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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 6901-7000

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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 6901-7000

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中島みゆき - Singles - おもいで河 ★★★ (2004-12-31 00:24:47)

イントロから美しく鳴り響く大正琴のメロディに早くも感極まりそうになる曲。そこに乗って来るメロディもまた綺麗で、しかも一回聴いただけで忘れられなくなるような素晴らしいものです。確かこれって70年代末期の曲でしたよね…


中島みゆき - LOVE OR NOTHING - 空と君のあいだに ★★ (2004-12-31 00:24:14)

確かこの曲が出た当時、私は小学校低学年くらいだったんですが、メロディの良さは理解できたのかよくカラオケで歌ってました。小学生(しかも低学年)の心をも掴むメロディ、ほんとに素晴らしいと思います。今聴いてもやっぱり名曲、です。


BURZUM - Burzum / Aske - Stemmen fra tårnet ★★ (2004-12-31 00:10:48)

ミニアルバム「ASKE」のパートに収録されている楽曲。
Samothが参加しているらしく、テンションの高い演奏を聴かせてくれますがしばらく聴いていると何の前触れも無く曲が終わります。これって狙ってやっているのでしょうか…?


BURZUM - Burzum - Channelling the Power of Souls Into a New God ★★ (2004-12-31 00:10:20)

この曲、聞き流してた時は「初期からこういうインスト作品もやっていたんだなぁ…」くらいにしか思っていませんでしたが、夜中にじっくりと聴いていたらかなりの恐怖を感じました。タイトルも来てますよね(笑)


中島みゆき - 予感 - ファイト! ★★★ (2004-12-31 00:09:52)

SINGLES2000を聴いてみて、一番良いと思ったのがこの楽曲。
詞が素晴らしく、厳しい現実や自分の心と対峙する者達を描いた後、懸命に生きる人達を河を昇る魚に喩えて描写するパートは感動するなって言う方がおかしいです。また、この楽曲では凄く澄んだ声を使っていますが、いつもの感情的なヴォーカル以上に心に響くものがありました。


中島みゆき - Singles 2000 - 愛情物語 ★★★ (2004-12-31 00:09:29)

この曲のヴォーカル、いつにも増してエモーショナルでかっこいいです。
特にサビの入りの小さいフェイクは絶品!!カラオケでもいつも真似させて頂いてます(笑)
しかしこの歌詞…文字通りに捉えると若さ故の過ちから暴力団(?)に追われる身となった主人公が、恋人を巻き込まない為に自分から別れを告げる…というストーリーにしか思えないんですが…タイトルから想像できない歌詞ですよね。


中島みゆき - Singles - 旅人のうた ★★★ (2004-12-31 00:09:03)

この曲、特にAメロ部分がほんとに勇壮ですよね。
声の太い男性が、男らしさをフル稼働させて歌っても合うんじゃないかと思います。


中島みゆき - Singles - 地上の星 ★★★ (2004-12-31 00:08:30)

この曲の英訳詞のサブタイトル、「Unsung Hero(日本語にするなら「称賛されない英雄」かな?)」というのはダブルミーニングなんでしょうか?ビブラートやしゃくりあげを多用し歌い上げるヴォーカルは物凄い迫力です。


PIERROT - パンドラの匣 - 青い空の下… ★★ (2004-12-23 09:02:57)

これも「FOLLOWER」と同じく、某宗教団体についての曲(そういえば歌詞中の「シヴァ神」はその教祖が崇めた神ですね)。
タイトルから連想できないような歌詞が面白いです。因みに、ラストの台詞は「まだ終わってはいない…」(リメイク版では「もう、終わりかもしれない…)だとか。


ARCTURUS - The Sham Mirrors - Star-Crossed ★★★ (2004-12-22 22:52:41)

「For to end yet again」のソロと並んで、アルバム中Sverdのエレキピアノが最も堪能出来る曲。特にイントロのソロを聴くと私の脳裡には夜空に煌めく天の川が浮かんできます。曲本編も「exploded」の後にSEで爆発音を入れたり、細かい所まで練られた楽曲だと思います。


ARCTURUS - The Sham Mirrors - Nightmare Heaven ★★ (2004-12-22 22:52:20)

この曲のタイトルって、なんかRPGのラスボスが使ってくる技の名前みたいですよね(笑)前半の綺麗な歌い上げとラストのトリッキーなファルセットの対比はGarmの歌の上手さをまざまざと見せ付けてくれます。
ちょっとマニアックな意見かもしれませんが、「from oblivion by oblivion」のところのメロディ、そして発音のしかた(笑)に至るまで全てがツボです。よくこの部分は口ずさんでしまいます。


ARCTURUS - La Masquerade Infernale - Of Nails and Sinners ★★★ (2004-12-22 22:52:02)

やはり私には難解に感じられてしまう展開の曲なんですが、何回か聴くうちにARCTURUS有数の名曲だと思うように。Garmの声はアルバムの他の曲同様、気難しい感じがしますが、オルガン、エレピ、ギターなどどのメロディを取っても最高クラス。特にギターソロには心を動かされるものがあります。


ARCTURUS - La Masquerade Infernale - Ad Astra ★★★ (2004-12-22 22:51:37)

フルートが、ヴァイオリンがそしてギターが美しいメロディによる饗宴を開いてるかのような楽曲。途中少しだけヴォーカルが入りますが、ほぼインストといってもいい曲で、7分半もありますがメロディのせいで全くダレを感じさせません。


ARCTURUS - Aspera Hiems Symfonia - To Thou Who Dwellest in the Night ★★★ (2004-12-22 22:51:16)

「Aspera...」はミディアムテンポ中心のアルバムですが、1曲目を飾るこの曲はかなり疾走しています。
この曲で最も印象的なのはGarmのヴォーカル。憎しみの塊を吐き出すかのように鋭いデスヴォイスを発揮してます。感極まっているのか、息の吸い込み方さえも凄い迫力…
でも、歌詞が「Thy breeze maketh me shiver/Maimeth me with its frozen malice」と妙に被虐的な感じがするのがなんか気になります。


犬神サーカス団 - 都合のいい女・ほんとにほんとにご苦労さん - 需要供給の法則 ★★★ (2004-12-17 05:22:07)

「最後のアイドル」「命短し~」のタイトルトラック、「最初の扉」収録の「退化」など、最近のシングルはこういうキャッチーに疾走する楽曲を1曲は入れてくれるのが心憎いですね。
無論メロディの綺麗さは言うまでも無いんですが、今回は歌詞が行き着く所まで行った感じです。「演奏いけてるバンドでも 売れなかったらただのゴミ」って…(笑)。でもこのバンドの場合、どう見ても「売れたがっている」というより、「売れたがっているように見せかけている」としか思えませんが(笑)。


犬神サーカス団 - 都合のいい女・ほんとにほんとにご苦労さん - 愛の亡霊 (2004-12-17 05:20:46)

ディスコ的なリズムが特徴な曲。
この西洋ホラー的な詞は「この曲にディスコ的な詞を付けたら洒落にならないから」という理由で付けられたものらしいですが、犬神が書くディスコ的な詞がすっごく見てみたいのは私だけではないはず(笑)


犬神サーカス団 - 都合のいい女・ほんとにほんとにご苦労さん - ほんとにほんとにご苦労さん ★★★ (2004-12-17 05:19:39)

ザ・ドリフターズのカヴァー。
ドリフのカヴァーをする事を提案したのはレコード会社側らしいですが、これが申し合わせたかのように上手くはまっています。どうやらこの曲のメロディは日本の軍歌と深い関連があるらしく、明さんによって改変された詞とも相まって浮いた雰囲気は全く感じさせません。個人的にツボなところは「♪ほんとにほんとに~」のメロディとユニゾンのギターフレーズ。ああいう軍歌チックなメロディをギターで弾くのって、何故か好きなんですよね。


犬神サーカス団 - 都合のいい女・ほんとにほんとにご苦労さん - 都合のいい女 ★★★ (2004-12-17 05:18:11)

メンバー曰く「津軽からカリフォルニアに旅立ったような」ギターソロ、ヘヴィでありながらどこかコミカルなノリを持ったリフ、そして凶子さんのお色気ムード歌謡を参考にしたというやたらとセクシーなヴォーカル、と約3分の中に耳を引く要素をこれでもかと詰め込んだ曲。
本人達曰く「シングル向け」だそうですが…これを聴く限りきっとこのバンドは大衆に迎合してまで売れようなんて気はさらさら無いように思えます(笑)。


NOKTURNAL MORTUM - Nechrist - The Call of Aryan Spirit ★★ (2004-12-14 21:39:21)

ひよこ笛(勝手に命名) タンバリン、なんか可愛い(笑)


NOKTURNAL MORTUM - Goat Horns - Kolyada ★★★ (2004-12-14 21:38:49)

無感情で淡々と美しいメロディを唱える普通声のヴォーカルが、まるで何かの儀式を行う祭司のような威厳を持って迫る曲。この声、激しくツボです(笑)
リズムのガチャガチャした感じも民族音楽的な雰囲気を出すのに一役買っていますね。


NOKTURNAL MORTUM - Goat Horns - Black Moon Overture ★★★ (2004-12-14 21:38:27)

オープニングを飾るインスト。
綺麗なメロディがバンド演奏の低音の「ガーーー」に悩まされる事無く聴ける曲でもあります(笑)音色はちょっとチープなので、スーパーファミコン時代のソフトのサントラに収録されてそうな曲にも聴こえてしまう(笑)でもこの壮大なメロディはいいなぁ…。


NOKTURNAL MORTUM - Goat Horns - Veles' Scrolls ★★★ (2004-12-14 21:38:10)

約12分の大作…ですが、そこまで長く感じないのはやはりメロディがいいからでしょうか。ハープの音がとても綺麗で、印象に残ります。


NOKTURNAL MORTUM - Goat Horns - Goat Horns ★★★ (2004-12-14 21:37:48)

この曲の後半のキーボードによる民族的なメロディ、何故か凄く聞き覚えがあるんですが…(笑)
この異様なまでに耳馴染みのいいメロディがブラックのサウンドに乗って素晴らしい世界観を繰り広げています。流石タイトルトラックだけあってキャッチーさは(ある意味で)随一。


NOKTURNAL MORTUM - Goat Horns - Kuyaviya ★★★ (2004-12-14 21:37:23)

この前のインスト「Black Moon Overture」でも見せたメロディを始めとして、美メロ泣きメロを次々に繰り出していく曲。イントロ部分なんて最高だと思います。
でも、こんなに良メロをふんだんに使っていて、ちょっと勿体無いとすら思ってしまった(笑)


PIERROT - FREEZE - Smiley Skeleton ★★ (2004-12-12 21:21:19)

これもMYCLOUDと同じく、先行シングルに選ばれた曲。
個人的にこの曲のギターソロ大好きです。クラシカルなメロディを「これでもか」と引き倒すソロよりもこういう雰囲気あるソロのが好き。


PIERROT - FREEZE - PERFORMANCE ★★ (2004-12-12 21:21:02)

明るいメロディを持った曲ですが、そのメロディと「…ちゃおうぜ」とネオグロテスク並にはっちゃけた歌詞が相まって、人をクった様な妖しさが出てます。歌詞の内容がなんかロックスターっぽいですね(笑)


PIERROT - FREEZE - CLOWN'S MUTTER ★★★ (2004-12-12 21:20:45)

初聴きで一番かっこいいと思った曲。
疾走にホーン系のギターシンセが凄く良くあっていると思います。Bメロからの展開がキャッチーで即効性があって良いですね。


PIERROT - FREEZE - 深い眠りが覚めたら ★★ (2004-12-12 21:20:28)

キリトさん…この曲の低音はちょっと無理してません?
でもサビの歌声には過去最高の深みを感じました。


PIERROT - FREEZE - UNMASK ★★★ (2004-12-12 21:20:01)

やばい…「♪真っ逆さまに落ちて行く…」からの歌メロ、ツボすぎる…(笑)PIERROT節炸裂って感じのダークで嫌らしいメロディです。ここだけで★3つ。
でも、このメロディが全体を通して一回しかでてこないのは、ちょっと勿体無い気がします。


蜉蝣 - 革命-voice of Rebirth- - 妄想地下室 ★★ (2004-12-10 22:04:21)

現在の所オムニバスにしか収録されていない、ある意味レアな曲。
ヤバ気なタイトルとは裏腹に、ポップでフックのあるメロディを持った良い曲だと思います。この頃からヴォーカルに個性が出てきた感じですね。


蜉蝣 - 発狂逆立ちオナニスト - 縄 ★★★ (2004-12-10 22:03:52)

「性的~」と「執行猶予3年」の2つの狂気の間を取り持つような、一種の清涼剤的な役割を果たす爽やかな疾走曲。
「束縛したいけど君はきっと嫌がるから せめて心だけそっと縄で縛りたい」…蜉蝣は普通の恋愛を歌わせてもぐっと来る表現をする、なかなか侮れないバンドだと思います。


蜉蝣 - 落首 - 摩擦信仰 ★★ (2004-12-10 22:03:20)

前作の「根暗高速子守唄」で初めて扱った「生き苦しさ」と「死への恐怖」の間の葛藤を歌った曲。今回はその摩擦で火まで起きちゃってます(笑)それにしても葛藤する主人公の台詞で「いつか君も呆れるだろう」って…なんか蜉蝣の曲に出て来る女性像って冷たい人ばっかりだなあ(苦笑)
曲的には「憎しみの独り芝居」同様、サビで切なくなるタイプの曲で、歌メロの綺麗さはこちらの方が上だと思います。


NOKTURNAL MORTUM - Goat Horns ★★★ (2004-12-10 22:02:00)

96年発表の1stアルバム。

デモ作「LUNAR POETRY」と比べると、明らかに音圧が加わり迫力が出ています。…が、今作からこのバンド特有の低音で「ガーーーー」って感じのディストーションの利かせ方が取り入れられているので、それがクリア出来ない人には少し厳しい作品かもしれないです(私も最初は駄目でした)。また、ヘッドフォンで聴くとよく判りますがドラムが片側に寄っていたり、ヴォーカルやギターが引っ込み気味だったり音質ははっきり言って悪いです。

ですがその欠点全てを帳消しにしてしまうのがツインキーボードの存在です。2ndでは民族音楽色はやや薄く、3rdでは所々で濃いメロディを聴かせていましたが、今作は曲の全体がきらびやかで、民族音楽色はやや強めという感じです。3rdが濃すぎて駄目だった人もこれならいけると思います。

…なんか最初に悪い所を述べてしまったのでイマイチ歯切れの悪い文章になってしまいましたが(苦笑)一回聴いたら忘れられなくなりそうな印象的なメロディが幾つも出て来る名盤だと思います。シンフォニック好きでプリミティブも嫌いではない…っていう人なら絶対楽しめます。因みに2004年、ボーナストラック入りで再発されたので購入を考えてる方は是非!


蜉蝣 - ⅩⅡ Dizzy - 朽ちた赤心 ★★ (2004-12-10 13:26:42)

サビでは哀愁漂うメロディを聴かせ、かと思えば平坦なリフで疾走するパートもあったりとお得(?)な曲。この平坦リフ、単体ではイマイチですが疾走と合わさるとえらくカッコ良く聴こえます。
ただサビが2回とも同じ歌詞って言うのがちょっと…手抜きっぽいていうか、あまり感情移入できない原因になってる気がする。


蜉蝣 - 発狂逆立ちオナニスト - 性的緊張インプラント ★★★ (2004-12-10 13:26:21)

すっっごい強引な曲展開がウリの曲。
Bメロは凄いメロディアスなのに、サビ部分では掌を返すかのようにがなり散らしてます。しかも「君の頭脳アヴアヴアヴアー」って…相手の頭にチップを埋め込んででも自分のものにしたい異常な愛情というシリアスなテーマに、程よい馬鹿馬鹿しさが加わって絶妙な味のある曲になってます。っていうか、こんな曲一回聴いたら忘れられないって(笑)


蜉蝣 - 火炙りの数え唄 - 鬱 ★★★ (2004-12-10 13:26:02)

蜉蝣のなかでは1、2を争うくらい好き。
メロディとシャウトのバランスが良く、諦念、絶望、自己嫌悪といった感情を吐き散らしながら歌うヴォーカル、そしてシリアスな歌詞は鬼気迫るものすら感じさせます。ラストで安易な結末を用意せず「誰も気付いてくれないのですか 僕が独りで泣いてることを」と叫び、リスナーにも絶望を強いる…んですが、こういう人の感情を動かす曲を作れるのは素直に凄いと思います。


蜉蝣 - 蜉蝣 - 迷走本能 ★★★ (2004-12-10 12:59:55)

いきなりBURZUM級の絶望シャウトで幕を開ける曲。
内容は恋人に捨てられた男の心情を吐露するといった歌謡曲にはよくあるパターンなんですが、これが凄すぎ。歌詞の中では自分を傷付けてるし、最後は「苦しいよ・・・」と囁いて終わりだし…自分は流石にここまで酷い恋愛はしたこと無いですが、それでも聴いていると主人公の心情が伝わってきて泣きそうになってしまいます。最近の歌謡曲って別れを美化しがちであまりリアリティがなく物足りなさを感じてしまいますが、これは逆にリアル過ぎて引く人もいるかもです(笑)


蜉蝣 - 蜉蝣 - 渦 ★★★ (2004-12-10 12:59:36)

アルバムの締めに相応しい、ドラマティックなバラード。
もう二度と朝が来て欲しくないと願うのに、何をしようと関係なくそれはやってきて、気付けば涙を流している主人公…本当に蜉蝣って絶望感の描写が上手いと思います。そして最後に主人公が取った行動とは…
音的には間奏のシンセが凄く壮大な感じで良いです。これも「迷走本能」同様、聴いてて泣きそうになってしまった…


蜉蝣 - 火炙りの数え唄 - リストカッター ★★★ (2004-12-10 12:59:18)

「Biological slicer」収録曲のリメイク。
蜉蝣を代表する激しい曲ですが、以前の物と比べると断然歌に個性が出、なおかつ上手くなってるのに驚きます。それにしても衝撃的なタイトルですよね…私が蜉蝣を知ったのはこの曲タイトルを見て「一体どんな曲なんだろう」と興味を持ったのがきっかけでした。その興味を裏切らないだけの力のある曲だと思います。


蜉蝣 - Biological Slicer - 最期の検査 (2004-12-10 12:58:58)

心臓病で死にゆく主人公が恋人に宛てた歌。
…普通のバンドがこういうテーマに取り組むと、えてして「感動しろ感動しろ感動しろ」みたいな感動の押し売り的な曲になりがちですが、そこは蜉蝣、一味違います。「♪死んだ僕の所へ早く来て」って…(笑)やっぱりこのバンド、センスあるなあ。
この曲、リフはカッコいいですが音質のせいでちょっとうるさく聴こえてしまうのが惜しいです。あとヴォーカルは正直言ってかなり下手です(笑)まあデビューCDだし仕方ない所もありますが。


蜉蝣 - 発狂逆立ちオナニスト - 執行猶予3年 ★★★ (2004-12-10 12:58:37)

まんまストーカー男を描いた詞が面白い曲。特に「君の部屋に男が来ました。(略)とりあえずそいつを吊るしました」って部分のブラック過ぎるユーモアセンスにはホント脱帽(笑)
カラオケでもライブでも盛り上がる曲で、みんなで「SUCK SUCK SUCK MY DRUG」とやるのが楽しすぎる(笑)でも、曲を知らない人の前でやると十中八九引くので要注意。


蜉蝣 - 過去形真実 - 説教38、5℃ ★★★ (2004-12-10 12:58:10)

シャウトスタイルでメロディをなぞる、テンション高めなヴォーカルが畳み掛ける曲調と相まってめちゃめちゃカッコイイ曲。
これも詞が秀逸で、「腐り切った僕は変わることが出来なくてまだ死んだ目をしているけれど」と自分を悲観ながらも「信じてる事が一つだけあるんだ、苦しみも痛みもいつかは終わる時が来るってコト」と必死で前向きになろうとしてる姿が痛いほど伝わってきます。タイトルは「詞が説教っぽく、熱を込めて語ってたら体温まで上がってしまった」っていう意味らしい…やっぱり変なセンスを持ったバンドです(笑)


蜉蝣 - 水浸しの数え唄 - ゆびきり ★★★ (2004-12-10 12:57:52)

蜉蝣にあるまじき(笑)正統派V系ポップ。本人達曰く、「ポカリスエットのCMに使って欲しい」とか(笑)
でもこういう曲があるから他の発狂系も際立つのかもしれませんね。サビの無理矢理っぽい言葉の詰め方も味があって好き。


蜉蝣 - 蜉蝣事典大人の書店 - アイドル狂いの心裏学 ★★★ (2004-12-10 09:41:59)

ライブ会場限定で配布されたCDに収録された曲。
まず「アイドルへの一方的な恋愛」というテーマで一曲書き上げてしまうところが凄い(笑)ライブで盛り上がる曲で、会場一杯の少年少女たちが「オ×ニーしました」と叫ぶのはかなり理不尽。ていうかいいのかなぁ(笑)


蜉蝣 - 落首 - 恋唄 ★★ (2004-12-10 09:36:05)

疾走・メロディアス・別れの歌詞とV系の王道サウンドを地で行く曲。
高音で歌い上げるサビがカッコいいです…でも、AメロとBメロがイマイチパッとしないメロディナなのが惜しいです。ここを改善すれば勿論★3なのになぁ…


蜉蝣 - 落首 - 傘 ★★★ (2004-12-10 09:35:45)

蜉蝣の楽曲の中で最も「哀愁」を感じる曲。
物悲しいサビを声高らかに歌い上げるヴォーカルが何とも言えません…特に最後は泣き叫ぶような感情の込め具合…アルバムの中ではこの曲が一番好き。


蜉蝣 - 落首 - 憎しみの独り芝居 ★★ (2004-12-10 09:35:28)

曲展開が同アルバムの「摩擦信仰」とちょっと似てるのがネックですが、サビ部分のリフがカッコ良く、聴いているとテンションが上がりそうです。メタル好きなユアナさんの良さが顕れた曲だと思います。


蜉蝣 - 落首 - 痺れ心 ★★ (2004-12-10 09:35:11)

アヴァンギャルドなピアノのイントロとは対照的に、叫び続けるヴォーカルと轟音のリフで叩きつけるような本編が印象的な曲。
歌詞はかなりまともな事を言ってますが、この爆発力は一体…(笑)
でも「痺れる 極まる 超常現象」の一行はどう見ても蛇足な気が…


蜉蝣 - 蜉蝣 - 根暗高速子守唄 ★★★ (2004-12-10 09:34:30)

3・3・7拍子(?)で突進するようなイントロで始まる曲。
歌詞が素晴らしく、頭から「生きるなんて下らない・死ぬなんて凄く怖い・謎に満ちた僕の未来」と現代の若者が持つ虚無感を見事に描写しています。でもこんな風に未来に不安を持つ事ってごく普通の事で根暗でも何でもないと思うけどなあ…


蜉蝣 - 落首 - 螺旋首 ★★★ (2004-12-10 09:00:19)

独特の螺旋を描くような歌唱がネジ込むようなギターリフに絶妙にマッチした、いかにも蜉蝣らしいエロティックな歌詞の曲。
歌詞の大意は「性欲があるのは健康な証拠で、それを下心と呼ばれるのは心外である」みたいな感じだと思いますが…極論すぎ(笑)でもその極論さが好きだなぁ。


蜉蝣 - 落首 ★★ (2004-12-10 09:00:00)

2004年発売の2nd。
メンバー曰く「以前よりも音の絡みを重視した作品」。
少し辛口かもしれませんが、一言で言うと「プチ名盤」だと思います。
重々しく始まる①からシングルの②、蜉蝣らしい猥雑さと独特な歌唱がマッチした③に繋ぐ
つかみの部分ではリスナーを世界に引き込むことに成功していますし、爆発力のある⑥や
過去最高に哀愁を感じさせる⑦、彼らなりにV系の王道を表現したような⑩なんかは
いいと思うんですが、少し贅肉が多いようにも思います。
④や⑨はただへヴィなだけであまり展開に面白みを感じられません…
特に⑨は雑誌で名曲「執行猶予3年」の続編である事を
におわすような発言をしていたので、なおさら残念でした。
某雑誌のレヴューにもありましたが、もう少し整理が必要だと思います。
そういえば歌詞中に「評論家って人たち クズにしか見えないけど/見れば見るほどに
本当にクズ野郎さ」というセンテンスがありましたが、こんな風に批判したら怒られちゃうかな(笑)


NOKTURNAL MORTUM - Goat Horns - Unholy Orathania ★★★ (2004-12-06 19:43:34)

イントロと途中で挿入されるキーボードが異教の燔祭を思い起こさせる曲。原始の民族が持つある種の神秘性すら感じさせます。誤解を恐れずに言ってしまえば、RPGとかの「原始ステージ」みたいな所でこんなメロディが流れたらいいな。


NOKTURNAL MORTUM - Nechrist - Night Before the Fight (2004-12-06 19:43:16)

この曲は歌い方がちょっとAttilaっぽいうめきですね。
ただちょっと無理してるのが感じられてしまう…かも(笑)


NOKTURNAL MORTUM - Nechrist - Black Raven (2004-12-06 19:42:52)

曲のタイプ「ジャーマン」というより「シャーマン」!?
イントロの呪文は祈祷師が人を呪い殺す様が浮かんできそうでかなり怖くていいです。でも肝心のブラックパートはいまいち、かも。


稲葉浩志 - マグマ - なにもないまち ★★ (2004-12-05 22:30:59)

稲葉さん流のボサノバ!?
ラストはボコーダーを使いコミカルさを演出していますが、なんだか逆にそれが痛々しく感じます。


PIERROT - FREEZE - FREEZE ★★ (2004-12-05 20:20:15)

Aメロ部分の高揚感のあるギターフレーズと硬質ながなりの掛け合いが何ともかっこいい曲。一曲目にして洋楽へヴィロックに勝るとも劣らない音像を提示する事に成功していますが、ちょっとアルバムの掴みにしてはサビが地味な気がします。


DISSECTION - Where Dead Angels Lie - Elisabeth Bathori (2004-12-05 20:14:37)

原曲のヴォーカルをAttilaが務めているせいか、この曲でのJonの声もいつもより少しうめき気味。
今でもライブで演奏するみたいですね。


DISSECTION - Maha Kali - Unhallowed(rebirth Version) ★★★ (2004-12-05 20:11:47)

2ndアルバム収録曲のリメイク。
終わり方がスッキリしたアレンジで、少し短くなってます。2ndのヴァージョンと比べると小綺麗になった代わりに、音圧が減ってしまったのが残念…でもヴォーカルは更に迫力を増してますし、後半に差し掛かる所のソロは相変わらず流麗なメロディで聞き惚れさせます。


DISSECTION - Maha Kali - Maha Kali ★★ (2004-12-05 20:10:14)

「REBIRTH OF DISSECTION」としてシーンに帰ってきたDISSECTIONの復帰第一弾!!…なんですが、いきなり今までに無かった曲調です。ミディアムテンポだしキャッチーで異国情緒溢れる女声コーラスまで使用しているし、個人的にはこういうのも悪くないと思います。でもやっぱりファンとしては吹雪の如きテンションで疾走するDISSECTIONを待ち望んでる訳で、復帰一発目としてこういう問題作はどうなのかと思いました。アルバムの曲なら何も問題無いんですが…何年も待ったファンが離れないか、ちょっと心配。


DARKTHRONE - Sardonic Wrath - Information Wants to Be Syndicated ★★★ (2004-11-18 22:06:13)

インスト明けの一曲目を飾る曲。
途中からミドルになるとは言え、このテンションの高さには驚かされました。この曲は特にVoがDeadっぽいと思うんですが…どうでしょう?


DARKTHRONE ★★ (2004-11-18 22:06:00)

このバンドってライブを殆ど行わない上に、二人しかメンバーいないんですね。
つい最近までFenrizはヴォーカルだと思ってました。ドラムだったとは…意外。


DARKTHRONE - Sardonic Wrath ★★ (2004-11-18 22:05:00)

はぁ…もう10枚目なんですね、このバンド…(笑)
MAYHEMなんてまだフルレンスは3枚しか出していないというのに…
私はこのアーティストのアルバムは今の所「Transilnanian Hunger」しか持っていないので
それと比べる事しか出来ませんが、以下感想です。
まず音質なんですが、良い意味で変わっていませんね(笑)
ギターの音がちょっと厚くなって、紙ヤスリから普通のヤスリになったかなぁ…位の違いはありますが、
ノイズをたっぷり含んだ、でも聴いていると妙に心地良くなるという基本的な部分は何も変わっていませんでした。
そしてヴォーカルなんですが…より感情が込められていて、MAYHEMのあの故Deadを
思い起こさせるテンションの高いがなりを聴かせてくれます。ちなみに、このバンドで
Voを務めるNocturno CultはManiac(MAYHEM)の敬愛するヴォーカリストという事で、この狂性も納得です。
リフは…インタヴューの「ブラックのリフとロックのヘヴィーなリフを融合させた」という
コメントの通り、ややノリが良くなった印象を受けました。
ただ「Transilvanian hunger」のような荘厳リフが余り聴かれなくなったのは残念ですが…
そしてドラムなんですが…Fenrizに何が!?と思った程テンションが高めです。
「Transilvanian…」ではリズムが淡々としていた感じを受けたのですが、
今作ではもう曲によっては躍動感すら感じます。
私的には、このアルバムは落ち込んでいる時なんかに最適だと思います。
心地良い暗闇に包まれるような音楽を聴きながら微睡むなんて、
気分が沈んだ時の無為な時間の過ごし方としては最高だと思うんですが…私だけかも(笑)


JANNE DA ARC - Love is Here - 少年の瞳 (2004-11-16 17:15:13)

初めて聴いた時、Aメロのロボットのようなトリッキーな棒読みなヴォーカルに唖然となってしまいました。こういうギミックがありつつサビでは確固たるメロディがあるのがJanneらしいですね。同じkiyoさん作曲の「TRAP」と相通ずるものがあるように思います。
ちなみに仮タイトルは「心霊写真」だとか。そっちのヴァージョンの歌詞も読んでみたい(笑)


JANNE DA ARC - JOKER - Love is Here ★★ (2004-11-16 17:13:25)

yasuさん曰く「心の行方」のアンサー・ソング。
最初に歌詞を読んだ時は、「『心の行方』の主人公にこの歌詞の様に言ってあげられる人がいたなら、そもそも『心の行方』の主人公は苦しまない訳で…」という思いが頭をかすめてしまい、正直アンサーソングとしてどうなのよ、と思いました。ですが、この曲を「『心の行方』の主人公に宛てた曲」ではなく、「『心の行方』の歌詞に共感した人へ宛てた曲」として見る事が出来た時、非常にyasuさんらしい優しさに溢れる曲だと思うようになりました。特に「♪望まないとしても差し伸べ続けるよ」というフレーズは、多くの人がぐっと来るのではないでしょうか。
曲的には最近のJanneのポップ・サイドでは出色の出来だと思います。ファルセットの使い方がキレイに決まる所がかっこいいです。


NOKTURNAL MORTUM - Lunar Poetry - Perun's Celestial Silver ★★★ (2004-11-14 21:13:53)

3rdアルバムでリメイクされる事になる曲の原曲…なんですが、キーボードをより前面に押し出したアレンジで、音質こそ悪いものの叙情性で言うと圧倒的にこちらの方が上だと思います。
やっぱりこの曲のイントロの笛のメロディ、ホント良すぎ…


ULVER - Themes from William Blake's The Marriage of Heaven and Hell ★★★ (2004-11-14 21:13:00)

イギリスの詩人、兼挿絵画家として有名なウイリアム・ブレイクの作品「天国と地獄の結婚」を元にした、1999年発表の4thアルバムであり、2枚組の大作。とりあえずこの作品を楽しむため、原文の日本語訳を入手して読みながら聴いていますが、これはとても興味深い作品ですね。

私はブレイクはおろかロマン派の詩人の作品自体に触れた事が無かったんですが、衝撃的な内容を多分に含んでいて多少なりとも驚いてしまいました。特に既存の宗教の価値観をある意味で否定しているようにも取れる「The Voice Of The Devil」や、格言を羅列したような示唆的な「Proverbs Of Hell」に最も興味を惹かれました。前者はもしかしたらブラックメタルをプレイする人たちにも共感する所があったかもしれませんが、当時(1700年代末期)教会等に批判されなかったのか、ちょっと気になります。

音的には様々な音楽性を内包していて、2ndアルバムの収録曲にも通ずるアコースティックの小品を音響効果でダークに味付けしたものもあれば、同年に発売されたEPである「METAMORPHOSIS」収録曲のようなデジタルな曲もあったりで、はっきり言って私の音楽的な知識でこのアルバムの全体像を端的に表すのはちょっと無理です(笑)。

ですので、個人的なお勧め曲を挙げていきたいと思います。
DISC-1では壮大な物語の始まりを思わせる①、聴き手を神秘的な世界観の中に惹き込むような②、淡々とした始まりからじわじわと盛り上げていく⑦、短いながら笛と女声ヴォーカルで哀愁のあるメロディを聴かせる⑧、DISC-2では聖歌のような(と言ってもインストだけど)荘厳さで迫る②、GARMの勇壮な響きを持つヴォーカルを堪能出来る③、IHSAHN,SAMOTH,FENRIZと豪華なゲストを起用しブラックにも通ずるリフを聴かせる⑥等が特にお勧めのトラックです。

このアルバムでは、GARMの他にもう一人ストーリテラーの役割を担う女声ヴォーカルが入っていますが、表現力があるので安心して聴く事が出来ます。GARMは言わずもがなですね(笑)。ドスの利いた低音から音に融け込むアンビエントなヴォーカル、果てはラップの様にリズミカルに言葉をはめていく所があったり、あらためて凄いヴォーカルである事を見せ付けてくれます。

ただ、良いアルバムなんですが悪い所もあります…DISC-1の⑫やDISC-2の①は歌詞のドラマ性の割に音が淡白なんですよね…特に後者は天使が主人公に見せた幻影と主人公が天使に見せた幻影のパートでトラックを分けて、目の前に映像が浮かぶようなドラマティックなアレンジで聴かせて欲しかったのですが…それと、ラストの「Chorus」が⑥が終わって20分以上経ってから始まる仕様もはっきり言って疑問です。


ちなみにこの作品はトラックリストが付いていないので、暫定ですが以下に記しておきます。

DISC-1
#1 The Argument Plate2
#2 The Argument Plate3
#3 The Argument Plate3
#4 The Voice Of The Devil Plate4
#5 The Voice Of The Devil Plate5-6
#6 A Memorable Fancy Plate6-7
#7 Proverbs Of Hell Plate7-10
#8 Proverbs Of Hell Plate11
#9 Proverbs Of Hell Plate11
#10 A Memorable Fancy Plate12-13
#11 A Memorable Fancy Plate14
#12 A Memorable Fancy Plate15
#13 A Memorable Fancy Plate16-17

DISC-2
#1 A Memorable Fancy Plate17-20
#2 A Memorable Fancy Plate21-22
#3 A Memorable Fancy Plate22-24
#4 A Memorable Fancy Plate22-24
#5 A Memorable Fancy Plate22-24
#6 A Song Of Liberty Plate25-27
隠しトラック Chorus

間違ってたら遠慮なく突っ込んで下さい。合ってるか正直自信無いもんで(汗)
それにしても、どうしてPlate1が無いんだろう…


ARCTURUS - La Masquerade Infernale ★★ (2004-11-11 19:38:00)

1997年に発売された2ndアルバムで、タイトルはフランス語で「地獄の仮面舞踏会」の意味。ちなみに、現在は廃盤になってしまったようですが、日本盤も出ています。

…このアルバムについてはちょっと辛口になってしまいます。
メタルから離れた音楽性はそれはそれで好きですし、難解なアレンジは裏を返せば深みがあり、聴けば聴くほど好きになる要因になるので問題は無いんですが、如何せんヴォーカルが煮えきりません。Ulverの1stや4th、このバンドの3rd等を聴いてGarm(この作品ではWolf Gと名乗っているようです)のヴォーカルに心酔していたんですが、この作品での彼のヴォーカルはくぐもった低音で地味なメロを追う物が多く、その魅力ある声質が全く活かせていないように感じます。「THE CHAOS PATH」での独特の節回しを付けたヴォーカルはとても良かったのですが…

多分、この路線の曲調でも、GarmのVoさえ良ければきっと賞賛していただろうし、そう思ってしまうだけのクオリティの高さはあるだけに、どうもこの作品を聴くたびに複雑な思いに囚われてしまいます…メロディの良さは言わずもがななのだからデス声か、もういっそのことインスト作品として出して欲しかったかも。


MAYHEM - Live in Marseille 2000 (DVD) ★★★ (2004-11-07 23:11:00)

MAYHEMのフランスでのライブの模様を収録した、2001年発表のDVD。
オール・リージョン対応なので日本にいながらMAYHEMのライブが見れちゃいます。

このバンド、音源を聴いているだけでも演奏能力に長けているのが分かりますが、こうして映像で見るともう…本当に見てる人を圧倒する凄まじさですね。正直言うと私はバンドサウンドが好きなだけで、「技術がどれだけ優れているか」に関しては興味の範疇外だったんですが、Hellhammerのまるで早送り映像を見せているかのようなドラミングや、Blasphemerの右手が痙攣しているようにしか見えない弾きっぷりを見ていると、バンドマンが早弾きなどの技術に憧れる理由が少し分かるような気がします。
メタルのDVDを買うのはこれが初めてですが、改めてメタルって凄いと思い知らされました。

Maniacのパフォーマンスは動きに関しては必要以上に動き回ったりせず、どちらかと言うとやや淡白な印象がありますが、あれだけの壮絶な咆哮(個人的に彼は今まで聴いたブラックのヴォーカリストの中で1・2を争うほど好きです)を繰り出していながら、アンコールまで全く声が衰えず、その喉の強さを見せ付けてくれます。Mediolanum…の時よりも声がより鋭くなったと思います。

また、マイクスタンドに有刺鉄線を巻きつけて、それを腕に食い込ませて血を流すパフォーマンスは見ているこっちが痛いです(笑)でも「CARNAGE」で有刺鉄線を食い込ませたままマイクスタンドを持ち上げたあと、何事も無かったように髪を掻きあげて後ろを振り向く仕草はクールでカッコイイと思ってしまった…

選曲は割とまんべんなくやっていて、他のライブ盤では聴けない「IN THE LIES WHERE UPON YOU LAY(これが一曲目って意外…でも語りがライブの始まりの宣言に思えるのでなかなか良いかも)」や「A TIME TO DIE」「CRYSTALLIZED PAIN IN DECONSTRUCTION(原曲より速くて凄い…何でEROPIAN LEGIONSに入れなかったんだろ)」が聴けたり、Maniacの歌う「BURIED BY TIME AND DUST」も聴けたりするのが嬉しいですね。

また「CARNAGE」のイントロ部分でドラムに合わせて悪魔サインを作った腕を振り上げたり、「VIEW FROM NIHIL」で「MAYHEM!MAYHEM!」とコールしたり、挙句の果てには「FREEZING MOON」でナイフを豚の頭に突き立てたり、ライブならではの演出も見所です。アングルの方もちゃんと拘っていて、Hellhammerのドラミングの様子やBlasphemerの手元、Maniacの腕に食い込む針金のアップまで見れます。
相対的に少しNecrobutcherのアップが少ない気がしますが、自分としてはかなり満足しました。

このDVDには特典映像で各メンバーのインタビューとバックステージの様子が見れますが、インタビューは当然英語です(笑)…やっぱりネイティブの英語は授業のリスニングとは全く違いますね…全然分かりません(涙)このバンドが何を言ってどういう考えを持っているのか、とても知りたいんですが…

バックステージの方は…ファンとおぼしき女性がManiacにナイフで腕に傷をつけてもらい、しかも喜んでいるという結構ショッキングな場面が…やっぱりクレイジーなバンドにはクレイジーなファンが付くんでしょうか(笑)最後に、このDVD、約3000円という日本のバンドのライブビデオの平均価格と比べると随分良心的な価格です(まあ通貨の違いもあるんでしょうが)。

この値段でMAYHEMのライブが見れるなんて、ほんとに嬉しい事ですね(笑)


MAYHEM - Grand Declaration of War - COMPLETION IN SCIENCE OF AGONY (2004-11-04 22:26:15)

10分近くにも及ぶ大作。
展開はまったりし過ぎのきらいがありますが(というか、この単調さもコンセプトの一環と思われます)、この曲のヴォーカルは凄すぎです。まるで反転する宇宙の苦痛を一身に背負ったかのような凄絶振りで、デス声好きならばこのヴォーカルのみで涅槃出来そうな勢いです(笑)


NOKTURNAL MORTUM - To the Gates of Blasphemous Fire - The 13th Asbath Celebration ★★ (2004-10-29 20:18:20)

邪悪な音質のシンフォニック・ブラックの中に響き渡る…笛の音!?
微妙に牧歌的な音色とメロディを暗黒の音楽にマッチさせてしまうのがこのバンドの凄い所ですね。


ARCTURUS - La Masquerade Infernale - The Chaos Path ★★★ (2004-10-27 23:50:14)

私的命名「宇宙人の演歌」(笑)。
ここでリードヴォーカルを取っているのは4thから加入する事になるSimen氏ですが、演歌並みのコブシを効かせたり親父チックなヒステリックながなり声になったりある意味壮絶なパフォーマンスを聴かせてくれます。SIDESHOW SYMPHONIESでもこういう歌声が聴きたかったな。


SATYRICON - Nemesis Divina - The Dawn of a New Age ★★★ (2004-10-27 23:49:24)

ブラックの一曲目って個人的には名曲が多い印象があるんですが、その中でもこの曲は目立った名曲と言えるでしょう。その荘厳なメロディや剣を抜くエフェクトなど、中世の雰囲気が漂っている所がとても気に入っています。
ちなみに歌詞はクレジットにもあるように、聖書のヨハネ黙示禄をSatyrが歌詞に合うよう少し書き換えたもの。本当に聖書にこんな恐ろしい情景描写があるのかって感じですが、ちゃんとあります(笑)


陰陽座 - 臥龍點睛 - 組曲「義経」〜夢魔炎上 ★★★ (2004-10-27 23:48:37)

陰陽座の長尺の曲は鵺しかり、奇子しかり名曲が多いと思いますが、14分という過去最大の長さを誇るこの曲も期待を裏切らない出来です!!
さすがにこれだけの長さの曲となるとメロの数も多いですが、良いものばかりでまたしても瞬火さんのメロディメイクの才能を見せ付けられてしまいました。また、義経の心中を語るパートを黒猫さんが担当していますが、義経が隠し持っているアニマを感じさせつつちゃんと男っぽい(というか青年っぽい)声になっているのが凄いです…きっとこれが瞬火さんの中にある義経のイメージなんでしょうね。


陰陽座 - 組曲「義経」~夢魔炎上 - 傀儡忍法帖 ★★ (2004-10-27 23:31:39)

忍法帖がこんなにも明るく…しかも歌詞に忍者が出てこないという(笑)
曲の進行に合わせてドスを効かせたり可愛らしく歌ったりころころ表情を変えるヴォーカルが良い感じです。特に少しドスを効かせた低音部分は大人の色気が感じられてとてもカッコイイですね。


陰陽座 - 組曲「義経」~悪忌判官 - 微睡忍法帖 (2004-10-27 23:31:12)

死の際に瀕したくノ一の元に、愛する人が駆けつけてきてくれてその最期を看取る…というストーリーを持つ曲。
音の空間を漂うようなアレンジは最期の夢か現か分からないような意識の境界を表したものだと思いますが、曲のバックグラウンドを考えず歌詞も読まず聴くとそのポップなメロディから幸せな恋愛の最中にいる女性が喫茶店で頬杖を付いて窓の外を眺めながら空想に耽っている…という映像が浮かんでしまう(笑)


PIERROT - FREEZE - MYCLOUD (2004-10-27 23:30:26)

「Psychedelic Lover」並にドライブ感のあるロックで、ライブを意識して作った曲らしいです。ただ、ややサビのメロディにインパクトが足りず流れていってしまう印象。ライブの山場になる曲ならもう少しキャッチーさに拘って欲しかったかも。


PIERROT - DICTATORS CIRCUS -A deformed BUD- - THE DREAM WHICH WARPED ★★ (2004-10-27 23:30:03)

プリミティブなリズムとパワーコーラスが力強い曲。
ですが、ラスト2行はかなり悲しい…けど、人生にはこういう風な気分になる時も確かにあるわけで、そういう感情を包み隠さず表現する手法には共感しました。それにしても幾重にも重なり合うコンセプトを作り出したり、普段から理論武装してそうなキリトさんがここまでの心情を表現するとはかなり意外な感じです。


ABORYM - Fire Walk With Us - Theta Paranoia (2004-10-24 21:38:11)

これがブックレットの説明で「聴き手を鬱や瞑想状態etc…に引き込む」みたいに書かれていたθ派なんでしょうか。普通のノイズにしか聴こえませんが(笑)これは評価不能かも。


ABORYM - Fire Walk With Us - Det som en gang var ★★ (2004-10-24 21:37:07)

BURZUMのカヴァー。
シンセのイントロは省略されている為、原曲よりやや短くなっています。このバンドらしくインダストリアル的なアレンジでちょっとリミックス的な印象を受けましたが、これはこれで良い感じです。クレジットによるとこれを歌っているのはAttilaではないようですが、一部でAttilaっぽい声が聞こえてくるのは何故でしょう?


ABORYM - Fire Walk With Us - Sol Sigillum (2004-10-24 21:35:55)

BURZUMの6thに入っていそうな感じの、幻想的なインスト。本編を締めると同時に、BURZUMカヴァーである次曲への繋ぎとしての役割も果たしている曲だと思います。


ABORYM - Fire Walk With Us - Love the Death as the Life ★★★ (2004-10-24 21:34:46)

一曲目のアウトロのSEから続けてそのまま入っていきます。
打ち込みで疾走感があるのは一曲目と共通ですが、教会音楽を超邪悪にしたようなイメージのイントロの荘厳ギターシンセや、妖しげなギターソロにも注目。


ABORYM - Fire Walk With Us - Total Black (2004-10-24 21:33:17)

タイトルトラックにも劣らない暗黒のメロディ…ですが、肝心のAttilaのヴォーカルがあまり前に出てこない為、少し物足りない感があります。でもやっぱりこの雰囲気はいいなぁ…


ABORYM - Fire Walk With Us - Our Sentence ★★★ (2004-10-24 21:32:15)

一曲目からAttilaの歌唱力がMAYHEMの1st録音時とは比較にならない程上がっているのが分かります。悪魔を通り越して魔王の域に達していると思わせる哄笑や、声が安定した事で深みの出た高音喚きがかっこいい。


ABORYM - Fire Walk With Us - Fire Walk With Us! ★★ (2004-10-24 21:30:50)

Attilaの呪詛ヴォーカルと機械を通したような声の掛け合いが面白いタイトルトラック。
後半のまるで暗黒の世界に流れる聖歌のようなメロディのギターシンセとAttilaの妙に音程感があるのが却って不気味なヴォーカルが組み合わさって出来る世界観は暗黒音楽好きには堪らないものがありますね。


ABORYM - Fire Walk With Us ★★ (2004-10-24 21:29:00)

イタリアのインダストリアル・ブラックメタルバンドの2001年発表の2nd。

前作ではAttilaはゲストとしての参加だったらしいですが、今回からは正式メンバーとして加入したみたいです。

音的にはMAYHEMの問題作「GRAND DECRALATION OF WAR」以上に実験的な音ですが、インダストリアル的な音で打ち込みを多用しながらも邪悪さが感じられる所がこのアルバムの良い所ですね。最も耳を惹かれた点はギターシンセを使っている所で、その妖しげな音色が荘厳なのか不気味なのか分からない独特のメロディと相まって、暗黒の世界を構築しています。正直に告白すると、自分はAttilaのネームヴァリューで買ってしまったんですが、もしAttilaがいなかったとしても興味深い音楽であることには変わらないです。

肝心のAttilaのヴォーカルですが、MAYHEM1stと比べると遥かに上手くなってます。ドスの効き具合が強くなり安定感が増しただけでなく、MAYHEM1stではやや線の細かった感のある(←でもそこが逆に不気味と言えなくもない・笑)高音の喚きの凄みも増してきて、ヴォーカリストとして更にスキルを上げたように思いました。個人的にはManiacと並んで最も好きなヴォーカリストの内の一人です。

余談ですが、このバンド、メイクやキャッチコピーがとてもB級っぽい(笑)。舌割れてる人がいるし実はこの星の生命体じゃないとか言ってるし…小倉優子がコリン星から来たなら、このバンドはボリム星から来た、といった所でしょうか(笑)。特にTHANKS TO OURSELF ONLYはちょっと笑ってしまった。それにしてもAttilaまであんなメイクになって…ヒールのプロレスラーみたいです(笑)


MAYHEM - Grand Declaration of War - A Grand Declaration of War ★★ (2004-10-23 22:09:07)

前作収録の「Symbols Of Bloodswords」のラストと酷似したメロディのリフを伴い、行進曲調のリズムで進んでゆく、コンセプトアルバムの幕開けに相応しい曲。
Maniacの歯切れの良いシャープなデス声が良い感じです。およそブラックメタルに相応しくないカッチリした音質も、この曲、そしてこのアルバムのコンセプトと良く合っていて決してマイナスにならない所が素晴らしいです。


DISSECTION - Live Legacy ★★★ (2004-10-22 20:24:00)

2003年発売のライブ盤。
97年のドイツでのライブの模様が収録されています。

全体的にテンションが非常に高く、特にヴォーカルは凄いです。
がなり系のヴォーカルスタイルはライブではかなりの肺活量が必要とされるはずですが、この人の場合アルバムよりも強力なデス声を聴かせてくれます。また、MC(といっても一曲ずつ区切られている為、タイトルコールや「THANK YOU VERY MUCH!!!」くらいしかないですが)のかっこよさは今まで私が聴いたライブ盤の中でもトップクラスです。あんな声でタイトルコールかまされた日にはもうテンションは上がりっぱなしですよ(笑)

ちなみに、私が持っているのは輸入盤なので日本盤についているかは分かりませんが、おそらく本人達が書いたであろう曲解説もついているので、資料的価値も高いといえますね。…ただ、全7(インスト含)曲ですぐ終わってしまうのと「BLACK HORIZONS」「NIGHT'S BLOOD」「HEAVEN'S DAMNATION」などの名曲群が入っていないのがちょっと痛いです。この3曲が入っていたら私的には名盤なんですが…う~ん、惜しいですね…


DISSECTION - Storm of the Light's Bane ★★★ (2004-10-22 20:24:00)

95年発売の2ndアルバムですが、1stとはかなり異なるサウンドを聴かせてくれますね。勿論ギターのメロディアスな疾走ブラックメタルという、根幹の部分は変わっていませんが、まずギターのディストーションが分厚くなったため、リフの寒々しさと禍々しさが更にアップして正にブリザード・スタイルといった感じの音を構築しています。

一方では歪みが厚くなったためにある意味でのキャッチーさは減り、1stよりも即効性は減退したように感じますが、その分収録曲の数が絞られ、もっと世界観が統一されたように思います。私的には最初は1stの方が好きだったけれど、聴きこむに従ってこっちがお気に入りになっていきました。

ちなみに輸入盤には通常盤のほか、「WHERE DEAD ANGELS LIE」のデモ音源、TORMENTORのカヴァー「ELIZABETH BATHORY」(←うめき気味に歌うJonが印象的)、SLAYERのカヴァー「ANTICHRIST」、「FEATHERS FELL」、「SON OF THE MOURNING」の5曲を追加しているデジパック盤(おそらく日本盤よりも安いです)が出ているので、そちらを探して購入する事をお勧めします。


GLAY - ONE LOVE - THINK ABOUT MY DAUGHTER ★★★ (2004-10-19 21:36:15)

父が娘を思う気持ちを歌った、GLAY王道とも言える爽やかに疾走する曲。アルバム「ONE LOVE」にはシングル向けの曲が多いと思いますが、その中でも最もシングルに適していそうな曲です。


ARCTURUS - The Sham Mirrors - Collapse Generation ★★★ (2004-10-19 21:35:56)

ツーバス踏みまくりでめちゃめちゃ疾走感がある中にSverdの電子ピアノが彩りを加える前後半と、スピードダウンしてGarmのオペラティックなヴォーカルとミステリアスなキーを中心に聴かせてくれる中盤から構成される曲。特に前半2分位殆ど(全く?)休みも無くツーバスを踏みまくるドラムは凄すぎ!流石Hellhammer…


ARCTURUS - The Sham Mirrors - Ad Absurdum ★★ (2004-10-19 21:35:36)

タイトルは「不条理に」「極端に」って意味だったかな?
Garmのヴォーカルがまるで幽霊や奇術師を連想させるようないかがわしさを演出する曲。正に変幻自在のトリックスター・Gですね(笑)歌詞のタッチも異色。しかし前半のシアトリカルさとは裏腹に、後半のインストパートはかなり綺麗。


ARCTURUS - The Sham Mirrors - For to End Yet Again ★★★ (2004-10-19 21:35:17)

アルバムのラストを飾るのは、10分半にも及ぶ大作。
特に不思議の国に誘い込まれるようなイントロのキーと胸を締め付けるエレキピアノのソロは超必聴!!でも中盤で静謐なインストパートから突然メタル特有の重い音になるので最初聴いてた時は体がビクっとなってしまった(笑)


ARCTURUS - The Sham Mirrors - Radical Cut ★★★ (2004-10-19 21:34:56)

シンフォニック・ブラックの超名曲。
VoにゲストとしてIhsahn様を迎えてます。正直Garmのデス声も聴きたかったけれど、Ihsahn様ならもう文句はありません。シンフォニック・ブラックが好きなら、いや「シンフォブラも聴く」くらいのメタラーでもこの曲は絶っっっ対に聴いて下さい!!


ARCTURUS - The Sham Mirrors - Kinetic ★★★ (2004-10-19 21:34:37)

この曲、歌メロはJ-POP並に聴きやすいのに演奏はかなり複雑で、途中に2バス連打などを入れるなどアレンジ面は凝っていて良いです。
宇宙的な空間を演出するようなアレンジからは宇宙飛行士が地球の青を宇宙船の窓から眺め、郷愁に浸っているような情景が浮かんできてしまいました。一曲目から凄い曲を入れてきますね。


稲葉浩志 - Peace of Mind - Tamayura ★★★ (2004-10-15 10:47:07)

この曲、自分的には稲葉さんの曲の中でベスト・メロディ賞です(笑)
本当に稲葉さんのソロはピアノのアレンジが良い曲が多いですね。サビが2つあるような構成(そのどちらのメロディも素晴らしい!!)も見事です。しかし、最初のAメロはリストカットを思わせるし、「TamayuraのLife」はぼかして言ってるけど「束の間の命」って意味だし…今回テーマがやけに重いような。まぁそこが良いんですけどね。軽い歌しか作れないフェイクバンドには見習わせたい一曲。


ARCTURUS - The Sham Mirrors ★★★ (2004-10-15 10:40:00)

UlverのTrickster G(Garm)とMayhemのHellhammer等のブラックメタル界の超大御所が参加したバンドの3rdアルバム。なんとEmperorのIhsahnまでゲスト参加!!このメンツを見ただけでも「買い」と思ってしまう人は大勢いる事でしょう(笑)

音の方ですが、こちらの期待を裏切らない、というより期待を遥かに上回る勢いで良かったです。まずヴォーカルですが、Ulverの1stを聴いた時からGarmの普通声は若いながらかなりの上手さだと思っていましたが、ここにきて更に表現力を増しています。Ihsahnを想起させるオペラティックな歌声のほかにも、奇術師をイメージさせるトリッキーなヴォーカルも披露してます…が、デス声は全く聴かれなくなってしまったのがかなり残念です(唯一デス声入りの「RADICAL CUT」もIhsahnがVoを担当)。

ドラムは、今まで私が聴いたHellhammerが関わったCDの中では、MayhemのGDOWと並んで最も音質の良い部類に入ります。海外のレビューを見ると、このドラムの音質を「Crystal clear」と評してたりしますが正にそんな感じですね。そして、このCDの宇宙的な世界観を端的に顕しているSverdの電子ピアノ、この硬質な音色は生ピアノのそれよりも良いと思わされました。

全体的に見るとブラック的な要素はそこまで強いわけではないですが、歌メロやピアノメロが美しくキャッチーなために取っ付きやすいにも関わらずアレンジは複雑で聴き応えがあり、文句無しに超名盤といえると思います。もし私が2002年のベストアルバム投票に参加していたら、迷わずこのアルバムをベスト・アルバム・オブ・ザ・イヤーとかに選んでいたと思います。っていうかこんな超名盤のレビューがまだ3つしか無いなんておかしいです。

という訳で、みなさん是非買って下さい(笑)


ULVER - Perdition City: Music to an Interior Film ★★ (2004-10-15 10:40:00)

2000年発表の5thアルバム。

このアルバムのコンセプトは「(おそらく架空の)インテリア・フィルムの為の音楽」という事で、殆ど環境音楽に近い感じですね。ジャジーなサックスやピアノまで入っていて、3rdでプリミティブブラックの良い所を抜き出したようなアルバムを作り上げたバンドとは思えない音楽性です。聴いているとそのインテリア・フィルムの映像が頭の中に流れ込んできそうです。

他のアルバムのように集中して聴かずとも良いと思える音楽で、寝る時や本を読んでいる時、部屋で無為な時間を過ごしてる時など時を選ばずかけられます。でもインダストリアル・ノイズっぽいのも入っているので、歯医者の待合室には向かないかも(笑)


SATYRICON - Nemesis Divina - Forhekset ★★★ (2004-10-15 10:39:45)

ラストで荘厳になるという点で「Du som~」と似ていますが、そこまでの展開ではこっちの方が好きです(反対にエンディングは向こうのほうが好き)。とりあえず、リフが勇壮な雰囲気を帯びてきたらその後にめちゃめちゃ良いメロディが来る合図ですので、心して聴いて下さい(笑)


SATYRICON - Nemesis Divina - Nemesis Divina ★★ (2004-10-15 10:39:21)

この曲の笑い声は本当に怖いですね…(笑)
個人的には中盤、戯曲的なメロディから一気にブラストで加速するパートがドラマティックで気に入っています。それとこの後のエンディングのインストは、悪くないけれどこの曲がこんなにも大仰に終わる(フェイドアウトと思わせておきながらインストがせり上がるように入り、そのインストもフェイドアウト…という凝ったエンディング)のだから別に必要無いと思ってしまいました。


CRADLE OF FILTH - Nymphetamine - Coffin Fodder ★★ (2004-10-15 10:38:57)

名盤「CRUELTY AND THE BEAST」収録の名曲「The Twisted Nails Of Faith」の中盤のフレーズを思い起こさせるような激しいドラミングが楽しめるかっこいい曲。ドラマーは正直言うと前任者(Nicholas)のほうが好きだったんですが、この曲を聴いてその考えは改めないといけないかも…と思ってしまいました。