の声ようなデスヴォイスによってそれを引き立てていく作風で、確かにSouthern Lordが着目したのも大いに頷ける音楽性。展開も一応付けてますが、その付け方がオルガンをギャーっと鳴り響かせたり、突然偏執
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VESANIA-Distractive Killusions-Hell is for Children ★★★ (2009-01-05 20:41:32)
バンドサウンドとキーボードによる音壁が、どう足掻いても超えられない城壁が眼前にそそり立っているかのような絶望感を味あわせる曲。他の曲より音圧が高い気がしたんですが、曲の持つ凄みのせいかもしれません。ブラック的な粘着性を伴うヴォーカルのパフォーマンスもアルバム中ベストだと思います。
VESANIA-Distractive Killusions-Rage of Reason ★★★ (2009-01-05 20:40:43)
この曲はシングルでしょうか。
確かに他の曲よりわずかに愛想が良い感じがします。中盤の、殺人ピエロでも出てきそうなプログレッシブなキーボードなんてデスメタルとはなかなか混ざり合わなそうな感じがしますが、この人たちは力ずくで混ぜ合わせてしまっている感じですね(笑)。流石です。
VESANIA-Distractive Killusions-The Dawnfall (Hamartia and Hybris) ★★★ (2009-01-05 20:39:09)
コーラスパートの、デス由来の轟音を背景にクラシックのオルガン曲にありそうな荘厳で知的なメロが響く箇所が印象的。難解で哲学的な思想を、諄々と説くのではなく、無理矢理力で叩き込むような雰囲気の曲。
VESANIA-Distractive Killusions-Narrenschyff ★★★ (2009-01-05 20:38:12)
いきなりリフとオーケストレーションの作り出すうねりに飲み込まれ、地獄から這い上がってきたようなヴォーカルに食い殺されるみたいな音によってお出迎え。ジャケからはちょっとゴシックがかったものを想像していたので驚きました。邪悪を称えるファンファーレのような派出なキーやヴォーカルの哄笑もかっこいいし、1曲目からかなりの衝撃。
VESANIA-Distractive Killusions ★★★ (2009-01-05 20:36:00)
2007年発表の3rd。
デジパックに貼ってあったシールによると、「BEHEMOTHのOrionとVADERのDareyをフィーチャーしたシンフォニック・ブラック」。劇場の幕をあしらったジャケなどのアートワークなどから受ける知的な印象は、所々に挿入される、知性が狂気に至ったようなシアトリカルな展開を交えた音にも反映されている感じがします。
でもこのバンド、関連メンバーの在籍してるバンドがデス系だからか、デス志向の強い音ですよね。前述したようなシアトリカルで知的な雰囲気を醸し出すだけでなく、デスの凶暴性と交じり合い更に派出さを増すオーケストレーション、刻みを多用したヘヴィなリフワークなど、王道のシンフォニックブラック好きよりもSEPTIC FLESHの最新作やHOLLENTHONなどのシンフォデスが好きな人のほうが好みそうな作風。重厚なミディアムパートの素晴らし
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MYONMYON-Chaoscillation Game-Steel Of Scarlet ★★★ (2008-12-30 22:51:13)
元のバージョンでも十二分にかっこよかったのに、更にメロディの最も美味しい部分をヴォーカルに振るアレンジを足して悪くなるわけがないです。もちろん超名曲…なんですが、メタクソ英語を早口でそれっぽくまくし立てていったり、「いや、そこはハイトーンっしょ」ってところでオク下になったりヴォーカルがちょっとB級っぽい(笑)。でもこのB級感、なぜか癖になるんですよね…(笑)
MYONMYON-Chaoscillation Game (pizuya's Cell × Myonmyon) ★★ (2008-12-30 22:44:00)
メタルアーティスト「ぴずや」と「MYONMYON」のコラボアルバム第二弾。2008年末発表。
今回はお互いのデビューアルバムから曲を持ち寄り、男性Voを入れて再録した作品。
この2アーティストが良質なメタルを演っているのは、彼らの作品を聴いた人ならば
周知の事実かと思いますが、肝心のヴォーカルの方はというと…V系に影響を受けた人が
メタルコアのクリーンVoパートを意識して歌ったかのような歌いまわしで、ビブラートが
震え声に聴こえたり少し安定感に欠ける感じがあったり、アラはあるものの、声に艶や味が
あって悪くないと思います。ただ、英詩が八割を占めるにも関わらず、中高生の添削用の
教材にピッタリなメタクソさだったり、数曲で聴けるシャウトが泥酔○チガイオヤジの
怒鳴り声以下の迫力しかない半端さだったりは、流石にどうにかして欲しかったですが…。
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EWIGKEIT-Battle Furies-Ea, Lord of the Deeps ★★★ (2008-12-25 07:09:44)
BURZUMの「Ea, Lord of the Depths」のカヴァー。改題に意味はあるんでしょうか。ヴォーカルも本編よりもぶち切れてるし、メディテーション音楽みたいなシンセも入ってるしで結構センスの良いカヴァーなんじゃないかと思います。
EWIGKEIT-Battle Furies-Dragons Burning ★★ (2008-12-25 07:08:47)
「暗黒のFF」みたいなメロディがいいですね。ゲーム全盛の世代にはたまらない雰囲気がある。
EWIGKEIT-Battle Furies-"O Elbereth'" ★ (2008-12-25 07:08:01)
これはなんか惜しいなぁ…
オーケストラヒットを使った音は(いかがわしいけど)ドラマティックだし、疾走ぶりもかっこいいし…なんで音が小さくなるのか。
EWIGKEIT-Battle Furies-Time Reborn ★★★ (2008-12-25 07:06:59)
不鮮明で薄いノイズ質からトレモロが浮き上がってくるギターワークといい、戦慄が加速していくような疾走といい、雰囲気の演出の巧みさが光る曲。こういうのを聴くと、彼が「独りブラック第3のカリスマ」になるのでは?と謳われたのも分かる気がする。
EWIGKEIT-Battle Furies ★★ (2008-12-25 07:05:00)
97年発表の1st。邦題は「暗黒の戦士」。
ブラックを基調としながらインダストリアル、メタルコア、民族音楽など様々な音楽性を噛み砕いて取り入れた「Radio Ixtlan」とは異なり、この時点ではまだ打ち込みドラムの薄っぺらなバンドサウンドをアトモスフェリックなキーボードが包み込む、典型的なシンフォニック・ブラックといえる音楽性で、剰えBURZUMのカヴァーまで演ってます(日本盤ボーナス)。
ティンパニやオーケストラヒットの音色、女性ヴォーカルも盛り込んだドラマ性のある展開、フレーズが不鮮明なノイジーさで情景描写に貢献したり、正統派っぽいリフを弾いて勇壮さを演出したりを上手く使い分けるギターなど、曲のレベルはなかなかに高いのではないでしょうか。
「Radio Ixtlan」とは殆ど別のバンドみたいですが、曲の世界観がどこかSFじみているのは共通し
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CRADLE OF FILTH-Godspeed on the Devil’s Thunder: The Life and Crimes of Gilles de Rais-A Thousand Hands on the Maid of Ruin ★★★ (2008-12-23 21:51:49)
8分に及ぶインスト曲で、デラックスエディションの二枚目に収録されているのがもったいないクオリティながら、そこにしか入れ場所のないような曲だと思います。多くの非メタラーが苦手とするデスヴォイス無しに彼らの耽美性やメタリックな演奏のかっこよさを味わえるので、友人洗脳用メタルCD-R/MDなどを編集する際にこっそり入れておくと意外な効果がある…かも(笑)。
CRADLE OF FILTH-Godspeed on the Devil’s Thunder: The Life and Crimes of Gilles de Rais-The Death of Love ★★★ (2008-12-23 21:47:16)
ブラックらしからぬ、一回聴いたら口ずさめそうなキャッチーな女性コーラスを配したゴシック寄りの曲で、以前の名曲「Her Ghost in the Fog」の再来を思わせる曲。エグい濁声で微妙にメロディを追いながら歌うDaniの声も非常にかっこいい。そんなにエクストリームメタルに触れてない人にもお勧め出来る間口の広さがあると思います。
CRADLE OF FILTH-Godspeed on the Devil’s Thunder: The Life and Crimes of Gilles de Rais-Shat Out of Hell ★★★ (2008-12-23 21:43:47)
この曲を聴いてまず驚いたのは、かつてない程のドラムの軽快さ。
ドラマー交代は賛否あるようですが、今作みたいな疾走パート中心の作風には彼の音が合っているように思います。メジャーブラックにしては少し軽めな音作りですが、例えばBEHEMOTHくらいへヴィにしてしまったらこの感じは出せないと思う。
CRADLE OF FILTH-Godspeed on the Devil’s Thunder: The Life and Crimes of Gilles de Rais-Darkness Incarnate ★★★ (2008-12-23 21:40:33)
この曲の子供の語り、Dani Filthの娘が演ってるって本当なんでしょうか。なんかDaniって娘にめっちゃ甘そうですよね。レコーディングスタジオとかでちやほやしてそう(他のメンバーに自慢したりとか・笑)。
曲的にはどこか迷いを振り切った感じがあります。正統派ぶったりとか実験要素入れたりとか余計な事をしないで、バンドの持ち味を全面に出して勝負した音は本当にかっこいい。
CRADLE OF FILTH-Godspeed on the Devil’s Thunder: The Life and Crimes of Gilles de Rais-Honey and Sulphur ★★★ (2008-12-23 21:35:49)
このアルバムのリードトラックを決めるなら、おそらくこの曲になるんじゃないでしょうか。このアルバムと同時期に1stを出したSOTHISやABIGAIL WILLIAMSなど、CRADLEよりも派手な音像を提示するバンドが結構出てきてますが、ここまでフレーズや音像が派出(で分かりやすい)な曲はなかなか無いと思います。こういう曲をもっと入れて欲しい。
ANSUR-Axiom-Desert Messiah ★★★ (2008-12-22 23:36:13)
この曲のトレモロ疾走パートは、ストレート過ぎずプログレッシブ過ぎずで本当にかっこいいなぁ…こういうパートも書けるんだから、普通のブラックやってもいいものが出来そう。こんな感じのパートが2ndにも少しでもあったら良かったんだけど…。
ANSUR-Warring Factions-An Exercise in Depth of Field ★★★ (2008-12-22 23:35:22)
パーカッシブなイントロに始まり、カントリー的なパートまで登場する衝撃的な曲。
一応エクストリームメタル聴いてるのに、バーで盛り上がってる男達や草競馬に興じる人々といったなんだか微笑ましい光景が思い浮かびます(笑)。ここまでやってくれるなら、ブラックの価値観から離れすぎてる事はなんら問題じゃないです。
ANSUR-Warring Factions ★★ (2008-12-22 23:34:00)
2008年発表の2nd。
ZYKLON、ex-EMPERORのSamothのレーベルよりのリリース。
1stを聴いた限りでは、大味な部分もあるとはいえENSLAVEDを思わせるプログレッシブなブラックメタルを演っていて、このままスピリチュアルかつエクストリームな方向に行くのかな…と思ってたら、何だか凄い方向に舵を切ってきましたね…。
ブラストやトレモロといったブラックに典型的な要素はほぼ廃し、ハモンドの音色や複雑な展開を多用した、プログレメタル的な音像に変化。更にブルージーな泣きギターソロやカントリーっぽいパートまで飛び出し、リスナーの意表を付くという意味ではエクストリームメタル屈指といえる音に。ただ、音自体は十分面白く聴けますが、それに伴ってヴォーカルから殺気が消え、汚いおっさん声になってしまっているのは個人的には超マイナス。正直、聴いててイラっと来る
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THORNGOTH-Rauhnacht ★★ (2008-12-21 23:41:00)
2008年発表の2nd。
前作同様、LUNAR AURORAの「元キーボーディスト」が中心になっているとは思えない、メロディ担当楽器がギター>>>キーボードな北欧メロブラ風ジャーマン・ブラックですが…前作と比べると、音像といいメロディといい、淡い情景を描く傾向が強まっているように思います。
また、冒頭の呻き声のサンプリングからのフェイドインによる奇妙なオープニングや、荒い歪みの中から聞こえる幽かなメロディと軽めのブラストの醸し出す浮遊感や非現実感など、どこかLUNAR AURORAにも通じる感性が感じられるパートもちらほら見られるようになってますね。
ただ、淡い情景を描いている事は、少し地味になっているようにも思えてしまうかもしれない訳で…取っ付きやすさは少し下がっているかもしれません。メロディック・ブラックが好きで、NAGLFARやDISSEC
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THORNGOTH-Rauhnacht-Nihilistic Visions ★★★ (2008-12-21 23:39:20)
NAGLFARやDARK FUNERALなどスウェディッシュ勢のメロブラと比べると薄暗くて淡い感触の強い音なんですが、そういう雰囲気をキープしつつドラマティックな展開で聴かせてくれるのが良いですね。音像と曲の展開が良く合ってると思います。
THORNGOTH-Rauhnacht-Abgrund ★★ (2008-12-21 23:36:45)
曲自体淡い音像の中に挿入されるメロディが味わい深い、なかなか良質なメロブラという感じですが、ヴォーカルのエフェクトが(一部分だけど)面白いですね…。何も声が乱れた所を強調しなくても(笑)。
SATYRICON-The Age of Nero-Last Man Standing ★★★ (2008-12-20 22:39:23)
やっぱりSATYRICONって、メロディ要素が以前ほど前に出て来なくなっただけで、メロディのセンスそのものは類稀なものがあると思います。麻薬中毒者が見る幻覚で、血管の中を蛆や蛇が這い回るというものがあるらしいですが、それを音で表現したかのような、気持ち悪い流れのメロディ。
SATYRICON-The Age of Nero-The Wolfpack ★★★ (2008-12-20 22:35:41)
前作並みか、それ以上にキャッチーなヴォーカルラインが特徴な曲。
デスヴォイスの曲なのに口ずさめるし、やろうとおもえば輪唱だって出来そうだし(笑)。取っ付きやすさ、聴きやすさを備えていながら、内に秘めたスピリチュアルかつダークなエナジーはどんなブルータルなメタルにも負けていないと思います。
SATYRICON-The Age of Nero-Commando ★★ (2008-12-20 22:31:24)
この曲、アートワークと音が凄くマッチしてますよね。
アートワークの軍用ヘリの編隊が空襲に来たかのような冷徹で殺気を孕んだ「戦闘開始!」なオープニングにテンション上がります。ただ、「Push hard」の普通声の歌い方が微妙にダサめなのが少し残念。
SATYRICON-The Age of Nero-Den siste ★★★ (2008-12-20 22:28:35)
母国語で歌ってることも大きいのかもしれませんが、この不吉で湿り気のあるムードは表現方法こそ全く違うものの、1stや2ndにも通じる物があると思います。鬱や絶望など、極端な感情の表現に優れたバンドは数あれど、「不吉さ」みたいな淡い雰囲気をここまで堂々と、威風を持って表現できるのは彼等くらいではないでしょうか。
GRUNT-Seer of Decay-Electrified Steel ★★★ (2008-12-20 22:22:01)
これは…実際に戦地に赴いて、空襲の様子をフィールドレコーディングしてきた…と噂が立ってもおかしくないような豪音ですね。社長ならやりかねないし(笑)。ノイズが一部歯医者のドリルみたいですが…案外歯医者嫌いの小学生が治療受けてる時の心象風景を無駄にリアルかつやたらシリアスに表現したらこんな感じかも?「痛い痛い痛い痛い手挙げてるのに!!!」みたいな(笑)。
GRUNT ★★ (2008-12-20 22:22:00)
DEATHSPELL OMEGAやCLANDESTINE BLAZE等で名を馳せる、Mikko Aspaのノイズ・プロジェクト。
この名義の作品をリリースしてるFreak Animalも彼が設立したレーベルだとか。
ポルノも自前で撮影してるらしいし、ほんとアングラの寵児みたいな人ですね…。
何十年か後、カルトな物を好む人たちの間で伝説になってそうな気がします。
GRUNT-Seer of Decay-Recycled Ironworks ★★★ (2008-12-20 22:21:10)
これ普通の音量で聴いたら耳潰れますって(笑)
冷静に聴くと始まりと終わりでそこまで音圧が違うわけではないんですが、段々音のボルテージが上がってる感じもするし。私は流石に音量下げて聴いてますけど、こんなんじゃ社長に「お前が俺の音楽に触れるのは百年早いぜ」とか言われそうです(笑)。
GRUNT-Seer of Decay ★★ (2008-12-20 22:19:00)
何枚目かは分かりませんが、2006年発表の二枚組アルバム。
一枚目は小品を11曲で約50分、二枚目は4曲入りで一時間を超える大作主義な作風という内容。
DEATHSPELL OMEGAのヴォーカルも努め、今やブラック好きでその名を知らぬ者は
いないのでは…という程の大物である、社長ことMikko Aspaですが、彼はノイズ界隈でも
かなりの有名人で、既にこのGRUNTとNICOLE 12名義では来日も果たしているとか。
内容はカルトなメタル好きにも受けそうな轟音インダストリアル/ノイズで、耳の周りに
小さい戦闘機が絨毯爆撃してるような音、大量の金属の塊が転がり落ちながら粉々になって
ノイズが生まれるような音、三半規管がイカれそうな奇妙な波形のノイズ音など、
音作りの上手さには人気・知名度の高さを裏付けるだけの物があると思います。
…が
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TAAKE-Taake ★★★ (2008-12-10 23:27:00)
2008年発表の4th。
ブラック特有の寒々しさや幽玄さ、オールドスクールでダーティな雰囲気、メロデスに通じるメロウな泣きなど、ブラックのリフ捌きによって表現できる感情や情景をいずれも高いレベルで表現しているブラックメタルを演っているのは相変わらずですね。ブラックのリフ捌きの理想系の一つと言っても良いくらいの音楽性で、3rd同様、ブラック好き以外にもメロデスなどリフのかっこよさを最重視するタイプのメタルを愛好するリスナーにも大いにアピール出来る作風ではないかと思います。
ただ、今回は画面の真ん中にザラザラしたノイズが入っているような少し辛口な音質のため、ブラックをある程度聴いている人でないと受け入れがたい部分もあるかもしれません。でもこの音質が、寒々しいパートでは吹雪のようなイメージ、幽玄なパートでは霧が掛かったようなイメージを加味したり、オールドスクールなパ
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DIR EN GREY-UROBOROS-VINUSHKA ★★★ (2008-12-09 18:30:33)
蝋燭の明かりのみを頼りに冥府の川を小舟で渡るかのような暗黒かつ深遠なムードのあるオープニングにも驚きましたが、その後のヘヴィパート聴いて更に驚きました。Dirってこんな説得力に満ちたリフ書けたっけ…間違い無くこのアルバムを象徴する曲だと思います。
ムードの濃さでは海外の一流の暗黒系のバンドを凌ぐ物があると思う。いわゆる「ジャパメタ」として認知されてるシーンからは出てこなそうな音だし、Dirが海外に行ったりせずV系ファンのみを相手に内輪受けな音楽を演ってても、こういう曲は出来なかったんじゃないかと思います。
DIR EN GREY-UROBOROS-蜷局 ★★★ (2008-12-09 18:21:56)
歌詞のイメージよりも、メロディの感覚が「蜷局」という感じがしますね。タイトル的にウロボロスを象徴している気もするし、「VINUSHKA」が「Uroboros」の縮図的な曲だとしたら、こっちは「Uroboros」を紐解くための楔となる一曲だと思います。
NADJA-Thaumogenesis + Thaumoradiance ★★ (2008-12-09 18:08:00)
NADJA初となる日本盤。
2006年発表の「Thaumogenesis」と2008年発表の「Thaumoradiance」をカップリング、
更にKHANATEのメンバーによるリミックス作品を付けた二枚組。NADJAはその手のマニアの
間ではかなり評判になっているようですが、ディスコグラフィー見てみても作品数が
膨大過ぎてどのアルバムが取っ掛かりとして最適なのか分からなかったので、
こういう日本盤がリリースされるのは嬉しいです。
「Thaumogenesis」
こちらは一時間を越える大作を1曲収録。SUNN O)))やKTL等と同様、ドローン/パワー
アンビエントなどと形容される音ですが、NADJAの描く世界観は情景描写志向がより強く、
もっと壮大で、どこか美しさを感じさせるものがあると思います。原初、無から混沌が生まれ、
混沌
…続き
DARKTHRONE-F.O.A.D. ★★ (2008-12-04 22:14:00)
2007年発表の12th。
巷でも言われている通り、トレモロやRAWなギターの音色などにブラックの要素を残しつつ
ハードコアに近付いたスタイルで、アングラ感溢れる「あやしい」音ではあっても、
妖気や面妖さの「妖しい」ではなく、いかがわしさや野蛮さのある「怪しい」音。
最早以前の地下に悪魔崇拝の祭壇を作ってそうな作風からはかなりの開きがある音で、
船からバイクに乗り換えたヴァイキングの末裔のバイカー達が、バーに集まって
一旗挙げると息巻きながら聴いてそうな感じの雰囲気。
ただ、こういう音楽性自体は嫌いじゃないんですが、ヴォーカルが直接的な攻撃性や
冷酷さに向かわず、酒に酔ったようながなりを多用していかがわしさを出す方向に
行ってる曲が多いのはちょっと好みに合わないかも…。ブラック的ながなり声の方は
ふてぶてしいまでの声の太さもあっ
…続き
BEHEMOTH-At the Arena ov Aion - Live Apostasy ★★★ (2008-12-02 17:30:00)
2008年発表のライブ盤。
…今までにライブ音源はEP「Conjuration」「Slave Shall Serve」やDVD「Crush. Fukk. Create.」などでリリースしている彼らですが…それらを持ってるからという理由でこのアルバムをスルーしようとしている人がいるなら、「それは大きな間違いである」と断言しておきます。今までとは迫力が段違い。これ以上メタルの「肉体的な魅力」を体現している作品があるなら教えて欲しいくらいです。
まずは音質が素晴らしく良いですね。
今回はスタジオ盤と比較しても遜色無い、クリアな音が実現されてるのではないでしょうか。この手のライブ盤としては破格の綺麗さで、迫力ではスタジオ盤を凌ぐと思います。特にInfernoのドラミングはライブでも素晴らしく、破壊の神が世界を滅ぼす為の踊りがあるとしたら、こんな感じのステップだろ
…続き
SATYRICON-The Shadowthrone ★★★ (2008-12-02 17:23:00)
94年発表の2nd。
メロディックブラック/トラッド寄りブラックとしての支持の厚いこのアルバムですが、私はBURZUMとは違う方法論で、ブラックをアンビエントに接近させた作品なんじゃないかと思ってます。特にギターの、時にノイズ質で音像に靄をかけ、催眠的な雰囲気を強めたり、時に中世的メロディで直接情景を描いたりなど、バンド音楽としてのグルーヴは二の次で情景を描く事に専念している音色にそれが顕著。
早い話、Satyrのソロで中世的な世界観を描き出すシンセアンビエントのWONGRAVENを、描く情景はそのままにブラックの音像で表現した感じ。最近VELVET CACOONやALCESTなど、ブラックのノイズ質を利用してアンビエントやシューゲイザーに接近するバンドが認知されはじめてますが…私はBURZUMがこのムーブメントの源流にいると思ってたんですが、初期SATYRI
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VIRUS(NORWAY)-THE BLACK FLUX ★★★ (2008-12-02 17:20:00)
2008年発表の2nd。
四階から転落し、数ヶ月にわたる昏睡状態が続いたというニュースで多くのブラック好きを心配させたCzralですが…これを聴く限りでは完全に復活したみたいですね。AURA NOIRでも新作を出したみたいだし、本当に良かったです…。
1stのスタイルを踏襲しつつ、ジャズ的アンサンブル志向を高めた音楽性は、VIRUSの新作でありながらVED BUENS ENDEの続編的と言えるかもしれません。VBEの抽象的かつ泥沼な雰囲気と、(VIRUSの)1stでの悪意に満ちたキッチュさを両立させた作風になっていると思います。淡いノイズを纏ったギターメロは立ち上る瘴気が、物理法則に反して昇るごとに濃くなるような気持ち悪さがあるし、ベースも妖しく蠢くだけでなく、時に場違いに明るめのメロを入れてきたりして素敵に気持ち悪いです(笑)。
このアルバムって、ヴォ
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