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DIRTY & DIVINE (2025年)
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DIRTY & DIVINE
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解説 - DIRTY & DIVINE
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1. 失恋船長 ★★★ (2025-04-09 08:49:31)

女性ならではの問題なのか、またもやメンバーチェンジを行うリーダーのフィリッパ・ナシル。しかし、既にメンバーにあたりがあり、公認のラインナップはその期待に見事に答えた。元々技巧的な面で勝負するサウンドではないので、やはり人間性が重視されるだろう。

シンガーがトーマス・ヴィクストロームの娘として知られキャリアもある、リンネア・ヴィクストローム・エッグが参加。彼女の参加がもたらしたのか、今まで以上にコーラスワークも増量、それはメロディアスさも強化され今まで以上に聴きやすいサウンドを作り上げている。
南部由来のカントリー風味も隠し味に北欧風味とも言えるメロディの増強、そこにシンプルに打ち鳴らされるクラシックロックの響き、このバンドのファンならば、大いに楽しめるサウンドであろう。先行公開されたCan't Put Out The Fireでメンバーがリードヴォーカルを分け合うという、お楽しみまで披露して新生ラインナップの良好な関係性を暗に示唆している。特筆すべき点はないのだが、リズム隊も情熱のハードサウンドを支えるに相応しいシンプルなリズムを刻み、その献身的なプレイは実に安心して聴いていられる。上手い唄をサポートしているのはギターだけではない。このリズム隊あってのクラシックロックである。盤石の二遊間を見せられているようだ。

向かうところ敵なしの彼女達、こういう音は類似性云々で語るべきではないのだが、女性蔑視の男根主義者及びメディア論者からは攻撃されそうだ。まるで○○だ。そんなところに目を向ける暇があるならば耳から血が出るくらい音楽を聴けと言いたくなりますね。

この手のサウンド、ワタクシはドストライクではありません。何かの作業の合間、料理を作ったり掃除をしながら聴いたりするにはピッタリのテンションを上げてくれるサウンド。ヒリリとした哀愁のメロディとパワフルな演奏。ストレートに走る曲は勿論だが、フック満載の歌メロも今まで以上に強化され、ロック初心者には丁度良いハードさと聞きやすさをもっている。

非常にアクセスしやすいサウンドを手に入れた彼女達、個人的には、どうしても脇見をすると曲が流れていき見失うのだが、10曲入で35分で終る簡潔さは今の時代、もっとも大切にしたい感覚だ。最近、若い子達を悩ませているのは、SNSの影響により音楽を最後まで聴くという習慣を失われているという。特にアルバムというのは聴かないという傾向がある。

そして、そのギャップが産みだした逆にアナログなものを手にして最後まで聴いてみたいという衝動に駆られるらしい。それなのに国内盤は3000円オーバーで、さらに国産バンドは3300円でしょう。もうデジタル化したらインテリアにも最適のアナログ盤買うよなぁ。
なんとかして欲しいねぇ。もうデジタル音痴の高齢者しかCD買わなくなるよ。若い子供達を大切にしないとね。

サブスクも新サービスでスキップ○○回まで無料。あとは有料プランとかやればいいのにね。最後まで聴くと意外な発見に巡り会えたりするからね。



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