この曲を聴け!
今週のアルバム10選
失恋船長 (2025-03-04 04:07:24)
『ヘヴィメタルが聴きた㊲』後半
①Saxon - Hell, Fire And Damnation
ブライアン・タトラーの電撃加入という嘘みたいな出来事が起こる
ダイアモンドヘッド+サクソンなんてゴジラとコングが合体みたいなもんですよ
元々サクソンは技巧的に優れたバンドではありません
その中でギターチームを過去最強に強くなったのは大きな武器となった
切れ味を増したスピードナンバー
無駄なモダンさや露骨なオマージュを減らせたのも
このラインナップだからだろう
次作が楽しみだ
ごくごくごくごく希に複アカで大嘘の負け惜しみ言うヤツが現れるので要注意を
②DIRKSCHNEIDER - Balls To The Wall Reloaded
ある意味もうアクセプトの曲はやらなくてもいいんじゃないの?
といいたくなるのですが
今回は豪華ゲストを迎えウドVSという志向で楽しませてくれます
改めてこの声あってのアクセプトだったと言うことを
ゲストとのコラボで思い知らされた
テクノロジーの恩恵はあれど今だ現役でステージに立つ男の歌声は凄みがある
このあたりがオジー・オズボーンとの決定的な違いですね
あいつ立っているだけだもんあぁ
③Stone Edge - Gypsy of the Night
リリース当時は拘りの曲作りには目を見張るが
歌が弱いで終了させてしまった
しかし時を経てあらゆる偏見がなくなって再度聴いたら
この奥深きメタルサウンドに唸らされた
もはやグロウル全盛の時代
若い人にこそ聴いて欲しい
極上の国産メタルである
ことあるごとに取り上げプッシュしたくなる
どこかジャーマンメタル風味なのも推しどころ
④LOUDNESS - THUNDER IN THE EAST
BURRN!読んでその気になっているバカ以外からは
世界のラウドネスとして我々日本人の誇りとして
メタルファンから崇められる国産メタルの最高峰のバンド
野茂英雄がメジャー挑戦したときに冷ややかなメディア
広岡達朗のような古い人間がせいぜい3Aレベルと酷評したことを今でも覚えている
活躍したら今度はメジャーのレベルが下がったと言い訳していた
この感性が一番重要でありバカとの境界線だと思っています
日本人だから売れたのではない素晴らしい音楽だから成功した
今ならばもっと成功したろう人種差別は確実にあるからねぇ
⑤IMPELLITTERI - THE FUTURE IS BLACK
イングヴェイ登場以降の速弾きブームに終止符を打つが如くデビューした
クリス・インペリテリ
実際は異なるプレイスタイルなのだがギターを弾かないと理解出来ないだろう
インディーズ時代はロブ・ロックとEPをリリースして話題になる
その後グラハム・ボネットをフィーチャーした寄せ集めバンドとしてフルアルバムを出した
結局あれは諸刃の剣
RAINBOWのカヴァーも蛇足だし
アルカトラスの二番煎じとなりインペリテリのミュージシャン人生は大苦戦
個人的には90年代に仕切り直しとしてリリースされた今作こそ
インペリテリのデビュー作だと思っている
それほど作風に統一感がある
復活のEP作Victim of the Systemと対で楽しんで欲しい
元サヤに収まったロブ・ロックの歌声の方がフィットしているよ
→同意