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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1801-1850
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CRIONICS-Armageddon's Evolution ★★★ (2011-07-22 22:03:58)
2004年発表の2nd。
DISK UNIONのガイド本でも紹介されていて、気にはなっていたんですが…実際聴いてみて驚きました。数あるシンフォニック・ブラックの中でも、間違いなく上級の音ですよ、これ。
まずバンドサウンドの轟音が聴き手を一瞬で非日常の魔界へトリップさせ、そこにトレモロリフやキーボードによる上品ながら、どこか空恐ろしい狂熱に浮かされたような、神秘的なメロディが絡んでくる音像の聴き心地は、あのEMPERORの「Anthems~」を想起させます。轟音の中で絶叫を繰り返すヴォーカルの質感も、どこか当時のIhsahnに通じる狂気を感じるもので素晴らしい。
ただ、かなりゴチャついた音像で、それが妙な非日常性を産んでいたEMPERORの2ndに比べ、こっちはデスメタル的な圧迫感のある音像でそれを成している感じ。ギターソロを要所で入れる辺りもデスメタル大
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CRIONICS ★★ (2011-07-22 22:01:22)
ポーランド産シンフォニック・ブラック。
デスメタル大国産らしい暴虐性と、シンフォブラックの神秘性を上手く噛み合わせた、稀有なスタイルを持ったバンドです。
INKISITOR-Inkisitor ★★ (2011-07-22 21:49:58)
2009年発表の音源集。
同年のEP「Inkisitor」に07年のS.V.E.S.Tとのスプリットの2曲を加え、DARKTHRONEの「Under the Funeral Moon」のカヴァーを加えてOsmoseよりリリース。
DARKTHRONEのカヴァーを演っていることからも分かるとおり、篭ったノイジーな音質はプリミティブブラックそのものという感じなんですが…このジャンルの王道の音とは多少毛色が異なる感じがしますね。ギターの張ったノイズ弾幕の向こう側で、ドラムが暴れ回り、ヴォーカルがドスを効かせて威圧する、攻撃性の高い音。
プリミティブブラックの酩酊感やサタニックなムードというよりは、ノイジーな音質がやけっぱちな攻撃性や粗暴さを増幅させている感じで、REVENGEやANTAEUS辺りが好きな方に受けそう。ただし、時折出てくるトレモロリフには、フラン
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真野恵里菜-FRIENDS ★★★ (2011-07-22 21:47:37)
2009年発表の1st。
CMで聴いた「My Days for You」が素晴らしくて、アルバムもすぐに買いに走ってしまいましたが…思ってた以上に素晴らしいんですけど。
まず、アルバムを通じてのムード作りが本当に素晴らしい。
全体的にフォーク要素が強い、懐メロっぽいメロディが多いんですが、アレンジの方も音使いがどこかレトロな感じで、聴いていてノスタルジックな気分に浸れるんですよね。曲調の方はピアノバラードありモータウン風あり、ちょっとサイケな曲もありでバラエティに富んでいるんですが、ノスタルジーを感じる情景はアルバムを通じて統一されている感じ。
真野さんはピアノが得意らしく、ほとんどの曲でピアノが使われていますが、このピアノがポップな曲ではより爽やかかつ軽快に、メロウな曲はより胸を締め付ける感覚を強く…と、曲の持っている情景を更に引き出しているんで
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真野恵里菜-FRIENDS-マノピアノ (album version) ★★ (2011-07-22 21:47:06)
タイトル的に弾き語りかと思いきや、意外とリズムトラックはポップですね。しかしこのタイトルは秀逸だと思う。ピアノが弾けるアイドル/シンガーっていうキャラが一発で分かりますもん。歌詞の女性の行動は普通なら情念が感じられそうですが、この声で歌われるとむしろいじらしさを感じるから不思議。
真野恵里菜-FRIENDS-おやすみなさい ★★★ (2011-07-22 21:46:22)
ボサノバ調の穏やかな曲ですが、サビでは自然な盛り上がりをみせる展開が良い感じの曲。個人的には寝る前より、休日の午後にまどろんでる時とかに聴きたいですね。窓際に置いたサボテンのように、聴き手の心を穏やかに癒してくれる1曲だと思います。
真野恵里菜-FRIENDS-まつげの先に君がいる ★★★ (2011-07-22 21:45:48)
アルバム曲でも、作品中随一のキャッチーさがあると思いますが…どう聴いても80年代ですよね、これ(笑)。最近のアーティストで「パヤパヤ」なんてコーラス入れる人、ネタやレトロ感を演出するのでなければほとんどいないのでは。心がほっこりするような、温かみのある明るさがある曲なので、最近のポップスは盛り上がれてもどうも刹那的な感覚が強くてちょっと…という方にもお勧め。
真野恵里菜-FRIENDS-この胸のときめきを ★ (2011-07-22 21:45:10)
サビメロが…なんというか、凄い乙女チックな感じですよね。
両手を腕の前で組んで、星空とか見上げてそうなイメージのあるメロディ(笑)。めっちゃ甘々です。個人的な好みはまあ別としても、メロディのキャラが立ってるのは良い事だと思う。
真野恵里菜-FRIENDS-サンタのサキソフォン ★★★ (2011-07-22 21:44:35)
クリスマスソング、かつアルバム随一のアッパーな曲と「キャラ立ち」した曲であるにも関わらず、しっかりアルバムの山場として溶け込んでいるのが素晴らしい。はっちゃけの度合いが、アルバムのノスタルジックな雰囲気を壊さない、丁度良い感じなんですよね。しかしブラスのはっちゃけ方がなんかレトロ(笑)。「ぺぽー、ぺぽー、ぺぽー」って聴こえるフレーズがやったら印象深いです。
真野恵里菜-FRIENDS-ラッキーオーラ ★★★ (2011-07-22 21:43:59)
凄く不思議な存在感のある曲。
アルバムを通じてのノスタルジックで清楚な雰囲気や、アイドルらしい溌溂とした感じはあるんですが、プログレ的な摩訶不思議なムードも同居しているという妙な曲。しかしメロディや歌詞はあくまでキャッチー。プログレよりもむしろニューウェーブっぽい?どっちにしろ聴いてて面白い、魅力的な曲である事は確かです。何故か一番最初に連想したのは(全然似てないのに)TANGERINE DREAMだったり。
真野恵里菜-FRIENDS-はじめての経験 ★ (2011-07-22 21:42:17)
メジャー2枚目のシングルで、Mステにも出演した曲らしいですが…キャッチーさとビートの強さが、アルバムの中では少し浮いてる気も。まあアルバムの流れを変える一曲にもなってる感じはしますが。でも単品で聴くとピアノメロが絶品とはいえ、ちょっと地味な感じかも。
真野恵里菜-FRIENDS-ラララ-ソソソ ★★★ (2011-07-22 21:41:36)
全体的に時代錯誤的なノスタルジックさが漂ってるこのアルバムの中でも、随一のノスタルジックさを誇る曲だと思う。メロディは最早唱歌に片足突っ込みかけてるような域で、この歌詞のような幼い恋愛をしてる学生が授業で習って、帰り道とかにふとした拍子に口ずさんでいるような、自然な切なさがあると思う。学生時代の帰り道、土手で見た綺麗な夕焼けとかが浮かぶ曲。最近はクサメロ全開の慟哭系より、こういう胸キュン系(死語?)の曲の方が泣けるんですよね…。
真野恵里菜-FRIENDS-いつもいつでも ★★ (2011-07-22 21:40:59)
イントロやサビの副旋律で使われてる笛の音からして、レトロでノスタルジーを感じさせる曲ですよね。歌声もメロディも素朴なんですが、だからこそ胸に沁みてくるものがある。個人的には夕焼け、それも絶対煙突がある昭和の町並みの夕焼けが浮かびます(笑)。「世界は サマー・パーティ」「ラララ-ソソソ」というアルバムの2大名曲をつなぐ曲としても完璧。
真野恵里菜-FRIENDS-世界は サマー・パーティ ★★★ (2011-07-22 21:40:28)
モータウンビートと、それに絡むベースラインとブラスが軽快で、聴いていて楽しくなってくる曲。ピアノや彼女の声が爽やかなせいか、それほどにぎやかになりすぎず、まるで滝の傍にいるような清浄感がありますね。空がスキッと快晴で、マイナスイオンが出てて…みたいな(笑)。なんか童心に返って川遊びとかしたくなります(笑)。
真野恵里菜-FRIENDS-OSOZAKI 娘 ★★★ (2011-07-22 21:39:42)
割とギターが前面に出た、ロック要素も強い曲ですが、歌が入るとピアノが伴奏に入る、清浄感があるアレンジがいいですね。こういう穏やかで軽やかで、情景が浮かぶポップさって最近凄く好き。Bメロのパーカッションやサビのハンドクラップの時代錯誤感も素敵(笑)。
しかし、この曲もメロディがTUBE風ですね(笑)。
My Days for Youが「ゆずれない夏」なら、こっちは「Only You君と夏の日を」っぽい。これもサビで「♪君と夏の日を 一緒に飲み干したいね」って歌えます(笑)。
真野恵里菜-FRIENDS-乙女の祈り ★★★ (2011-07-22 21:39:01)
KANさんの書いた穏やかでノスタルジックなメロディと、まだたどたどしい儚げなヴォーカルが絶妙にマッチし、清楚で切ないムードを演出するメジャーデビュー曲。ジャケをセピア色にしたら、昔の卒業写真っぽくて曲に合いそう…そんなレトロな感じの曲。真野さん自身、「今っぽくなくて新鮮」と曲を貰ったときに思ったそうですが、この「今っぽくなさ」はこの曲だけでなく、アルバム全体に共通してありますよね。
SHEMHAMPHORASH-Sulphur ★★ (2011-07-16 00:33:42)
2009年発表の2nd。
暴虐性のしっかり伝わる、良質のプロダクションで、ブラストを中心にブルータルに聴かせるタイプのブラックで、MARDUK辺りにかなり近い路線の音ですね。リフのメロディが寒々しい系ではなく、少しペイガン系の畏怖を起こさせるような雰囲気が入ったものだったり、バンド名を冠した、儀式のような曲が入っていたり、ペイガンの要素も僅かに感じられるのが違いでしょうか。
ただ、お世辞にも有名とは言えないバンドですが、意外なクオリティの高さがありますよね…上記の音質もそうだし、押し引きを心得た曲展開で聴いていて単純に気持ちが良いです。それだけに、心地よいバンドの音が途切れる儀式パートが余計に感じられますが…出来れば、代わりにMARDUKの「Summers End」「Bleached Bones」系のスロー曲があると更に良かった。
MARDUK「
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SHEMHAMPHORASH ★★ (2011-07-16 00:32:53)
FOSCORのメンバーが絡む、スペインのブラック。
バンド名はヘブライ語で「神の真名」という意味だとか。
SILEXATER-SILEXATER ★★ (2011-07-16 00:31:48)
2009年発表のコンピレーションアルバム。
97年の「Bleeding Depths」、96年の「Mad Sorcer」の音源を収録。
ドイツのカルトバンドの発掘音源という事で、リリース時にはかなりCDショップでもプッシュされたりしていましたが、確かにこれ、「ブラックメタルらしいブラックメタル」なんですよね。基本オールドスクールな音と言えますが、やや様式が固まっている感のあるプリブラでもなく、スラッシュに近すぎるほどオールドスクールでもなく、ブラック以外の何物でもない音。
例えて言うなら、MAYHEMの「Deathcrush」と「De Mysteriis~」の間にある、ミッシングリンクのような作品といえるかもしれません。フレーズを根本から損なうほどではないにしろ、耐性のない人が聞いたら一瞬で興味を失いそうな粗くて薄いプロダクション、無理矢理ひねり出したよ
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RIDING-FIRST RIDING ★★★ (2011-07-16 00:29:59)
94年発表の6曲入りミニ。
TUBEのファミリーバンドで、しかも角野さんが在籍してるということもあって、出音としては完全にTUBEそのものですよね(笑)。ただし、春畑さんに作曲の主導権が移り、ぎらついた夏感を演出していたTUBEに対し、こっちはデビュー当時~渚のオールスターズ結成期くらいまでのTUBEを思わせる、落ち着いた、ムードのあるポップスで、本隊とは差別化が成されていたと言えるかと。春畑さんが1曲提供してますが、その曲だけは当時のTUBEそのもの。
これだけなら、超良質のものを提供しているとはいえ、単にTUBE風のポップス/ロックという感じになってしまいそうですが…それを許さず、作品を1段も2段も魅力的なものにしているのがヴォーカリスト伊藤”リンダ”一義さんの歌声。
織田哲郎さんの声質にも近い、非常に艶のある上品な声質で、聴いてるだけでうっとりして
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RIDING ★★ (2011-07-16 00:27:48)
TUBEのファミリーバンドとして94-99年まで活動していたバンド。
伊藤”リンダ”一義さんは本当に天性の声質を持った人だと思う。
再結成とかないですかね…。
真野恵里菜-More Friends Over-My Days for You ★★★ (2011-07-16 00:26:29)
この人は名前しか知らなかったんですが、CMで聴いて、ピンと来たので購入。
割と素朴なアレンジですが、ピアノもアコギもリズミックで、サビに向かって穏やかに高揚していく感じが良いですね。そしてサビ…これ、なんてTUBEですか(笑)?「♪止まらないこの気持ち受け止めて~」のところなんか、「♪誰にもゆずれない夏~」って歌いたくなる(笑)。そういう清涼感溢れるメロディですが、それを歌うのが清楚な感じの女性Voなので、向日葵とか青空とかもっと青春っぽい雰囲気に感じます。キャッチネスと、自然な情景描写がマッチした名曲。
真野恵里菜-シングル/カップリング/その他-10カラットの煌めき。 ★★★ (2011-07-16 00:25:51)
後からアルバムを聴いても、「これ、いつの時代の曲ですか?」って感じの曲が多かった彼女ですが、この曲は時代錯誤すぎて吹きそうになりました(笑)。キャンディーズの「春一番」などの歌謡曲や、「アタックNo.1」とかのスポ根を混ぜ合わせてハイテンションにしたような、やたら灰汁の強いレトロメロディ。歌いだしの「♪ライライライライ、ライララーイ」を始めて聴いたときはリアルに「ふっ(笑)」って声出ましたもん。
ちょっとサビがたどたどしい感はありますが、サビ終わりの見得の切り方とかはなかなか決まってます。
真野恵里菜-シングル/カップリング/その他-水色想い ★★★ (2011-07-16 00:24:22)
物凄く既聴感のあるメロディだと思ったんですが…東方のRomantic Childrenのサビですね、これ。一部が凄く似てて、向こうに負けないくらいドリーミーでロマンティックなメロディだと思う。ヴォーカルもアレンジも、この夢見がちな感じのメロディを活かした、穏やかなものなのが良いですよね。さりげなくメロ時点でサビのメロディを提示するキーボードも素敵。
EZURATE-Eve of Desecration ★★★ (2011-07-15 00:16:37)
2010年発表の3rd。
ヴォーカルの太っちょなルックスになんか愛らしさを覚えたりしてたんですが、音は愛らしさの欠片もない、殺伐極まりないファストブラックですね。荒涼感のある爆走にインパクトのある叙情メロを絡めて行く手法は、Legion在籍時のMARDUKにかなり近いスタイル。「Slay the Nazarene」を連呼する曲があったり、「Into the Fathomless Depths」というインストがあったり、スウェディッシュブラックへのリスペクトは並々ならぬものがありそう。
スローパートでは不気味さも醸しだすMARDUKに対し、この作品はミドルパートでは叙情メロが中心(と言っても8割強は爆走ですが…)なのもMARDUKと異なるポイントですね。音質はMARDUKの諸作よりもやや乾いた、多少RAWな音ながらメロウなベースがしっかり聴こえたり、聴きづらさは
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EZURATE ★★ (2011-07-15 00:15:34)
BLOODTHRONEのメンバーが関わるアメリカ産ファストブラック。
NACHTMYSTIUMのBlake Juddも関わっていた時期があったらしいです。
NATTSOL-Stemning ★★ (2011-07-14 21:09:45)
2009年発表の1st。
よくレビューではULVERの1stが引き合いに出されていたり、発売元がNEGURA BUNGETやA FOREST OF STARSの作品をリリースしている事でも知られるLupus Loungeだったこともあって興味を持った一枚。フォーク要素の強いブラックですが、女性ヴォーカルや笛などはラストの1曲のみで、基本的にリフやアコギのフレーズに民族っぽさを出すタイプですが…
確かに1曲目の、靄が掛かったような音の、フォーキーなメロディを含蓄したリフによる、暗く茂る森へと誘われるような感覚は、ULVERの1stを想起させたりしますね。ただし、かなりエクストリームメタルの枠を逸脱していたULVERに対し、こっちは良くも悪くも音作り、曲調共にエクストリームメタル然としている感じ。メタル耳にはより馴染みやすい音ではあっても、ULVER1stのような
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NATTSOL ★★ (2011-07-14 21:06:22)
ノルウェー産フォーク/メロディックブラック。
SHININGのメンバーも関与してるみたいです。
THESYRE-Resistance ★★★ (2011-07-14 20:59:39)
2009年発表の4th。
端的に言ってしまえば、最近のDARKTHRONE等に代表される、スラッシュと未分化だった頃のダーティさをもう一度揺り戻そうとするような、オールドスクールなブラックメタルなんですが…これはかなり良いですね。この系統では最も好きな部類の音かもしれません。
リズムこそロック要素の強い、ノリの良いものが中心なんですが、ベースがゴリゴリ言う黒い音像、オールドスクールかつ平坦ないぶし銀的な渋いリフ捌きもあってか、どこか淡々とした冷徹な雰囲気があるのが特徴ですね。時折メロディアスなフレーズは出てくるものの、それも近年のSATYRICONのような毒の効いた陰鬱なもので、やはり渋い雰囲気がある。ヴォーカルが暑苦しくなく、邪悪さ重視なのも個人的には好印象。
DARKTHRONEなどが酒場で酒を呑んでクダ巻いているような、どこか大らかさや度量
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THESYRE ★★ (2011-07-14 20:58:51)
カナダ・ケベック州出身のブラックメタルバンド。
メンバーのEric Syreはデザイン会社も経営し、DARKTHRONEのアートワークも手掛けた経験があるとか。
CONTRA IGNEM FATUUM-Detritus ★★ (2011-07-14 20:55:31)
2005年発表の3曲入りEP。ぶっちゃけジャケ買い。
中古で安かったし何となくレジに持っていってしまいました。
1曲目と3曲目はキーボードインストで、実質はブラックメタルの曲は1曲約15分弱のみですが…この曲がなかなか良い感じ。アンビエント・ノイズ系ブラック風の肌理の細かいギターノイズを伴う、動きの少ない平坦なリフが、聴き手の視界を灰色に平たく塗り潰すようなアトモスフェリック・ブラック。ヴォーカルが音に埋もれたミックスなのも、逆にムードが出てていいですね。
この色のない音像に、更にキーボードが被さるわけですが…そのキーボードの音色がかなり素晴らしい。ゲーム「かまいたちの夜」で、死体を見つけたときや強い危機感を感じたときに流れる、背筋を凍らせるように震えるストリングス、あの系統の音色。悪寒を感じさせるムードを保ったまま、メロディを奏で、灰色の音像に黒い墨を
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CONTRA IGNEM FATUUM ★★ (2011-07-14 20:54:07)
イギリス産ブラックメタル。
このバンド名は何て訳せばいいんでしょう?
狐火に背いて?鬼火に対して?
英語だとAgainst the Foolish Fireっぽいですが。
DRAGGED INTO SUNLIGHT-Hatred for Mankind ★★★ (2011-07-12 21:21:47)
2009年発表の1st。
これはかなり面白くてカオスなアルバムですね。
ノイジーな音質に時折トレモロリフを絡める音の聴き心地は、ほぼプリミティブ・ブラックに近いものがありますが、最近お約束のノイズ・ダークアンビエント要素を始めとして、デスメタル的なブルータリティ、スラッジ・ドゥーム的なリフの引き摺り感など、様々な要素を取り込んで、質量感すら感じられるどす黒い混沌が辺りを包むような、カオティックでアヴァンギャルドなスタイルに仕上がってます。
しかも、それらの要素の取り込み方が、半端なくセンスが良いんですよね…例えばハードコアの炸裂感と、スラッジの引き摺り感を掛け合わせたようなパートでは、健全さの全く感じられない、黒い爆発力が生まれてますし、ヴォーカルのデスメタル的なグロウルは、聴き手の耳に暴力的にカオスな世界観を叩き込んでくれます。こうした高い曲作りのセン
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IMAGINARY FLYING MACHINES (2011-07-11 00:01:18)
アルバムレビューの方で、私のアルバムの感想について意見があったようなのでレスします。アルバムの評価をすべき箇所に書き込むのは本意でないので、こちらに書き込みますね(何か問題があれば消します)。以下引用(このサイトでは後に修正が可能ですが、取り合えず書き込まれた時点のものを引用します)。
>なんだかNileでのコメントに類似しますが、フォークロアとかゴシックとか
>の導入というのは(近年のサブジャンルの色々としては重要でも)'80s由来の
>メタルの硬質感とかダイナミズムを大きく殺ぐものでもあるので、あんまり
>何にでも要求するのもどうかと……。
なんか、私が何にでもフォークロアやゴシックの導入を求めてるみたいに言われてますが…(苦笑)。
私はジブリのカヴァーならもっと情景を感じさせて欲しいと言っただけで、フォーク
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HÆRESIARCHS OF DIS-Denuntiatus Cinis ★★★ (2011-07-09 11:29:42)
2010年発表の2nd。
意外なEMPERORへの憧憬を見せた3rdとは異なり、この作品は基本的にはプリミティブ・ブラックの系統に属する音ですね。フレンチブラック風の黒いだけでなく、毒も含んだ強烈なメロディを、最もメロディアスな時のANAAL NATHRAKHくらい派手に炸裂させる作風はカルトなのに入りやすいし、白目剥きながら叫んでるような高音絶叫といいRAWなドラムをブチ鳴らして突っ走る疾走パートといい、プリブラでもかっこいい音だと思う。スピーカーで聴いていると、何か邪悪なものが生まれる前触れを感じるような、低音部にうねりのある音質も独特。
また、この作品はプリミティブ・ブラックとしては様々な音楽的要素を取り込み、消化しているのも特徴ですね。LEVIATHANを思わせる、有機的なグロテスクさを感じさせるリフが出てきたり、不吉な音色のキーボードを入れたり、前述
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HÆRESIARCHS OF DIS-In Obsecration of Seven Darks ★★ (2011-07-09 11:28:59)
2011年発表の3rd。
EMPERORの「Ensorcelled by Khaos」のカヴァー入り。
前作を聴いた限り、このバンドがここまでEMPERORを意識した作風のアルバムを出すって何か意外な感じ。基本RAWで邪悪なブラックなんですが、まずドラムをそれ程前に出さず、ギターの歪みに音を覆わせ、そこから禍々しいトレモロが零れ落ちるようなプロダクションが「In the Nightside Eclipse」期のEMPERORを彷彿とさせますし、呪術的なミドルパートやスラッシーな疾走パートなんかは意識してないと言ったら白々しいほど似てる。ヴォーカルのロングトーンを多用した大絶叫もそっくり。
ただし本家と違い、キーボードよりもRAWなギターを重視して音像を作っていたり、SE的な曲を挟んだりしたりしていて、より地下臭い雰囲気。また前作同様、低音部にグロテスクな
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HÆRESIARCHS OF DIS ★★ (2011-07-09 11:26:59)
アメリカ産独りブラック。
有機的なグロさはMoriband Cultのレーベルカラーでしょうか。
SVARTFELL-DAY OF THE UNHOLY MASSACRE ★★ (2011-07-08 21:03:47)
2009年発表の2nd。
作風としては、ダーティなリフと共にスラッシーな疾走、メロディックなトレモロリフを従えた2ビート疾走などを展開の主軸にした、09年の音としてはややオールドスクールな感じながら、プリミティブ・ブラックとして衒いのない音ですね。狂気的な高音絶叫ではなく、ドスの効いたがなりで、力強く邪悪な呪詛を撒き散らすようなヴォーカルはなかなか特徴的でかっこいいです。
しかし、この音源で最も特徴的なのは「荒々しさ」でしょう。
特にモタっても気にせず破壊的なテンションで突っ走るドラム。音作りもやたらとドタバタしてて喧しいですし。特に1曲目の後半なんか、(そういう展開なんだろうけど)荒っぽくやりすぎて演奏が止まる一歩手前みたいなパートがあるのが素晴らしい。音質も良いとは決して言えないものの、この荒々しさをしっかり伝える立体性はあって悪くないです(というか
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SVARTFELL ★★ (2011-07-08 21:02:56)
フランス産プリミティブブラック。
VERMETHのValhgarm氏による独りバンド。
THRANENKIND-Eine Momentaufnahme - Der Rest Ist Nur Einsamkeit ★★ (2011-07-08 20:56:14)
2010年発表の5曲入りEP。
新曲(1)、08年のデモの収録曲(2,3,5)、再録曲(4)からなる構成。
路線としては、塩の結晶を摺り込むようなザラザラしたリフに儚げなメロディを乗せ、ミディアムテンポを中心に侵食するような展開で聴かせる、シューゲイザー寄りの感性を持ったブラック。ただ、このバンドはプリミティブ/鬱ブラックの要素も割と強めで、特に2曲目や3曲目における疾走パートは、ほぼ「メロウなプリブラ」としても聴けてしまうような音。ドラムは打ち込みと思われますが、3曲目や5曲目の一部なんて「エレクトロニカのリズムの気持ちよさ」に近い快さがある気がします。
また、SEやピアノの使い方も上手いですよね。
1曲目からまるでドラマの主人公が幼少の大切な思い出に浸っている時のBGMのような、ごく分かりやすいノスタルジーを感じさせてくれるピアノが入ってますし
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THRANENKIND ★★ (2011-07-08 20:54:30)
ドイツのシューゲイザー/ポスト/鬱ブラック。
HERETOIRのNathanael氏が在籍。
VIRUS(NORWAY)-THE AGENT THAT SHAPES THE DESERT ★★★ (2011-07-06 23:23:32)
2011年発表の3rd。
ラストの曲ではGarmがゲスト参加。
前作でアンサンブル志向をより強めた彼らですが、今作も前作同様の路線ですね。ムラサキ色の煙が物理法則に反して妙な対流を起こすようなバンドの絡みに脳みそを捏ね繰り回されながら、普通の人とは見てる世界がズレてる狂気の哲学者の独白めいたヴォーカルの演説に説き伏せられる、悪趣味が一周回って高尚に聴こえたり聴こえなかったりする(笑)、代替の効かない世界観を持ったアヴァンギャルドメタル。もう初っ端から「よくここまで気持ち悪くギターを掻き鳴らせるなぁ…」と変に感心(笑)。
ただ、随所で聴かれる、前述の気持ち悪い掻き鳴らしといい、調子っぱずれなアンサンブルが狂気の潮の満ち引きを表現するような展開だったり、幽霊に背中を撫でられる様なギターのフレーズを、背筋を這い上がる悪寒のようなベースが引き継いだり、耳に引っか
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SARAH JEZEBEL DEVA-A Sign of Sublime ★★★ (2011-07-06 23:19:02)
2010年発表の1st。
これ、何気にかなり良い作品だと思います。
実力派の女性シンガーがいるゴシックって、歌唱力は際立っていても曲が平板だったりすることが少なくないんですが、この人の持つ音の世界観は凄く分かりやすくて、取っ付きやすいですよね。もうCOFでのパフォーマンスで惚れた人の期待をそのまま音にしたような、彼女の美声をシンフォニックなゴシックメタルサウンドが引き立てる路線。
何と言っても雰囲気が最高です。
もうパッと聴いただけで、吸血鬼の棲む城の蝋燭に照らされた廊下だったり、ダークな悲劇が繰り広げられる舞台の観客席だったりに、精神が飛んでしまいそうな、それ自体に求心力と即効性のある、シアトリカルな音。COFの耽美部分を強調して抜き出した感じ。ラストのカヴァー曲がめっちゃ浮いてたり、メタル部分のプロダクションが少し弱いとは思いますが、ムードは最
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SARAH JEZEBEL DEVA ★★ (2011-07-06 23:17:36)
COFやTHERIONを始め様々なメタルバンドに関わる女性シンガーのソロプロジェクト。来月には新譜が出るようですね。
ATMAN-L'ASSASSI DE VENUS ★★ (2011-07-06 00:37:01)
2009年発表の4th。
スペイン産らしい…かどうかは分かりませんが(笑)、トレモロリフによるなかなか上質なメロディを絡めた疾走や、アコースティックギターによる叙情パート等を配した、メロディックブラックとしては特に衒いなくドラマティックな作風…ではありますが、この作品は音作りがかなり独特ですよね。
妙に響きのいいドラムにヂリヂリのギターが絡む音像はRAWブラックのそれですが、ただ単にRAWなだけでなく、左右のチャンネルでギターとヴォーカルに奥行きを付けてるのが特徴。特にヴォーカルは裏返る寸前のハイテンションかつガラガラに歪みまくった声での絶叫をひたすら続けるスタイルで、この音作りによって狂気が更に増幅されていて素晴らしくかっこいい。
ただし、トレモロリフの上品なメロディであったり、RAWさが心地よい疾走であったり、部分的には素晴らしいものの、まだ
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ATMAN ★★ (2011-07-06 00:35:32)
スペイン産メロディックブラック。
92年から活動するバンドで、元ARGARのメンバーも在籍してます。
しかし詳細を知ろうと検索したらバットマンばかり引っかかる…(笑)。
MIND ASYLUM-L'ASILE DE L'ESPRIT ★★★ (2011-07-03 22:01:45)
2009年発表の1st。
何気に凄くいいアルバムですね、これ。
基本的にスローで沈み込むようなリフで展開する鬱ブラックですが、DARK SANCTUARYのメンバーによる、暗く耽美なメロディのヴァイオリンが入ったり、鬱系にしてはかなりキャッチー(?)なトレモロリフが出てきたり、ブラストで疾走してみたり、ゴシックやメロブラの要素もかなり強い、サブジャンルを横断する路線ですね。特に3曲目の一部のリフ、DISSECTIONの「Thorns of Crimson Death」を思わせる、お約束過ぎるメロディでなんか嬉しくなってしまいました(笑)。
曲展開も非常に丁寧で、上記の要素をどの曲にも組み込んでくれているため、構成が鬱ブラとしてはかなりダイナミック。ヴォーカルも誰が聴いても素っ頓狂には聴こえない程度に感情を込めて叫んでるし、自殺・自傷衝動に任せたようなカル
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MIND ASYLUM ★★ (2011-07-03 22:00:40)
フランス産鬱ブラック。
1stにはDARK SANCTUARYのメンバーがヴァイオリンでゲスト参加。
EREB ALTOR-The End ★★★ (2011-07-02 19:03:13)
2010年発表の2nd。
幽玄さを重視したペイガンメタル・ヴァイキングメタルというと、NEGURA BUNGET等を始め、プログレメタルに近い感性のバンドは結構多い印象があるんですが、このバンドのようにゴシック・ドゥームに近い出音のバンドって意外とレアなのではないでしょうか。重く引き摺るギターの音と、異教的な響きが神秘性を感じさせるペイガンメロの対比が美しく、DRACONIANやAVA INFERIなどに通じるような、スローテンポならではの、濃厚で重厚なドラマ性の感じられる音。
ヴォーカルはノーマル声を多用していますが、ヴァイキングメタルにあるような勇壮な歌声ではなく、ゴシックドゥームの男性ヴォーカルに多いタイプのマイルドに歌い上げるスタイルで、しっかりヴォーカルハーモニーも重ねてくれてるのが良いですね。アルバム後半を占める三部作「The End」のクライマッ
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EREB ALTOR ★★ (2011-07-02 19:02:12)
スウェーデン産ペイガン/ドゥーム。
なんと結成は90年だとか。1stデモのリリースは2003年みたいですが…。
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