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FULL SPEED AT HIGH LEVEL (1978年)
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FULL SPEED AT HIGH LEVEL
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解説 - FULL SPEED AT HIGH LEVEL
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1. 失恋船長 ★★ (2025-04-22 04:01:45)

北欧はスウェーデンのメタルパイオニアとして知られる伝説のバンド。北欧メタルはEUROPEが歴史を作ったと大嘘をつく輩がいるが、あれは完全に雑誌に書いてあったのだろう。アメリカで売れた北欧のバンドというのならば了承するのですが、英国に近いスウェーデンでNWOBHMの影響を受けないわけがない、ましてやロックの伝承など、日本よりも身近に感じただろう。
今作を聴き、その武骨なロックサウンドは北欧ブランドが確立する前の、純度の高いロックイズムを感じる。しかし、内から溢れ出るメロディセンスは、日本人に和があるように、このバンドにも冷気が吹き荒れる。バイキングの伝承、私には、磨けば光る原石を前に、つくづくそう思いますね。

オリジナルのアナログ盤は入手不可能でしょう。ましてや高額の取引など無意味。それならばアンオフィシャルだろうが嘘くさいCDを買った方がマシだ。アイデアはあるが、その方法を具現化しきれていない未消化な部分もあるが、そのインプロヴィゼーション然とした演奏は、70年代ロックの系譜に連なるモノ。11分にも及び大作ナンバー、そのブルースフィーリング溢れるインストパート、そしてテンポアップする構成に、このバンドの本質を見ますね。トリオならではのインストバトルも悪くないが、面白味に欠けるというか長尺に感じるのだが、並のバンドではやりきれない創作意欲を感じます。影響を受けたアーティストの側面を素直に映し出すという手法は非難されるべきではない。

まぁ紺野ぶるま、よろしくの芽吹きました、なサウンドに、文句を言えばキリが無い。日本同様、ロックをどう録音してミキシングするのか術がないという感じもするのだが、もう少し上手く演奏するべきだ。その手直し無しの一発勝負というのか、フィーリング的に良いテイクならばミスもOKという姿勢に70年代を感じますね。

久しぶりに聴きましたが、やはり欠点も込みで愛すべき一枚ですね。北欧メタルを礎を築いたバンドの記念碑的アルバム。オフィシャル盤が出ないのはマスターテープがないのかな?

音質は良くないがソリッドかつ攻撃的な姿勢を前のめりで見せつけた意欲作。デビュー作としては十分であろう。垢抜けない=マイナー。しかし商業的になりすぎるのはロック本来の魅力を削ぐ形になる。
何を持ってメジャーかは人それぞれ、ワタクシは、この垢抜けないイモ臭さも大好物です。歳食いましたので、色んな音楽を聴きました。
耐性が出来ていますので、しかし、初心者にはとてもじゃないが勧められない一枚である。歌はなんとかならんかったか、不安定にも程があるぞ。
この脆弱な歌声じゃ、バンドサウンドになんの恩恵を与えられないじゃん。

マニア向けとはいいたくないが、理解のある猛者でなければ、太刀打ち不可能であろう。それにしても北欧のバンドはDEEP PURPLE好きなんだなぁ。そこに激しく共感しますよね。



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