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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 時系列順 1751-1800
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TRUPPENSTURM ★★ (2011-08-10 19:08:57)
ドイツ産ウォーブラック。
最新作を聴く限り、かなり混沌とした音出してます。
FROZEN SHADOWS-Empires De Glace ★★★ (2011-08-10 19:03:12)
96年発表デモを99年にリレコーディングして再発したもの。
このバンドは、90年代初期のブラックメタルシーンに相当な思い入れがあるらしく、だから故意にこの作品も音質を粗いものにしているらしいですが…同じカナダではSHADEなんかがそうですが、北欧の初期ブラックシーンへの憧憬が高じて、そのムードを引き継ぎつつ、一部そのシーンの作品を越えたとすら思わせる作品を出すバンドがいますが、この作品はまさにそんな感じ。
作風は、まさしくバンド名が指し示すとおりですね。
凍てつくような寒々しいトレモロリフを交えて疾走しつつ、妖しい影がよぎるような空間系、宗教的な荘厳さを醸しだすオルガン系などの音色のキーボードを挿入した、メロディックなブラックメタル。裏返る寸前まで引き絞ったような高音絶叫スタイルのヴォーカルも、真に迫った何かを感じさせてくれます。
前述した
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FROZEN SHADOWS ★★ (2011-08-10 19:02:40)
カナダのブラック名産地である、ケベック州のキー入りブラック。
90年代半ばから活動していましたが、現在は活動休止中の模様。
真野恵里菜-MORE FRIENDS ★★ (2011-08-10 19:01:45)
2010年発表の2nd。
個人的にはいわゆる「ヒット・アンド・ミス」な作品。
前作は、アルバムを通じて、情景がシームレスに移り変わっていくような統一感があったんですが、今作は曲ごとに全く違った表情を見せている感じですね。前作では考えられなかったテンションの1曲目「元気者で行こう!」からして方向性の違いを予感させますし、「堕天使 エリー」のようなネタ曲もあったりで非常にバラエティに富んだ仕上がり。
ただ、どうも曲によってクオリティにばらつきがあるように感じてしまうんですよね…。例えば4曲目~5曲目のハッピーな曲が続くパートは、繋がりも良くて聴いていて多幸感に胸を満たされる感じなんですが、8曲目以降は音源を並べただけな感じがしてしまい、どうも集中して聴けないんですよね…。せめて「嵐の前のキャンドル」が、もうちょっと劇的なメロディだったら引き締まった構成になっ
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真野恵里菜-MORE FRIENDS-お願いだから… ★★ (2011-08-09 00:41:10)
シンセの音色やコーラスワーク等、音色はフューチャリスティックなのにメロディや歌詞の世界観はベタベタな哀愁にまみれているという、アンバランスな魅力のある曲。ラストがこういう曲なのは意外ですが、確かにこの曲って他のどこに入れても浮きますよね…アルバムの他の曲となんか世界観が違う曲っていう印象。
真野恵里菜-MORE FRIENDS-家へ帰ろう sad ver. ★★ (2011-08-09 00:40:13)
バラード→ダンス系→バラード、っていうアルバムの構成はほんとどうかと思う(私の中でアルバムの第一印象が芳しくなかったのはこの構成が大きいと思う)んですが、曲の方は良いですね。メロディは暗めですが、いかにも日本人的な泣きメロで印象深い曲。ここまで英詩の多い曲は今までにないですが、敢えて日本人的なメロディに英詩を載せるっていう試みなんでしょうか。
真野恵里菜-MORE FRIENDS-春の嵐 ★★★ (2011-08-09 00:39:20)
歌謡曲風のキャッチーなメロディ+ダンサブルなバックトラックという、つんく氏の王道とも言える楽曲で、彼のプロデュースしているユニットならどれに歌わせても嵌まりそうな感じの曲。やっぱりつんく氏のこういう曲って大好きです…が、アルバムのパーツとしてはどうかと。聖女的とも言える女性像の前曲の後で、こんな恨み節に近い世界観歌い上げられても、って思います(笑)。
真野恵里菜-MORE FRIENDS-嵐の前のキャンドル ★ (2011-08-09 00:38:42)
真野さんのニュートラルな声質を使って、アルバムに芯の強い女性像を感じさせるような静謐に聴かせるセクションを作りたいのは分かるんですけど…曲が地味過ぎると思う。例えて言うなら、中島みゆきさんの「二隻の舟」のラストの盛り上がるメロディを省いた感じ。正直この曲は微妙かも。
真野恵里菜-MORE FRIENDS-堕天使 エリー ★ (2011-08-09 00:38:02)
あからさまな「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」へのオマージュ曲で、台詞だけでなくラジオ番組のエンターテイメントコーナーっぽい、ギャグなやりとりも収録された曲。ただ、こういうのって最初は面白いけど、同じやり取りを何回も聴かなくちゃいけないのが微妙ですよね…歌メロはものすごい哀愁メロでいいんですけど。
真野恵里菜-MORE FRIENDS-Ambitious Girls ★★ (2011-08-09 00:37:19)
ドラムンベースっぽく攻めそうに見せかけてエキゾなパーカッションを入れたり、「ジャンヌダルク」という歌詞のフレーズがやたら耳に残ったり、クラビのちょっと滑稽味のある音色が用いられていたり、色々と耳に引っかかるポイントの多い楽曲。その割には、普通に爽やかでポップなサビメロが微妙に物足りない感じもします。
真野恵里菜-MORE FRIENDS-Tomorrow ★★★ (2011-08-09 00:36:36)
テレビドラマのエンディングテーマに使われそうな、大らかで情景が浮かぶようなバラード。こういう、歌が情景に溶け込むことを求められるような曲歌わせたら本当に上手いですよね。前作と比べると、より直接的に情景が浮かぶような音作りが成されているように思います。
真野恵里菜-MORE FRIENDS-Love & Peace = パラダイス ★★★ (2011-08-09 00:35:47)
「ドレミファどうして?」のハッピーなムードは引き継ぎつつ、バンドサウンドからダンサブルな音に自然に移り変わるアルバムの構成が素晴らしいですね。この曲も聴いていると心が浮き立つような感覚を覚えますが、Bメロでちょっとセンチなメロが出てくるのがさらにその感覚を引き立てます。この曲を聴いてると、こういうハッピーな感覚を聴いて共有できる境遇にあるって、実は凄く幸せな事なんじゃないかな…と考えてしまったりします。
真野恵里菜-MORE FRIENDS-ドレミファどうして? ★★★ (2011-08-09 00:34:56)
分類的にはアイドルソングになるんでしょうけど…アイドルがテクニカルだったりキュートだったりな振り付けで魅了するというよりは、バックバンドを従えてフロントマンを演じてるような図が浮かぶ曲。バンドメンバーも笑顔でアイコンタクトしながら演奏してるようなムードで、凄くハッピーで楽しげな雰囲気。サビメロを聴いてるとなんかいいことありそうな気がしますもん(笑)。
真野恵里菜-MORE FRIENDS-ダレニモイワナイデ ★★★ (2011-08-09 00:34:21)
KAN氏が作詞・作曲を担当(編曲はシャ乱Qの泰誠/たいせい/たいせー氏と共同)しているせいか、ボサノバ調のピアノメインの穏やかな曲調に、歌謡曲的なメロディが乗る、リラックスしつつもフックのある曲で、前作の収録曲に近いムードに仕上がってますね。「♪あなたは知ってるの」辺りの小悪魔的な声の返し方とか、清楚に歌うだけでない歌い回しが、前作よりも成長したのを感じさせてくれますね。
真野恵里菜-MORE FRIENDS-ごめん、話したかっただけ ★★★ (2011-08-09 00:33:42)
モータウン風のビートは前作の「世界はサマー・パーティ」を髣髴とさせるものですが、つんく氏が曲作りを担当しているせいなのか、もっとカラフルな仕上がりの印象。ショッピングモールにある、ゼリービーンズとか売ってる店にあるお菓子みたいな、華やかで可愛らしいイメージ。ギターがリズムを刻んでるから、「世界は~」より賑やかなイメージなのかも。
真野恵里菜-MORE FRIENDS-元気者で行こう! -Giga Power Mix- ★★ (2011-08-09 00:32:58)
前作と最新シングル(My Days for You)しか聴いておらず、シングルの流れを追ってなかったので、この1曲目は面食らいましたね…いきなり3・3・7拍子に合わせてコール&レスポンス必至なチアリーディング風の掛け声、からのパンキッシュなギターリフにOi!Oi!ですからね…思わずCD止めて考えてしまいました(笑)。曲自体はキャッチーでアッパーで、知ってる人とカラオケ行って、煽りまくって歌ったら楽しそうだし悪くないですけど。まあびっくりはしました。
BRYMIR-Breathe Fire to the Sun ★★★ (2011-08-07 21:36:35)
2011年発表の1st。
某CDショップでは「大型新人」としてプッシュされ、メタルを取り扱う各レビューサイトやブログでもENSIFERUMやEQUILIBRIUM、TURISASなどトラッド/フォーク要素の強い、シンフォニックなクサメタルを愛好する人からは既に高い評価を得ている作品ということで、つい手が伸びてしまいました。まあミーハー代表なんで(笑)。
内容は前述のバンドの路線に近い、シンフォブラックの大仰さ+トラッドの土着的なメロディ+メロデス的なメタリックなギターワーク、という感じなんですが、アルバムオープニングのイントロからまあクサいこと(笑)。メロディを聴いているだけで、最近の映像志向のFFとか、SFX技術を駆使したハリウッド映画だとか、豪奢なエンターテイメント映像作品のようなムービーが脳内で流れてきました(笑)。
何人もの騎士たちが旗を
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DER WEG EINER FREIHEIT-Agonie ★★★ (2011-08-06 19:17:56)
2011年発表の5曲入りEP。
EPにしてはフルアルバムと同じくらいの値段だったんですけど、店頭で聴いて余りにも素晴らしかったので即買いしてしまいました。
端的に言えば、叙情的トレモロで曲全体を覆い尽くした、超メロディ重視型のブラックメタルという感じですが…KRALLICEやLITURGYなど、この手のトレモロ偏重なブラックってブラックメタル本来の価値観を逸脱していく傾向が強いのに対し、このバンドはメロディック・ブラックであることを確固として守りつつ、その上でトレモロリフに拘り抜いている感じ。
例えていうなら、DISSECTIONやNAGLFARの、トレモロリフを用いた、寒々しいパートのみを抜き出して、曲を構成したような感じでしょうか。何気に緩急の付いた曲作りや、一瞬リズムを引かせてタメを作った後の超メロウな疾走など、展開にエクストリームメタルならではの
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CRIFOTOURE SATANARDA-CRIFOTOURE SATANARDA ★★ (2011-08-06 19:08:50)
おそらく2000年発表デモの再発音源。
最初の3分くらいを聴いた感じでは、リフにトラッドメロを練りこんだ、プリミティブ寄りの音でそこまでヴァイキングっぽくはない作風なのかな?と思ってたんですが、その後面白いくらい雰囲気が一変しました。
もう本場のノルウェーのヴァイキングメタルバンドでも演らないような、コッテコテのトラッド風メロディが登場して、一瞬で意識を持っていってしまいました。最早やりすぎていて特撮のテーマソングとかに聞こえるような、熱く滾るヴァイキングメロディ。ヴァイキングを脳内に思い描いて作ったら本物よりそれらしく出来てしまった、みたいな感じ。少なくともメロディはそれくらい行ききってます。
収録曲は3曲と少ないですが、メロディが余りにも濃すぎるので物足りない感じはないですね。ブラック特有のRAWな音が大丈夫で、クサいメロディが好物の方は是非
ANCIENT HORNS-PROFANO ★★ (2011-08-06 19:04:34)
2009年発表の1st。
まず、フィリピンのバンドがDISSECTION(の1st・2nd)に思いっきり影響を受けたようなメロブラを演っているという時点で、なんだか心惹かれるものがありますね。但し、ドラムの音が軽めかつ手数の多い音で、バタバタした慌しく破れかぶれな印象を受けます。ギターよりもドラムの方が前に出気味な音作りも、そういう印象を強めてる感じ。
作風それ自体も、トレモロリフのメロディセンスや、ブラストの勢いに任せたような、DISSECTION辺りよりも衝動性の高い感じで、特にスラッシュの影響の強い、速弾きを交えた狂気的なソロが出てくるのは影響元にはなかった要素ですね。DISSECTIONの作風に、マイナーバンドならではの(?)無闇やたらに力の入った感じを加えたような音、というと近いでしょうか。
ちなみに、何故か2つCDを入れる場所があるD
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TODTGELICHTER-Schemen ★★★ (2011-08-06 10:51:23)
2007年発表の2nd。
これは本当に素晴らしい作品だと思う。
ファストなパートではファスト系並のブルータリティで攻め、メロディックなパートではメロブラ以上に美しいメロディを強調する、非常にメリハリの効いたスタイルのブラックメタルで、何故かヴォーカルは鬱系に近い高音でのマジな絶叫。神性が流出するかのような、神秘的なメロディを掻き鳴らすトレモロリフが非常に耳に残る、メロディセンスの高い作品。
サンプリングをバンドのバックにさりげなく仕込んできたり、神秘的なトレモロリフに、あたかもアトモスフェリックブラックのキーボードのようにバンドの音を包ませたり、曲の盛り上がりに合わせ、俄かにギターの音圧を増したり、何気に空間演出の巧みさが光る作風で、それが曲のカルト性・神秘性をかなり高めているんですよね。
2曲目の、ブラストとリフの轟音の中に、キリキリとし
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HIEMS-Worship Or Die ★★ (2011-08-06 10:45:32)
2009年発表の2nd。
火炎瓶を持った軍人と、バンドロゴが厚みのある塗料で描かれている、何気に凝ったジャケや、Moribundからのリリースということからも想像がつく通り、FORGOTTEN TOMB本隊よりも大分オーソドックスに攻撃性を発揮するブラックを演ってますね。独りブラックですが内省的な暗さよりも、エクストリームメタルとしての攻撃性が高い音。
ただ、基本はオーソドックスで凶悪なブラックメタルなんですが、後半ではグルーヴィなリフ・リズムを取り入れたり、ハモンドを挿入した長尺曲があったり、ハードロックやプログレへの傾倒を押し出したり、毛色の異なる展開も見せてますね。剰え、昔のブリティッシュロック(GUNのRace with the Devil)のカヴァーまで演ってますが…個人的にはこういう音楽に何の思い入れも無い(むしろ苦手)ので微妙ですね…サイケ趣味と
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HIEMS ★★ (2011-08-06 10:43:31)
FORGOTTEN TOMBのAlgolによるブラックメタル。
バンド名はラテン語で「冬」の意。
BEYOND LIGHT-Eclipsed Sun Path ★★ (2011-08-05 22:40:17)
2010年発表の1st。
TRISTやHAPPY DAYSにも関わったRH-がアートワークを担当。
まずオープニングがピアノとSEによる、かなり本格的に鬱世界に入っていくようなものだったので、本編入った瞬間ずっこけそうになりましたね(笑)。プリミティブ並に軽い、今にも消え入りそうな音。作風としては陰鬱なメロディを配した、鬱系に属するタイプですが…この手としては珍しくトレモロの頻度はそう高くなく、代わりにアルペジオや空間系のキーボードを多用してますね。音質とも相俟ってかなり儚い音になってます。
また、2曲目などでは最近のSATYRICONを平らに平らに、平べったく薄く延ばしたような鬱メロの平坦リフも用いられていますが…これが鬱ブラックが「バンドサウンドによるアンビエント音楽」「トレモロリフ中心のフューネラルドゥーム」というスタイルに落ち着く前の、初期FOR
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DIR EN GREY-DUM SPIRO SPERO ★★★ (2011-08-05 22:36:33)
個人的な印象では、「前作を超えた作品」ではなく、前作とは異なる方向を向き、かつ前作よりも深い位置に行ってくれた作品という感じですね。
前作は、「どす黒い靄に包まれるような音で、聴き込むうちにその靄が聴き手の中で形を成していくような作品」というイメージだったんですが、今作を初めて聴いたときは「神や魔のような、自分の感覚を超えた超常的ななにかが、遠くに存在する気配がする」というイメージでした。つまり、前作では最初から音に対して「当事者」として接する事が出来た感じでしたが、今回は行き過ぎてて最初は(物凄い作品である事は分かるけど)何がなんだか…というでしたね(笑)。
前作では演奏にしろヴォーカルワークにしろ、直接的に攻撃性や叙情性を描く場面も多かった感じですが、今作は全ての音が1つの情景を描いているような感じで、パッと聴きでのキャッチーさは減退している印象。特に顕著
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DARK FURY-Saligia ★★ (2011-08-05 00:33:20)
2010年発表の6th。
「シンフォニック」や「プリミティブ」などの形容詞の付かない、純粋なブラックメタルという感じの音ですね。トレモロリフを聴かせるパートではかなりメロディが強調されるため、敢えて言うならメロブラに近い感じ。NSやペイガン的な思想を持って活動しており、ブックレットにもそれっぽいステイトメントを載せたりしていますが、メロディは民族っぽさはそれ程感じない、ブラックメタルらしい暗度の非常に高いものになっています。
全体的にブラストと暗黒なメロのトレモロで攻めるパートの頻度が高めですが、ミディアムパートにもそれなりに力を割いていて、それらのパートではかなりの威風や存在感を感じさせてくれる辺り、流石ベテランといったところでしょうか。狂犬というより、狂犬病的なダウナーなヴォーカルも、目の焦点が合わないような狂気を感じさせてくれ、結構独特だと思う。
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DARK FURY ★★ (2011-08-05 00:31:45)
ポーランド産NSブラック。
人脈的にはFULLMOONやTHOTHと繋がりがある模様。
MONGO NINJA-No Cunt for Old Men ★★★ (2011-08-04 19:20:16)
2010年発表の2nd。
セールで安かったから何となく買ってしまったら、凄く気に入った一枚。
…私はこういう、ロックンロールのノリがある、パンキッシュなブラックメタルを聴くと、どうしてもマジな邪悪さよりも健全なアングライズムを感じてしまって、合わないと思うことが多かったんですが、このアルバムはそんな小ざかしいことを考える前に、凄まじいテンションでこんな困った嗜好の私ですら、ノセてしまう作品でした。
何が良いって、ほんとノリが素晴らしいんですよ!
リフもロックンロールテイストの強いグルーヴィなものですが、このリフがどう…とか分析する以前に体が動いてしまうドライブ感があるものですし、ライブではシンガロング(というよりシャウトアロング?)を誘発させたり、コール&レスポンスが起きる様子が容易に想像できる、キャッチーなヴォーカルラインには物凄いフックがある。
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MONGO NINJA ★★ (2011-08-04 19:15:40)
Ex-EMPERORのFaustが参加するパンキッシュブラック。
BLOOD TSUNAMIやSCUMといい、オールドスクールな音が好きなんでしょうか。
SANGRE ETERNA-AMOR VINCIT OMNIA ★★★ (2011-08-03 23:10:37)
2008年発表の1st。
タイトルはミケランジェロの絵画「愛の勝利」から取ったものと思われます。
(直訳すると、ラテン語で「愛は全てを征服する(Love Conquers All)」の意)
この作品、メロデスのメロディックな部分や、ゴシックの暗い美しさに耽溺するような感覚が好きで、その文脈でシンフォニックブラックも好んでいる方にはたまらない作品ではないでしょうか。刻みを多用したメロデス的なリフワークは正直ありふれている感じがしますし、COFのDaniを思わせるホイッスル的な絶叫も出来るものの、出し方を覚えたばかりのような弱いグロウルを多用するヴォーカルもあって、正直B級っぽさはあると思う。
しかし、そんな事は全くマイナスに感じさせないくらい、キーボードやリードギターが奏でるメロディが素晴らしいです。例えて言うなら、「Dusk and Her Emb
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SANGRE ETERNA ★★ (2011-08-03 23:09:38)
セルビア産シンフォニックブラック/メロディックデス。
ゴシック要素の強い耽美なメロディが非常に美味なバンドです。
THYRFING-Farsotstider ★★ (2011-08-03 23:00:36)
2005年発表の5th。
フォークメタルよりもエピック・メロディックブラックに近いスタイルのヴァイキングメタルを演る彼らですが、流石に日本盤リリースも経験した古参だけあって貫禄のある音を出してますね。空間系のキーボードやピアノによって深遠な雰囲気を演出しつつも、トラッドテイストを少し含むリフを中心に、エピックに展開する作風。ヴァイキングの勇壮さだけでなく、ルーンを用いて呪術を行っているような、神秘的なムードも時折垣間見せるのが素晴らしい。
専任のメンバーがいる割にはキーボードは要所で使われるに留まっているんですが、それが濫用するよりも断然曲をドラマティックにしてるんですよね。ピアノが入るパートではメロウ極まりない雰囲気が演出されているし、空間系のキーが入るパートではヴァイキング文化の神秘性がより強調されている感じ。メリハリの効いた使われ方。また、野太くダーティ
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ELDRIG-Mysterion ★★★ (2011-08-01 19:29:07)
2008年発表の3rd。
…これはかなり個性的なシンフォニックブラックですね。
同郷のNIGHTBRIBGERやKRALLICEにも通じる、高音を強調したキリキリした響きを含むトレモロリフや、繊細な音色のリードギターが神秘的かつメロウ極まりないメロディを奏でつつも、そこにオーロラ系の空間的な音色や、星の瞬きの効果音のような音色のキーボードを絡ませるスタイルで、LUNAR AURORAにも通じる神秘性を感じられる音。
ドラムが結構軽めだったり、ヴォーカルパートが比較的少なかったりはしますが、却ってそれがメロディを強調し、より情景描写的な傾向を強めていると思う。10分を超える曲を5曲収録という、大作主義な作風ですが、神秘的トレモロ+キー+疾走による陶酔感、起伏のあるメロウなメロディのお陰で、時間を忘れて聴き入ってしまいます。NIGHTBRINGERが病んだ瘴
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CENDRES DE HAINE-Bellum Omium Contra Omnes ★★★ (2011-07-31 19:38:42)
2010年発表の1st。1000枚限定らしいです。
タイトルの意味はラテン語で「万人の万人に対する闘争」。
ホッブズの唱えた、自然状態での人間の有り方についての言葉ですね。
そんな物騒なタイトルを冠した作品ですが、出音の方は「万人の万人に対する闘争」どころじゃないですね…むしろマサカリを持ったブラックメタラーによる一方的な虐殺であり狩りです(笑)。ノイジー極まりないプロダクションやリフ押しの作風はプリミティブの系統に属するものですが、曲のテンションの高さや音圧はファスト/ブルータルブラックのそれで、相乗効果でおっっ…そろしく野蛮な音になってしまってます。
スイスのバンドなのにメロディの方向性がフレンチブラック的な、メロウで、耽美さと毒々しさ、邪悪さを併せ持つもので、しかもそれを轟音で掻き鳴らしてくれるものだから、更に音は派手になる一方なんですよね…
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CENDRES DE HAINE ★★ (2011-07-31 19:36:57)
スイス産ブラックメタルバンド。
バンド名はおそらく仏語で「憎しみの灰(Cinders of Hate)」。
TEMPLE OF NOT-Μέλαινα Τάξις τοῦ Θανάτου ★★ (2011-07-31 19:28:34)
2010年発表の1st。おそらく150枚限定。
ジャケ買いしたら、NIGHTBRINGERのメンバーのプロジェクトだったとは…
なんか嬉しくなってしまいますね(笑)。
肝心の内容は、インダストリアルノイズやドローンを用いた、まるで地底にいる時に聴こえてくる音をそのまま表したかのようなダークアンビエントで、かなりカルトな内容。この手が好きならば地底にある密教の寺院で瞑想をしているような、宗教的ムードに浸れる事請け合いな一枚。確実にNIGHTBRINGERに通じるような、暗黒性がありますよね。
メロディやドラマ性など、通常メタルに求められる普遍的な価値観とは全く異なる視点から作られてる音ですので、購入の際は覚悟を決めてお求めを。…と言っても、このアーティストページ見てるような人ならまあ損はしないでしょう(笑)。
TEMPLE OF NOT ★★ (2011-07-31 19:26:43)
アメリカ産ブラック/ダークアンビエント。
NIGHTBRINGERのメンバー2名によるプロジェクト。
AVICHI-The Devil's Fractal ★★★ (2011-07-30 21:34:53)
2011年発表の2nd。
ぶっちゃけNACHTMYSIUMメンバーのプロジェクトと、Profound Lore Recordsからのリリースというネームバリューで買ってしまったんですが、これが予想を超える素晴らしさ。…こういう褒め方はバンドにとって不本意かもしれませんが、最近のDEATHSPELL OMEGAの、聴き手の目の前に神や魔のような、超常的な存在となって顕現するかのような、ふてぶてしいまでの存在感を、テクニカルな演奏やブルータリティといった要素を使わず表現したような作品だと思います。
辺りをベタで平らに黒く塗りつぶすような、妙な太さのあるリフの音色や、ヴォーカルの威厳を込めてサタンの預言を説くような低音などから受ける聴き心地、基本的にリフ押しの、プリミティブブラックの延長上にあるような作風は、むしろDSOの3rdに近い感触を覚えるんですが、メロディ
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AVICHI ★★ (2011-07-30 21:32:56)
アメリカ産ブラックメタルバンド。
現在はNACHTMYSTIUMのAamonaelの一人体制で活動している模様。
HELFAHRT-Drifa ★★ (2011-07-30 21:26:51)
2010年発表の3rd。
このバンドも、ペイガニズムや神秘主義を思想に持っているようですが、民俗楽器を積極的に導入してお祭り的なムードを出すタイプではなく、トレモロリフを中心に疾走し、アコギパート等を絡め叙情性を演出する、メロディックブラックの基本を押さえつつ、その中に時折民族的な響きを持つメロディを入れてくるタイプですね。
最初の3~4分を聴いた時点では、いまいちメロディに起伏が無く「…もしかして地味?」と思ったんですが、その後はしっかり激情のメロディを垂れ流しつつ疾走してくれて一安心。何気にベースの響きが太くて、リフの丁度良い歪みとも相俟って聴いていて心地よい音になってます。
ただ、激情メロディが炸裂するパート、神秘的なキーが覆い被さるパートは心底素晴らしいと思うものの、ちょっと「引き」に当るパートが弱くて、どうも緊張感が持続しないのが勿体無
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HELFAHRT ★★ (2011-07-30 21:24:59)
ドイツ産ペイガン・ブラック。
最初はMaximilianのソロプロジェクトとしてスタートしたとか。
現在はTHULCANDRAのメンバー2名が在籍してます。
THE KONSORTIUM-THE KONSORTIUM ★★★ (2011-07-28 22:50:09)
2011年発表の1st。
歌詞カードかと思ったら、微妙なサイズの微妙なポスターが付いてきたんですが…
どうすれば(笑)。
この作品、もしかするとOV HELL以上に、ノルウェー産ブラックの血脈を正しく受け継ぐアルバムなのではないでしょうか。タイプとしては、SATYRICONの「Rebel Extravaganza」やTHORNSの「Thorns」アルバムを連想させる、金属的な響きがギラついたイメージを与える、鋭利なリフ捌きを中心に展開するブラックで、インダストリアル要素はそれほど強くないのに、リフの音色で機械的に聴こえる音作りですね。前述の2作品と比べると大分音質自体は聴きやすいですが、感触的には確実に共通するものがあると思う。
また、パートによってはKEEP OF KALESSINを連想させる、ストレートにエクストリームメタルならではのテクニカル
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THE KONSORTIUM ★★ (2011-07-28 22:48:01)
MAYHEMや1349にライブメンバーとして在籍し、OV HELLやNIDINGRでも活躍するTelochらによるバンド。MAYHEMのBlasphemerの後釜は彼が入ってくれればいいのに…。
MERIDIAN-The Seventh Sun ★★★ (2011-07-27 20:33:53)
2002年発表の1st。
これ一枚で解散したなんて信じられない位、良いアルバムですね…。
路線としては、スラッシュメタルのテクニカルさを十分に引き継いだ、刻み重視の変化に富んだギターリフを中心とした、クオリティの高いブラックメタルに、EBM的な打ち込みパートや、ノイズ・サンプリング、不穏なキーボード等のインダストリアル要素が絡むタイプ。時折ギターの歪みをインダストリアルノイズに近づけたり、(MORTIFERAの)Noktuに近い粘着質ながなり声もハーシュな響きがあったり、音像を上手くインダストリアル要素に溶け込ませる工夫も成されている印象。
このバンドが素晴らしいのは、そうしてインダストリアルを上手く導入しながらも、それを取り去ったとしてもバンドサウンドがマッシブで、十分に聴き応えがあることなんですよね。特に前述のテクニカルなリフや、妖艶なメロディを紡ぎ
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MERIDIAN ★★ (2011-07-27 20:32:55)
スイス産インダストリアル・ブラック。
2002年に一枚のアルバムを残して解散してしまったみたいです。
BUNKUR-Nullify ★★ (2011-07-27 20:27:13)
2009年発表の2nd。
最初は聴き手の足元を浸すくらいだったのが、徐々に水位を上げ、聞き手を窒息させんとするような重低音、遅すぎて最早リズムの体を成していないようなリズム、デス声やシャウトというより、助けを呼ぶ哀訴のようなヴォーカル、聴き手の神経に障るノイズ・サンプリングが重なり合って出来る、差し込む光を全て吸収して無に還すようなドローン・サウンド。FF5のラスボスが使っていた「無の力」を音にしたら、こんな感じかもしれませんね。
一応、潮の満ち干きのような重低音の波があったり、ドラムを何かが緩やかに崩壊するように打ち鳴らしてみせたり、全てのものが海の底の藻屑と消えるような景色を思わせるエンディングがあったり、一応展開はあるといえばある…という感じですが、全体的に見たら三部構成だったEARTHの「Earth 2」よりも更にどす黒くて平らな音だと思う。これに比べ
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BUNKUR ★★ (2011-07-27 20:23:57)
オランダ産ドローン/ドゥームメタルバンド。
初期EARTHやSUNN O)))以上にカルトな音出してるバンドです。
FURZE-Reaper Subconscious Guide ★★★ (2011-07-25 23:19:46)
2011年発表の、個人的に密かに待ち望んでいた4th。
CandlelightからAgoniaに移籍してのリリース。
今作は70-75年のBlack Sabbathに捧げるアルバムという性格のせいか、神経症的なメロディをトレモロで弾き疾走するプリブラ的パートはありつつも、2nd以上にドゥーム色の強い作品ですね。プレイボタンを押して流れてきた音が、今にも止まりそうなポンコツカーに乗っているような奇妙なアンサンブルで、面白く思うと同時に安心しました。ああ、やっぱりこの人は変態のままだ…と(笑)。
2ndと比べると、暗黒色は多少薄まっている印象は受けますが、その代わり今までになくサイケな感触が強まってますね。この手の音ってどれだけ聴き手を陶酔させられるかが勝負…的なところがありますが、今作は適度に、というか適切にRAWなギターの音色といい、Woe J Reap
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IGNIS GEHENNA-Revelations of Sinister Rebirth ★★ (2011-07-25 23:15:43)
2010年発表の5曲入りEP。
ぶっちゃけジャケ買いです(笑)。
このアートワークといいバンドロゴといい、曲名といい、如何にも精神世界や神学レベルで悪魔主義にハマりこんでる感じじゃないですか(笑)。まずイントロからして、クワイアでかなり禍々しいムードが漂ってますが…そろそろSEで引っ張りすぎと思い始めた頃に入ってきたバンドサウンドに驚きました。思ってた以上に、凄まじくブルータルな作風ですね…。
音に叩き潰されるような感覚は、MARDUK等のファスト系にも近いですが…こっちは音がダマになった轟音で、フレーズの聴き取りやすさをある程度犠牲にしている代わりに、異様な迫力が出せていると思う。Mikko Aspaの声をデカくしたようなヴォーカルもあり、特に1曲目のミドルパートなんて、リフの一回一回がコロッサスの踏みつけのように重々しくて暴虐。
肉体的
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IGNIS GEHENNA ★★ (2011-07-25 23:14:00)
オーストラリアのブラックメタル。
DROWING THE LIGHTにも関与したNihiliferの独りバンド。
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