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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) 5851-5900
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STIGMHATE-THE SUN COLLAPSE ★★★ (2012-08-12 12:24:41)
2012年発表の3rd。
端的に言ってしまえば、DARK FUNERALやNAGLFAR辺りに通じる、ファストでメロディックなブラックなんですが…この手の中でも、代表格のバンドに肉薄するクオリティを持った作品ではないでしょうか。
DARK FUNERALを「業火系」と評しているレビューがありましたが、このバンドも同じ特性を持っていると思う。ブラスト中心の苛烈なリズムとノイジーで厚みのあるリフが吹き上がる地獄の業火の如き音の壁を生み、そこにメロディックで邪悪なトレモロで追い討ちをかけるような音で、ヴォーカルも炎に焼かれているかのような凄絶な絶叫をかましてくれます。
素晴らしいのは、DARK FUNERALやNAGLFARと比べても見劣りしないメロディの良さがあることですね。寒々しさとか禍々しさとか、この手の作風に必要な要素は当然持ってるんですが、それに加え
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STONE SOUR-Stone Sour ★★ (2004-06-01 21:04:00)
SLIPKNOTのCoreyとJamesが中心となったプロジェクト、STONESOURの1stアルバム。
とにかくみなさんの言う通り、Coreyの歌声が凄く良いです。SLIPKNOTで見せたようなシャウトの他にもメロディアスに歌い上げる所もあり、また疲れ切ったように呟く所やわめき散らすような所など、かなり表現力のあるボーカリストである事を再認識できます。
ただ、プッシュされている2曲「Get inside」や「Bother」などは緩急の点でも極端なもので、アルバムを通して聴くと似たようなテンションの曲が続く所が多く構成的にやや不満が残る所もありました。
でも「Inhale」の疲れきったような絶望感に満ちた曲、「Tumult」「Inside the cynic」の疾走感などはかなりかっこよく、「Monolith」のようなシャウトが殆どないハードロックもあり「SLIPKNO
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STONE SOUR-Stone Sour-Get Inside ★★★ (2003-11-20 03:39:00)
彼らの元のバンドであるSLIPKNOTを髣髴とさせる、アグレッシブなミクスチャーナンバー。
SLIPKNOTとの差別化を無理矢理しないところが潔くて良いです。こっちもカッコイイ!!
STONE SOUR-Stone Sour-Inhale ★★ (2003-11-20 03:38:46)
アルバム「STONE SOUR」ではメロディアスでややハードなミディアムナンバーが幅を利かせていますが、その中でもこの曲は格好良いです。
哀愁漂う歌メロをコリィの流麗なボーカルで歌われるとグッとくる物があります。
STONE SOUR-Stone Sour-Inside the Cynic ★★★ (2004-06-01 21:03:51)
日本盤ボーナストラック。
ホンとにSLIPKNOT関連のボーナス曲は充実してます…この曲はボーナストラックには勿体無いほどかっこいい、疾走感のあるハード・ロックで、終わり方もすっきりしていて気持ち良く聴けます。
STONE SOUR-Stone Sour-Tumult ★★★ (2004-06-01 21:03:31)
イントロからスリリングに聴かせてくれる、アルバムでもかっこよさでは右に出る物は無いという程のかっこいい曲。
Coreyの歌に対して合いの手的に入るギターやドラムが良い感じです。
STONESOUR-Stone Sour ★★ (2004-06-01 21:04:00)
SLIPKNOTのCoreyとJamesが中心となったプロジェクト、STONESOURの1stアルバム。
とにかくみなさんの言う通り、Coreyの歌声が凄く良いです。SLIPKNOTで見せたようなシャウトの他にもメロディアスに歌い上げる所もあり、また疲れ切ったように呟く所やわめき散らすような所など、かなり表現力のあるボーカリストである事を再認識できます。
ただ、プッシュされている2曲「Get inside」や「Bother」などは緩急の点でも極端なもので、アルバムを通して聴くと似たようなテンションの曲が続く所が多く構成的にやや不満が残る所もありました。
でも「Inhale」の疲れきったような絶望感に満ちた曲、「Tumult」「Inside the cynic」の疾走感などはかなりかっこよく、「Monolith」のようなシャウトが殆どないハードロックもあり「SLIPKNO
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STONESOUR-Stone Sour-Get Inside ★★★ (2003-11-20 03:39:00)
彼らの元のバンドであるSLIPKNOTを髣髴とさせる、アグレッシブなミクスチャーナンバー。
SLIPKNOTとの差別化を無理矢理しないところが潔くて良いです。こっちもカッコイイ!!
STONESOUR-Stone Sour-Inhale ★★ (2003-11-20 03:38:46)
アルバム「STONE SOUR」ではメロディアスでややハードなミディアムナンバーが幅を利かせていますが、その中でもこの曲は格好良いです。
哀愁漂う歌メロをコリィの流麗なボーカルで歌われるとグッとくる物があります。
STONESOUR-Stone Sour-Inside the Cynic ★★★ (2004-06-01 21:03:51)
日本盤ボーナストラック。
ホンとにSLIPKNOT関連のボーナス曲は充実してます…この曲はボーナストラックには勿体無いほどかっこいい、疾走感のあるハード・ロックで、終わり方もすっきりしていて気持ち良く聴けます。
STONESOUR-Stone Sour-Tumult ★★★ (2004-06-01 21:03:31)
イントロからスリリングに聴かせてくれる、アルバムでもかっこよさでは右に出る物は無いという程のかっこいい曲。
Coreyの歌に対して合いの手的に入るギターやドラムが良い感じです。
STORM ★★ (2005-05-13 21:17:00)
SatyrことS.Wongravenが自国ノルウェーへの愛情と、自分の持つ音楽性でフォークをやりたいという渇望から、FenrizことBerr NagelとRueslattenを誘い立ち上げたプロジェクト。
SATYRICON、DARKTHRONE、THE 3RD AND THE MORTALといった有名バンドのリーダーが結託し、独特な音楽をやっていましたが、アルバムを1枚しか残していないのが惜しい所。
STORM LEGION ★★ (2012-01-10 23:44:59)
ポルトガル産ブラックメタルバンド。
ex-SIRIUSのメンバーも在籍してます。
STORM LEGION-DESOLATION ANGELS ★★ (2012-01-10 23:47:10)
2010年発表の2nd。
モノクロの髑髏ジャケからは何かプリミティブっぽい雰囲気が漂ってきますが、RAWさを残しつつもリフに音圧のある、重量感を持って疾走するブラックメタル。毒々しいメロディを仕込んだトレモロリフ、所々で存在感を示す甘美な邪悪さを伴うリードギターのフレーズなど、WATAINを想起させる作風。普段からブラックメタルを聴いている人であれば、何の抵抗もなく受け入れられそうな、ストレートな路線ですね。
…それだけだと、ムードもクオリティもかなり良質なブラック…で終わってしまいますが、このバンドはヴォーカルの存在感がかなり大きいのが特徴。絶叫というよりは…雄叫び系というんでしょうか、やたら野太い声で、時折地声を交えつつがなるタイプ。ヘラクレスとかコロッサスとか、ああいうマッシブな存在を想起させる声でかなりの迫力。鬱ブラック的な嗚咽絶叫も聴かせてくれますが
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STORM-Nordavind ★★ (2005-05-13 21:16:00)
SATYRICONのSatyrを中心に、DARKTHRONEのFenrizとTHE 3RD AND THE MORTALの女性ヴォーカリストRueslattenによって結成されたプロジェクト・バンドのアルバム。おそらく1995年発表の作品だと思います(書いてない…)。
ノルウェーの民謡のメロディをブラックメタルの味付けでバンド・アレンジするといった独特な音楽性のアルバムで、アルバムを通じてその土着的なメロディがSatyr&Fenrizのブラックメタルコンビによる朗々とした歌唱、Rueslattenの妖艶で推し引きを心得た表現力豊かなヴォーカル、そしてジリジリとしたディストーションの掛かったギターによって演奏され、それが主にミディアムテンポのリズムに乗せられています。
演奏時間はトータル約30分というランニングタイムで一曲一曲も短く、サクっと聴けるアルバムで、ア
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STORM-Nordavind-Langt borti lia ★★★ (2005-05-13 21:23:29)
Rueslattenがメインヴォーカルを務める曲。
元はノルウェー民謡ですが、その土着的メロディがRueslattenの巫女のようなヴォーカルによって歌われると、どこか異教の神を崇める儀式に使われてもおかしくないような妖しさが出てくるように思います。
STORM-Nordavind-Lokk ★★ (2005-05-13 21:24:26)
Rueslattenによる独唱のみを収めた楽曲。
まるでサスペンス映画の犯人自決シーンにでも使われそうな、悲劇的なイメージのあるメロディで、彼女の歌唱は神秘的なものを感じさせます。ちなみにこのメロディ自体もRueslattenのペンによるもの。
STORM-Nordavind-Mellom bakkar og berg ★★ (2005-05-13 21:20:58)
このアルバムの王道とも言える民謡メタル。
メロディには海の男の哀愁がこれでもかと編み込まれているのに、どこか暢気さというか大らかさがあって面白いです。ほんの少しだけですが、Satyrの物とおぼしきデス声も入った曲。
STORM-Nordavind-Nagellstev ★ (2005-05-13 21:22:00)
Fenrizによる独唱曲(プラス簡単なリズムも)。
演奏時間は一分足らずと短いですが、哀愁を伴う朗唱を単独で楽しむ事の出来る楽曲です。個人的には、特に入りのやや高音のところの歌い方が好き。
STORM-Nordavind-Oppi fjellet ★ (2005-05-13 21:26:20)
民謡メロディといえども、Satyrの掠れたようなヴォーカルで歌われると何処となく邪悪な雰囲気を纏ってしまいますね(笑)。なんだか聴いていると呪われそうな気が…。
STORM-Nordavind-Utferd ★ (2005-05-13 21:25:21)
アコギとキーボードによるインストで、ノルウェー民謡をSatyrがアレンジしたもの。
邪悪さはほとんど無く、ある意味ヒーリングミュージックと言ってもいい位の穏やかな曲です。
STORMNATT-The Crimson Sacrament ★★ (2014-06-19 22:50:22)
2009年発表の2nd。
大もとにあるのは、DISSECTIONやWATAIN辺りを代表とする、ブラックの湿り気や宗教的な雰囲気、邪悪さや寒々しさなどを感じさせつつ、Rawさではなく構築性も感じさせるメロディック・ブラックだと思うんですが…それらのバンドの影響を踏まえつつ、楽曲のより多くの部分をメロディアスなトレモロで多い、更にメロウさを強調したような作風ですね。
このバンドの場合、メロディから感じるのは邪悪さや寒々しさよりも、神秘性や儚さなんですよね。敢えて聖歌を思わせるような、神聖さを感じさせるメロディを用いる事で逆説的にそれらを汚している感じでしょうか。メロブラではこの手のトレモロをクライマックスで用いたりする手法が多いですが、このバンドは全編通じてそんな感じ。ただ、メロいのは良いんですけど、個人的にはDISSECTIONやWATAINと比べると起伏が少
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STRATIOTES-EXPERIMENTAL SECTION-AN ELEGY OF JOURNALISM ★★★ (2009-12-30 09:05:50)
エクストリームメタル成分高めな風神少女。
例のクサメロをスラッシュビートに乗せてかっ飛ばしてくれるだけで十分かっこいいんですが、更に疾走感を高めるよう練られたドラムのフレーズ、サビへの入りの部分などハッとするような部分も多く、この曲のアレンジでは、私が聴いた中では一番かっこいいと思う。ラストのトレモロをブラスト→ロールに乗せるパートの盛り上がりも凄まじいものがあります。
STRATIOTES-EXPERIMENTAL SECTION-CIRCULATION ★★ (2009-12-30 09:08:11)
キーボードとリードギターが絡むパートが非常にかっこいい曲。
東方で言うと、画面全体に米粒弾が大量にバラ撒かれているようなイメージ。ああ、今にも自機が撃ち落される音が聴こえてきそうだわ…(笑)
STRATIOTES-EXPERIMENTAL SECTION-MYSTERIOUS MOUNTAIN ★★★ (2009-12-30 09:15:08)
他の曲と比べると、正統派的な印象が強いかな?
しかし、サビでのキーボードの音色や、トレモロ交じりのメロデス風リフに始まる、多少プログレ掛かった展開など、やはり異才を放つ部分もかなり感じられますね。
STRATIOTES-EXPERIMENTAL SECTION-NECROFANTASY ★★★ (2009-12-30 09:12:27)
このバンドはトレモロの使い方も巧いですよね。
イントロなんかは戦慄を感じさせるし、サビもかっこいいだけでなく、不気味さや幽玄さも入り混じっていて凄く聴き応えがある。中間の左右のトレモロでハモるパートなんて、リズムを2ビート疾走に差し替えたら、まんまプリミティブブラックメタルバンドが演りそうな感じになると思うし。「Necrofantasy」の、「Necro(=「死」を意味する接頭辞)」の部分まで表現しきった名アレンジ。
STRIBOG ★★ (2013-12-10 21:37:43)
クロアチア産フォーク/ペイガン/メロディックブラック。
STRIBORGと間違いやすいので注意(笑)。
STRIBOG-U Okovima Vječnosti ★★★ (2013-12-10 21:43:13)
2010年発表の1st。
最初店頭でバンド名見た時は無礼にもSTRIBORGのパチモンみたいな名前だと思いましたが(笑)、買ってみるとこれがフォーク/ペイガン由来のクサメロ志向のメロディック・ブラックの中でも、かなり素晴らしい作品で驚きました。
路線としては、「NeCHRIST」辺りの時期のNOKTURNAL MORTUMにも通じる、スラブ民族らしい土着的で、キャッチーなクサメロを笛や妖しげな女性ヴォーカルが奏でつつ、ブラックらしい苛烈なバンドサウンドで聴かせる作風で、特に物珍しい音を出している訳ではないんですが…トレモロだけでなく、スラッシュ由来のキレの良い刻みを多用した、畳み掛けるようなテンションの高さ、それによるメリハリのついた楽曲が、ほんと素晴らしいんですよね…。
基本的にはクリアながら、ブラックらしい生々しさをある程度残した音作りも、刻みリフの
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STRIBORG ★★ (2007-11-18 19:09:00)
オーストラリア産鬱ブラック。
大分前から評判になっているようですが、遅ればせながら追加。
XASTHURを更にマニアックにしたような感じです。
STRIBORG ★★ (2007-11-18 19:13:00)
…しかし、Encyclopaedia Metallumで調べたんですが、このバンドは
2004年に1stをリリースしてから、もう八枚もフルを出してるんですね…。
今年だけでももう二枚出してるし。
XASTHURもかなり多作でほぼ同時期に二枚のフルを発売してたりしますし、
この手の鬱系は鬱なのか躁なのか分かりませんね(笑)
STRIBORG-Solitude ★★ (2007-11-18 19:03:00)
2007年発表新作。
調べた所、2004年に1st出してから、もう8枚目になるらしいです。
鬱ブラック曲をダークアンビエントで挟み込むという構成の作風。
鬱ブラックと言うとBURZUMを初めとして、XASTHURやBLUT AUS NORDなどが挙げられますが、このバンドも上記のバンド同様、陰鬱さを突き詰めるようなブラック。上記のバンドと比べると物理的に(笑)一番聴きづらい音楽性かと思います。
基本的にXASTHURを思わせる、ミディアム~スローなテンポと陰鬱なメロディで攻めるタイプなんですが、ギターの歪みが蟲の羽音や火花を思わせる独特の耳に優しくない音色で、その奥から微かに、ユルユルとメロディが聴こえてくる感じ。しかもドラムの金物の音が大きめで、正直うるさく感じる事もしばしば。ギターの歪ませ方はMUTIILATIONの4thに似てますが、向こうよ
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STRIBORG-Solitude-Pernicious Paths of Perception ★★★ (2007-11-18 19:06:36)
鬱ブラックなので基本的に地味な展開なんですが、前半に何気に扇情的なメロディがあるのがポイント。扇情的と言っても鬱や絶望の感情を煽る感じですが。ゆるい疾走に気持ち良くなってきたところを、「おきろー!!」とばかりにうるさく鳴る金物がキツイ。
STRIBORG-Solitude-Solitude ★★ (2007-11-18 19:05:23)
まず音質に驚き…というか「うわぁ…」と思いました(笑)
昔、イヤフォンが使いすぎで壊れてしまい、酷いノイズが混じるようになってしまった事があるんですが、その時のノイズとギターの歪ませ方がそっくりです。
STRIBORG-Solitude-The Failure of Human Nature ★★ (2007-11-18 19:07:25)
後半のキーボードが強いパート、鬱なだけじゃなくて神秘的な印象も受けて良い感じ。歌詞も厭世・厭人的な感じですが、この人そもそも歌詞を歌ってるんでしょうか(笑)
STRID-Strid ★★★ (2009-05-02 22:35:00)
94年発表のEP、93年のデモに前身バンドMALFEITORの音源を付けた再発盤。07年発売。
ノイジーに歪んだギターノイズとベールのような神秘的なキーボードに包まれた音像、トレモロリフやベースによって奏でられる寂寥感あるメロディ、ガラガラに潰れたヴォーカルの叫びなど、この時点でどこをどう聴いても確立した鬱ブラックをやってます。
今でこそXASTHURやI SHALT BECOMEを始め、STRIBORGやチェコのTRIST、カナダのETHERなど、このジャンルも優れたバンドが多く現れ、群雄割拠の状態となってますが、この音源はブラック黎明期のものであるにも関わらず、そのままそれらのバンドと勝負出来るクオリティがあると思う。
それどころか、このバンドは鬱ブラックの元祖でありながら、今の鬱系のバンドが表現する絶望感や陰鬱感の「先」の情景を提示してるんじゃない
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STUDIO BURNING-JKB48 ★★ (2011-05-12 01:43:11)
2010年発表のAKB48カヴァーアルバム。
以前、このサイトがメタル専門だったとき、AKB48が追加されたときは「メタルとは正反対の音楽」と揶揄されてましたが…繋がっちゃいましたよ、AKBとメタル(笑)。さて、一番の疑問はアイドル曲をメタルにアレンジすることよりも、男臭い通り越して、男らしさがイシファリック(意味は調べてください)という単語を想起させるレベルの、JUN氏のムエタイマンが雨に打たれて男泣きしているようなヴォーカルが、果たしてポップスに合うのか、という所ですが…
歌詞にしてもメロにしても、意外にも違和感が無いです。
特に歌詞、「♪嵐を力に変えろ」とか、普通にパワーメタルバンドの歌詞にありそうなフレーズじゃないですか(笑)。「♪あどけない振りしてればナイフだって隠し持てる」…一体何なんだ、その反逆の精神は(笑)。「♪弱音吐くな 諦めるな 走り
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STURMGEIST-Meister Mephisto ★★★ (2016-05-24 00:49:19)
2005年発表の1st。
SOLEFALDで独特の感性とヴォーカルを聴かせるCornelius氏が中心人物を務めるバンドですが…アヴァンギャルドブラックを中心に、シンフォ・ゴシック・ペイガン・プログレなど様々に拡散する音楽性を持ったSOLEFALDですが、こちらではシンフォニック・インダストリアル方向にある程度路線を絞った音になってますね。もちろん、彼特有の前衛性のある雰囲気は勿論継承されてます。
基本は頽廃的で、どこか重厚さもある雰囲気を醸し出していますが、時折キレの良いリフと共に入る疾走パートなどはごく真っ当なかっこよさで、楽曲のクオリティもSOLEFALDに劣らず高いですね。しかしCorneliusのヴォーカル…彼のナルシスティックな呻き気味の低音での歌声を聴いていると、どうしてもSOLEFALDの音源を聴いてる気分になりますね。自分色に染めるパワーがや
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STUTTHOF-And Cosmos from Ashes to Dust ★★★ (2011-12-26 22:52:39)
2004年発表の2nd。
2011年にボーナスディスク付き2枚組で再発されてます。
今年新作もリリースした、ACHERONTASのメンバーがかつて演っていたバンドという事ですが…音質や展開等にプリミティブ寄りな部分こそあるものの、当時からオカルトでカルトな雰囲気を濃厚に漂わせつつ、印象に残るメロディを配したドラマティックなブラックをやってますね。ただ、メロデスっぽい泣きメロとNED系に通じる邪気を含むメロが混在するACHERONTASのメロ使いと比べると、この作品は「Nemesis Divina」期のSATYRICONを思わせる寒々しく邪悪なメロディが多く、ブラックメタルとしてよりストレートな印象。
また、音質はメロディが聴こえなかったり、耳に痛かったりといった聴きづらさは感じられないものの、時々ドラムの音が埋もれ気味だったり、お世辞にも良好とは言えない
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STYGGELSE-Heir Today God Tomorrow ★★★ (2011-12-19 22:19:53)
2010年発表の1st。
このバンドもブラックメタルにハードコアのテイストを加味したスタイルを演ってますが…個人的に、この手のバンドってブラックから逸脱するほどハードコアの要素が強いと「ちょっとなぁ…」と思ってしまうことが多いんですが、このバンドは取り入れ方の配分的にかなり好みですね。
確かにドラムに炸裂感があったり、リフがオールドスクールでダーティなノリの良さを含んでいたりはするんですが、同時に邪悪が脈動するかのようなドスの効いた漆黒さも醸し出していて、雰囲気は真性ブラックそのもの。ある程度立体的で迫力がありながらも、プリブラのRAWさを失わない音質も良い感じ。また、メロディは北欧のカルトブラック特有の陰湿さが感じられて、それが邪悪さを更に際立てているのが良いですね。
ヴォーカルも地声交じりのがなりスタイルながら、ハードコアの熱さよりもWATA
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STYGIAN RIVERSIDE-ENVY YOU ALL MEN! / 汝、人を妬みたまえ ★★ (2010-06-01 22:01:00)
2010年発表の東方HR/HMインストアレンジ。
EMPERORの超名曲をパロったタイトルから、何の予備知識もなくレジに持っていった一枚。
…さて、中身の方ですが…確かに、クワイア風のキーボードの音色は初期EMPERORを
思わせなくないし、シンフォなキーボードがバンドサウンドを包み込む音像はアングラな
シンフォブラックにありがち(個人的には、EMPERORのライブキーボーディスト、
Charmand GrimlochのバンドTARTAROSを思い出した箇所もあった)だし、思いっきり
打ち込みとはいえブラストも使われていますが…う~ん、これは…。
タイトルはEMPERORパロだし、ブラック風のアレンジもある事はあるんですが…
全体的にリフがのっぺりしていて、後期EMPERORのようなドラマ性がある訳でもなく、
綺麗に纏まりすぎていて初
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SUBCONSCIOUS EVIL-SUBCONSCIOUS EVIL ★★ (2009-12-20 11:11:00)
日本の正体不明ブラックの2009年発表、2曲入りEP。
と言っても2曲で約27分の大作主義な作風で、実質ミニアルバム並のボリューム。
…この作品、再生して一番初めの音にまずビビりますよね(笑)。
いきなり目の粗い、圧迫感を感じるほどの轟音ノイズで迫ってきます(音量注意)。その中で蠢くように楽曲が展開していく様はかなりかオティック。近年のKATHARSISにも通じる血腥くぶっ壊れた響きのギターリフ、DEATHSPELL OMEGAを思わせる不穏で不吉なメロディ、悪意の篭もった中音域がなりにエフェクト掛けたヴォーカルなど、どの要素も「カルト感」のツボを突いていますが、それが分厚いノイズに覆われた音質によって更に助長されている感じ。
NED関連のバンドの持つ邪悪さを、意図的な音質操作で更に強めたような作風。
…しかし日本では最近正体不明がブームなん
…続き
SUBLIRITUM ★★ (2014-04-26 23:36:43)
ノルウェー産ブラック。
最新作や前作ではKEEP OF KALESSINのVyl氏がドラムで参加してますね。
以前の作品ではThebon氏も参加など、KOKと関りの深いバンド。
SUBLIRITUM-Downfall ★★★ (2014-04-26 23:37:47)
2014年発表の3rd。
Vyl氏参加、KEEP OF KALESSINを思わせるハイクオリティな作風…と、ショップでもかなり大きく扱われていて、試聴してみたら一発で気に入ってしまいました。まず素晴らしいのは、ショップでの売り文句「KEEP OF KALESSINを思わせる」が全くハッタリに聞こえない、ギターワークで聴かせるメロディック・ブラックとしての超クオリティっぷりですね。
スラッシュメタルをベースとした豪速の刻みリフを随所に混ぜつつも、ブラックらしい繊細なメロディのトレモロを織り込んだ、下手にヘヴィさに頼ることなく、フレーズの細やかさ、華やかさで聴かせるギターワークは、正にKEEP OF KALESSINが提示した様式を踏襲したスタイル。そのテクニカルなギターワークにピタリと連動し、緊張感を跳ね上げるVyl氏のドラミングも合わせて、バンドのアンサンブル
…続き
SUBWAY TO SALLY ★★ (2010-03-01 22:06:00)
ドイツのフォークメタルバンド。
90年代前半から活動するバンドで、既に10作のフルレンスを発表しているベテランです。
SUBWAY TO SALLY-Kreuzfeuer ★★ (2010-03-01 22:05:00)
2009年発表の10th。
タイトルの意味は「十字砲火」で合ってますか?
最近ELVEITIEやEQULIBRIUM等のバンドがメタラーの間でメジャーな評価を得るなど、
最近フォーク/ペイガンメタルはかなり注目を浴びているようですが、その文脈でこのバンドも
結構話題になることが多いですね。ただ、前述のバンドがメロデスやクサメタルなど、モダンな
メタルを志向している感じがするのに対し、この人たちの作品はリフやリズムなどに
ハードロックの骨太さ、グルーヴ感が息づいている感じですね。
バグパイプやハーディ・ガーディなどの民族楽器も取り入れたスタイルで、おそらくベースに
あるのはドイツの中世の雰囲気なのではないかと思いますが…時々中近東っぽい
エキゾチックさに聴こえたり、ゴシック的な耽美さが垣間見えたりもしますね。ゴシック/
プログレの
…続き
SULPHUR-Omens of Doom ★★★ (2017-03-09 20:34:38)
2016年発表の3rd。
ブラック/デスメタルとして紹介されている事が多いですが、ここで聴けるのは一般的なブラッケンド・デスとはかなり趣きの異なる音。MAYHEMの「Grand Declaraion of War」、SATYRICONの「Satyricon」アルバムなど、大御所にも明白にブラックを基本としつつ、そこから逸脱している作品は多くありますが、この作品もそれに近い雰囲気を感じますね。ミッドテンポやメロウなギターを重視しつつ、クリアな音質によるキレの良い暴虐パートも配したかなりドラマティックで変化に富んだエクストリームメタル。
アルバム全編で聴ける、メロディアスなギターのフレーズが凄くセンスがあって良いんですよね。サイケデリックな叙情味を感じたり、ハードロックのソロパートのような泣きを感じたり、色々な表情を見せ楽曲を彩ってくれます。メロデス並にメロディア
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SUMMONING-Dol Guldur ★★ (2012-04-15 22:23:41)
97年発表の3rd。
「召喚」というバンド名が示すとおり、儀式的なムードを持つアトモスフェリックなブラックメタルを演ってますね。瞑想的な感覚を呼び起こす、パーカッシブなリズムのミディアムテンポにうっすらとノイジーなギターリフ、トラッド色の強い、叙情的で土着的なメロディのキーボードを乗せ、ゆったりと厳かに進行するスタイル。
世界観的にはアトモスフェリックで土着的なブラックだった、最初期のSATYRICONにも通じるものがありますが…こちらの方が更にメタル的な攻撃性から離れた音で、むしろWONGRAVENなどのブラック人脈のアンビエントに近いかもしれません。メロディもどこか優しげというか、仄暗くファンタジックな雰囲気が強く、リズムの酩酊感やミニマルさとも相俟って、ブラック好きには非常に心地良い空間が演出されてます。
ブラックにメタルとしての攻撃性やテ
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SUMRAK (СУМРАК)-LITANIES OF HATRED (ЛИТАНИИ НЕНАВИСТИ) ★★★ (2012-09-28 00:27:22)
2004年発表の1st。500枚限定。
DARKTHRONEの「Natassja In Eternal Sleep」カヴァーを収録。
邪気と寒気を帯びたトレモロリフを纏った疾走というプリミティブ・ブラックの本懐はしっかりかっこよく聴かせつつ、呪術的なクリーンヴォーカルやアコースティックギターを用いたメロウなパート、聴き手の邪性を呼び覚ますようなスネアの打ち鳴らしなど、展開やフレーズにプリブラとしてはかなり意匠を凝らしたような作風。生々しく、地下臭さを隠そうともしない音作りではありますが、RAWなメロディックブラックとしても聴けそうなドラマティックさ。
ただし、一般的なメタラーにも受けそうなタイプのメロブラと比べると、邪悪さや陰湿さは段違い。特に時に単音で、時に左右のチャンネルの絡みで聴かせるギターのメロディが毒々しくて素晴らしい。疾走パートでは毒を撒き散
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SUN OF THE BLIND-Skullreader ★★ (2009-09-30 22:36:00)
2009年発表の1st。
DARKSPACEのZhaaralによるプロジェクトと言う事ですが、アンビエンス重視の、空間演出の巧みなブラックメタルと言う、大まかな路線は共通してますね。トレモロリフではなく、薄めの歪みの掛かったギターやアルペジオが物悲しげなメロディを奏でているのも特徴で、それらが厚い歪みのリフと相まって奥行きのある空間を演出してます。
ほとんど意識を宇宙空間と一体化しながら疾走するDARKSPACEと比較すると、こっちはミディアムテンポ中心で、もう少しバンドサウンドの魅力を残してある感じで、もっと内面的・情緒的な情景を描いている印象。でも、哀愁あるメロを取り入れつつも、空間が悪意を持って迫るような圧迫感ある刻みリフの凄みなんかは、やっぱりDARKSPACE的だと思います。
DARKSPACE辺りのアトモスフェリック・ブラックや、LU
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SUN OF THE SLEEPLESS-Poems to the Wretches Hearts ★★ (2014-09-12 20:02:11)
99年発表の3曲入りEP。
私は未聴なんですが、ネオフォークのシーンでは相当知名度の高いバンドであるEMPYRIUMのメンバーによる別プロジェクトという事で、大分叙情的な音を想像してましたが…何の前触れもなく刺々しいノイジーリフの洗礼を受けて驚きました(笑)。ヴォーカルも憎々しさ全開の絶叫スタイルですし、全体的に音に人を寄せ付けないようなノイジーさが感じられます。
ただし、そのノイジーなリフには、出自から分かるような土着的な哀愁メロディがたっぷりと練り込まれていて、実は相当にメロウな音。アトモスフェリックなキーなどの導入もありますが、基本ギターによるメロディが強く、それがブラック独特の寒々しさを強く感じさせます。樹氷の林立する中で吹雪が吹き荒れているかのような、自然の猛威を音で描いているような作品。
ちなみにこの作品は何処から見てもブラックメタル
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