この曲を聴け!
QUICK & DEAD
MyPage

QUICK & DEAD
モバイル向きページ 
解説 - QUICK & DEAD
→解説を作成・修正
コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2011-04-14 17:37:45)

1985年リリースの2nd,今回はきっちりとスタジオ録音です
前作同様の不動のメンバーで挑んだ今作は前作の流れを組む正統派の王道HM/HRの名盤
練り上げられた楽曲に隙などなくコーラスを巧みに配し丁寧に作り込んでいます。
勿論ロックならではの荒々しさを損なう事もなく安心して聴くことが出来ます
裏声ハイトーンで逃げることのない余裕のある歌声が堂に入っている北尾ケニー氏のパフォーマンスは健在、日下部バーニーの火が出る程に熱いエモーショナルなギターのカッコいいこと、様式美的なフレーズ、疾走する攻撃的なギター思わず手に汗握り体中が熱くなり毛穴が開きますね。押し引きを得たギタープレイの真髄はスローナンバー等に見られる心を揺さぶる旋律に彼特有の潤いと深みを感じさせられます。自主制作版ですが凄味を封じ込めた今作は国産メタルシーンにおける名盤です




2. 火薬バカ一代 ★★★ (2025-04-16 23:35:31)

名古屋の至宝、日下部正則(G)率いる正統派HMバンドSNIPERが、同地のライブ・ハウス「エレクトリック・レディ・ランド」によって興された自主レーベルE.L.L. RECORDSを通じて’85年に発表した2ndアルバム。
前作はデビュー・アルバムにしてライブ盤も兼ねる多少変則的な内容でしたが、今回はしっかりとスタジオ録音(ほぼ自主制作という懐事情ゆえ音質的に五十歩百歩なのはご愛敬)。その影響もあるのか、前作に比べると前のめりな疾走感が抑制された分、アレンジからボーカル・ハーモニーまでかっちりと作り込まれ、疾走ナンバーあり、バラードあり、LAメタル風のミッド・チューンあり…といった具合に、収録曲のバラエティにも更なる広がりが感じられる仕上がりとなっています。まぁ、初めて聴いた時はその辺りの変化がパワーダウンのように思え物足りなさを覚えたりもしましたが、聴き込むに従ってメロディの充実ぶりが浮かび上がってきて、いつしか不満は雲散霧消。というか、躍動するリズム隊の上手さが際立つOPナンバー①、エモーションを湛えて歌う日下部のGプレイが光る②、抜群に上手いわけではないものの、北尾茂久の熱い歌いっぷりに昭和ロボット・アニメのEDテーマ的な日本語詞がハマる⑦等々、第一期坂本英三時代のANTHEMにも匹敵する強力なHMナンバーが次々繰り出される本編に不満を覚えていたらバチが当たるってもんですよ。とりわけ、濃厚な泣きに満ちた名バラード②と哀愁を振りまきながら駆け抜けていく⑥は、本作の魅力が分かりやすく凝縮された個人的アルバムのハイライト・ナンバー。
欧州でのリリースが実現したというのも納得の力作だけに、これが最終作となってしまったのが残念でなりませんね。とりあえず願・リイシュー。



発言

評価:★★★ 素晴らしい!! ★★ 良い! まあまあ コメントのみ
→発言を修正・非表示 | 移動
→問題発言を非表示