サモスが懲役に服している間にかなり曲を練ったのか、メロディが凄く良くて「WITH STRENGTH I BURN」や「THUS SPAKE THE NIGHTSPIRIT」の普通声パート、「THE LOSS AND CURSE OF REVERENCE」のシンセパートのメロディなんて聴いていてじーんと来てしまいます。
「WRATH~」の音源はテープの歪み音が入ってたり、正直聴いていられない程なんですが(ホントにリマスターしたのかって感じ・笑)「EMPEROR」の収録曲は凄く良いです。特に「I AM THE BLACK WIZARDS」なんて叫びすぎて声が裏返りそうになっているところとか、後半のシンフォニックなパートではアルバム版には無いシンセのメロディが入っていたり、こっちの方がかっこいいと思える出来だと思います。
他にもライブ盤のみ収録の「NIGHT OF GRAVELESS SOULS」のオリジナル音源(何かを吐き出すようなボーカルが超かっこいい!!)が入っていたり、「COSMIC KEYS~」の別バージョンが入っていたりとファンなら買って損はないかもしれないです。
個人的には「CRUCIFY MY LOVE」が無いのがかな~り、マイナスなんですが(笑) この盤でしか聴けないインタビューや「ART OF LIFE」のラジオエディット(といっても最後の部分を抜き出しただけ)、「STAB ME IN THE BACK」のライブ版(歌詞やアレンジはオムニバス盤収録のものと同じみたいです)が入っているのは嬉しいですね。 あと、レコード会社の関係なのかかなり選曲が「変」です。オープニング曲がライブバージョンっていうのはどう考えてもおかしいでしょう(笑)
3回に渡る連続投稿失礼します(笑) なんとなくBURZUMについて調べていたら、なんと「HVIS~」の歌詞の英訳を発見してしまいました。ので、載せておきます。でもオリジナルを載せると著作権に触れるって訊いたので、訳詞のみで… 1:DET SON ENGANG VAR(What once was) Between the bushes we stared/At those who reminded us of another age And told that hope was away/Forever... We heard elvensong and/Water that trickled What once was is now/Away/All the blood... All the longing the pain that ruled And those feeling that could be touched/Are away.../Forever... 2:HVIS LYSET TAR OSS(If the light takes us) A glade in the wood/Where the sun shines Between the trees we are imprisoned/In this God's glade It burns it scorches/When the light licks our flesh Goes toward the sky a smoke/A cloud of our form Prisoner of burials/Tormented by the God's goodness No flame no hate/They were right we come/To hell... 3:INN I SLOTTET FRA DROEMMEN(In the castle of the dream) Between misty vales/between gloomy mountains Under gray clouds/In the black night On a proud horse/In black clothes/Strong weapons at hand The infinity with dead trees/An eternity of cold Over stone and wood/In the shadows... Out from the mist/Out from the darkness Out from the big shadows of mountain/The castle of the dream... So ends the ride/That lasted a lifetime For the master goes/(In the castle of the dream) …Countの歌詞世界を理解したい方はどうぞ(笑)日本盤は今廃盤らしいですが対訳ついてたのかな?
このアルバムでの特徴はやはり大幅に改善された音質と、Yoshikiだけでなくメンバーそれぞれが曲を持ち寄っているため、楽曲に幅が出た事でしょう。 特にTaiji作曲の2曲は素晴らしく、「DESPERATE ANGEL」はなんとなくアメリカな感じのするハードロック(個人的にはライブでのToshiの「COME ON!って煽りが最高)、「VOICELESS SCREAMING」ではフルートなども使用し、Toshiに作詞を任せた事で更に情感溢れるバラードになっているので、是非聴いてもらいたいです。 もちろんシングル「Silent Jealousy」「Say Anything」のようなYoshiki流の「王道」な曲も素晴らしいし、なによりXの曲で最速らしい「STAB ME IN THE BACK」が大幅にリアレンジを施され、とてもかっこよく生まれ変わっているのが良いですね。