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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 2901-2950
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I-Between Two Worlds ★★ (2010-02-17 06:39:00)
2006年発表の1st。
IMMORTALやGORGOROTH、ENSLAVEDなど有名ブラックメタルバンドのメンバーが集結したスーパープロジェクトということで、日本盤も出たアルバムですが…面子に反して、作風が正統派なHMであったこともあり、雑誌の評価は決して芳しい物ではなかったように記憶してるんですが(私も当時スルーしてしまった)…やっぱり自分の耳で聴かないと駄目ですね。
これ、かなりかっこいいアルバムに仕上がってると思いますよ。
路線的には、前述の通り正統派に近いメタルなんですが…あくまでリフ重視の作りであり、派手なリードプレイや疾走、ハイトーンは使用しない作風であること、威厳とどす黒さの滲み出るようなミッドテンポ中心であること、ヴォーカルがある程度メロディを追いつつもドスの効いた濁声であることなど、随所に「ブラックメタルらしさ」の感じられる作品。
…続き
MALVEILLANCE ★★ (2010-02-16 21:19:00)
カナダ産ブラック。
ブラックとハードコアとの繋がりを語る際、よく引き合いに出されるバンド。
フランス語のバンド名や曲名でピンと来ましたが、このバンドもケベックですか…。
もはや、ケベック出身以外のカナディアン・ブラックの方が珍しいのでは…(笑)
MALVEILLANCE-Just Fuck off ★★ (2010-02-16 21:18:00)
2006年発表の3rd。
「D-Beatに影響を受けたブラック」ということで、ジャンルを横断してブラックを聴く人には人気のバンドですが…音像は確かにプリブラ的ながら、リズムがハードコア由来のノリの良いものであったり、リフも寒々しい雰囲気や邪悪さではなく、そのリズムの強さを更に強調するものであったり、プリブラの中でもパンク/ハードコア要素の強い、独自の路線を貫いていますね。
…元々、ILDJARNの音楽性がパンク/ハードコアとの類似を指摘されているとおり、プリブラって意外と創生期からハードコアとの接点があるみたいですが、ノイズ音楽にまで近付いたILDJARNと比べると、このバンドの音は歪ませ方が典型的なプリブラっぽく、慣れた耳に痛くない(ILDJARNは慣れてもキツい)ため、割と聴きやすい音だと思う。
ヴォーカルもハードコアの野蛮さではなく、プリブラの狂気
…続き
MOLOCH (UKRAINA) ★★ (2010-02-16 06:56:00)
ウクライナ産鬱ブラック/アンビエント。
…このバンドのヴォーカルも相当キてますが…最早鬱ブラックに狂った
感情剥き出しのヴォーカルという組み合わせは、ブラック好きの間では
デフォルトな認識のせいか、もうSILENCERの局所的なブームや、SORTSINDの
再発時のような盛り上がりにはなりませんね…。
いちブラックファンとしては、ちょっと寂しいかも。
でも、それ以上に店の人は売り文句書くのも一苦労だなぁ…とか思ってしまいます(笑)。
MOLOCH (UKRAINA)-DEPRESSION OF SURTR-DIE ALTE ESSENZ EINER INZWISCHEN TOTEN WELT ★★ (2010-02-16 06:52:22)
低音の効いた抑圧されたような音像と、鬱ブラらしい暗いメロディがNORTTやI SHALT BECOMEにも通じる、湿った空気を演出する曲。アンビエントも演っているだけあって、この辺りのセンスに間違いはないですね。
MOLOCH (UKRAINA)-DEPRESSION OF SURTR-DEPRESSION OF SURTR ★★ (2010-02-16 06:49:12)
アルバムをここまで聴いてきた限りでは、「あ、普通に鬱ブラック出来るんだ」とか思いました(笑)。だって前半カルト志向過ぎるんだもん。曲としては、意外にドラムの金物の音が特に良いです。何故だか聴き入ってしまう音。
MOLOCH (UKRAINA)-DEPRESSION OF SURTR ★★ (2010-02-16 06:45:00)
2008年発表の企画盤。
07年発表のフル「A Journey to the Vyrdin」からの音源を中心に、スプリット提供曲や未発表曲を詰め込んだ、70分を超える大ボリュームの内容。店の歌い文句によると…このバンドはSILENCERやSORTSIND、辺りにも匹敵する、狂気じみた悲痛絶叫が聴ける鬱ブラックとして評価されている、とのことですが…
確かにこのヴォーカル、狂ってますねぇ。
ただ、SILENCERと比較すると、狂性だけでなく、「悔しさ」「無念さ」を噛み締めながら叫んでいるような、妙な人間臭さがあってそこが妙に生々しいんですよね…。
サウンドの方は、ヴォーカル以上に極悪非道。
一般に、鬱ブラックって悲しげなメロディで聴き手の気分を抑鬱する傾向にありますが、このバンドは金属が擦れ合うような不快感スレスレの強烈なノイズの掛かった
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GHOST CRIES-LONGING-ALONE IN THE VOID ★★ (2010-02-14 21:06:07)
割と普通に質の高いヘヴィロックしてると思いきや、サビのギターフレーズが妙に耳に残って離れません。聞き流そうとしても聞き流せないような感じ。
GHOST CRIES-LONGING-DAWN ★★★ (2010-02-14 21:04:30)
もうこの暗さだけで十分曲のキャラが立ってると思う。
GHOST CRIES-LONGING ★★ (2010-02-14 21:01:00)
09年発表の3曲入りEP。
HEAD PHONES PRESIDENTを筆頭に、ヘヴィロックの重さと女性ヴォーカルの情念を
掛け合わせて、シリアスな世界観を演出するバンドが最近増えてきている気がするんですが、
彼らもそうした要素の強い音楽を演ってますね。1曲目から「重さ」に頼り過ぎない、
確りしたリフ作りを聴かせてくれ、「おおっ」と思わせますが…続く2曲目では(一部)
葬式ドゥーム並の暗さ、3曲目では妙に印象に残るサビのギタメロなどが聴け、曲毎の個性の
付け方もなかなか。凄く「先」に期待したくなる3曲を詰めた作品だと思います。
デスとノーマルを使い分けるヴォーカルも、デス声は声量がもう少し欲しいですが、十分凶悪で
女性特有の獰猛さがあるし、ノーマル声も普通の歌いあげからデス声寸前の崩れた声、
部屋の隅っこで膝抱えてそうな泣く寸前っぽい
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ISOLATION-ISOLATION-QUIET THESE COLOURS WILL FADE ★★★ (2010-02-14 09:55:25)
聴いているとどんどん曲の世界に引き込まれていて、もっと聴いていたいな…と思うくらいのところで、丁度曲がフェイドアウトする困った曲。最初クロスフェードデモ的なあれかと思いましたもん(笑)。でも、演奏時間見たらちゃんと5分経ってる…。まあそれだけ陶酔感の強い、魅力的な曲という事でしょう。
ISOLATION-ISOLATION ★★ (2010-02-14 09:53:00)
2008年発表の音源集。
「Hier am Ende der Weld」デモ(3,4,6曲目)と「A Prayer for the World to End」デモ(2,5曲目)に加え、イントロとアウトロを付け加えて一つの作品として纏めた編集盤。
AUSTEREともスプリットを出しているので、鬱ブラック好きの間での知名度は結構あるほうだと思いますが…このバンドが演っているのも、当然ながら筋金入りの鬱ブラック。ただ、このバンドはメロディから受ける感情が「悲痛さ・哀愁」>>「鬱・絶望」という感じなのが特徴。メロディの構成要素が、鬱ブラック要素9割に加えて、ブルーズの哀愁が1割くらい混じっているような哀感なんですよね…あくまでも「印象」ですが。
そのメロディに加えて、ミディアム基調ながら単調でないリズムの構成など、鬱ブラックなのに何故か「動的」な印象を受けるんで
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MARIO CHILD (MARIO CROSS CHILD)-FANTASIA OF LABYRINTH~迷宮の幻想曲~-FAIRY OF TURQUOISE PLANET ★★★ (2010-02-13 22:58:19)
入りのリフへのキーの乗せ方の時点でいきなりモロにクサメタルしてますが、そんなことで驚いてはいけません。なにせこんなキーが全編に入ってますから…取り合えず、一般メタラーの嗜好に合わせて抑えよう、とかいう日和った発想は全く無さそうなのが頼もしいです。
MARIO CHILD (MARIO CROSS CHILD) ★★ (2010-02-13 22:58:00)
正確にはMARIO † CHILD(マリオ・クロス・チャイルド)。
新進気鋭の国産ファンタジーメタルバンドです。
…こういう、バンド名に記号が入ってる場合はどう登録すれば良いんだろう…。
以前<CODE>を登録したらバグって管理人様に修正してもらうことになったし…。
(結局、その時は<>を付けずに登録しましたが…)
MARIO CHILD (MARIO CROSS CHILD)-FANTASIA OF LABYRINTH~迷宮の幻想曲~ ★★ (2010-02-13 22:56:00)
2010年発表の1stミニアルバム。
キャッチコピーには、「神秘的で幻想的で中性的な妖精音楽プロジェクト」とありますが…
そんなに「~的」を連呼されると、逆に音楽性を想像しづらいんですが(笑)。
端的に言ってしまえば、MALICE MIZERやVERSAILLES辺りの耽美かつ煌びやかな路線のV系と、
DRAGON GUARDIANやあめのむらくも辺りの、最近現れ始めた国産RPGメタルを主なルーツに
持つであろう、シンフォニックな、歌謡的なメタル。
…この作品の最大の特徴は、何と言ってもそのキーボード。
「キーボードの入っていないパートなんて殆ど無いのでは」と言うくらい、全編に渡って
キーが配された、極めて煌びやかな音像。…徹底したシンフォ路線を貫くブラックとか、
キーが主軸になっている音楽性のバンドならともかく、歌モノの路線でここま
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ENDSTILLE-Verfuhrer-Depressive/abstract/banished/despised ★★★ (2010-02-12 21:32:15)
オールドスクールなテンポに恨みの篭もったヴォーカルが乗る曲で、アルバムの中では異色といえる曲。でも、ヴォーカルもAttilaのような儀式的な感じよりも、「憎み殺す」ような印象が強いし、やはり浮かんでくるのは血と憎悪に塗れた戦場。
ENDSTILLE-Verfuhrer ★★ (2010-02-12 21:28:00)
2009年発表の6th。
同じファストブラックであっても、例えばMARDUKや1349はアルバム毎に多少なりともカラーの違いがあるものですが、このバンドは見事なまでに前作同様の路線ですね。「俺達はこれが演りたいんだ!!メジャー化やリスナーの嗜好など知った事か!!」とでも言わんばかりの我の貫きっ振りが素晴らしい。この分だと、ヴォーカルの狂性や音質全般、リフの切れ味などクオリティの底上げはあっても、デビュー時からずっと変わらなそうです。まあ、このアルバムと前作しか聴いた事ないので、あくまで印象ですが。
という訳で、相も変わらずスウェディッシュ勢のファストブラックを更に凶悪化させたような、撃滅WARブラックを演ってますね。ヴォーカルの喉が引き千切れる寸前のような自棄くそ絶叫、憎悪の炎を宿したような音色のヂリヂリギター、機銃掃射系ブラストビートと音の全てで「戦争」を体
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MARY'S BLOOD ★★ (2010-02-12 18:48:00)
元DESTROSEのメンバー4名を中心に結成したバンド。
今年初め、1stとなるシングルをリリースしました。
MARY'S BLOOD-SAVE THE QUEEN / THE FIFTH INFERNO ★★ (2010-02-12 18:47:00)
2010年発表の1stシングル。
…DESTROSEは各所にポスターが掲示されたり、雑誌にインタビューが掲載されたりして、
気にはなっていたんですが、なかなか音源を聴く機会に恵まれず、今まで未聴のままでしたが、
新たに元DESTROSEのメンバーが新バンドを結成し、シングルを出すという情報が入ったので
取り敢えず購入し聴いてみる事に。
感想としては、ごく正統にクオリティの高い、歌謡要素も含むジャパメタという感じですね。
先日出たALDIOUSといい、演奏にしろプロダクションにしろ、新人バンドとしてはそつが
なさ過ぎるくらいにそつのない音。歌唱や歌メロ、歌詞の世界観がハードロック的な
体育会系イズムではなく、情念や叙情性を重視しているのも私の嗜好にピッタリ。
特にメタル的ハイトーンではなく、ロック系の勢いある歌唱は、メタリックで歌謡曲的
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TROLL-Neo-Satanic Supremacy ★★ (2010-02-11 11:28:00)
2010年発表の3rd。
元DIMMU BORGIRのNagashが中心となったシンフォニック・ブラックだそうですが…個人的にはNagashって、DIMMUよりもCARPE TENEBRUM(NagashとAstennuの元DIMMUコンビによるシンフォブラック)でのイメージが強いんですよね。CARPE~の作曲面の舵はAstennu氏が握っていたらしく、Nagash脱退後はブラックからデスに路線を変更してしまい、かなりがっかりしたんですが、この作品は正にブラックの妖しさを体現していた頃のCARPE TENEBRUMの続編と作風を更に洗練させたような雰囲気がありますね。
路線としては、生のオーケストラを導入し、圧倒的な荘厳さを見せつけるDIMMUとは異なり、キーボードはあくまでブラック特有の、背筋が凍るような雰囲気の演出を重視している感じ。適度に洗練されたプロダ
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MORK-PREPOSTEROUS ★★★ (2010-02-11 00:04:00)
2008年発表の1st(6曲入りEP?)。
ブラジルから新たなシンフォニック・ブラックの期待の星の登場です。
某CDショップ…っていうかDISK HELLの入荷情報掲示板で、まだアングライズム前回だった頃のCRADLEやDIMMU、Nocturnal Art Production所属バンドなどが引き合いに出され、90年代のブラックの妖しさを継承した、近年のメジャー志向のシンフォ系のバンドとは確実に一線を画す新人バンドの登場…と、大絶賛で紹介されていたのでご存知のマニアの方も多いと思われますが…私もその口車に見事に乗せられ、CDを購入したクチなんですが(笑)、これは良いですね。
キーボードの、「生音には無い独特の厚み」を利用し、独特の音像を構築する事でブラック特有の底知れない雰囲気を演出していくタイプのシンフォブラックで、確かに初期LIMBONIC ART
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上海アリス幻樂団-蓮台野夜行~ghostly Field Club-魔法少女十字軍 ★★★ (2010-02-09 22:30:07)
実はこの曲のSEVENTH-HEAVEN MAXIONのアレンジ「Harmonie」を店内で偶然聞き、余りのクサさにレジに持っていった事がこのジャンルにハマるきっかけだったので、個人的に凄く思い入れがあるんですよね…多分この曲を聴いていなかったら、今頃東方の原作もプレイしてなかったと思います。
しかしこれ、個人の思い入れを抜きにしても、クサメタラー殺しの名曲でしょう。だってメロディのフレーズそれ自体も音色の選び方も、クサメタル以上にクサメタルしてるんだもん。あとは、タイトルがもっとクサメタラー受けする感じだと良かったかな?何となく、(失礼だけど)「魔法少女」と聞くと幼児かオタク向けアニメっていう印象があるので。
上海アリス幻樂団-東方花映塚~phantasmagoria of Flower View.-六十年目の東方裁判~fate of Sixty Years ★★★ (2010-02-09 22:22:15)
最近花映塚も買った(ティンクルスター~にそっくりなシステムにびっくり)んですが、この曲のリズミカルなフレーズで聞かせ、その余韻をキーボードで引き取るパートの美しさに、プレイ中にも関わらず感銘を受けました…そして撃墜された(笑)。引き取りのフレーズが思いっきり手癖っぽいですけど、その「手癖」が好きなんです。
上海アリス幻樂団-東方夢時空~phantasmagoria of Dim.dream-東方妖恋談 ★★★ (2010-02-09 22:18:49)
個人的には「少女綺想曲」よりこっちの方が好き。
サビに向かって盛り上がっていく構成といい、サビメロのごく分かりやすいヒロイックさといい、実にシューティングの主人公っぽい曲だと思います。でも、この曲からは、暢気な会話なんかせずに妖怪をバッタバッタと薙ぎ倒してるイメージが浮かびますが(笑)。
ストロベリーソングオーケストラ-血の濫觴-狂れた埋葬虫、電波、赤マント! ★★★ (2010-02-09 22:06:26)
この曲をほんの少し聴いただけで、「あ、デス声弱っwww」と思って購入を止めた(後からどうしても気になって買ったけど)私は、音楽ファンとして、どんな謗りを受けても仕方ないと思う…ばーかばーか。
この曲にはこのヴォーカルじゃなきゃ駄目でしょう。デス声というより、パーカッシブで怪しい濁声という感じで、物凄く表現力のある暗黒紙芝居の演者のような雰囲気がある。デス好きには厳しいかもですが、スラッシュの怪しいアングラさが好きな方なんかは共感できるのでは。曲自体は…エキセントリックさがキャッチーさに繋がるレベルまで達している感じで…取り敢えず「最高!」と言っておきます。
ストロベリーソングオーケストラ-血の濫觴-非傀儡宣言 ★★★ (2010-02-09 21:57:28)
2曲目で圧倒的な世界観を見せ付けつつ、それを引き継ぎ更にアルバムの世界の深くに引き込んでいく3曲目。ギターワークへのピアノの絡め方とか、メタル視点で見ても十二分にかっこいい。ラスト近くの声楽的美声と(スラッシュ曲歌う時の瞬火さん風の)濁声が重なる箇所では、もう絶頂を迎えそうになりますね。
個人的に、語りパートのバックの「非傀儡宣言」の掛け声が好き。無垢故に、怪しげな思想を持つ怪人に洗脳された子供たちのシュプレヒコールを聞いているような、妙な背徳感があります(笑)。
ストロベリーソングオーケストラ-血の濫觴-大空を失った男 ★★★ (2010-02-09 21:51:48)
バンドの書くメロディと、美歌嬢の歌声の半端ない美しさが堪能出来ること、途中で台詞が入るシアトリカルな展開をすることなど、陰陽座の「安達ヶ原」に近い曲なのかも。ラストの、美メロで聴かせた後、離陸し盛り上げるパートなんかは「やっぱ音楽って凄いよね…」と、なにか根本的な部分での感動すら覚えます。
…でも、語りのパートの第一印象は、こんなクレーマーが会社に来たら困るなぁ…でした(笑)。
ストロベリーソングオーケストラ-血の濫觴-新月に君想う ★★★ (2010-02-07 20:24:53)
歌詞の内容は全く違うんですが、胸の琴線への触れ方や、曲を通じて見えてくる情景が、どこか陰陽座の「星の宿り」「夢虫」などとも共通する、美しい曲。録音状態が良いので、美歌さんの美声が思う存分堪能出来ます。
…陰陽座の「星の宿り」や、犬神の「陽炎」辺りもそうですが、アングラな志向を持ったバンドが普遍的な物を作ろうとすると、凄まじい傑作が出来ることが多いと思う。やっぱり、アーティストとしての本質的な部分が優れていない限り、アングラ音楽なんか出来ない、やっても自己満にしかならない、ということでしょうか。
ストロベリーソングオーケストラ-血の濫觴 ★★ (2010-02-07 20:23:00)
現編成になってから初のフルアルバム。2009年発表。
これはヤバいバンドが出てきましたね、陰陽座や犬神サーカス団的に(笑)。
バンドの描く世界観は、正にジャケやキャッチコピー通りの、昭和文化の如何わしい部分を
前面に押し出したもので、「地獄の子守唄」期の犬神と通じるものがありますね。
台詞や寸劇を入れたり、聴かせるべき所では極上のメロディが出て来るセンスも似てます。
ただ、グロ寄りだった犬神に対し、こっちはもっと奇天烈というか、当時の文化の
ケレン味を最重視してる感じ。
また、結局の所ごく真っ当なハードロックが根底にある(と思う)犬神に比べると、こっちは
スラッシュ要素や三味線、サックスとピアノを取り入れたジャズ、プログレ的な展開など
様々な要素を取り入れ、更に好き放題やってる感がありますね。犬神も相当音楽性の幅は
広いんですが
…続き
5150-シンフォニック東方Ⅱ(龍5150) ★★ (2010-02-04 21:47:00)
龍5150名義による東方アレンジ第2弾。2009年発表。
…この人の作品は、そのオリジナリティから担当者に目を付けられ、同人とは全く関係の無い
DISK HEAVENなどのメタル専門店にも置かれたようですね。確かにそれだけのものがあるかと。
メロスピを中心に、シンフォニックブラック、バラードまでの幅広い楽曲を本人の声楽的
歌唱による多重コーラスで包む、極めて独創的な音楽性は、その高いクオリティとも
相まって、ちょっと聴いただけでもCROW'SCLAWだとか、IRON ATTACK!だとかこのジャンルの
トップクラスのサークルと同じか、それ以上のインパクトを与えるように思います。
個人的にこの人の一番素晴らしいと思うところは、メタルの表現方法に対して、凄く真摯かつ
勉強熱心な印象を受けること。例えばヴォーカルですが…普通声は低音にはシンフォブ
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DARK FORTRESS-Ylem ★★★ (2010-02-02 18:28:00)
2010年発表の6th。
このバンドは94年ごろから活動する古参で、メロブラ・シンフォブラ好きの間でも高い評価を得ているということですが、私はこの作品が初体験。
1曲目の頭からかなりメロディックなリードギターが挿入され、確かに「メロブラ」ではあるんですが…このバンドの音は「メロブラ」や「シンフォブラ」と言われているものの中では、破格の邪悪さを持っていて、雰囲気的にはむしろ真性ブラックに近いのが特徴ですね。
一応、リードギターが(邪悪さを同時に感じさせるとはいえ)哀メロ・美メロを紡ぐ個所も多く、頻度は少ないもののキーも入るので、メロブラとしての体裁は保たれていますが…リフそのものの余りにも暗く抑鬱され、圧迫感のある響きや、ヴォーカルの伏魔殿の最深に棲む魔王のような、威風を感じさせるデス声などから、いやがおうにも真性以上の邪悪さを感じてしまいます。「我こそは
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KVIST-For kunsten maa vi evig vike ★★★ (2010-02-02 18:26:00)
96年発表の1st。
みなさん仰ってますが、これは確かに名盤だと思います。今、ブラック好きを集めて90年代ブラックの名盤を選出したら多分入ると思うくらいに。
路線的には、ジャリジャリしたギターリフによる寒々しいメロディと、チャーチオルガンやストリングス系の空間系キーボードによる荘厳なメロディック/シンフォニックなブラックメタルで、取り立てて特別なことをしているという訳ではないんですが…
曲の良さと、各楽器の音色が何か魔術的なものを感じるほどに上手く嵌まり、90年代屈指のメロディックブラックの名盤として仕上がった…そんな印象を受ける作品。
おそらく、ギターの音色やキーの音色が少しでも違ったなら、ここまでの作品にはならなかったのではないでしょうか。それ位奇跡的なアルバムだと思う。唯一、1曲目のドラムの音がイマイチだと思ったんですが、何故か2曲目からは改
…続き
HJARNIDAUDI-Niklas Kvarforth Presents... ★★ (2010-02-01 19:41:00)
Vidar氏による独りドローン/フューネラルドゥームの1st「Pain Noise March」(2006年発表)に、SHININGのKvarforthがヴォーカルを加えたリイシュー盤。2008年発表。
低音のうねりがそのまま抑鬱感に繋がるような低音に、乾いたギターメロが乗る、サイケデリック/ナルコティックな作風で、Kvarforthが参加したバンドであるSKITLIVに近い音。ただ、2曲目や3曲目のラストなどでブラックメタル的なトレモロリフが、偏執的に挿入されるとはいえ、こちらの方がHR/HM色はより薄く、しかもKvarforth氏のヴォーカルが絶叫ではなく、持ち前の表現力で静かに恐怖を煽るタイプなので、より非人間的な印象。
…1曲目の後半、不意に神秘性を増す箇所なんて、意図せずして祟り神のような、超常的な「何か」と交信の回路が繋がってしまったかのようでかなり恐い。
…続き
轟音ファクトリー-青空地獄-お家に帰ろう ★★★ (2010-01-31 18:51:47)
こんなにヘヴィでファストでダークな「お家へ帰ろう」が他にあるだろうか(笑)。
クサメタル好きなんで、この曲の哀メロ+疾走のパートなんか堪らないですね。メロスピ的というよりは、ハードコアが下地にあるような疾走振りですが、まあクサメロ疾走なのは変わらないので…。
轟音ファクトリー-青空地獄-春葬送 ★★★ (2010-01-31 18:50:43)
読み方は「はるそうそう」でいいのかな?「涙そうそう」を意識してたりして(笑)。
この曲はサビのメロディが抜群に良いですよね。いかにもムックが勝負曲の大サビに使いそうな、素晴らしい叙情メロです。…でも、英語のデスヴォイスパートを表記しなかったのは正解かも。なんか「ジェノサイド」とか、バンドのコンセプト「日常の絶望」から掛け離れた単語が聴こえるんですけど…。
轟音ファクトリー-青空地獄-青空地獄 ★★★ (2010-01-31 18:49:42)
レイドバックした雰囲気のパートが、サウンドのヘヴィさ、歌詞の絶望感を更に加速させる1曲。「♪みんなは先に行ってしまった/追いつくこともないだろう」シンプルな表現でありながら、絶望感と同時に、主人公の倦み切った心情まで表した名フレーズだと思います。
轟音ファクトリー-青空地獄 ★★ (2010-01-31 18:48:00)
2010年発表の4曲(+ボーナス)入りミニ。
このバンドはムックやSLAYER、SLIPKNOT等のバンドから強い影響を受けたようですが…
確かに、特にムックからの影響は分かりやすいくらいですね。フォークにも通じる、哀愁の
歌メロは「アンティーク」期(最初期)のムックっぽい(+メロコアテイストがある気も…)し、
海外のラウド系バンドっぽい重低音が効いたプロダクションは、「是空」「朽木の灯」辺りの
頃のムックに通じると思う。ただ、こっちは低音咆哮と高音絶叫の掛け合いを多用した、
本格的なデスヴォイスが入っているのが大きな違いでしょうか。
ヴォーカルの声質は、(メリーの)ガラ氏からハスキーさを薄めたような、癖の無いけど哀感の
ある声質で聞きやすいし、メロディのセンスもムックに肉薄する物があると思う。
歌詞がストレート過ぎて「葬ラ謳」期のム
…続き
ISVIND-Dark Waters Stir-Bankeånd / Poltergeist ★★★ (2010-01-31 12:46:10)
他とは全く毛色の異なる曲ですが、何気にバンドの暗黒の感性が発揮された名曲だと思う。特に前半のシンフォブラックパートの、キーの音色が実際に鳴っている音なのか頭の中に響いているのか区別がつかなくなりそうな、サイケな感じで素晴らしい。イントロでも同様のキーが使われてますが、やっぱりRAWなバンドの音が入ると全然違いますね。
ISVIND-Dark Waters Stir ★★★ (2010-01-31 12:42:00)
96年発表の1st。
元は1000枚限定のデジパックで発売されていたものが、最近になってレーベルの倉庫からデッドストックの、プロモ用ジュエルケース盤が見つかったらしく、出回り始めている模様。
曲調としては、ノルウェー語で「氷の風」を表すバンド名の示す通り、DISSECTIONなどのバンドに通じる、冷たいメロディを持つブラックメタル。寒々しい疾走や、叙情的なアコギなど、各パートごとの狙いが明瞭で、DISSECTIONやTAAKE、TSJUDER辺りのバンド同じくらい、展開を重視している感じ。殊に疾走パートにプリミティブな感性を盛り込んだDISSECTIONというと近いでしょうか。
ラス曲はアンビエント・ブラック的な感性のキー入り曲から、無音を挟んで演説調Voに2ビート疾走で、かなり毛色が違いますが、こういう曲をさらっと演ってしまうのもセンスがあるからでしょう。
…続き
VALUATIR-I ★★ (2010-01-30 09:58:00)
このバンドも遂に登録されましたね…ブラック好きとしては嬉しい限りです。
日本のレーベルから発売されているので、手に取った方も多いのでは。
バグパイプによる民族的メロディをデス/ブラックに融合させた、所謂「フォークメタル」と
言われる音楽を演ってますが…この手のメジャーなバンド、例えばELUVEITIE辺りがメロデスを
基本としているのに対し、このバンドの基礎にあるのはプリミティブ寄りのメロブラ。
特にギターリフの荒涼としたメロディや、劣悪とは言えないまでも、荒めでかつアナログ感の
ある音質などは、確実にプリミティブブラックに通じるものがありますよね。
また、アコーディオンやヴァイオリンなどではなく、民族的メロディのパートを
バグパイプで演っているのも大きな特徴。バグパイプって、前述の楽器よりも日本人の
耳に馴染みにくい代わりに、より深
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SIGH-Scenes from Hell-L'art de mourir ★★★ (2010-01-25 21:42:30)
2曲目にして、既に地獄の軍勢は勝利を収めた模様(笑)。
主旋律がもう人ならざるもの達の凱旋、としか思えません。そのメロに乗って歌われる「♪As I see~」のヴォーカルラインも歌心がありすぎて困る!!電車の中で聴いてて歌いそうになるんですけど(笑)。しかし、(心の中で)この部分歌ってると、地上を焼き尽くす悪魔にでもなったような、全能感と高揚感がありますよね(笑)。
SIGH-Scenes from Hell-Prelude to the Oracle ★★★ (2010-01-25 21:38:05)
イントロの、天に向かって火柱が吹き上がるようなオーケストレーションが、戦いの嚆矢を思わせる1曲目。このままクサ音楽フィールドに乗り込んでって、DRAGON GUARDIANやSOUND HORIZONと闘っても互角以上の勝負が出来そうです。しかもエクストリームメタルとしても最高のクオリティという。…ほんと、一体何なんですか、この人たちは…(呆)
SIGH-Scenes from Hell ★★★ (2010-01-25 21:31:00)
2010年発表の8th。
SEAR BLISSのトロンボーン奏者が参加したことでも話題になった作品ですね。…いきなりですが、今年のベストはもうこの作品で決まりかもしれない(笑)。新年早々、すっげぇものが出てきてしまいましたね…。
路線としては、前作を踏襲した、スラッシュ寄りのメロブラに、地獄の炎が吹き上がるようなド派手なオーケストレーションを組み合わせたシンフォニックブラックですね。ひたすらに壮大で圧倒的だった前作と比べると、それ以前までのプログレッシブで前衛的な感性も、混じり始めている感じがします。
しかし、前作でも散々褒めましたが、このバンドのメロディセンスは異常。
音像の派手なシンフォ系のバンドは結構いますが、この作品はメロディ自体が優れてると思う。例えば、クラスでも楽器が苦手な人が、何とかメロディとして成立しているレベルの下手さでこの作品の
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GOTHMOG-A Step in the Dark ★★★ (2010-01-24 12:13:00)
2009年発表のデビューアルバム。
国内盤もリリースしているらしいパワーメタルバンド、CAIN'S DYNASTYのメンバーが関わっているシンフォニック・ブラックとのことですが…SE的なパートでは主導権を握るものの、あくまでバンドサウンドや曲の雰囲気の演出をサポートするキーボードの使い方、正統派やメロデスにも通じるメタリックなリフ捌き、漢ヴァイキングメタル的なクッサいトレモロなど、各要素にどことなくパワーメタルバンドとしての感性が発揮された、シンフォニックブラックを演ってますね。
ブラックとしての邪悪さこそ希薄なものの、疾走パートの迫力も十分で、ヴォーカルも怒りまくり気合入りまくりのデスヴォイスを聴かせてくれるしで、エクストリームメタルとしての攻撃性も文句なし。音圧もかなり高く、クリアな音質も相まって、DIMMU辺りよりも更にメジャーメタルを志向した音に聴こえ
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母檸檬-愛孕哀歌-左様なら昭和 ★★ (2010-01-24 12:11:30)
これはメロディから演奏から、あからさまに唱和してて好きですね。
メリーをアンサンブルの質を変えて、より狂気を深くした感じでしょうか。
母檸檬-愛孕哀歌-不能の空 ★★ (2010-01-24 12:10:39)
疾走+絶叫の展開は結構メタラー好みかも?
しかし、絶叫の本気度が凄いですね…そのまま失神しそう(笑)
母檸檬-愛孕哀歌 ★★ (2010-01-24 12:08:00)
2006年発表の1st。
このサイトでも支持を受けている、三上寛さんが推薦コメントを書いてます。
悪友から、「ゴシック好きを名乗るならこれは聴いておけ」って言われて購入しましたが…
ごめんなさい、THE 3RD AND THE MORTALやTHEATRE OF TRAGEDY好きなくらいで
ゴサー名乗ってた私が悪かったです。ちくしょう、こんな恐いもの勧めやがって…(泣)
ブルーズの流れを汲む、サイケなグルーヴを重視した演奏に、御手洗花女・水子両氏の語りと
歌が乗るというスタイルで、無理矢理定義するなら演劇ゴシックど暗黒フォークという感じ
なんですが、このヴォーカルが恐すぎる。歌詞の内容も昭和的なエログロ趣味全開なんですが、
それを生気の無い、まるで狂気の世界に身を浸しすぎて戻れなくなったような声で語られる/
歌われると、嫌でも情景が
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霞鳥幻樂団 ★★ (2010-01-23 22:38:00)
三味線、バンジョー、アコーディオンを含む8人編成のバンド。
…このバンドの登場は、クサメタラーには事件と言えるレベルかも…。
霞鳥幻樂団-衒学奇譚-Forest ★★★ (2010-01-23 22:37:12)
このバンド、昭和アングラっぽい世界観以前に、絶対にフォークメタルを意識しているとしか思えないんですけど…特に「♪in this place」のメロ回しなんかいかにも呑んだくれメタルバンドが演りそうだし。アンサンブルや歌メロのお蔭で、海外のフォークメタルよりも数段クサさは上ですが。
霞鳥幻樂団-衒学奇譚-四方八方 ★★★ (2010-01-23 22:34:35)
1曲目のイントロから独特の編成によるアンサンブルを大満喫してますね…まさかこんなクッサい音が出てくるとは思わなかったので、初聴時の衝撃はかなりのものでした。不機嫌にやさぐれたヴォーカルもかっこいいですよね。こういう歌い方すると、ちょっと犬神凶子さんっぽくもあり。
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