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Riders of the Ancient Storm (2023年)
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Riders of the Ancient Storm
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解説 - Riders of the Ancient Storm
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1. 失恋船長 ★★★ (2025-04-22 23:21:45)

メディアの批評に踊らされるアップデート出来ない人たちによって日本ではB級メタルの烙印を押されたバンド。日本独自の論調、しかもごくごく限られた一部の信者による妄言なので今の時代では通用しないので問題なし。

しかし、このバンドが復活するとはね。恐ろしくメロディアスな疾走ナンバーで幕開け、ヨッ待ってましたと言いたくなる爽快感に溢れた北欧マインド全開のメロディックロックで掴みはOK。②では様式美スタイルを提示、シンフォニックな幕開けのヘヴィな③と続き、このバンドの復活作に対する本気度の強さを感じる。

1987年にポール・グレイとパトリック・カールソンを加えた4人編成でデモを作った実績のある彼ら、アルバムリリースにはこぎ着けなかったが、今作には、そこからのアイデアはあるのだろうか興味は尽きない。北欧のメタル戦士、彼らの復活劇に尽力したNo Remorse Recordsには感謝しかない。

⑤はサバス風味の大作ナンバーまで披露。キャッチーなメロディと勇壮さがブレンドされた⑥、そして⑦は初期RAINBOWスタイルときた、①のインパクトが強いのだが、アルバムの中で一番仕掛けが多いのが④、プログレッシブな展開に息を呑む。中盤の展開は完全に裏切られたね。


奇跡の復活作をリリースした彼ら、全ての時代を飲み込み乗り越えた記念碑的復活作。それだけに今年に入りラグネ・ウォールキストが亡くなったのは残念だ。バンドは存続するのだろうか?是非とも元祖北欧メタルの血を絶やさないで欲しい。
このアルバムはクラシックロックの旅路だ。色彩美豊かな楽曲を揃え、自らのルーツと向き合っている。なにより北欧及び、その近郊の諸外国に多大なる影響を与えた彼らの革新的なサウンドの真髄を披露した。

不当な扱いを受けた日本での人気を考えると今作に対するリアクションが良いとは思えないのだが、降り注ぐオーロラの輝き、甘美なスウィートメロディこそ、北欧メタルの醍醐味だ。そういう感覚はワタクシの中にも大きくあるのだが、このバンドの作り上げたサウンドもまた、北欧ブランドなのである。真のバイキングメタル。そう呼ぶに相応しい一枚であろう。



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