オープニングナンバーのBackdoor to Heavenでは、このバンドらしい硬派なメロディックスタイルのメタルサウンドを聴かせてくれるも、次のGet Close to Meではファンキーな時流に合わせた曲の登場、その落差に驚いていると、バラードが流れ、メロディアスな曲が続く。そして6曲目のSomedayは中盤のハイライトとしてアルバムを盛り上げる、メタリックなBON JOVIのRUNAWAYと言われているが、なるほどと納得させる出来映え、このバンドの本質はどこにあるのか、少々混乱するのだが、デビュー作&時代の流れという節目にリリースというのが、こういうバラエティ豊かな作風に繋がるのだろう。7曲目もアコースティカルなバラードが顔を出し、コンパクトな楽曲を並べバランス良く聴かせてくれる。