「SKULL THRASH ZONE VOL 1」収録曲のリテイクバージョン。 イントロから原曲には無い滅茶苦茶カッコイイリフが追加され、ツーバスが凄絶になり、更に歌詞まで大幅に変更されています。この曲は海外のブラックメタルバンドがやってもハマりそうな曲ですね。素直にカッコイイです。 ちなみに、「STAB ... IN THE BACK」で、「裏切る」という意味になります。ライブバージョンで「裏切り者に…」という煽りが入るのもそのせいでしょうね。 余談ですが、Xのオーケストラ盤(海賊盤らしい)でこの曲を演っていますが、「Stab me in the back」というシャウトまでオーケストラ化され、かなり笑えます。興味の有る方は是非(笑)
マンソンのだみ声でのメロディの咆哮がカッコイイ、このアルバム唯一のスタジオ収録曲。この時点での新メンバーのJOHN5のギターリフが非常に良いです。 このアルバムを始めとし、「The Other Side Of...」や「The Fight Song」のEPにも収録されているのでファンなら耳にする機会は多いかと思います。 何故かアルバムには載っていない後半部の歌詞は「The boy has purified the quitter gods/Burning up his cross like a revelation/And his glass jaw opens like a puppet head」らしいです(調べた)。載せるならちゃんと載せてくれ~(笑)
「antixxx」の形で次々に敵対するものをならべ、最後にはその対象が自分自身にまで向けられている恐ろしい曲(笑) この曲を始めとしてこのアルバムの収録曲はトレントの影響下の所為か、インダストリアル色が強いですね。バンドサウンドをメインとしたバージョンでも聴いてみたいです。それだけにライブ盤「THE LAST TOUR ON EARTH」未収録は残念…。いっそのこと1996'03とかいってリメイクして欲しいかも(既にタイトル意味わかんないですが)
1枚目の(実質的な)1曲目にして歌詞が超ヤバいです。 「I am the god of fxxk(チャールズ・マンソンは常に陰茎が××状態でそう呼ばれていた、って話を聴いたことがあります)」で始まり、サビは確か「そこの白ぇの、跪きな。美女と男色の時間だぜ」みたいなことを歌っていたと思います。いきなりコレでいいんでしょうか、いいんです(笑) 曲はマンソンの濁声と力の抜いた歌唱の使い分けがいいフックになった、マンソンの中ではポップな曲になっていると思います。
物凄い勢いで他人を罵倒するような歌詞のサビと、なんとなく純情な感じの歌詞が交錯する一曲。 特に「Everything I see reminds me of her(見るもの全てが彼女を思い出させる)」「Fix my blade with the blade(刃で俺の問題を解決してくれ)」…って、まさか失恋してリスカしちゃう曲!?アナタは純情な女子デすカ。ダークな恋愛系はツボなので、ますますコリィが好きになりましたよ(笑)。
聴くものを内に閉じ込めるかのようなフレーズのドラムス、暴虐の中から顔を覗かせる叙情的なメロディ、一旦リズムが止んでシンセサイザーの音色が響く展開、どこをとってもカッコイイ一曲です。 この曲や「CURSE YOU ALL MEN!」のギターのメロディって何故か口ずさんでしまうんですが、これってキャッチーって言っていいのかな(笑) 中毒になりそうな一曲です。 でもボーカルは「ぅわ゛ぁぁぁあああぁぁッ!!!」とか、かなりヤケクソに聴こえるんですけど(笑)
ライナーによると、「民族音楽とマシンファンクの融合」だそうです。 ポップでありながら練りこまれたリズム、覚えやすいメロディのサビなど何気にキャッチーな曲になっています。ただ、「Tried to save myself,but myself keeps slipping away(自分を救おうとしても、滑り落ちていくだけ)」という歌詞を幾度となく連呼されるとちょっと怖いです。
不気味、なのだけれど儚げなピアノが美しい名曲。 「1、2、3、、、」のカウントが薄ら寒い恐怖を呼び起こします。3部作のストーリーから考えると、この曲で「自殺」に失敗した空虚感がメカニカルの1曲目「GREAT BIG WHITE WORLD」に繋がっていくのかな?曲のラストには一曲目の弾を装填する音とのリンクも見えてくるような引鉄を起こすSEも入ってます。 しかしタイトルが長い(笑)
えぇと、このCDを推薦する文章を書くのは難しいので、自分なりの解釈で許してください(笑) このCDは「LEFT」「RIGHT」に分かれていますよね。最初は当然のように「LEFT」→「RIGHT」という流れで聴くものだと思っていたのですが(ライナーでも最後の曲として「RIPE(with decay)」が挙げられていますね。)、何回か聴くうちに「THE WAY OUT IS THROUGH」のオープニングに相応しいドラマティックな曲展開、「THE GREAT BELOW」のエンディングに相応しい美しさに気付いて思いました。 「このCDは、そもそも2枚の独立した作品ではないのか」と。 歌詞の方も、「LEFT」では「WE'RE IN THIS TOGETHER」では自分の理解者を見つけたような詞になっているし、「THE FRAGILE」では守る側の人間の視点での詞と、全体的に「人間関係」がテーマのように思えました。 一方「RIGHT」では裏切り者を告発するような「STARFXXKER.INC」や他界した祖母を歌ったと思しき「I'M LOOKING FORWARD TO JOINING YOU,FINALLY」など、「喪失」がテーマに思えます。 私はこの音には癒されます。なんというか、通常ならギターの歪みが耳に痛いようなかなり大きい音で聴いていても、逆に耳に心地よい音なんですよね。何故だろう…。でも以前の「THE DOWNWARD SPIRAL」「BROKEN」等とは全く違う音ですね。どちらも好きですが、ここまで変わるとファン層も結構変わる気が…
とにかく完成度の高いインスト曲が何曲も挟まれるこのアルバムにおいても、かなり上位に食い込むような曲だと思います。 基本的にピアノとノイズの美しい絡みが堪能出来る曲ですが、「JUST LIKE YOU IMAGINED」のようなやや攻撃的なノイズでなく、やさしく包み込むような、タイトル通り「La mer(海)」を想起させる曲ではないでしょうか。アルバムの中でこの曲が一番という人も多いと思われます。
よくデスメタルやブラックメタル等のディスト—ションの掛かった、美しいメロディのリフを「極寒の地を連想させる…」や「荒涼とした…」という形容詞で表す事がありますが、この曲はそれをインダストリアルノイズでやってしまった怪作です。このノイズは曲の序盤と終盤に現れますが、それに挟まれた浮遊感のあるパートも耳に心地よい音です。 この曲にグッときたら、ライブアルバム「ALL THAT COULD HAVE BEEN」のDISC2「Still」収録の静かなミックスも聴いてみる事を薦めます。
いくつもの緻密なリズムの織り成す、完成度の高い楽曲。 この曲は緻密なリズムも然ることながら、物凄く官能的な感じのする詞も凄いです。わりと静かな曲なのにライブでは「I wanna fxxk you animal.」の部分では大合唱が起きます(笑)。歌が終わった後のシンセ(?)のメロディもなかなか良いですね。 ちなみに何気にカラオケにあるのですが、この曲を歌ったところ友達が「you let me penetrate you」あたりから「ヤバい、ヤバい」と言い始め、サビの「I wanna fxxk you like an animal」で大爆笑してました(笑)
BIG MACHINE収録曲の中で最もポップな感じのする曲です。 最近(GREENくらい)のポップとロックの融合した音楽性に少々煮え切らない思いだったのですが、この曲はポップ方向に特化してくれたお蔭で却って良くなったと思います。Nanana...のコーラスなんて聴いててつい口ずさんでしまいますね。ただ、一つだけ難癖をつけるとしたら、そのコーラス部分に「WAKE UP!」とか「BREAK OUT!」とか合いの手が入るのですが、この合いの手が全然ノッてないというか、何か「ぼーよみ」口調なんですよ。ここはもう少しはっちゃけても良かったんじゃないかな、というのが正直な感想です。
SPAWNのサントラ自体がテクノ&ドラムンベ—スとロックアーティストの融合というコンセプトのアルバムだけあって、リズムにはかなりテクノの要素が感じられます。女声コーラスの「tu tu lu...」ってフレーズがキャッチーで、最新アルバム(11月現在)収録の名曲mOBSCENEをちょっと思い起こされます。マンソンのボーカルは妖艶なんだけど嫌味がなくていいです。
SODOMのカヴァー曲です。 本編で見られたようなプログレッシブなドラマ性はあまり見られませんが、同じボートストラックである「BLACK METAL」と同様分かりやすい狂気が垣間見れて、一発で曲の世界に引き込む曲です。「Bathe in sin...Sadistic soul...Break the crast...Sodomy and lust」の部分(いわゆる「サビ」ですね)のホラーチックで威厳のあるキーがカッコイイです。 でも初めて聴いた時は「ソドミーアン、ラぁァーースト」の超高音で伸ばしている所が可愛らしいと思ってしまった(すみません)。
クレイドルを聴きたいと思ったら、まずはどのCDを買ったらいいんでしょう。アルバム毎に世界観がかなり違うので迷う所ではありますが、ちょっと考えてみたいと思います。とりあえず「名盤」だと思う4枚から… 「DUSK AND HER EMBRACE」…ダニのキレ具合が凄まじいです。高音シャウトばっかりという気がしなくもないけれど、全体的にメロディがロマンティックでHell AwaitsのカヴァーやNocturnal Supremacyのセルフカヴァーも美味しいです。 「CRUELTY AND THE BEAST」…世間では一番評価されているアルバム。ダニのストーリーテラーとしての才能を感じさせる本編、キレてるボーナストラックが特徴です。一曲ごとのドラマティックさは一番だと思います。ただ、クレイドルのウリであるボーカルがあまり前面に出ていないのとドラムのミックスが変など、ちょっと初心者に勧められない要素もあります。 「MIDIAN」…ダニのボーカルの表現力が飛躍的にアップしてます。荘厳なメロディを奏でる女声コーラスやキーボードなどメロディックさが前面に押し出されキャッチーな印象。このアルバムでドラマーが代わってますが疾走感あふれるブラストとフィルインが心地よいニコラスに較べ、「DEATH MAGIC FOR ADEPTS」の語り部分などでは歌うようなドラムを奏でるエイドリアンになっています。まぁここらへんは好みですね。 「Damnation and a day」…クレイドルが別次元にいってしまったと感じさせる一枚。とにかく生オーケストラを使っているだけあって荘厳です。全体の完成度で見たら一番かも。曲が多いのに捨て曲なんて言葉とは無縁のアルバムです。正に全曲がクライマックスですね。ただ前作よりキャッチーさは減ったような印象です。 …ここまで書いてみて、やっぱりどのアルバムもいいなぁ、と思ってしまいます。やはりここは素直にベスト盤「LOVECRAFT AND WITCH HEARTS」を勧めた方が良いのでしょうか。各アルバムの良いとこ取り(でも「MALICE THROUGH THE LOOKING GLASSよりA GOTHIC ROMANCEのが良かったなぁ)+「FROM THE CRADLE TO ENSLAVE」といった感じのDISC1、そのセンスには定評のあるカヴァー曲と秀逸なリミックス(ただしテクノミックスは頂けない)が素晴らしいDISC2の2枚組みで、名盤の誉れ高い「CRUELTY AND THE BEAST」の曲は「DESIRE IN VIOLENT OVERTURE」「BATHORY ARIA」(とインスト)以外全曲を収録している、まさにベストといった様相です。最初に聴くものとしてこれ以上のものは無いでしょう!! 以上かなり個人的な意見でした。
「DUSK AND HER EMBRACE」収録の佳曲「FUNERAL IN CARPATHIA」の別バージョンです。オリジナル盤では歌詞世界に対してややブチキレ過ぎだとも思われるダニのボーカルはこのヴァージョンではストーリーを語り、世界観を広げる語り部のような歌い方をしています。女声コーラスのパートのメロディがロマンティックで格好良いです。