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RECKLESS (2008年)
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RECKLESS
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解説 - RECKLESS
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2019-10-11 14:06:39)

オリジナルは1980年にリリース、『炎の女王』という邦題で国内盤も出ている一品(厳ついタイトルなのにジャケが中途半端)。メロディアスかつワイルドなハードサウンドを引っ提げ、邦題もハッタリじゃないなと思わせる活きのいいサウンドをオープニングから炸裂、英国寄りの王道サウンドは、多くのバンドに共通するポイントを押さえつつも、女性シンガー、ジャン・メランソンのパンチの効いた唄を前に出す事でバンドのカラーを確立、そこにギターオリエンテッドなスタイルで攻勢を掛ける事でバランスをとっており、野心溢れるサウンドへと昇華させている。
どこかグラマラスに聴こえるのはセクシーな女性シンガーの存在感だけではなく、バンドから醸し出される空気がそうさせているのも重要、アメリカンでもブリティッシュでもない、これがカナディアンなスタイルという事なのだろう。
とは言え中盤には毛色の違う顔も見せ、統一感という点では自作の方が馴染みやすいだろう。

2ndでは気骨のあるハードサウンドへと接近、NWOBHMというのかメタルムーブメントへと舵をきりましたが、今作にも甲乙つけがたい魅力がある。やはりまだ何者にも染まっていないというデビュー作ならではのフレッシュ感が好奇心を擽るのでしょうね。




2. 火薬バカ一代 ★★★ (2025-09-25 00:56:25)

バンド名で検索をかけてもブライアン・アダムスの大ヒット・アルバムばかりが引っ掛かってくる上、北欧やアメリカにも同名のバンドが存在しており検索し辛さに拍車を掛けてきやがります(最近だとRECKLESS LOVEもいて更にややこしい)、女性シンガー、ジャン・メランリンをフロント・パーソンに戴くこのRECKLESSはカナダのオタワ出身の5人組。本作は彼らがEMI RECORDSから'80年に発表した1stアルバム。
邦題こそ『炎の女王』と厳つい感じなれど、アートワークは何だかニューウェーブ系グループっぽいし、バンドもSWEETやCHEAP TRICKに影響を受けて活動をスタートしたと語っているしで、「まぁポップ・ロックでも演っているんだろう」…ってなこちらの一方的な予断は、シャウトしてもどこかクールさ漂わすVo、アタッキーなリズム、切っ先鋭く刻まれるGリフとがパワフルに押し出してくるOPナンバー①が放つハードネスによってあっさり覆されます。続く重量感溢れる②、ライブ映えしそうな③という冒頭3曲を聴いただけでも、本作はNWOBHM勢を引き合いに語りたくなりますよ。それでいて大味になることなく、メロディにはきっちり哀愁とフックが効いているあたりはやはりカナダのバンドなんだなぁと。特にドラマティックな曲展開を引き立てる、バンドのブレインたるスティーヴ・マッデンの紡ぐ泣きのGソロにもグッと来る⑦と、華麗なハーモニーと哀メロのマリアージュが美味な⑨は、RECKLESSの本領が如何なく発揮された名曲じゃないでしょうか。
メタル不毛期といわれた80年代初頭の北アメリカ大陸で花開いた隠れた名盤。ちなみに北欧とアメリカ(LA)のRECKLESSのアルバムも結構お薦めだったりします。



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