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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 6501-6600

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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 6501-6600

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BEHEMOTH - Demigod - Before the Æons Came ★★★ (2005-06-16 18:11:39)

Nergalの声にいつにも増した怒りが感じられる曲。
詞はイギリスの文学史に名を残す詩人Swinburneの「Atalanta in Calydon」から引用されていますが、考えることをしない者をその詞の中で批判したというSwinburneと、「No Sympathy For Fools」という曲を作ったNergalは何か通じる物があったのでしょうか。でもSwinburneもまさか自分の詞がこんな風に歌われるとは思わなかったでしょうね(笑)
これからもこの調子で浅ましい連中に鉄槌を落としつづけてもらいたいです。


ULVER - Blood Inside - Dressed in Black ★★★ (2005-06-15 21:31:47)

非常に重々しい曲調で、聴き手の恐怖感を煽るかのような曲。
ULVERはブラックからはもう完全に離れてしまったようですが、この恐怖感は一級品のブラック以上に素晴らしいです。特に途中挿入されるエフェクトや、ラスト近くのピアノなんてなにか大切なものが粉々にされ、粒子になって暗闇の中へ散布されているかのようです。


ULVER - Blood Inside - Your Call ★★★ (2005-06-15 21:31:34)

電話のベル、響く足音、生命維持装置の稼動音のような(あくまでイメージです)電子音など、サンプリングを駆使してリスナーの想像力を刺激してくれる曲。私的には真夜中の病院を電気も付けずに歩いているかのようなイメージ。
最後は瀕死の病人が助けを求めてかけた電話のベルの音だけが、虚しく響き渡るのであった…と思ったら、誰か出たみたい。


JANNE DA ARC - JOKER - 風にのって ★★★ (2005-06-15 21:16:34)

個人的に、「アルバムラストの疾走曲の前のバラード」という位置付けの曲では一番好きです。「月光花」ほどキャッチーではないけれど、少しずつ心に沁みてくるメロディです。
…でも、殆ど間を置かずに「ダイヤモンドヴァージン乙女」がはじまっちゃうのはなぁ。もう少しでいいから、余韻に浸らせてくれても。


JANNE DA ARC - JOKER - HELL or HEAVEN ~愛しのPsycho Breaker~ ★★★ (2005-06-15 21:13:12)

イントロのキーとか、間奏のベースとか数え上げたらキリがないほどかっこいいポイントが多いのに、歌詞はダメ男とダメ女が依存しあう恋愛について(笑)。本人達はなんか楽しそうだけど、自分の目の前にいたらイヤだろうなぁ…「世界中を敵にしても君とならかまいはしない」…もう何も言いません(笑)


JANNE DA ARC - JOKER - 仮面 ★★ (2005-06-15 21:08:19)

サビに行くまでは「バラードだなぁ…」と聴いていましたが、サビに入ると今までバンドサウンドだったのに何故かキーと歌だけに!!ほんとkiyoさんは変わった曲好きですよね(笑)。「間奏~もう一度サビ」という展開に持っていかず、コンパクトに纏めた編曲も好印象。


JANNE DA ARC - JOKER - ダイヤモンドヴァージン ★★★ (2005-06-15 17:53:03)

「ダイヤモンドヴァージン乙女」…
ここまでやられると、もうグゥの音も出ません(笑)。最初は「乙女」までをタイトルにいれるつもりだったとか。それやってたら、タイトルのインパクトでB'zの「ギリギリchop」を抜いてトップになったのになぁ(笑)売り上げは落ちるだろうけど。


JANNE DA ARC - JOKER - I'm so Happy ★★★ (2005-06-15 17:48:36)

ストレートな愛情を綴った、とてもポップな曲。
歌詞はやっぱりクサい(笑)んですが、それ以上にこのメロディの切なさとも相まって直接心に響くかのようです。こう言うと失礼かもしれませんが、こういう、さり気なくホロリと来る曲も作れるなんて、Janneも成長したなと思います。


JANNE DA ARC - JOKER - Mr. Trouble Maker ★★★ (2005-06-15 17:42:57)

この曲は「アルバムの流れ的にこういう曲が足りない」と言う理由から作られたらしいですが、確かにこの曲がある事でアルバムの完成度が格段に上がっているように思います。歌詞は「ACID BREATH」と一緒で、やっぱりネットの争いを批判しているのかな?浅ましい連中を「Fxxk」と切って捨てる部分がとても爽快。


JANNE DA ARC - JOKER - ツメタイカゲロウ ★★★ (2005-06-15 17:38:45)

「GAIA」の頃から曲自体はあったらしいですが、今回のアルバムでようやくレコーディングされた王道疾走ナンバー。個人的にはこの曲と「HYSTERIC MOON」のサビって、初期(渚のオールスターズ辺り)のTUBEっぽい哀愁を感じてしまうんですが…まぁ私だけでしょう(笑)


GOATBED - goatbed - 循環の音色 ★★ (2005-06-13 18:25:18)

タイトル通り、一つのフレーズの繰り返しを軸に展開していく曲。
そんな縛りがあるのにここまでポップにしてしまう手腕は流石の一言。


ULVER - Metamorphosis Ep - Of Wolves & Withdrawal (2005-06-13 18:23:38)

この曲、始めはほぼ無音のイントロ部分が無駄に思えて嫌いだったんですが、イヤフォンで聴くと何かが耳元で微かに蠢いているみたいで気持ちいい。聴覚だけでなく、触覚も刺激する音…なのかも。


ULVER - Blood Inside - Operator ★★★ (2005-06-13 18:19:40)

メロディ、早弾きソロ、ツインドラムとその全てが聴き手に焦燥感をもたらす楽曲。
なんか忙しすぎてパニックを起こしてるような感じ。個人的に好きな箇所は「ホスピタール!!」の言い方。なにも「病院」って単語をそんな気合入れて叫ばんでも(笑)


ULVER - Blood Inside - In the Red ★★★ (2005-06-13 18:18:41)

この曲、後半ダークな雰囲気の中にいきなり明るいメロディが出てくるのがかなり怖いんですが…ピエロが全員実は犯罪者だったり、入った人と出た人の数が違うお化け屋敷とかがありそうな暗黒の遊園地って感じ。


ULVER - Blood Inside - Blinded by Blood (2005-06-13 18:17:43)

この曲のサブタイトル「TO LEON FROM DADDY」の「LEON」って、もしかしてメンバーの息子さんなんでしょうか?確かに歌いだしのヴォーカルなんか父性的な感じがします。シンセの海の中で無意識と意識の間を彷徨うような幻想的な曲。


ULVER - Blood Inside - Christmas ★★★ (2005-06-13 18:16:34)

イントロはクリスマスソングらしくベルが鳴り響いてますが、もうこの時点でバックでかなり複雑なベルの響かせ方もしています。本編はこんなタイトルがついているとは思えないほどダーク。そもそも歌いだしからして「A god is born and others die」ですし(笑)。


ULVER - Blood Inside ★★★ (2005-06-13 18:15:00)

2005年6月12日年発表の8th(サントラ含む)。

今回のアルバムはサントラではないせいか、ULVER作品としては久しぶりにGarmのヴォーカルが聴けます。しかも全曲なので、Garmのヴォーカリストとしての能力に心酔していた私としては嬉しい限り。

音的には…これ、なんていうジャンルなんでしょう?
ピアノやシンセ、ストリングスなどが入っていてメロディアスですが、サンプリングやノイズもかなり入っていて、スタイル的には4th「Themes from~」を更に幻想的、重層的、そしてシュールににした感じでしょうか。それでいてメタル者らしいギターソロが入っていたり、ツインドラムで聞かせる曲もあったりするんですよね…。

特に後半の収録曲なんですが、時々出てくる妙に明るいメロディが、逆に何処かネジが外れているかのような狂気性を感じさせます。何と言うか、恐怖が余りに大きすぎて感情の針が振りきれてしまったかのような感覚を覚えました。

そしてそこに乗るGarmのヴォーカルですが、いつもながらセクシーで素晴らしい…(笑)。低音から高音のファルセットまでを実にムードたっぷりに聴かせてくれます。ただ今回は少しファルセットを使用しすぎのきらいも。

それにしてもULVERって、ほんとに進化が止まらないバンドですね…こういう音楽に貪欲なバンドって、リスナーに凄く刺激を与えてくれますよね。


DARKTHRONE - Moonfog 2000-a Different Perspective - God of Disturbance and Friction (2005-06-13 18:12:37)

DARKTHRONEが初めてコンピ提供のために作った曲。
そのためなのか、いつもより1、7倍くらいネクロ度が上がってます(笑)。あとはもう少しリフに面白味があればなぁ。


ARCTURUS - La Masquerade Infernale - Alone ★★ (2005-06-13 18:11:02)

Edger Allan Poe meets Heavy Metal!?
ポーの韻を踏みまくりの詞がメタルサウンドに乗った曲で、このアルバムの中では最もメタルらしいメタル。Hellhammerのドラムも炸裂しています。


BEHEMOTH - Demigod - Slaves Shall Serve ★★★ (2005-06-13 18:09:52)

Nergalの篭り気味のアカペラ・デスヴォイスで始まる曲。
古代の神秘を音に具現化したようなソロパートではテンポを落としてツーバス連打したり、緩急のつけ方も上手いです。ラストの「SLAVES SHALL FXXKING SURVE!!」がかっこいい。


GOATBED - goatbed - 風穴 ★★★ (2005-06-13 18:08:35)

音のおもちゃ箱をひっくり返したようなSEから、自分の耳元にだけ小宇宙が出現したかのような音色に繋げるイントロの時点で名曲確定。サビ部分のコーラスとの掛け合いや、巻き舌のようなサンプリングも面白いです。


GOATBED - ワーキングウォークマン - ジオデジオ ★★ (2005-06-13 18:07:41)

帯に「歌謡曲」という表記(多分皮肉でしょうけど)があるだけに、歌メロの良さも相当なもの。この曲はその歌メロと、チープなのかスリリングなのか、スタイリッシュなのか良く分からない雰囲気がお気に入り。それにしても変なタイトル…


GOATBED - ワーキングウォークマン - ツートンキラー ★★★ (2005-06-13 18:06:50)

メタルのリフをコピーする所から作曲を始めたという曲。
でも、そのリフもチャンネルでぶった切られていたり、ヴォーカルもアンニュイな低音から入ったりして結果的にメタルからかけ離れた音になってて楽しいです。「ツートンキラー」のヴォーカルとリズムの掛け合いや、その後のシンセのメロは普通にかっこいい。


GOATBED - ワーキングウォークマン - モニカ ★★ (2005-06-13 18:06:05)

吉川晃司さんのカヴァー。
テレビで一度見ただけですが、原曲はかなり熱唱していた気が…でもこのカヴァーでは随分クールに歌ってます。アレンジも面白く、「♪モニカ~」のロボットボイスを聴いた時は吹き出しそうになってしまいました(笑)


GOATBED - ワーキングウォークマン - ニューロマンサー ★★★ (2005-06-13 18:05:14)

私は歌詞に関しては「情念」を重視するので、彼の「カットアップ手法」についてはあまり賛同していなかったんですが、この曲の歌いだしの「天つ風 スタンバイ」の一言でなんか納得させられてしまいました(笑)。言葉の選び方に凄いセンスを感じます。シンセがファミコンみたいで好き。


GOATBED - ワーキングウォークマン ★★ (2005-06-13 18:04:00)

2005年発表の…多分4th。
10曲入り2000円で良心的な価格設定です(笑)
インタビューで巷の画一化した「良い音」への懐疑を口にしていただけあって、
相当ひねくれた音を出してますね…リズムがとても小気味良い音で録られているのに、
シンセがやけにチープな音色だったり、かっこいいギターリフを持ちながらも、それを
わざわざ刻んで曲の材料にしてしまったり…間違っても「低音が聴いてて、ヴォーカルが
前面に出てて…」みたいな、特に音楽ファンでない一般人が好みそうな音ではありません(笑)
でもその分、アイデアで勝負している感じが伝わってきて、聴いてて楽しい作品です。
「え~、そこでそんなアレンジにしちゃうの」とか心の中で突っ込みながら楽しみましょう。
「良い音」よりも、「面白い音」を求めている人は是非聴いてみるといいと思います。


PIERROT - HEAVEN 〜THE CUSTOMIZED LANDSCAPE〜 - BELIEVER ★★ (2005-06-12 13:28:29)

Pierrot一色々な音楽を聴いているらしいアイジさんならではのメロディですね。それにしても、この曲はベースの音色が良いです。


PIERROT - DICTATORS CIRCUS -A deformed BUD- - 夕闇スーサイド (2005-06-11 20:32:45)

個人的にはPierrot1の迷曲。
彼らの個性とブラスが変な化学反応を起こしてます(笑)。ある意味、Pierrotで一番味のある曲といえるかも。


PIERROT - DICTATORS CIRCUS -A deformed BUD- - GENOME CONTROL (2005-06-11 20:29:11)

自分の能力に溺れた人類を嘲笑うかのようなヴォーカルが印象的な曲。
歌詞は荒唐無稽かもしれませんが、もし個性がなくなり全ての人が均一化されても、本人達は意外と幸せなのかも?みたいな事を考えさせられました。


PIERROT - DICTATORS CIRCUS -A deformed BUD- - サルビア ★★★ (2005-06-11 20:26:02)

この曲、メロそのものはかなり明るい感じなのにサビの左チャンネルに叩きつけるような音質のリフが入ってたり、間奏も普通にソロを入れるような事はしないで、ノイズを被せてたりとファンとしてはPierrotらしいアレンジで嬉しくなっちゃいます(笑)。


PIERROT - DICTATORS CIRCUS -A deformed BUD- ★★ (2005-06-09 22:35:00)

シングル「クリア・スカイ」から「MYCLOUD」までのC/W曲を集めた変則ベストアルバム。
2枚組で21曲で、普通のCD一枚と変わらない良心的なアルバムです。
シングルを持っていない人はこの機会に是非購入をお勧めします。
個人的な意見ですが、「キャッチーさ」もしくは「奇抜さ」を前面に出したシングルA面曲に
比べると、Pierrotはカップリングでは伸び伸びと作品を作っているように感じられます。
中絶をテーマに歌った泣きメロが印象的な「MOTHER scene Ⅱ」、明らかにアルバムに入れると
歌詞的にも構成的にも浮きそうな「Labyrinth」、過去の作品のリメイクである「*自主規制」
個人的な苦悩が滲み出してくる「THE DREAM WHICH WARPED」など、コンセプト的にアルバムに
収録はされなくても、A面曲と何ら遜色無い…どころか聴き手によってはそれ以上にもなる
名曲が入っており、オリジナルアルバム以外にも手元に置いておきたいCDになっていると思います。
個人的には「LANDSCAPE」「パウダースノウ」の2曲を特に推奨。
前者はイントロから繰り出される奇怪なノリのリフに耳が釘付けにされ、後者はアルバム版より
バンド然としたアレンジで、より聴きやすくそしてかっこいい仕上がりになっているように思います。
このアルバム、曲順は完全に時系列順に並べただけの様ですが、「蜘蛛の意図」の実験室に
いるかのようなイントロで始まり、「THE DREAM WHICH WARPED」の聴き手に疑問符を
残したままで終わるアウトロで締める構成が出来ているのが面白いです。
まぁ、2曲目に大作バラードが来ちゃったりするのはご愛嬌ってことで(笑)


PIERROT - DICTATORS CIRCUS -A deformed BUD- - MOTHER scene II ★★★ (2005-06-08 19:40:53)

非常に切ないメロディの名バラード。
テーマ、重すぎです…ちょっと私にはコメント出来ないかも…


PIERROT - DICTATORS CIRCUS -A deformed BUD- - Labyrinth〜鏡には映らない君が〜 ★★★ (2005-06-08 19:37:25)

プレイヤーにCDをセットし、演奏時間を見た時点ではバラード系だと思っていたんですが、いざ聴いてみるとPierrot有数のドラマティックな楽曲でした!!この曲、歌詞はそのまま読むと自殺した恋人が幽霊になってしまった…っていう内容ですよね?なんかシュールレアリスムと悲哀を足した感じで面白切ないです(笑)


ムック - 哀愁 - 翼を下さい ★★★ (2005-06-08 19:26:22)

一応空への憧憬という比喩に包まれてはいますが、もうこの頃から純粋さが失われていく事に疑問を投げかける世界観が出来ていますね。
っていうか、こんな普通のV系ファンにもお勧め出来そうなキャッチーでかっこいい曲が廃盤(2005年6月現在)なんて勿体無さ過ぎです。カラオケにも配信された事だし、是非とも「哀愁」の再発を望みます。


ムック - 雨のオーケストラ - 雨のオーケストラ ★★ (2005-06-08 19:20:50)

ムックとしては初となる、オーケストラを導入したバラード。
達瑯さんは確か「YUKKEの曲はメロディが難しい」と言ってましたが、確かに一回では覚えられないメロディですね…よくこのメロにちゃんと完結したストーリーを持つ詞を載せられたなぁ…。「濡れてしぼんだネコ」がらしいですね(笑)。でも、正直に言うと達瑯さんはまだこういう「中庸」な世界観を「極端」な世界観以上には表現できていず、戸惑っている印象も受けてしまうんですよね…こういう曲でも「遺書」「スイミン」以上のリアリティで聴き手の心に迫れる表現力が身についたら、凄い強味になると思うので頑張って欲しいです(←偉そうですみません)。


ムック - 雨のオーケストラ - 語り部の詩 (2005-06-08 19:13:32)

自虐的な歌詞の世界観とは裏腹に、颯爽と駆け抜けていくかのような曲。
この軽やかさは何なんだ、と思ったら、他の曲よりもギターの歪みがかなり弱めになってるみたいですね。結構新鮮な感じの曲です。


ムック - 雨のオーケストラ - 死生、命あり ★★★ (2005-06-08 19:09:48)

本人達も言うように、ムックの王道とも言えるヘヴィで暗く、メロディアスなリフとナツメロ以上に哀愁漂うメロディを持った曲。
相変わらずミヤさんのシリアスな詞に共感し、芳醇なメロディに酔い痴れ、達瑯さんの絶唱に強制的に感情移入させられるクオリティの高さが保たれています。特にこの曲は今まで以上にフックのあるメロディを持っています。色々な表現に挑戦してもこういう世界観の曲は止めないで欲しいなぁ。


ムック - 朽木の灯 - 2.07 ★★ (2005-06-05 21:38:15)

インストですが、ドラムを生で録って、それを倍の速さで再生したものをリズムトラックとして使うというアイデアが、こだわってて面白いです。アルバム全部を聴く体力が無い時はこの曲を境とした前半または後半だけ聴くのもいい感じ。


BEHEMOTH - Demigod - Sculpting the Throne ov Seth ★★★ (2005-06-05 21:23:06)

エスニックなアコギソロ~重厚なギターリフ~そこにツーバス連打が入る、という三段構えのオープニングが僅か50秒のうちに終了し、すぐさま本編へ。前作よりもリスナーを世界に引き込むのが上手くなった様に思います。


BEHEMOTH - Demigod - XUL ★★★ (2005-06-05 21:22:15)

NileのKarl Sandersがゲスト参加した曲。
だからかどうかは分かりませんが、Karl以外にもSeth、NergalのそれぞれのソロがあったりNergalのバックグラウンド・リードが滅茶滅茶かっこいいメロディだったりと気合はいりまくりな曲です。タイトルの意味はシュメール語で「邪悪な」の意味ですが、逆さにすると(LUX)「光」という意味の単語になるとか。


BEHEMOTH - Demigod - Demigod ★★★ (2005-06-05 21:21:20)

ブラスの奏でる邪悪なメロディが響き渡ったかと思うと、Infernoの実に重々しいドラムが炸裂!!一撃一撃が非常に重く、聴いているとまるでガトリングガンに撃ち殺されるかのような感じです(笑)。


B'Z - THE CIRCLE - イカロス ★★★ (2005-06-05 15:03:49)

Bメロまでは哀愁たっぷりですが、サビに入ると弾ける曲展開が気持ちいい曲。「白い火花」と続けて聴くとより深く歌詞を味わう事が出来ますね。松本さんによると、こういう6/8のリズムはアレンジ的にいじりやすいとか。


B'Z - Brotherhood - その手で触れてごらん ★★ (2005-06-05 14:54:24)

サビメロが半音づつ下がっていく感じになってるのかな?B'zの中ではダークな感じのするメロディです。最初は取っ付きづらいと思ったけど妙に癖になる曲。


B'Z - B’z The Best “Pleasure II” - ARIGATO ★★★ (2005-06-05 14:47:03)

何かのタイアップで聴いた時は「♪ありーがとーおー、ありーがーとーおー、ギュルギュルギュルギュル(←ギター音)」に「…なにこれ」という印象で買い控えてしまったんですが、全体を聴くととてもドラマティックで切なく、そして力強いバラードではないですか!!前述の「ありがとう」の部分もそれほど浮いてないですし、正直あそこだけ使うタイアップは疑問かも。


B'Z - シングル表題曲 / 2nd Beat / 3rd Beat / その他アルバム未収録曲 - Go!nude!go! (2005-06-05 14:41:42)

中学生の時は、「You're so nude,you're so wild」のコーラスが歌詞カードに書いてなく、「ユソヌ・ミソワ」とか宇宙語もしくは呪文がフィーチャーされているようで怖かった曲(笑)。聞き取れるようになってからは「なーんだ」って感じでした。


B'Z - ELEVEN - 愛のprisoner ★★ (2005-06-05 14:38:27)

私が行ったライブでは、「Seventh Heaven」「juice」を差し置いてこの曲で始まったのでとても思い出深いです。全体的にヘヴィーな曲なんですが、特にギターソロが良いです。


B'Z - SURVIVE - FIREBALL ★★★ (2005-06-05 14:35:10)

シンセは使用されていませんが、音は実に分厚いですね。特に「空を燃やしながら」のハイトーンと、その直前直後のギターフレーズは超燃える!!


B'Z - Brotherhood - SKIN ★★★ (2005-06-05 14:31:44)

へヴィなギターリフとストリングスが極上の哀愁を持って絡み合うアレンジが素晴らしい楽曲。歌のメロディもどこかダークで大人っぽくて最高!!
歌詞の「雨粒の様に 互いを吸い込んで」って良い表現ですよね…やっぱりB'zって2人とも相当のロマンチストだと思います。


ULVER - Themes from William Blake's The Marriage of Heaven and Hell - A Memorable Fancy, Plates 22-24 ★★★ (2005-06-03 20:27:43)

アルバムで最も「歌モノ」に属する曲。
いきなり歌から入り、頭から終わりまで歌いまくりです。
この詞ではブレイクはスウェーデンボルグを痛烈に批判していますが、晩年は見直したとか。


ULVER - Themes from William Blake's The Marriage of Heaven and Hell - A Memorable Fancy, Plates 17-20 ★★ (2005-06-03 20:26:37)

アルバムレビューの方では「歌詞の割に展開が淡白」と書いてしまいましたが、音だけ聴くとやっぱり良いです。特に微妙にまったりした展開でありながらもメタル者らしいギターリフが出てくるのは流石です。


ULVER - Themes from William Blake's The Marriage of Heaven and Hell - Proverbs of Hell, Plates 7-10 ★★★ (2005-06-03 20:25:31)

トラックの練りこみが半端ではない曲。こういうのをトリップホップというのでしょうか?
色々なサイトのレヴューを見るとこの曲をアルバムのベストトラックに挙げる人が多いですが、私も同感です。夢中になっていると9分なんてすぐですね…もっと聴いていたいのに(笑)。「地獄の諺」を集めたと言う詞ですが、「真実は理解されるようにも、また信じられぬようにも語る事は出来ない」とか、「一つの思考が無限を満たす」「いつでも自分の思考を口に出来るようにしておけば、卑しい人間は近寄ってこない」「充分に、さなくば充分以上に」とか良いですね。もっとも、「満たされぬ欲望を育てるよりも、ゆりかごの中にいる内に殺してしまえ」のようなダークなのもありますが…。


ULVER - Themes from William Blake's The Marriage of Heaven and Hell - THE VOICE OF THE DEVIL PLATES 5-6 ★★ (2005-06-03 20:24:16)

2ndのようなアコースティックなサウンドに、Garmのポエトリーリーディングを乗せた曲。
途中ダークな低音のサンプリングと共に低く、厳かにメロディを歌う箇所もあり畏怖を感じさせます。Garmは普通に喋る声もかっこいいですね…この曲の歌いだしの「自らの欲望を抑圧するものは、抑圧できるほど弱い欲望しか持たないから抑圧するのだ」というラインが好き。


ULVER - Themes from William Blake's The Marriage of Heaven and Hell - The Argument, Plate 2 ★★★ (2005-06-03 20:21:56)

「口上」を意味するタイトルだけあって、壮大な物語の始まりを暗示させるかのような曲。
所々インダストリアルノイズも入ってますが、決してモダンな感じではなく、ブレイクの宗教的、幻想的な詞の世界観を音で体現するかのようなサウンドになっているのが凄いです。Garmのハモりもとても魅力的。


STAR OF ASH - iter.viator. - Death Salutes Atropos ★★ (2005-06-03 20:21:18)

オフィシャルにダウンロードコーナーがあったり、本人的にプッシュしているであろう曲。
イントロからドラマチックな感じはしますけど、やっぱり他の曲同様キャッチーではないですね(笑)。


STAR OF ASH - iter.viator. - The Nudity of Light ★★★ (2005-06-03 20:21:05)

Garmがヴォーカルとして参加した曲。
やっぱり彼のヴォーカル良すぎです。この曲では囁くように歌ってますが、ULVERの「Lost In Moment」にも匹敵するセクシーさで素晴らしいです。「sickens me」で悶絶(笑)。Ihrielの妖艶な歌声やピアノの音色の貢献もあり、とても色気のある曲になっています。


PECCATUM ★★ (2005-06-03 20:21:00)

海外のデス、ブラック、ゴシックを主に取り扱った投稿型レヴューサイト、
「Lost Soul Domain」で「Lost In Reverie」が年間でトップ10入りしたみたいです。
日本のプレスの評価が不当だったので、ちゃんとリスナーは評価している事を知って
ちょっと安心…日本のプレスもリスナーの立場に立った評価をしてもらいたいものです。


STAR OF ASH - iter.viator. - Odi et Amo ★★★ (2005-06-03 20:20:47)

ラテン語で「私は憎み、そして愛する」の意味を持つタイトルを冠された曲。
それにしても、このKnutというドラマーは上手いですね。テンポはそれほど早くないんですが、この曲を聴くと早いだけが全てじゃない事が良く分かります。隠し味的に盛り込まれた民族的なリズムもあって、この曲のリズムセクションは特に聴き所です。


STAR OF ASH ★★ (2005-06-02 20:42:00)

Peccatumで活躍する、IhrielことHeidi S Tveitanのプロジェクト。
アルバムは一枚しか出していませんが、GarmやIhsahnも参加しているので彼等のファンもチェックです。
それにしても、Ihriel一人でもこれだけ素晴らしい曲が作れるんだから、そこにIhsahnが加わったPeccatumって凄いプロジェクトなのでは…


STAR OF ASH - iter.viator. - In the Throws of Guilt ★★★ (2005-06-02 20:41:44)

ストリングスのみならず、合唱(クレジットを見ると、IhrielとIhsahnも密かに参加してます)やブラスも入ったオーケストレーションで実に壮大に聴かせてくれる、約11分の大作。金色に黄昏た曇り空から何本もの陽光が天使の梯子の様に降りてくるようなイメージを喚起させるような荘厳な曲で、アルバム鑑賞中、うたた寝をしてしまいこの曲の再生中に目が醒めたら、寝てる間に大災害でも起きて死んでしまい、いつのまにか天国に来てしまった様な錯覚をおこしてしまうかも(笑)。


STAR OF ASH - iter.viator. - Beautiful as Torment ★★ (2005-06-02 20:40:42)

インダストリアル・ノイズの効いた低音と幽霊じみたヴォーカルの掛け合いに、ピアノが被さってくるパートがとても印象的。Ihrielって耽美で悲しげで、ちょっと怪奇趣味も入った曲を好みますよね。Ihsahnと趣味が合うのも分かる気がする。


STAR OF ASH - iter.viator. - Sanies ★★ (2005-06-02 20:39:40)

ヴォーカル入りとしては一曲目に位置する曲ですが、歌が入るまでが3分と長めです。一曲目のインストとあわせると約5分でヴォーカリスト中心のプロジェクトとは思えない(笑)。全体的に大人しい曲調ですが、後半のアバンギャルドな部分はなかなかかっこいいです。ただ、その部分の悲鳴みたいな声はちょっと…


STAR OF ASH - iter.viator. ★★ (2005-06-02 20:37:00)

2002年発表の1stアルバム。
でもインタビューによると、最初で最後のアルバムになる可能性もあるとか…。
この作品なんですが、とにかく参加メンバーが豪華です。
なんとPeccatumのIhsahn、UlverのGarm(このアルバムではそれぞれVegard Tveitan、
Kris G Ryggとクレジットされてます。)という二人の音楽探求を続ける天才が
ギターやコーラスなどで参加しているだけでなく、ドラムはPeccatumの「Lost in Reverie」で
素晴らしい技巧を見せてくれたKnut Aalefjaerという人物が担当しています。
このメンバーがIhrielの感性が存分に発揮された耽美で、怪奇な世界観を表現すると言うのだから、
悪いものが出来る可能性なんて無いですね。
音楽的にはPeccatumの「Lost in Reverie」「The Moribund Peple EP」の路線に近い音楽性で、
Ihrielのヴォーカルやピアノ、ストリングス、サンプリングなどを駆使し、ミディアムテンポで
美しく、悲劇的なメロディをたっぷりと聴かせてくれます。
ただPeccatumと違って、ブラック色は全くと言って良いほど無く、全体を通して静かな雰囲気です。
その代わりにこの作品ではメロディがより強調されている感じです。
確かこれより一つ前のIhrielが参加した作品って、Peccatumの「Amor Fati」だったと思うんですが、
その作品と比べると、自分に合った歌い方を見つけたような気がします。
なんかIhrielの歌声って、他の女性ヴォーカルよりも金属的な響きを持っているように思うんですよね…
最近のPeccatumの作品ではさほど歌い方を変えていないようなので、
もしかしたらこのアルバムを作った事で何かを掴んだのかもしれません。
ちなみにクレジットのサンクス欄を見てみると、MY ONE AND ONLY VEGARD
FOR LOVE,SUPPORT AND PATIENCEって書いてあるんですが、
なんだか可愛いっていうか微笑ましいですね(笑)。やってる音楽は可愛いとはかなりかけ離れてますが(笑)


蜉蝣 - 水浸しの数え唄 - 企画モノ (2005-06-02 20:33:58)

短い中にも、台詞やシャウト、ファルセットなどを盛り込んだ「らしい」曲。「自殺を見てみたい…」が怖いです。


TUBE - 湘南 - はよつけ鎌倉 ★★ (2005-05-29 23:28:11)

「♪かー、まー、くーらくーらくーらー」でノックアウト(笑)


ムック - モノクロの景色 - ぬけがら ★★ (2005-05-29 21:46:05)

歌よりも演奏のダイナミズムを前面に出した、ヘヴィな曲。
この曲でもサビで達瑯さんの心の軋みのような悲痛ヴォーカルが聴けます。この曲は他の曲と比べ、誰にでもある心情を歌ったもの(おそらく失恋)だそうですが、やっぱりとことん重い詞です…でも、失恋した時って誰でもこんな感じになりますよね(苦笑)


ムック - 路地裏 僕と君へ - 夢死 ★★ (2005-05-29 21:40:00)

「前へ」「名も無き夢」など同様、サビでは明るいメロディですが、この自暴自棄な歌詞とヘヴィな音像からは、全てを諦めて仕方なく笑っているかのようなイメージがあります。私的にはタイトル曲よりも好み。


ULVER ★★ (2005-05-29 21:31:00)

彼等の5thアルバム、「Perdition City」はサックスを利用したりしながらも、
エレクトロニカで雰囲気のある、メタルとはかけ離れた音楽性の作品でしたが
海外のハードロック雑誌「KERRANG!」では年間ベストアルバムのランキングで
トップ10入りを果たしたらしいですね。
…日本にもこういう前衛的な音に食指を伸ばし、評価出来るHR/HM専門の雑誌があったらいいのにな。


GORGOROTH - Antichrist - Sorg (2005-05-22 00:06:39)

雨の中教会の鐘が鳴り響くSEから、重く引きずるテンポの本編へ。
この曲でも「GORGOROTH」同様の幽霊ヴォイスが入ってますが、このテンポともあいまって更に不気味な雰囲気に。


GORGOROTH - Antichrist - Heavens Fall ★★ (2005-05-22 00:05:41)

ブラックの様式を踏襲したインスト。
なんですが、途中一箇所だけヴォーカルが入るパートが合って、「うォォーーイ、ヤッハッハ!!」とか煽った上に嘲笑ってます。「うォォーーイ」で声がひっくり返りそうになっている所が、個人的にはポイント高いです(笑)


GORGOROTH - Antichrist - Gorgoroth ★★★ (2005-05-22 00:04:44)

自らのバンド名を冠した曲で、かなりメロディアスなスタイルのブラック。
リフやソロのメロディだけでなく、ねっとりとしたホラーチックなベースのフレーズがより漂う悲哀をより強めています。成仏できない地縛霊のような不気味なヴォーカルも印象深い名曲。もしかしたらDISSECTION辺りよりもメロウ度で勝っているかもしれません。


GORGOROTH - Antichrist ★★ (2005-05-22 00:01:00)

96年発表の2nd…え~と、値段からするとフルアルバムなのかな?収録時間は約25分とミニアルバム並ですが(笑)。因みに今年、Season Of Mistよりリマスター&ギターピック封入で再発されました。ギターピックは片面にバンドロゴ、もう片面にInfernusと入っていて結構かっこいいです。

サウンドの方は、喚き散らす絶叫ヴォーカル、Frostによる緩急のついたドラム(ブラスト含む)、そして暴虐の中に切ないメロディを織り込むギターリフと、「ブラックメタル3種の神器」とでも言うべきものを全て持った、「説明不要」と言われそうなブラックメタルです。これは収録曲数の少なさに目をつぶれば、ブラック好きなら確実に楽しめる音でしょう。

特にギターソロまで完備した「GORGOROTH」は、自らのバンド名を付けただけの思いの入れ込みように恥じない超名曲なので必聴です。音質もそこまで良い訳ではありませんが、ベースの音までちゃんと聴こえる分離の良さでありながら、ギターの音色はなかなかに邪悪で悪くない音質だと思います。

あとこれだけは不満なんですが、リマスター効果なのかなんなのか知りませんが、何故か曲間がSEで繋がっているところもトラック分けで無理矢理分断されてるんですよね…リマスターするのなら、ちゃんとやって欲しいものです。


PECCATUM - Lost in Reverie - The Banks of This River Is Night ★★★ (2005-05-18 22:33:52)

前曲「STILLNESS」で狂気に陥った精神を優しく元に戻すような美しいバラード。
サウンドもストリングスとピアノ、そしてIhrielの歌だけととてもシンプルで、この異常に作り込まれたアルバムのラストとは思えないくらい聴きやすいです。正直言うと、「STILLNESS」のような本気で恐ろしくなるような曲で終わらなくて良かったと思う…


犬神サーカス団 - スケ番ロック - 14 (2005-05-18 22:33:36)

「サーカスの人魚」とは対照的に、この曲では凶子さんが実にエモーショナルに歌い上げています。特に最後の「恋も知らぬ乙女は…」の部分は語尾を叫ぶかのように歌っていて、感情がこちらにも伝わってきます。メロディの割に演奏にダークな部分があるのは、主人公の心情を表しているのでしょうか。


Cali≠Gari - 第7実験室 - 体内騒音あやなしアンチ苦笑 ★★ (2005-05-18 21:04:22)

タイトルの意味は不明(笑)「あんちくしょう」??
後のgoatbedにも繋がっていくようなアンビエントな曲調。子供の声なども入っていて、夕暮れの公園の幼心には幻想的に見える光景が目に浮かびます。


CALI≠GARI - 再教育・左 - 冬の日 ★★★ (2005-05-18 20:59:25)

聴いていると、歌詞の主人公が回想する、幼少の頃の優しい思い出に自分も触れているようで暖かな気持ちになれます。でも同時に、現在の自分と照らし合わせるとちょっとほろりとなってしまうんですよね…う~ん、複雑(笑)青さんは人の心を歌う詞を書かせたら天才的だと思います。


cali≠gari - 第7実験室 - 東京ロゼヲモンド倶楽部 ★★★ (2005-05-18 20:54:19)

「さくら さくら」のメロディをテルミンが弾くオープニングから、cali≠gariお得意のジャジー・ポップに。ヴォーカルはサビを除いて語り調ですが、それでもポップな曲に仕上げるアレンジは流石です。
でも、「♪万引きをした老人を撃ち殺して誇らしげな警察官」というセンテンスを決して肯定的でない文脈で用いただけで削除を要求する音楽業界には超失望。もともと歌詞の聞こえ辛い曲なのでもっと配慮してくれても…


CALI≠GARI - 8 - ダ・ダン・ディ・ダン・ダン ★★ (2005-05-17 23:20:01)

シングル曲を除けば、アルバム中で最もポップな曲。
…とはいっても、途中いきなりコーラスをバックに語りをやったり、テクノっぽくなったりするので練り込み度は他の曲以上。キメが多いので、バンドで合わせたら楽しそうです。


CALI≠GARI - 8 - 白い黒 (2005-05-17 23:16:05)

一言で表すと、なにがなんだか分からない曲。
攻撃的にも聴こえるし、シンセの音色はムーディーだし、そうかと思えば鈴木慶一さんの演説とか入ってるし…未だにこの曲、よく分からないです。「知にまみれた正常。気は平気か?」=「血にまみれた星条旗は兵器か?」の掛け言葉の上手さには唸らされます。


cali≠gari - 8 - その行方 徒に想う・・・ ★★ (2005-05-17 23:06:53)

いきなりな打ち込み音で始まる曲。タイトルは「そのゆくえ、いたずらにおもう・・・」と読みますが、私は普通に「あだにおもう・・・」と読んでました…
曲のテーマは「いかにグルーヴ感を出さないか」らしいです…ひねくれ過ぎ(笑)歌メロがぶつ切りで、全くキャッチーじゃないのは、歌メロがこうであってもポップに仕上げられると証明したかったのでしょうか。


CALI≠GARI - 再教育・右 - せんちめんたる ★★ (2005-05-17 23:03:23)

確か放火について歌った曲、だったかな…?
一見して気味の悪い歌詞に、「楽しく笑ってお茶飲んで暮らすから」といきなり日常的な表現を挿入し、さらに不条理な感じを演出する手法には「さすが!!」と、もう喝采を送りたい気分です(笑)「目には目を、歯には歯を」の掛け合いもかっこいい。


CALI≠GARI - 8 - 新宿ヱレキテル ★★ (2005-05-17 22:57:50)

桜井青さんの歌う、新宿2丁目系(?)情熱歌謡。
巻き舌入ってたり、くどすぎるほどくどい(誉めてますよ、念のため)ヴォーカルが非常にいい味出してます。青さんのヴォーカルではこれが一番好きですが、「パイロットフィッシュ」「破れた電報」という、物凄い暗い曲に挟まれる曲順は合ってないと思う。


CALI≠GARI - 8 - 青春狂騒曲~青雲立志編~ ★★★ (2005-05-17 22:52:42)

アルバム中、一曲だけ明らかに浮いてる爽やか疾走系の曲。もともとcali≠gariに取ってはメロディの良さも武器の一つだと思うんですが、その楽曲の中でも最上級に良いメロディです。個人的には、シングルもしくはベストに入ってる台詞無しのテイクの方が好き。


PECCATUM - Lost in Reverie - Veils of Blue ★★ (2005-05-17 19:35:24)

全体的に、知的で静謐な雰囲気を漂わせた曲。
聴き所は可憐な声が皺枯れた声になる様を表現したIhrielのヴォーカル、超絶技巧的なフィルが聴けるドラムパートでしょうか。


PECCATUM - The Moribund People - For All Those Who Died ★★★ (2005-05-17 19:31:17)

BATHORYカヴァー。
原曲は未聴ですが、変な低音が効いているとは言え、「あれ、BATHORYってブラック始祖の一人じゃないの」と思わせるようなサウンドにびっくり。…と思っていたら、後半からいきなりブラックに変貌、Ihsahnが相変わらず凄い声で絶叫してます。普通に叫んだり唸ったりしてもこういう声にはならないと思うんですが、一体どうやって出してるんでしょうね、このお方は。


PECCATUM - The Moribund People - A Penny's Worth of Heart ★★★ (2005-05-17 19:30:12)

プチプチと弾けるようなノイズとストリングスやピアノの叙情の合間でIhrielが妖しく歌うパートと、ミディアムテンポのブラックメタルパートからなる曲。GarmやVargなど、こういう方向に才能を持っているブラックメタラーって、ノイズの使い方が上手いですよね。特にこの曲のブラックパート直前の、蟻が耳に集ってそのまま詰まってしまうかのようなノイズは不気味です。


PECCATUM - The Moribund People - The Moribund People ★★★ (2005-05-17 19:28:55)

…Peccatumの曲なのに、相変わらずの絵画的サウンドなのに、サビが分かりやすいメロディ!!これ、ギターの不穏な音色と共にIhsahnが絶叫するパートは別として、メタラー以外が聴いても充分浸れるのではないでしょうか。逆に言うと、ブラック好きにはここらへんも聴きものですね。


PECCATUM - The Moribund People ★★★ (2005-05-17 19:27:00)

2005年発表の3曲&PV1曲を収録したEP。うち一曲はBATHORYのカヴァーです。
EPのタイトルは「死にゆく人々」の意味みたいですね。

音的には「Lost in reverie」の幻想的・絵画的な音の響きをそのまま継承した感じですが、この作品はEPと言う事もあってか、アルバムよりも分かりやすいメロディが多いです。また、3曲ともにIhsahnが持ち前の絶叫を轟かせるパートがあるので、PECCATUMの作品に手を出そうか迷っているブラック好きの方はこの作品をまず案内役として聴いて、それからアルバムの深遠な世界観へと踏み出すのも良いんじゃないかと思います。
この作品は割と一曲一曲が短く、コンパクトな作りになってますし。

個人的にはこういう作品を作ってくれるのなら、ブラック色が強くなっていっても、反対に全く無くなってしまっても、彼等の作品は支持していきたいです。でも、アートワークで小さな子供に武装×金のパピ×ンのような蝶マスクを装着するのは可哀想だと思ったり思わなかったり(笑)


蜉蝣 - 蜉蝣 ★★ (2005-05-15 22:29:00)

今までに幾つものEPを発表してきた蜉蝣の、記念すべき1stアルバム。
私的には、このアルバムは蜉蝣にとってターニングポイントとなった作品だと思います。
今までは(「鬱」「説教38、5℃」などの内省的な曲はあったとはいえ)ブラックなユーモアを
歌詞に盛り込む余裕があったり、完全に妄想の世界に逃避していたりしていた感がありましたが
このアルバムではかなり粗悪な現実に向かい合った詞をもつ曲の占める割合が多くなった様に思います。
エログロ系の「所詮、自分は犬であります。」「ピチ崇拝」も、実際にありそうな性癖を歌ってますし、
「迷走本能」「渦」という涙も出ずに立ち尽くすしかないような、2大泣き曲でアルバム全体を
挟んである構成も手伝って、今までよりもシリアスな雰囲気になったと思います。
ただ、中ほどの曲にちょっと詰めの甘さを感じてしまうんですよね…
例えば「マーヴェラスな首飾り」で歌われている、人が宗教や物にアイデンティティを
求めてしまうという現象など、突き詰めていくと面白いものが出来上がりそうだと思うのに、
ああ纏めてしまうのは少し惜しいように思います。まぁ曲に合わせなくては…というのもあるんでしょうけど…


DIR EN GREY - 「楓」〜if Trans…〜 ★★ (2005-05-15 22:09:00)

98年発表の、インディーズ時代のPV集。
今の所DVDは出てないようですが、出る予定は無いのかな?
画面の明滅が激しすぎるせいで(注意を促す紙まで同梱されてます)、あまり流通出来ないのかも。
とにかくこのビデオは選曲が良いです。
「Ash」も「Garden」もCDとは違う音源ですし(「Ash」なんてメロまで違う)、
「惨劇の夜」「業」はCDには入っていない音源なので、例えCDを全て持っていて
「別に映像には興味ネーヨ」って方でもチェックする価値はあります。
まぁ、画面の明滅は凄いのでずーーっと見ていると気分が悪くなるかもしれませんが…
時折挿入される手術の映像(かなりグロイ)も別の意味で気持ち悪くなるかも。
悪趣味な私はコマ送りにしてじっくり見てしまいましたが(笑)。ただ、少しですが
使いまわしの映像があるのは、ちょっと頂けないです。
それにしても、まだこのころは格好が「いかにも」なV系ですね(笑)
「Garden」の京さん、口紅塗りすぎですってば(笑)


CALI≠GARI - 再教育・左 ★★ (2005-05-15 21:53:00)

2001年発表のベスト盤。
メンバーチェンジにあたり、過去の曲を録り直したアルバムで、どちらかといえば
マニアックな曲を集めた「再教育・右」と対になっています。
今では手に入りにくくなってしまいましたが、桜井青さんのブラックユーモアやシニカルな
視点の中に隠された暖かさを感じさせる詞と、昭和歌謡にインスパイアされたと思われる
キャッチーかつ泣き度の高いメロディが頭から尻尾まで万遍なく詰まったアルバムで、
もし店などで見かけたら四の五の言わずにゲットを推奨する名盤です。
なんでこんな良いアルバムを廃盤にしてしまうんでしょうね…もはや文化の損失です。
これこそcali≠gariを知らない人に聴かせるには絶好のアルバムだと思うのに。
ファンならばレア物を取り扱う店に出向いてでも買うべし、です。


NINE INCH NAILS - With Teeth ★★ (2005-05-15 21:31:00)

多くの人を待たせたであろう4th。
3rdからは…6年ぶりになるのかな?私はリアルタイムで3rdを聴いたわけではないので
それほどでもないですが、ファンの方は相当待ち焦がれたんじゃないでしょうか。
帯や雑誌の評論を見ると、「ポジティブなエナジーに満ちた快作」とこのアルバムを
褒め称えているものが多かったんですが、歌詞をちらっと読んだだけでも「トレント、
本当に大丈夫?」と心配になってしまいます。
特に「Getting Smaller」なんて聴いていて怖くなる程の内省的な暗さで、詞を読むだけで
雑誌のインタビューでは「ポジティブになった」と言わされてるんじゃないのかな…と、
余計な心配をしてしまいます。確かにサウンドは繊細さはそのままに、今までと比べると
随分とスッキリした印象で、「Know What You Are」「The Hand That Feeds」のような
キャッチーな曲もあります。が、「All The Love In The World」や「Beside You In Time」
と言った曲はやはり今まで通りの壊れそうな、どこか頼りなげな雰囲気があります。
もちろん作品としては好きなんですが、相変わらず作った人の精神状態が心配になるアルバムですね…
ちなみに歌詞カードは入っていなくて、「ウェブサイトを参照のこと」とありましたが、
こういう趣向は正直止めて欲しいかな…歌詞を印刷するの面倒だし、アートワークも無いし。


CALI≠GARI - 8 ★★ (2005-05-14 22:27:00)

2003年発表の、メジャーでは2枚目となるオリジナルアルバム。
このアルバムを出した後、暫くの後にバンドは活動停止になってしまいます。
「実験室」の名こそ付いていませんが、実験的な要素は以前よりも強くなったアルバムで、
「虜ローラー」「読心」などの空間全体を利用した、メロディよりも音響を重視した作品が
特に耳を引きます。これらの楽曲と「新宿ヱレキテル」「破れた電報」などの情念を込めた曲の
乖離を見るに、活動停止も仕方ないのかなぁ…と思います。その後出された秀仁さんの
プロジェクト「goatbed」の1stも買いましたが、殆どテクノになってましたし。
そんな中で、音響と情念を折衷させた名曲が「パイロットフィッシュ」。
ドワ~とした響きの低音と破滅的かつ日常的な歌詞が不気味なほどにマッチしています。
また、音響重視以外の、バンドサウンドで聴かせる楽曲もキャッチーでない、一筋縄ではいかない
展開を持った曲が多く、全体としては今までよりも難解になった印象のアルバムです。
個人的には展開は良いんですが、このバンドの持つブラックユーモア的な部分が薄いことが少し残念。
やっぱりこういうサウンドにはあまり合わないのかな?


ムック - 我、在ルベキ場所(タイプb) ★★ (2005-05-14 22:09:00)

2003年発表、「是空」の前菜的にリリースされたシングル。
同シングルには3つの異なるタイプがあり、会場限定盤であるAタイプには「大嫌い」の
ライブ版の映像を収録したDVDがつき、Bタイプにはインディーズ時代の超名曲「家路」の再録、
Cタイプには「商業思想狂時代考偲曲」のフォークヴァージョンを収録したものとなっています。
私が中でもお勧めしたいのは、この「家路」収録の音源。
SATOちさんらしい爽やかなメロディに郷愁を感じさせる歌詞を付け、更にそれを
心地良い疾走に乗せた名曲です。インディーズ時代の「青盤」にも収録されていましたが、
演奏、音質、アレンジの全てが良くなっており、「青盤」を持っている方もそうでない方も
チェックする価値大有りなシングルになっています。
売り上げ的にはCタイプの方が上の様ですが、私的にはこの「家路」の収録されたBタイプがお勧めです。


ULVER - Metamorphosis Ep - Gnosis ★★★ (2005-05-14 19:08:49)

一曲目同様、テクノな曲ですが神秘的な雰囲気が漂っています。
特に後半のヴォーカルが入ってからのサウンドは、正に宇宙を思わせます。今作品の目玉的な曲ですね。


MARDUK - Plague Angel - Warschau ★★ (2005-05-14 19:08:34)

確かこの曲、インタヴューでは「キャッチーな曲」として言及されてましたね。確かにイントロからブラック好きには親しみやすいリフで畳み掛けてきますし、サビの「WARCHAU WARCHAU」連呼も分かりやすくていいです。


MARDUK - Plague Angel - Holy Blood, Holy Grail ★★★ (2005-05-14 19:08:19)

9thアルバムにしてこのキレのあるリフ、なんとも素晴らしいです。
個人的にこのアルバムの曲って、ブルータルになっただけでなく、得体の知れない恐怖感のようなものが更に強くなった様に思います。


MARDUK - Plague Angel - Deathmarch ★★★ (2005-05-14 19:07:58)

前作のラストの曲の路線を更に押し進めたかのような、冥府の行進曲。
暗黒のブラスサウンド、咳き込みながら呻くヴォーカル、葬送曲のようなメロディ…どれもが聴き手の恐怖を煽る、非常にダークな楽曲です。本作のスローナンバーでは一番好み。


MARDUK - Plague Angel - Blutrache ★★★ (2005-05-14 19:07:42)

私もN男さんと同様、この長さなら恐らくスローテンポな曲だと勝手に思っていたら、疾走感のある曲だったので驚きました。後半はテンポを落としますが、そんな事には我関せずといった感じで精神に異常を来したかのように一心不乱に叫び続けるヴォーカルが怖いです。ほんと良いヴォーカリスト見つけてきましたね(笑)


蜉蝣 - 自家製フルコース - 覚醒ゼリー ★★ (2005-05-14 14:27:20)

某バンドは「刺激がほしけりゃ馬鹿になれ」と歌っていましたが、この曲の馬鹿馬鹿しさの前ではまだまだだと思います(笑)。


メリー - モダンギャルド ★★ (2005-05-14 10:17:00)

2004年発表の2nd。
「現代ストイック」が新人バンドにあるまじき完成度の高さだったので、この作品は
どうなることかと思っていましたが、全くの杞憂でした。
曲の尺が短いもの、アップテンポなものが多くなり、通して聴きやすくなっていますが、
印象に残るメロディの多さでは前作以上です。
特に前作でいう「黄昏レストラン」にあたるであろうメリーの王道的な「恋哀交差点」
タイトル通りシャッフルのリズムとギターフレーズがお洒落な「躊躇いシャッフル」、
戦争を知らない世代として敢えて戦争を歌う「レスト・イン・ピース」等は絶品。
前作の「頭がザクロ」「ドラマティック・チルドレン」のような不条理かつ不穏な曲は
今回は入っていませんが、アルバム全体が「哀愁」により統一されており、なおかつ全曲に
印象深いメロディがあるという完成度の高い名盤なので、興味がある方は是非買ってください(笑)