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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 6001-6050
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Si monumentum requires, circumspice-Sola Fide I ★★★ (2005-07-10 10:45:12)
「First Prayer」が終わると同時に、物凄い重い音塊が…
最初のほうは全ての視界を遮られてしまうような真っ黒な雰囲気ですが、途中それに加えてメロディアスなリフも。そのそれぞれが引き立て合ってこの曲を彩っています。
Si monumentum requires, circumspice-Sola Fide II ★★★ (2005-07-10 10:44:55)
「SOLA FIDE Ⅰ」よりも更に長く、よりドラマティック。
1分30秒くらいの所など、度々登場するタームの長めなメロディの荘厳リフが素晴らしく良いです。ラスト近くの「SOLA FIDE...」からの呪殺声がかなり怖い。ちなみに、「Sola Fide Sola Deo Infernani Gloria」は、「信仰のみに、地獄の神のみに栄光あれ」という意味みたいです。
Social Disservices ★★ (2012-06-15 00:45:12)
2011年発表の3rd。
聴き手の視界を埋め尽くすような、轟音のギターリフを伴って疾走するパートをメインに据えた、シューゲイザー・ブラック的な音作りの成された作品ですが…ギターノイズの出力に強弱を付けてみせたり、ドラムが音に埋もれない立体的な音色、かつ切り返すようなフレーズの多いものであったり、聴き手をトリップさせるミニマルさや音圧は維持しつつ、色々な工夫がされている感じですね。
また、北欧ブラック風の寒々しいトレモロや、メロウなリードギター、敢えてリフの轟音から浮くような音色を用いたようなキーボード等、ある程度変化に富んだ展開も取り入れているのも良いですね。1曲目は割とミニマルさが強いものの、アルバムが進むほどドラマティックになる感じで、特に3、4曲目で一旦音圧を引かせ、冥府の川がせせらぐようなトレモロを聴かせるパートが、ダークかつメロウで個人的にはかなりツ
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Soul Station ★★★ (2003-12-22 20:57:48)
「マグマ」の中で最も歌詞とメロディの完成度が高いと思う一曲。
巧みな情景と心情の描写は正に作詞家・稲葉浩志の独壇場と言った感じで恥ずかしながらちょっと泣きそうになるほど感動してしまいました。
ただ、「誰も救えない」「誰の言葉も届かない…」と半分引き篭もりに足を突っ込んでそうな詞の内容なので、人によってはダークに感じるかもしれません。
私的にはそういう心情を包み隠さず表す歌詞は大好きです。
Still Life-Face of Melinda ★★★ (2005-04-22 23:08:10)
この曲のヘヴィパートのリフ、やばいですね…
そこはかとなく優雅で儚げ、それでいてダークな旋律がヘヴィな音圧の中に織り込まれていて、思わずうっとりしてしまいます。前半のアコースティックパートも勿論良いんですが、後にこんなリフが控えてると知ってしまうと、何か「お預け」されたような心境になってしまいます(笑)
Still Life-Godhead's Lament ★★★ (2005-04-22 23:07:56)
いつも通りのプログレデスですが、この曲はOPETHの楽曲の中でも最も素晴らしい歌メロを持っていると思います。こんなにロマンティックで哀愁を感じるメロディ、歌謡曲のミリオンヒットを探したってそうそう見つかるもんじゃないですよ…
Still Life-The Moor ★★★ (2005-05-10 22:24:11)
この一曲だけでも楽しめるって言う意見には心から同意します。
二重になったイントロがいやがおうにも期待を煽りますが、その期待を裏切るどころか2倍にして返すくらいの超名曲。この曲もほんとに歌メロがいいですね。一緒に口ずさみたくなります。
Still Life-White Cluster ★★★ (2005-05-10 22:23:56)
コンセプトアルバム「Still Life」の有終の美を飾る、ドラマティックな展開の曲。特に6分半くらいの所は言葉では表せないほどの劇的なメロディが渦を巻いています。この部分、ほんとに神懸かってるとしか思えない…ラストにアルバムの世界を閉じるようなインストもあり。
Storm of the Light's Bane ★★★ (2004-10-22 20:24:00)
95年発売の2ndアルバムですが、1stとはかなり異なるサウンドを聴かせてくれますね。勿論ギターのメロディアスな疾走ブラックメタルという、根幹の部分は変わっていませんが、まずギターのディストーションが分厚くなったため、リフの寒々しさと禍々しさが更にアップして正にブリザード・スタイルといった感じの音を構築しています。
一方では歪みが厚くなったためにある意味でのキャッチーさは減り、1stよりも即効性は減退したように感じますが、その分収録曲の数が絞られ、もっと世界観が統一されたように思います。私的には最初は1stの方が好きだったけれど、聴きこむに従ってこっちがお気に入りになっていきました。
ちなみに輸入盤には通常盤のほか、「WHERE DEAD ANGELS LIE」のデモ音源、TORMENTORのカヴァー「ELIZABETH BATHORY」(←うめき気味に歌うJ
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Storm of the Light's Bane-Night's Blood ★★★ (2004-10-22 20:22:53)
ギターによる暗黒ワルツとでもいうべきインスト「AT THE FATHOMLESS DEPTHS」から続けて超かっこいいイントロへ。このアルバムの収録曲全体に言える事ですが、テンションの高さが途切れる事無く最後まで聴ける所が素晴らしいです。
Storm of the Light's Bane-No Dreams Breed in Breathless Sleep ★★ (2004-10-22 20:22:33)
アルバム最後のインストですが、これ単体で聴いても良いと思えるメロディセンスは流石DISSECTIONです!!
Storm of the Light's Bane-Thorns of Crimson Death ★★★ (2004-10-22 20:23:50)
1stの「BLACK HORIZONS」のサビ部分並にテンションが上がる勇壮なリフが凄くカッコイイ曲。3回登場するサビの「THORNS OF CRIMSON DEATH」というフレーズの歌い方が毎回違いますが、私的にはライブ盤の一回目の「DEATH,DEATH,DEATH!!!」と3回叫ぶパターンが一番好き。
Storm of the Light's Bane-Unhallowed ★★★ (2004-10-22 20:23:13)
この曲、DISSECTIONの曲の中でもリフが最高に邪悪な部類に入るのではないでしょうか?ほんとに猛吹雪って感じですね。ギターソロなど意外にメロディアスな部分もあります。
Storm of the Light's Bane-Where Dead Angels Lie ★★★ (2004-10-22 20:23:31)
「闇は見る者を魅了するが、それに属するものでなければその餌食でしかない…」というコンセプトの曲。闇に魅せられた天使の運命や如何に…(笑)
これはDISSECTION流のバラードなのでしょうか?ゆったりと、耽美な暗黒世界を聴かせてくれます。イントロのツーバスと叙情メロのギターが絡む所は痺れました。
Streams of Blood-Ultimate Destination ★★★ (2014-02-23 11:51:56)
2013年発表の2nd。
某所の売り文句で、DARK FUNERALやMARDUKなどのファストブラックが引き合いに出され、それらを速さに特化したような…的な紹介がされている時点で強烈な音なのは察せられますが…確かに聴いてみてそのコメントも納得できるような、ウルトラファストな暴虐ブラック。とにかく硬質な打音をビキビキ叩き込みまくる、豪速のブラストを中心としたドラミングが強烈な作品。
速さに拘ったリズムは追い立てられるような焦燥感をもたらしますが、ブルータルさの陰に隠れて何気にメロディが良い仕事してるのが、その焦燥を更に掻き立てるんですよね。陰鬱なメロディを湛えたトレモロやキーボードは、黒い影が立ち上ってくるかの如きムードを強調し、亡者の群れが蠢くような邪悪さを醸し出してますね。こうしたメロディ使いであったり、実は緩急の付いた展開、速いだけでなく耳を引くフレーズ
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SÚL AD ASTRAL-Súl Ad Astral ★★★ (2014-05-29 10:20:28)
2013年発表の1st。
ブラックの本来持つ邪悪さや悪魔崇拝的ムードではなく、トレモロリフの繊細な響きや、ギターリフのオブスキュアさを醸し出す歪んだ音色、ファストなリズムのもたらす酩酊感などの「様式」を借り、神秘的で非日常的な世界観を描き出す、いわゆるポスト/シューゲイザー・ブラックな作風ですが…この手のバンドの中でも、ブラックの様式を非日常感や儚さといった要素に上手く結び付けられているのではないでしょうか。
特に素晴らしいと思ったのは、トレモロリフの音色ですね。高音域でキリキリ言わせるような音色を多用しているんですが、これが意識の底に響いてくる鈴の音のような、何とも言えない幻惑的で神秘的で、非日常感に満ちた雰囲気を醸し出していて素晴らしいんですよね。こっちは邪悪さとか全く意識していないと思いますが、日常からの乖離の度合いはLUNAR AURORAの傑作「An
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SÜHNOPFER-Offertoire ★★★ (2015-02-05 12:14:49)
2014年発表の2nd。
かねてより、フレンチブラック屈指のクサメロ耽美ブラックとの評判を耳にしていたので、新譜が出たのを機会に購入してみましたが…噂に違わぬクサクサ振りで素晴らしいですね。作風自体は、トレモロ+ブラスト一辺倒ではなく、起伏を付けつつも苛烈に聴き手を追い詰めるような緊張感のある雰囲気、鬱ブラックにも通じる精神異常系高音絶叫がカルトな風味を感じさせつつ、音作りのクオリティはかなり高いブラックという感じですが…。
肝心のメロディですが、正直これ、たまらないですね(笑)。全編に渡って極限まで濃縮された、フレンチブラック特有のロマンティックかつ病みの入ったメロディが氾濫し、クサメロ好きの琴線を掻き毟り続ける、ある意味凄まじい作風。個人的には、このアルバムのメロディを聴いていると「雅やか」という言葉が浮かんでくるんですよね…楽曲は壮絶極まる展開を見せてい
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TAAKE-...Doedskvad ★★★ (2005-10-02 18:19:00)
今年発売された3rdアルバム。
私はこれしか持ってませんが、前2作と合わせて3部作になっているみたいです。
「TRUE NORWEGIAN BLACK METAL」を自ら標榜している事からも分かる通り、音楽性はトゥルースタイルのブラックメタルなんですが、この作品はメロディックブラックを標榜するバンド以上にメロディアスです。もちろんブラックらしい邪悪さもありつつ、ヴァイキングっぽい勇壮さ、そして時には華麗ささえ感じられるメロディが、「アクセント」どころではなく曲の全体を覆い尽くしている作風。良いメロディが多すぎて、どの部分がアルバムのハイライトかを挙げるのが困難なほど(笑)。トレモロリフでグッとくるメロディをかき鳴らすのは勿論の事、刻むタイプのリフを弾く時でさえ美しいメロディを織り込んでくるセンスが素晴らしいです。
名盤「Under The Sign Of
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TAAKE-...Doedskvad-HORDALANDS DOEDSKVAD PART Ⅰ ★★★ (2005-10-03 16:48:31)
アルバムの幕開けは、このヴァイキング的な威風漂うリフとヴォーカルのアジテーションがかっこいいテンション高めな楽曲。
途中煽ってるのはNattefrostかな?この人も熱い叫びも邪悪ながなりもこなせてて凄いです。スタイル的にHoestと気が合いそう。
TAAKE-...Doedskvad-HORDALANDS DOEDSKVAD PART Ⅲ ★★★ (2005-10-03 16:48:56)
凄く「泣き」要素の強いリフをフィーチャーした曲。
このアルバムは全編良いんですが、強いて挙げるならこの曲が一番かな…。とにかくリフが良くて、もしこのリフを簡単なリズムと共に10分以上繰り返すミニマルな曲があったとしたら、それでも最後まで飽きずに聴けちゃいそう。
TAAKE-...Doedskvad-HORDALANDS DOEDSKVAD PART Ⅳ ★★ (2005-10-03 16:49:10)
これも3曲目に続いてリフがやばい!!
この編まで聴き進むとだんだんこのアルバムが如何に名盤かが身をもって感じられるんじゃないかと思います。Hoestはリフに感情を込める事に関しては職人の域ですね…。
TAAKE-...Doedskvad-HORDALANDS DOEDSKVAD PART Ⅶ ★★★ (2005-10-03 16:49:24)
リフに正統派好きにも受け入れられそうなかっこよさが封じ込められた曲。もちろんブラック要素は依然として強いので、正統派が苦手な私にもそのかっこよさがストレートに伝わってきます。しかしキレのあるリフを書くなぁ…
TAAKE-Nekro ★★★ (2007-05-27 20:22:00)
2007年発表の3曲入りEP。
2005~2006年に発表された2曲とVONのカヴァーという内容。
シンプルながらバンドロゴの映えるジャケットが美しく、購買意欲を煽りますね。
アルバムを2部に分け、そのそれぞれに「Side Piss off」「Side Fuck off」というサブタイトルを冠したり、ANTI-HUMAN,ANTI-LIFEのTNBMロゴを裏ジャケに載せたり、何故か最近HoestやCoraxが警察に捕まったり(笑)、反骨精神剥き出しながらもメロウな、質の高いメロディを聴かせてくれるのはやはりTAAKEといった所でしょうか。
メロデス好きもこっちの世界に引き込めそうな、クオリティの高い名作と言えた前作(3rd)に比べると、音質はやや軽めになりギターのザラザラした感触が強くなったため、少しプリミティブに近付いた感があったり、3曲目にミニ
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TAAKE-Nekro-Hennes Kalde Skamlepper ★★ (2007-05-27 20:34:19)
11分を超える大作曲。
前半はメロディアスなリフで押していく、TAAKEらしいと言える展開で、後半はザラザラしたギターを軸に据えてメロウなベースや幽霊のような女性Voも聴ける曲。正直、11分もあるならTAAKE独特のメロウリフとHoestの絶叫で長時間嬲り続けるような曲が聴きたかったと思わなくもないですが、これも悪くないです。
TAAKE-Nekro-Lamb ★★★ (2007-05-27 20:28:38)
VONのカヴァー。
かなり短かめの曲ですが、後半のメロディアスながらも禍々しさも感じさせるリフといい、最初の呪文から絶叫するようなヴォーカルといい、ドラマティックと言っても過言ではないかっこよさ。
TAAKE-Nekro-Voldtekt ★★★ (2007-05-27 20:26:21)
メロウなTrue Norwegian Black Metalのお手本のような、スタンダードとも言える魅力に溢れた名曲。TNBMのロゴに惹かれた人にはもちろんのこと、そうでないノンケな人にもその魅力を伝えきってしまうような素晴らしいメロディセンス。やっぱりこのEP、3曲入りだけど買う価値大有りですね。
TAAKE-Taake ★★★ (2008-12-10 23:27:00)
2008年発表の4th。
ブラック特有の寒々しさや幽玄さ、オールドスクールでダーティな雰囲気、メロデスに通じるメロウな泣きなど、ブラックのリフ捌きによって表現できる感情や情景をいずれも高いレベルで表現しているブラックメタルを演っているのは相変わらずですね。ブラックのリフ捌きの理想系の一つと言っても良いくらいの音楽性で、3rd同様、ブラック好き以外にもメロデスなどリフのかっこよさを最重視するタイプのメタルを愛好するリスナーにも大いにアピール出来る作風ではないかと思います。
ただ、今回は画面の真ん中にザラザラしたノイズが入っているような少し辛口な音質のため、ブラックをある程度聴いている人でないと受け入れがたい部分もあるかもしれません。でもこの音質が、寒々しいパートでは吹雪のようなイメージ、幽玄なパートでは霧が掛かったようなイメージを加味したり、オールドスクールなパ
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TAARMA ★★ (2011-05-03 21:18:41)
アフガニスタンの独りブラック。
トリビュート盤をリリースするほどのXASTHURフリーク。
TAARMA-Remnants of a Tormenting Black Shadow ★★★ (2011-05-03 21:24:34)
2007年発表の1st。
トリビュート盤をリリースしたり、このアルバムにもXASTHURのカバーを収録したり、XASTHURから多大な影響を受けているだろうことは予想してましたが…素晴らしい事に、「葬式ドゥーム並のスローテンポ+陰鬱なトレモロ」「アンビエント要素の導入」という、スタイルの面だけでなく、XASTHURの持つ実験精神まで受け継いでいるんですよね、このバンド。
例えば、キーボードとノイジーなギターリフを融和させたような音質で、質量感や奥行きのある、普通のバンドが成しえないような暗黒を表現したり、ノイジーなリフの中で加工されたトレモロリフ(キーボード?)が密教の儀式の中に響く民族楽器を思わせる音で鳴っていたり、音質・音像を意図的に、実験的に操って陰鬱さを表現する手法は、中期以降のXASTHURに通じると思う。
更に、魔界の森に取り込まれ、
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TACTILE GEMMA-Tactile Gemma ★★ (2009-01-31 05:54:00)
THE 3RD AND THE MORTALのAnne-MaryとATROXのMonikaが共演したプロジェクトの1st。
…と言っても、この一枚で解散してしまったようですが…。
THE 3RD~で魔性の表現力でリスナーを幻想の世界へ誘ったAnne-Mary、ATROXで他に
例のない圧倒的な変態ヴォーカルでカルトな支持を得たMonikaの姉妹の共演という事で、
リスナーとしてはやっぱり二人のヴォーカルによるめくるめく怪奇ゴシックな世界観を
期待してしまう所ですが…全くその期待の通りの作風ですね(笑)。
今作では声楽的な歌い方が多用され、ATROXのようにずっと壊れているわけではないですが…
それだけに、「そういう歌い方」が来た時の恐さは格別。Anne-Maryの魔女のような威風すら
感じる歌唱と、メルヘン童話の無垢なヒロインから精神異常者
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TACTILE GEMMA-Tactile Gemma-Blackberry Jam ★★★ (2009-01-31 05:59:36)
黒魔術に傾倒した舞台女優のような声で歌う「Black beetle~」が強烈な印象を残す曲。悪意を篭めた笑い声も恐い。笑い声がよりよく聞こえ、後半のパフォーマンスが赤ちゃんのむずがる声のSEを取り入れたのかと一瞬錯覚するような熱演のプロモ版の方が個人的には好き。
TACTILE GEMMA-Tactile Gemma-Chimeras ★★ (2009-01-31 05:56:05)
この、メタルとはまた違う重低音の効いた音像を妖気や不吉さに変換できている、曲作りのセンスもまた素晴らしい。姉妹のヴォーカルに耳が行きがちですが、実は曲自体もかなり良いと思う。
TACTILE GEMMA-Tactile Gemma-Come Eclipse ★★★ (2009-01-31 05:58:46)
姉妹のハモリが、調和ではなく「分裂」を感じさせるのが面白い曲。
しかも「精神異常者」と「魔女」に分裂してしまった感じ。
TACTILE GEMMA-Tactile Gemma-Through Your Eyes ★ (2009-01-31 05:57:43)
やっぱりRune氏は姉妹のヴォーカルを活かす事に心血を注いでいると思う。
こういう路線なのにリズムがギロのみというのが意外。
TACTILE GEMMA-Tactile Gemma-Whiz ★★★ (2009-01-31 05:57:00)
ほとんど歯医者のドリルとしか思えないような高音に驚きました。
低音のグルーヴが、魔術による陶酔感に変わっていくような心地良さも好み。
TAL'SET-LA VIA DEL GUERRIERO ★★★ (2012-08-17 10:07:50)
2012年発表の1st。
イタリアのアヴァンブラックの、有力レーベルATMFよりリリースのデビュー作という事ですが、これはなかなか面白いアルバムですね。
基本的にはスラッシーなリフを上手く活かし、疾走パートでは激しく、ミッドテンポのパートではヘヴィに聴かせる、骨太なブラックメタル。クリアかつ厚みもしっかりある、質の高い音作りやスラッシュ/ハードコアの影響の強い、野太い怒号ヴォーカルも相俟って肉体的な攻撃性も強く感じられる音。そのメタリックに芯の通った音を軸として、様々な要素をブチ込んでくる作風ですね。
雄大なメロディを聴かせるシンフォニックなパートや、アコギやパーカッション、笛系のキーも用いたペイガン要素の強いパートなど、展開のバリエーションは多岐に渡りますが、ULVERの2ndを思わせるフォーキッシュなメロディの合唱まで飛び出した時はかなり驚きましたね
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TAMERLAN EMPIRE-Isfahan's Fall ★★ (2017-07-31 11:30:18)
2015年にデジタルで発表されたデモのCD版。
2016年に100枚限定でリリース。
特にシンフォ系やメロディック系にはクサメロ好きに刺さる音を出してるバンドが少なくないですが、このバンドもそんなシンフォニックブラックの一つですね。苛烈なリズムや凶悪なヴォーカルなど、エクストリームメタルとしての攻撃性は備えつつ、トレモロリフやピアノによって奏でられる、ちょっと中近東風味のメロディは味わい深く、かなり印象に残ります。
ただし、ノイジーなリフによって音圧を稼ぐ音像は、若干メジャーバンドと比べるとチープな印象も拭えないかも…。ただ、ドローンめいた音やパーカッションを用いて儀式的な雰囲気を醸し出している部分なんかは、独特のカルトさがあって悪くないです。中近東系のメロディともマッチしてますしね。
ちなみにデモ扱いながら演奏時間は36分と、やや短めのフ
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TANGERINE DREAM-Force Majeure ★★ (2007-02-06 21:41:00)
何枚目かは分かりませんが、クレジットによると79年の作品。
BURZUMの「TOMHET」やNEPTUNE TOWERSの音源のレビューなどで、よくKLAUS SHULZEと
このTANGERINE DREAMに言及されているのを目にして、どんなものなのか興味を持って
聴いてみたんですが、こういうジャンルには門外漢の私でも気に入るくらい良い作品です。
KLAUS SHULZEの「IRRLICHT」を先に聴いて、こっちもそういう恐ろしさを感じさせるような
シンセ音楽かと思ったんですが、良い意味で裏切られました。もちろん神秘的だったり
浮遊感があったりというのはありますが、時々飛翔感をも感じさせる爽やか(?)なメロディが
出てくるのに驚きました。っていうか、全体的にかなりメロディアスな作りで、普段
歌モノばかり聴いている人でも納得してしまうくら
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TANGORODRIM ★★ (2014-02-07 11:59:09)
イスラエル産ブラックメタルバンド。
中東産でSouthern Lord所属というちょっと変わった経歴。
TANGORODRIM-Justus Ex Fide Vivit ★★ (2014-02-07 11:59:52)
2007年発表の4th。
経歴的に面白そうなのでなんとなく購入してしまいましたが、これがなかなかにかっこいいオールドスクールブラック。
RAWで響きのいいドラミングに、ジャリジャリした質感のブラックメタルらしい生々しさを残した音作りなんですが、この音作りがオールドスクールなノリの良さと見事に合ってるんですよね。疾走パートは邪悪さを撒き散らしつつのドライブ感がなんとも気持ちいいし、テンポを落とすようなパートではどす黒さが際立っていて威圧感がある。ヴォーカルは地声成分がかなり混じった野太いがなり声。こういうスタイルを下手なシンガーがやると目も当てられない事になりますが、このヴォーカルはしっかりドスを効かせられているのが素晴らしいですね。邪悪さ、存在感も申し分なし。
単純に聴いていて気持ちのいいアルバムでありながら、邪悪さ、どす黒さもしっかり感じさせてくれる良
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TARTAROS ★★ (2008-09-16 18:23:00)
EMPERORのライブメンバー、Charmand Grimlochによる独りブラック。
やはりEMPEROR関連は才人が多い…。
彼、今何してるんでしょうね。
EP聴く限りかなり良いミュージシャンだと思うんですが…。
TARTAROS-The Grand Psychotic Castle ★★★ (2008-09-16 18:20:00)
97年発表の5曲入りミニアルバム。
ボーナストラック2曲を収録した再発盤も出ている模様。
Charmand GrimlochはEMPERORでも(ライブ)キーボードを担当してた事からも分かるように、スタイルはシンフォニック・ブラックなんですが、シンフォ要素の作りこみが半端ではないですね。ゴシック・ホラー風味の耽美で妖しく、恐怖感を煽りつつ、どこかロマンティックな音色を多用したキーボードはそれだけを抜き出してもホラー映画のサントラに使えてしまいそう。
…尤も、実際使おうとしたら、メロディが派出すぎてBGMにならないという理由で却下されてしまいそうですが(笑)。
バンドサウンドもギターの歪みのきつめなRAWで勢いのある音で、ところどころトレモロリフを入れたり上手く援護してますが、やはり主眼はキーボードの方に置かれているという印象。このキーがバンドを飲み
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TARTAROS-The Grand Psychotic Castle-The Grand Psychotic Castle ★★★ (2008-09-16 18:22:36)
イントロから人体に有害な波長の音が含まれてそうなキーに乗せて、キモかっこいい笑い声でインパクトは充分。悪の魔術師か何かになりきってるような感じ(笑)。なりきったまま普通声で歌い上げてますが、この普通声がIhsahnにも通じる朗唱で絶品。その後のデスヴォイスも悪魔的な雰囲気でかなりかっこいい。…こういう歌い方が出来るなら、他の曲でももっとやって欲しかったな。
TARTHARIA-Bleeding for the Devil ★★ (2015-07-27 22:53:11)
2014年発表の4th。
ゴシック性を感じさせるメロブラは沢山ありますが、このバンドはその取り入れ方というか、配分が独特で面白いですよね。神秘性を感じさせるキーボード、メロウさを感じさせるリフ、一部で導入されたシアトリカルな雰囲気を醸し出す女性ヴォーカル…などは確かにゴシックに通じる感性を感じ取れるのですが、全体的にマッシブでやたらオラオラな攻撃性が感じられるのが特徴です。
特に鉈で叩き斬るようなヘヴィネスや、スラッシュメタルに通じる生々しい攻撃性を封じ込めたリフワーク、ハードコア的な獰猛さや野蛮さを感じさせるヴォーカルなどが、作風をやたらイカツイものにしているんですよね。音量は作風の割に小さい気がしなくもないですが、上げるとやたらマッチョな音になりますし。この配分の仕方ってなかなか無いものだと思います。
キーや女性ヴォーカルを取り入れた作風から
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TEARS OF TRAGEDY-ELUSIVE MOMENT ★★★ (2011-11-25 23:00:17)
2011年発表の1st。
これは2曲目がたまたま店内で流れてて、こらえきれずに購入しました。
路線としてはピアノやチャーチオルガン等、華美なキーボードを配したメロスピに、可憐な女性ヴォーカルによる歌謡曲のキャッチネスと起伏、メロスピの飛翔感を併せ持つ歌メロを乗せた感じの作風で、あそこまで歌メロ超重視主義ではないものの、個人的には「女声ゴシック版のX JAPAN」という印象。
…というか、このバンドのメインコンポーザー、絶対X JAPAN大好きだと思う。ちょっとしたリフであるとか、間奏のギターソロやキーボードの入れ方など、随所に直接的な影響が現れている感じ。しっかりドラマティックさを受け継いでます。ただ惜しいのが、ギターが二人体制ではないことですね…。2曲目とか、ソロパートの後半でハモったら悶絶度が一気に3割は増すのに…。あとドラミングもメロスピなんだし、
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TEITANBLOOD-Black Putrescence of Evil ★★ (2011-10-20 22:49:40)
2004年発表のデモ、05-06年のスプリット音源を集めた編集盤。
09年リリース。外側からはアルバムタイトルが見えない面倒な仕様(笑)。
オールドスクールなデスメタルの、ドロドロした質感の強いリフ捌きで攻める、やたらテンションの高いウォーブラック…が隣の部屋から聞こえてくるような音源(笑)。流して聴くと、どこでSEと曲が切り替わったのか一瞬分からないほどの篭りっぷり。ヴォーカルも喋り声の延長のようなガナリ、ウィスパーの延長のようなブラック絶叫で更にカルトなムードを煽ってます。
しかし、こんな出音なのに、かっこいいリフを弾いているのは十分伝わるし、時折入るギターソロにやたら邪悪なものがあったり、カルトファンにしか楽しめない訳ではない魅力があるのが面白い。ヴォーカルも曲の割に攻撃性が低い感じはしますが、生霊の声をマイクが拾ってしまった…みたいな雰囲気があっ
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TEITANBLOOD-Seven Chalices ★★★ (2012-05-23 21:43:04)
2009年発表の1st。
ダーティで不道徳で、デスメタルにも通じるドロドロ感の強いウォーブラックである事自体は「Black Putrescence of Evil」の頃と変わっていませんが、 全てに於いてパワーアップしてますね。隣の部屋から聴こえてくるようだった音質は、今作では圧迫感も増し、地下臭さを感じさせるのに丁度良い篭もり度になっているし、SE的なパートを挟み、更に不敬さを演出する構成もチープとは言えない凝りよう。
特に進歩したと思うのがヴォーカルで、単にがなるというよりも、まるで内腑に蓄えたれた毒素をえずき出すかのような、爛れた表現力を身に付けていると思う。この声がオールドスクールでノイジーなリフと相性ばっちりで、更に作品の野蛮さだったり、宗教やモラルに唾を吐きかけるような不敵さだったりを際立てているんですよね。音源集の時よりもその野蛮さ・不敵さを確信
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TEITANBLOOD-Woven Black Arteries ★★★ (2013-01-19 06:46:45)
2012年発表の2曲入りコンピレーションCD。
新曲と前年に発表されたアナログに収録された曲からなる構成。
WARブラック大注目株の彼等ですが、今作もまた素晴らしい内容ですね。…2曲で27分という大作主義の作風、クワイヤや演説などの宗教じみたSEを用いたカルトなムードの演出、音響ドゥームに通じるダークなプロダクション…と、ここまでフラグが立ちまくってるのに全然高尚さだとか芸術性だとかに向かっていかず、不敬な野蛮さばかりが際立つこの雰囲気はある意味凄いと思う。
シャーシャーと耳を聾し、現実感を失わせるようなギターリフが音像を支配し、ボテボテと針山を転がり回るように叩かれるドラム、内臓を吐き散らしながらのたうつ様なヴォーカル、時折挿入される狂ったギターソロ…正に悪鬼羅刹の音という感じ。衝動に任せて演奏している立ち姿よりも、獄卒どもが地上に溢れ出して無辜の人間
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TEMPLE OF BAAL-Lightslaying Rituals ★★★ (2013-07-06 23:12:41)
2009年発表の3rd。
これは凄まじいですね。簡単に言えば、デスメタル的なヘヴィで実体的な暴虐性・好戦性とフレンチブラックの妖しい邪悪メロウなムードを融合した…という感じなんですが、これが単純な加算より遥かに高い効果を生んでいる感じですね。全編通じて邪悪が脈動するような力強さを感じられる作風ですが、特にフレンチ産らしい悪の美学の詰まったメロディを伴いつつ疾走するパートが鬼かっこいい。
ベースのゴリゴリいう音色が心地良い、ヘヴィで低音の効いたブルータルな音像といい、デスメタル的な低音咆哮を中心にした威厳と迫力を感じるヴォーカルワークといい、音自体は非常に野蛮極まりない、ダイレクトな攻撃性のある音なんですが、ブラックメタル特有の宗教的な邪悪さもまた強く、デス要素を取り入れていてもムード面でしっかり「ブラックしている」のが素晴らしいです。押し潰されるようなインテン
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TEMPLE OF GNOSIS-De Secretis Naturae Alchymica ★★ (2016-12-24 15:22:37)
2016年発表の1st。
如何にもスピリチュアルな世界観を描いていそうなバンド名、ラテン語のアルバムタイトル、そして有名レーベルATFMからの発売という事で気になっていた作品。実際に聴いてみると、確かにこれは期待や予想を裏切らない音ですね。スローテンポの中、スラッジ・ドゥーム的なノイジーに引き摺るリフの上、宗教的なキーボードや魔的なトレモロなどが重なり、どす黒い世界観を描いていくスタイル。
黒く精神に染み込んでいくような出音はこの手の音としてもかなりディープな雰囲気で、目を閉じて聴くと世界観に引き込まれそうになりますね。ただ、どうも展開にSE的なものを感じる部分が多くて…ブラックらしいトレモロが鳴っているときの魔性な空気感などはたまらないものがありますが、個人的にはもう少し展開があると良かったですね…。正直展開に関しては物足りなさあるかも。
狙っ
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