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STRONGER THAN EVIL (1983年)
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STRONGER THAN EVIL
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解説 - STRONGER THAN EVIL
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2015-01-31 13:28:48)

あのフィル・リノットがベースでゲスト参加した事でも知られ1983年リリースの3rd。前作の流れを組む原始的な香りのする北欧産HM/HRを堪能できます。ボーカルのメロディラインの透明感が増し北欧度指数も上昇いしていますが、バックの熱演ぶりは厳ついメタルなサウンドメイク、このバランス感覚とクセになるマイナー臭激増なメロディがマニアのハートを鷲掴むでしょう。前作より練り上げられた楽曲はより輝きを増しキレのあるリードプレイにグイグイと引き寄せられます。もっとお金を掛け必殺のリフワークや分かりやすいメロディを持ち込み迎合しない独自のスタイルが好きですね。③の終わり方とか面白いですよ。またフィルがベースを弾いている⑥なんかも他の曲と違うニュアンスでアクセントとなっているし疾走ナンバーの①もフィルが弾いているのですがオープニングに相応しいキレがあります。ところどころ後のヴァイキングメタルに通ずる面もありと聴き様によっては実に味わい深い一品ですね。マイナー臭漂うクサメロがバンドの売りになっていますが、この北欧的なひんやりとした風が吹き荒れる正調HM/HRサウンドに思いを馳せずにはいられません。これでシンガーがもっと強力な歌声の持ち主だったら認知度も違ったでしょう、そう思わせる強烈なマイナーリーグに燦然と輝く名盤です。



2. 聖なる守護神 ★★★ (2016-11-06 10:22:16)

正しく"邪悪の化身"。
前作よりも幾分キャッチーさが増してはいるが、前作と共に初期北欧メタルの名盤であることに変わりはない。
(個人的には)ヴォーカルはコレでイイのだと云いたい。これだから"漢!!?"を感じさせるし、とっても男臭い音になっているのだ...と。
またイモで上等...本人達もコレで売れようなんて思ってもいなかったハズだし、実際コレでは売れん。
因みにバンドの中心だったWahlquist兄弟は(確か)現在『THUNDERLOAD Studio』を経営していて、ホンのたまにプロデュース業などで名を見かけたりもする...『VENI DOMINE』っつうハイトーンVO.バンドの作品にも名を連ねていたりも...。




3. 正直者 ★★★ (2018-01-22 21:05:55)

念願の再発盤が今年リリースされることになった北欧メタルの黎明期を支えたバンドの通産3枚目のフルアルバム。

北欧らしいクールなメロディと鋭利なリフワーク、その両面を併せ持った魅惑的音楽性を逞しく、そして聞き易く仕上げてきた。

NWOBHM勢の影響下に、初期アイアン・メイデンやジューダス・プリースなどの音楽性を継承。

そこに涙を誘うツインリードが、これでもかと炸裂します。

ドイツにはアクセプト。デンマークにはマーシフル・フェイト、そしてスウェーデンにはヘヴィーロードがいると、マニアを鼓舞し続けた存在として、今なをコアなファン層に愛されるバンドです。




4. 聖なる守護神 ★★★ (2018-05-12 22:24:50)

ウ~ん!?...結局、(少し高いけど)その'18年版リマスターデジパック盤も買っちまった(笑)。
音はクリアさが増していてダイナミックさも向上してて満足出来たな。でも実は...ボーナス曲が目的なんだよ...本当はね(完全未発表っつう曲も収録されてたもんだから)。
これから順を追って2ndも再発されるみたいだけど...あのVHSのみで発売されたライヴ作"Live"[1983年]も単体で発売されるんかな?(未発表ライヴなんかを収録して是非ともお願いしたいところだ)。
しかし...ギリシャの『NO REMORSE』はアツいな...色々とマニア泣かせの作品を再発しつづけているんで。一昔前までは...再発王国と呼ばれた日本の専売特許だったはずなんだけど、国内でのCD売り上げが悪い性で大分尻込みしているよネ...国内レーベルどもは。
...と色々と御託を並べてしまったけど、とにかくこのHEAVY LOADは聴いとけ!!!。




5. 火薬バカ一代 ★★★ (2025-04-21 23:19:11)

ラグネ(Vo、G)とスティルビョルン(Vo、Ds)のヴァールクイスト兄弟を中心に結成されたスウェーデンはストックホルム出身のHEAVY LOADが、'83年に発表した3rdアルバムにして一先ずの最終作。「美旋律」「クラシカル」といったキーワードを最優先に北欧メタル作品をチェックしていた身ゆえ、バーバリアンが咆哮する本作のジャケットと邦題『邪悪の化身』を一目見て「これは後回しにしよう」と華麗にスルー。したらばすぐに廃盤になっちゃうわ、中古盤価格もグングン上昇するわで、「もっと早く購入しときゃ良かった」と臍を噛む羽目になったことでも思い出深い1枚であります。
そんなわけで見た目こそB級メタル臭が濃厚に漂いますが、ツインGを生かしたJUDAS PRIEST型疾走ナンバー①、引っ掛かり気味に進行する曲展開がIRON MAIDENを思わす②③、温度の低いVoのヘタウマな歌唱がうら悲しさを増幅する④…と、NWOBHMの洗礼を受けつつ、そこに北欧のバンドならではのメロディ・センスも注入された収録曲は捨て曲なしのクオリティを提示。主要メンバーが歌える強みを生かしたハーモニーも意外に分厚く、中でも7分越えのアルバム表題曲⑤は、アートワークの世界をそのまま音に移し替えたような勇猛かつドラマティックなヴァイキング・メタルの名曲に仕上がっています。
そもそも、本当に怪しいバンドだったらフィル・ライノットがゲスト参加したりはしないわけで、彼がBを弾いている哀愁のメロディを乗せリズミカルかつキャッチーに弾む⑥や、ノリ良くポップな⑦等、メジャー・フィールドへの目配せもさりげなく決まった充実作だっただけに、後が続かなったことが悔やまれますね。再結成作はどんなもんでしょうか。



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