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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 6301-6400

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TAAKE - ...Doedskvad - HORDALANDS DOEDSKVAD PART Ⅲ ★★★ (2005-10-03 16:48:56)

凄く「泣き」要素の強いリフをフィーチャーした曲。
このアルバムは全編良いんですが、強いて挙げるならこの曲が一番かな…。とにかくリフが良くて、もしこのリフを簡単なリズムと共に10分以上繰り返すミニマルな曲があったとしたら、それでも最後まで飽きずに聴けちゃいそう。


TAAKE - ...Doedskvad - HORDALANDS DOEDSKVAD PART Ⅰ ★★★ (2005-10-03 16:48:31)

アルバムの幕開けは、このヴァイキング的な威風漂うリフとヴォーカルのアジテーションがかっこいいテンション高めな楽曲。
途中煽ってるのはNattefrostかな?この人も熱い叫びも邪悪ながなりもこなせてて凄いです。スタイル的にHoestと気が合いそう。


TAAKE - ...Doedskvad ★★★ (2005-10-02 18:19:00)

今年発売された3rdアルバム。
私はこれしか持ってませんが、前2作と合わせて3部作になっているみたいです。

「TRUE NORWEGIAN BLACK METAL」を自ら標榜している事からも分かる通り、音楽性はトゥルースタイルのブラックメタルなんですが、この作品はメロディックブラックを標榜するバンド以上にメロディアスです。もちろんブラックらしい邪悪さもありつつ、ヴァイキングっぽい勇壮さ、そして時には華麗ささえ感じられるメロディが、「アクセント」どころではなく曲の全体を覆い尽くしている作風。良いメロディが多すぎて、どの部分がアルバムのハイライトかを挙げるのが困難なほど(笑)。トレモロリフでグッとくるメロディをかき鳴らすのは勿論の事、刻むタイプのリフを弾く時でさえ美しいメロディを織り込んでくるセンスが素晴らしいです。

名盤「Under The Sign Of Hell」を生み出したGORGOROTHが、その音楽性を変える事無くそのまま進化していったならこんな音を出すんじゃないかと思います。
音質も各パートがくっきり聴こえるクリアなものでありながら、少しだけノイジーで、どこかブラック特有の未加工の無骨さみたいなものがあって、ブラック的には最高クラスです。ウォークマンに録って、雑踏の中で聴いてもリフがしっかり聴こえるであろうコシのある音。

ヴォーカルは囁き声の発声でそのままデス声にシフトさせたかのような高音絶叫スタイル。こんな声の出し方で声量出したら喉痛めそうですが、本気な感じで良いと思います。また、CARPATHIAN FORESTのVo、Nattefrostもゲスト参加。ちなみに歌詞はルーンで書かれてますが、どうやら表意文字としてそのまま読んでいるのではなく、表音文字としてアルファベットと対応させてるっぽいです。対応表があれば解読できるんじゃないでしょうか。…まぁ解読しても、ノルウェー語なのでさっぱりですけど(笑)雰囲気があって良いですね。

また曲のタイトルはどこにも書かれていませんが、「Hordaland Doedskvad Ⅰ~Ⅶ」となっているらしいです。それにしてもHoestは声凄いのに、ジャケではなんか華奢に見える(笑)。色々書きましたが、ブラックのリフの魅力が詰まった名盤だと思います。トゥルースタイルでメロディアスなものが好きな方には是非とも聴いていただきたい作品です。


天野月(天野月子) - A Moon Child in the Sky ★★ (2005-10-01 17:21:00)

カップリング集をカウントしないなら、4枚目となるフルアルバム。
音楽性のほうですが、前作「天龍」では作りこまれた世界観を提示してくれたのに対し、
この作品はもっと削ぎ落とし素の状態に近付いた感じで、ロック色が強くなっています。
1st、2ndに通じる音楽性を、「天龍」の経験を経てより洗練したといった感じでしょうか。
もちろん、「聲」「1/2」「花冠」など、前作に通じる重厚なナンバーがあるのも嬉しい所。
余談ですが、何故か某TSU○AYAの販促ポップ(っていうのかな?)の紹介には、「ゴシック、
ゴスロリの世界観を強く打ち出した作品」とあったんですが、どこらへんがそうなんだろ(笑)
確かにゴシックメタラーやゴスロリV系ファンにも受けそうな深遠な曲はありますが…
それだったら「天龍」の方がそうだと思うし、そもそもロリとは対極だと思うんですけど(笑)
…なんか、世間の認識との隔たりを感じます。


天野月(天野月子) - A Moon Child in the Sky - 砂糖水 ★★★ (2005-09-29 20:48:41)

ファンタジック、もしくはメルヘンチックと言ってもいい感じの、3拍子のバラード。サビのほわほわした雰囲気にギターが切り込んでくる所など、アレンジにも小技が効いていていい感じ。
歌詞もまた巧いですね。メルヘンっぽい雰囲気なのに、「♪壊れた夏~」辺りからはほんとにそういう経験をした気分になって、切なくなります。


FUNERAL MIST - Devilry - The God Supreme ★★★ (2005-09-29 20:42:49)

「イヤァァァァァァァァァァェェェェェ…(約30秒)」
…凄~。Ariochは表現力や声の強さだけでなく、肺活量もかなりの物ですね…その邪悪絶叫に加えてこの曲はブラックにしては珍しく、ドラムソロまで完備。特に後半の乱打はかっこいいです。悪魔の声まで入ってくるし…リフの良さも手伝って、かなりの名曲になっています。


SATYRICON - Rebel Extravaganza - Supersonic Journey ★★★ (2005-09-29 20:41:00)

アルバムの中で最も近未来的な印象を受ける曲。
「axis」「galactic」といった単語の選び方や、ドラムにピキュピキュいうエフェクトをかけていたりする事からそう思うのかも。Moonfogのコンピレーションに「Mother North」と共に提供した所からも、本人達もお気に入りの曲だと思われます。


SATYRICON - Rebel Extravaganza - Filthgrinder ★★ (2005-09-29 20:40:09)

「汚物粉砕機」って…なんだか凄いタイトル…(笑)
特にドラムなんかそのタイトル通りの激しさで、しかも一本調子じゃなくてかっこいいです。個人的には「for 777 years」の部分のSatyrの、がなりからいきなり呟きになる所が好き。預言者のような、妖しげな雰囲気がよく出ています。


SATYRICON - Rebel Extravaganza - The Scorn Torrent ★★★ (2005-09-29 20:39:11)

この曲のイントロのリフ、アルバム一の聴き所と言ってもいいくらい良いですね。悪魔を召喚するような邪悪リフです。歌が始まってからのリフも優美でなかなか。
中盤は引っ張りすぎのきらいがありますが、終わりのいつまでも続く無呼吸(?)ブラストもアルバムの締めに相応しい激しさ。この時にFrostに話し掛けたら殺されても仕方ないと思わされるくらいのハイテンションです。「俺たちの正義が慈悲により/劣等者への慈悲へと代えられてしまう世界で」と言う部分には、このバンドの思想的な部分が現れているように思います。


SATYRICON - Rebel Extravaganza ★★ (2005-09-29 20:37:00)

日本盤も発売された、99年発表の4thアルバム。
前作と比べると、曲調も音質も結構変わってますね。

リズムの音がクリアーになり、Frostのドラミングの凄まじさが際立つようになった事と、ギターの音質が少しシャリシャリした感じのものになり、どことなく近未来的な印象を与えるような雰囲気になったように思います。リフの方は、前作ほどメロディアスではなく、実は最初気に入らなかったんですが、聴きこむ内に音質と相まってエクストリームメタルが好きな人にとっては耳に気持ちの良い物になっている事に気付き、好きになりました。「The Scorn Torrent」のイントロなんてメロディ自体も最高に良いですし。

でも…曲が長くなった事もあって、ミディアムスローパートで、リフがメロディアスでなく、しかも結構引っ張るような部分はちょっと今でもあんまり好きじゃないです…疾走パートはFrostのドラミングが物凄く、言う事無しですが。個人的には前作よりも好みの分かれるアルバムになったと思います。メロディアスなものよりブルータルで厭世的なものを好む方にお勧めします。


DIR EN GREY - THE MARROW OF A BONE - CLEVER SLEAZOID ★★ (2005-09-28 16:43:26)

しかし京さんのハイトーンはマジでかっこいいですね。
ミックスヴォイスなど小手先の技術に頼らず、力ずくで出しているような発声が素晴らしい。メタルのハイトーンもこんなんだったらいいのにな。音もWTDより重くなってて良い感じです。
歌詞は…ぶっちゃけ微妙かな。「I will fuck your parents」には思わず失笑…日本語の部分を際立たせる為に全英語詞にしたようですが…そういう事や、ライブ音源に「等身大の自分達を見せる」とわざと歌えてないテイクを入れたりといった妙なこだわりは捨てて、もう一段上のバンドになって欲しいです。今も充分良いバンドと思うけど、もっと上行けると思うので。


FUNERAL MIST - Devilry - The Devil's Emissary ★★ (2005-09-27 23:27:38)

先に「SALVATION」の方を聴いていましたが、このヤケクソな程のテンションの高さには思わず驚いてしまいました。でも、この曲のSE(女性が怪物に沼?に引き込まれるという内容)はなんだか笑えてしまいます(笑)。


FUNERAL MIST - Devilry - Funeral Mist ★★★ (2005-09-27 23:24:24)

GORGOROTHといい、自分のバンド名を付けた曲はいいものが多い!?
かなり聴かせるリフを完備して、時には勇壮と言ってもいいほどかっこいいメロディも登場します。他の曲よりも展開が練られているのも良いです。


FUNERAL MIST - Devilry ★★★ (2005-09-27 23:24:00)

98年発表のデビューミニの2005年再発盤。
ボーナスとして96年のデモ「HAVOC」も追加収録されています。

ヴォーカルの巧さや歌声と曲の兼ね合い、曲の邪悪さ、SEなど色々な要素ははっきり言って1stアルバム「SALVATION」の方が上だと思いますが、このアルバムではそれを補うくらいにドラムが良いです。まず速いし、音はでかいし、しかもテンションの高さは物凄く伝わってくるしでまるで両耳に削岩機を突っ込まれているような喧しさがあります。

でも、それがブルータルな音楽が好きな人の耳には実に気持ち良く響くと思います。ギターも結構荘厳でブラック好きなら気に入るような、案外分かりやすいリフを弾いたり良い感じですがやっぱりこのアルバムではドラムが主役って感じです。Necromorbusという人物が担当していますが、この人、もしかして演奏中ずっと無呼吸でこなしているんじゃないかと思う程の激しいドラミングです。

「SALVATION」が精神と肉体をまんべんなく侵していくアルバムなら、こちらは精神状態の如何に関わらず、問答無用で世界に連れ去っていく感じです。また、デモの方も音はあまり良くないとは言え、なかなか良い雰囲気です。

ブラックの邪悪な雰囲気や完成度の高い音楽が好きな人には「SALVATION」をお勧めしますが、ブルータル・ファスト好きにはこのアルバムをチェックする事をお勧めします。…まぁ、どうせなら両方買って欲しいですが(笑)


MARDUK - Deathmarch Tour Ep 2004 - 2005 ★★★ (2005-09-27 23:23:00)

ライブ会場限定で販売されたCDですが、何故か日本のCDショップで普通に買えました。
…どういう仕入れ方してるんだろう?

収録曲は4曲。
#1は「STEEL INFERNO」の別ヴァージョン。曲の展開や概要はそれほど変わっていませんが、ヴォーカルのエフェクトの掛け方などが変わっていて(やっぱりこれってMortuusのセンスかな?)、こっちもかっこいいです。#2はインスト。まぁ普通かな。シングルのB面やボートラに入ってそう。#3、4は「THE HANGMAN OF PLAGUE」「THRONE OF RATS」のリハーサル音源。これはめっちゃかっこいいです!!ILDJARNを連想させる、ノイズバリバリできったないけど、フレーズは聴き取れるという音質なんですが、MARDUKの曲でこんなのが聴けるとは思わなかった…特に「THRONE OF RATS」なんてヴォーカルは音が割れんばかりの迫力で最高!!

まだ売ってるか分かりませんが、ノイジーなブラック好きでファンならば買いのEPです。


天野月(天野月子) - イデア - イデア ★★ (2005-09-22 19:39:29)

最初はこういう世界観にポップなコーラス(というかキーフレーズ)が入るのっていまいちかな、と思いましたが、聴きこんで他の所が良く出来てることに気付いてからはこうでなくてはならないと思うようになりました。
この曲は全ての歌メロが良いです。特に「♪あなたは教えてくれる」の部分のメロと、Bメロの「♪バラバラに~」の言葉のはめ方が好き。


天野月(天野月子) - A Moon Child in the Sky - 体操 ★★ (2005-09-22 19:33:47)

超ドラマティックナンバー「花冠」でアルバムの世界観が終わり、30秒後に待っているものは…
月子さんの歌声と、何気に良い感じのギターリフ、脱力系の打ち込みの音色が混ざり合ってある意味ケミストリー(笑)ボーナストラック的な曲ですね。私は「タイガーマシーン」等を聴いていたせいかそこまで驚きはしませんでしたが、「零」とのタイアップや「天龍」あたりから入った人で、過去の作品をトレースしていない人はめっちゃびっくりするんじゃないでしょうか。でもこういうセンス、やっぱり好きです。


天野月(天野月子) - A Moon Child in the Sky - 1/2-a half- ★★★ (2005-09-22 19:28:50)

ドラムは打ち込みの様ですが、ベースとリズムが前面に出た曲。
最後のサビ前なんてベースソロ並にかっこいいです。そういえば月子さんはゴスロリ御用達の雑誌に出た事もあるらしいですが、そういう人にもアピール出来るような、深い世界観を持った曲だと思います。


天野月(天野月子) - A Moon Child in the Sky - Devil Flamingo ★★★ (2005-09-22 19:23:30)

デビル・フラミンゴってタイトルのセンスがまず凄い(笑)
曲調は「人形」を髣髴とさせるロックで、「人形」と比べると耽美さはあまり感じない代わりに、ポップに洗練されている印象があります。サビの擦れ声の使い方が以前より上手くなっているように思います。特にファルセットと交互に歌う所は色気があってかっこいいです。


天野月(天野月子) - A Moon Child in the Sky - 花冠 ★★★ (2005-09-22 19:19:36)

傑作だと思います。
感情が込められていながらも、優美でドラマティックなメロディがほんとに素晴らしい…イントロのピアノのメロディからこれは来るんじゃないかと思ってましたが、想像以上の名曲でした。詞の方も抽象的で、主人公がどういう境遇にあるかは想像に委ねられる部分が大きいですが、何故か凄く心を打つ物があります。特に最初聴いた時は「踏み外すこの足を許し合えないなら/何の為 門は開いて 招き入れるの」の部分で万感込み上げてしまった…


FUNERAL MIST - Salvation - Perdition's Light ★★★ (2005-09-18 18:04:55)

タイトルは日本語で「破滅の光」…なんかRPGのラスボスの最強技っぽい(笑)。そのタイトル通り、主旋律はブラック特有の荘厳なものでかなりグっときます。特にラスト近くでツーバス連打と絡むところは最高ですね。


FUNERAL MIST - Salvation - Breathing Wounds ★★ (2005-09-18 18:04:43)

これも1曲目同様、入りがかなりかっこいいです。
「Appear!Appear!Appear!...」のエコーにやられたブラックメタラーは一体どれだけいるのだろうか。本編の「with dignity,with dignity」の邪悪でドスの効いたうめきもかなりキてます。


FUNERAL MIST - Salvation - Agnus Dei ★★★ (2005-09-18 18:04:28)

『人々はその期間、死にたいと思っても死ぬ事が出来ず、切に死を望んでも死の方が逃げてゆく。(ヨハネの黙示録 9 : 6)』
SE~小さい音のバンドサウンドの流れで、「あれ、音質悪い?」と思わせながらボリュームを上げて本編に突入するオープニングはかなりドラマティック。その直後に来るリフも多少音圧の中にメロディが隠れてますが、かなり荘厳。この流れで惹きつけられ、一気に聴けてしまう曲です。
上の黙示禄以外にも、「Qui tollis~(世界の罪を取り除く、神の子羊よ)」も聖書のヨハネ福音書から取られているみたいですね。でも、この曲の場合罪を取り除いて死と疫病をもたらしていくようなノリですが(笑)


FUNERAL MIST - Salvation - Circle of Eyes ★★★ (2005-09-18 11:18:29)

この曲の呪文みたいな声、一応メロディを歌ってはいるみたいですがかなり怖くて良い感じです。こういうアレンジ大好き。曲は12分以上あってかなり長いですが、精神をじわじわ蝕んでいくような恐怖感は一級品。
ただ、プリミティブ以上に酩酊感のある曲なので、個人的にはアルバムの流れで聴くより単品で聴いた方が楽しめるかも。


FUNERAL MIST - Salvation ★★★ (2005-09-18 11:13:00)

2003年発表の1st。

音楽性的にはブルータル・ブラックに属するんでしょうか?同郷のMARDUKやDARK FUNERALと比べると、プロダクションは少し汚な目ですが、それによってブラックとしての邪悪さは上手く出せている様に思います。

時折冷涼とした荘厳メロディを弾くリフも出てきますが、そういう場面ではギターを前に出してちゃんとメロディを聴かせるあたり、アングラ感と聴覚上の気持ちよさの兼ね合いのバランスの良さが際立っている感じがします。

このバンドはVo担当のAriochが中心人物みたいですが、彼のセンスはMARDUKでの「Life's Emblem」で死神と今正に命を奪われんとする男を類稀な表現力で演じきった時から思ってましたが、やはりただものじゃないですね。うめき、がなり、絶叫とスタイルが多く、しかもどれも苦しげな感じがするのが良いです。この人は普通にがなっても上手そうですが、微妙に地声を混ぜてわざと不気味さを演出したり、ホントにセンスいいです。

曲の場面によって音の中に混ぜるような声にしたり、低音に不気味なエフェクトをかけたり、絶叫を前に出したり、自分の声を曲全体の観点から見ても邪悪に作用するアレンジを加える所からも、それが良く分かります。また、このアルバムはSEの使い方が上手いです。個人的にあまりSEって好きじゃないんですがこのアルバムに関しては絶対にあった方が良いと思います。聖歌系が多くて凄く感じ出てます。

余談ですが、このアルバムはMARDUKのリーダー、Morganも自身のお気に入りアルバムベスト3に入るほど気に入っているそうです。そのためかLegionがMARDUKを去った後、AriochをMortuusとして加入させてしまいました。私はそこからFUNERAL MISTを知ったんですが、このアルバムはかなり気に入りました。

まぁ少し音がごちゃごちゃな所があったり、これからブラックを聴く人には流石に勧められませんがブラック好きかも、って位の人には余裕でお勧めのアルバムです。たぶん。


OPETH - Ghost Reveries - Reverie / Harlequin Forest ★★★ (2005-09-16 21:07:37)

「Reverie」
5曲目のマイナストラックに入っているインスト。
キーボードの音色が凄く好み。自然とHarlequin~にも期待が掛かりますね。
「Harlequin Forest」
そしてその期待を全く裏切らない曲。
今作はMikaelのクリーントーンの時の声が良くなっていると評判ですが、完全にヘヴィ・サイドの曲でありながらそれをかなりフィーチャーしてます。クリーントーンが一段落するとハモンドも入ってきて…最高(笑)。ただラストは引っ張りすぎかも。


OPETH - Ghost Reveries - The Grand Conjuration ★★ (2005-09-16 21:06:50)

今回はこの曲がシングルのようです。
「The Drapery Falls」がシングルなのは分かるけど、これってアルバムでも最も邪悪な曲では…商売っ気、無いですねぇ。しかしOPETHの曲は導入が上手いですね。印象的なイントロから歌メロを暗示させるリフ…キーも入ってかなり荘厳に、っていう流れだけでもかなり引き込まれる。


OPETH - Ghost Reveries - Beneath the Mire ★★★ (2005-09-13 17:22:28)

メロトロンとギターのメロディが互いに引き立てあうイントロが一気にリスナーの心を掴んでしまう曲。本編も勿論良いんですが、この曲のそれはもしかしたら今まで聴いた全ての曲の中で「かっこいいイントロベスト5」に入ってしまうかも。
ただ、日本盤の対訳を読みながら聴くと思わず笑ってしまう所も。Mikaelが鋭い声で「Master!!!」って叫んでるのに、その部分の訳は「ご主人様」。…どんな召使いなんですか(笑)まぁ、日本盤を買った人の特権ですね。あまり嬉しくないけど。


DODHEIMSGARD - 666 International - Sonar Bliss ★★★ (2005-09-13 17:22:11)

「ION STORM」と並んで、最もサイバーブラックらしい曲。
ブラック特有の荘厳リフもありながら、スキップしたくなるような跳ねたリズムとサイバーサウンドの掛け合いのような部分もあって面白い、それでいて無駄を感じさせない展開をしていきます。アルバムの中では普通に聴きやすい曲…なのかな。


LEAVES' EYES - Vinland Saga ★★ (2005-09-13 17:22:00)

2005年発表の2nd。
女声ヴォーカルをフィーチャーしたゴシック・メタル、とカテゴライズされる曲調ですが、
アルバムのコンセプトに「アメリカ新大陸発見の旅に出た海の男と、その帰りを待つ妻」と
いうものがあるらしく、所々でヴァイキングっぽい勇壮なメロディが出てくるし、かなり音圧も
あって非常にカッコイイ作品になっていると思います。しかもデジパック盤はボーナスも含め、
14曲も入っていながら、そのどれもに印象に残る歌メロがあるという完成度の高さ。
どうやら日本盤は出ていないようですが…日本のレコード会社さん、こんな逸材を放っておいて
いいのかな?と忠告すらしたくなってしまいます(笑)
ジャケにもLivが大きく写っているように、彼女の声も良いですね。
月並みな表現ですが、高音なんて透き通るような綺麗さですよ…
時折掛け合いもやる男性デス声も少しヴォリュームは抑え目で、あくまでLivの声を引き立てる
感じですが、声自体は咆哮系で下手なメロデスバンドのそれよりもカッコイイです。
凄く取っ付きやすい作品ですし、まだ一つしかレビューが無いのが不思議でならないんですが…
これからメタルを聴こう、っていう人の選択肢の一つとしてもとてもお勧めなアルバム。
追記・日本盤出たみたいですね。遅かったけど、なんか安心。


メリー - 個性派ブレンド クラシック~OLDIES TRACKS~ - ニヒリスティック (2005-09-08 19:03:55)

この曲、リフやサビは非常にかっこいいですが…コーラスとトーキングスタイルはなんだか調子っぱずれな印象が(笑)。特に「空っぽな夢」の部分、どうしても顔がにやけてしまう…


メリー - さかしまエンドロール -PHANTOM OF THE GALLERY- - 想ひでサンセット ★★ (2005-09-08 19:01:37)

…メリーの得意とする、哀愁メロディをフィーチャーしたミディアム・チューン。もうこれでファンの方にはどういう曲か伝わると思います(笑)ちなみに、インディーズ・ベストではデュエットになってますが…やっぱりガラさんの声に惚れてる私としては、こちらのヴァージョンを推奨。


メリー - NUケミカルレトリック - デジーノート ★★ (2005-09-08 18:52:45)

本人達は「うわっ、メジャーにいってやっぱり変わっちゃったのか…」とファンをビビらせたかったんでしょうけど、先にインタビューで意図を読んじゃったからな…(笑)
PLAYボタンを押していきなりのデジタルな音色で意表を衝きますが、すぐにいつものメリー節に。しかし、このオープニングのインストだけ聴いてもアルバムの完成度が高い事が良く分かりますね…。


メリー - NUケミカルレトリック - アタシは捨て猫 ★★ (2005-09-08 18:48:26)

私的に好きな言葉遊びは「いつものようにふらっと来てよ/アタシの歌も少し♪♭♪」の部分。本当に僅かにフラット気味に歌ってるとか。その部分の低音は色気があって良いです。サビの早口もかなり好き。


メリー - NUケミカルレトリック - 薔薇と片隅のブルース ★★★ (2005-09-08 18:45:24)

メンバーの「インストだけでも聴ける物を作りたかった」との言葉通り、Aメロのツインギターのフレーズや音色など、とてもお洒落で歌が乗らなかったとしても鑑賞に耐え得る名曲。
ヴォーカルも語尾に癖を押し出したり、カクカク歌うパートがあったりして面白いです。特に前者は更に曲の哀感を深めていて良い感じ。


メリー - 個性派ブレンド クラシック~OLDIES TRACKS~ - 愛国弐~マスラオ~ ★★★ (2005-09-07 20:06:06)

「愛国行進曲」と比べると、コミカルな面はかなり薄くなってますが、ロックの普遍的なかっこよさが加わった感じの曲ですね。
やっぱりどうしても褒めたくなってしまうんですが、これもヴォーカルが最高。こんな迫力ある擦れ声で歌えるなんて…聴いてて惚れ惚れしますもん(笑)


メリー - NUケミカルレトリック ★★ (2005-09-07 19:59:00)

2005年発表の3rdアルバム。メジャー流通の音源としては第一弾です。
シングルでなく、アルバムを一番最初にリリースするのが彼等らしいです。
私はメジャーだからというより、再録を中心としたベストアルバムを先日発売したばかりという
リリースのタームが短い事でアルバムの完成度が落ちる事の方が心配でしたが…
そういう心配は、彼等には失礼でしたね。全曲にフックのある、素晴らしいアルバムです。
しかし…メジャーに行っても、全然変わらないですね(笑)
確かにいちごだいふくさんの言うように、ほんの僅かだけポップになっていますが、本当に
「ほんの僅か」です。しかもそれは今までのファンを突き放すものではなく、新しいファンに
アピールするキャッチーさとして現れているように思います。
レトロ感溢れる哀愁メロディをこれでもかと込めながらもロックの魂のようなものが
感じられる曲調は、例えふっつ~なヴォーカルが乗ったとしても個性的であるのに、
そこに乗るのはスローナンバーでは情感、ヘヴィナンバーでは凄絶さとして機能するハスキーヴォイス…
この根幹の個性が変わらなければ、メジャーに行こうがどうしようがこれからも
支持していきたいバンドであることを再確認したアルバムでした。
まぁ、メジャーの力で「売れ線」の曲を作らされたら、どんな物ができるか聴きたいとも思いましたが(笑)
今までのファン、初聴きのファンの両方に高くお勧めしたいアルバムです。


DIR EN GREY - MACABRE - egnirys cimredopyh +) an injection ★★ (2005-09-07 16:59:13)

「肆・陸・壱・誤・漆・お腹出したい」=「白い粉を(血管の)中に出したい」明らかにドラッグについての歌ですね。最初、ポップなものしか音楽を知らなかった頃はこのアングラ感にかなりの衝撃を受けました。それでも冷静に聴くと「く・く・く・くくく漆い猫」とかラップ、最後の明るいメロディなどフックが至る所にあって、リスナーフレンドリーな曲でもあります。


メリー - NUケミカルレトリック - 哀しみブルートレイン ★★★ (2005-09-07 16:48:26)

これも「溺愛の水槽」同様、シングル向けじゃないかと思います。
いかにもと言う感じの、メリーの王道っぽい曲調なのに今までのどの曲とも違う雰囲気がありますね。この曲を聴くと彼等からメロディが枯渇してしまうことはありえないとつくづく思います。


メリー - NUケミカルレトリック - ニセモノ天国 ★★★ (2005-09-07 16:44:34)

個人的には「BABYLON」までのSADSのヘヴィ・チューンに対するリスペクトが感じられる曲なんですが…どうでしょう?勿論借り物でなく、彼等流に昇華された曲ですが。ヴォーカルの掛け合いが非常に爽快です。
しかし…「Shambara」で「♪Go to heaven」と歌った後にこんなタイトルの曲を持ってくるとは…「社会の窓から顔出し/親に代わってお仕置きだよ」の歌詞は笑ってしまった(笑)こんな歌詞なのに(だからこそ?)、歌い回しがやけにかっこよくて印象に残ります。


メリー - NUケミカルレトリック - 空っぽな歌 ★★ (2005-09-07 16:39:08)

この曲のアコギソロ、高音が良く映えてて「首吊りロンド」のソロと双璧を成すくらい良いです。最後の曲らしく、少しの愁いを湛えながらも前に進んでいくような曲調ですが、いきなりラウドになるパートもあって少しトリッキーな印象。


メリー - NUケミカルレトリック - リフレイン~土曜日の涙~ ★★★ (2005-09-07 16:35:29)

本人曰く、B'zを意識したバラードだそうですが…B'z!?
どう聴いてもメリーの曲にしか聴こえない(笑)まぁ、「♪このままの二人」の部分の歌い回しなどは、ほんの僅かに昔のB'zっぽくはありますが。


メリー - NUケミカルレトリック - 溺愛の水槽 ★★★ (2005-09-07 16:32:18)

個人的に、もし自分がこのアルバムからシングルを切るとしたらこれ。
ギターや歌はメロウなメロディ満載なのに、凄まじいテンションでがなり散らすロックなパートもあって非常にかっこいい曲です。
ストーカー的な愛情を歌った詞ですが、最後のくだりなどはファンに向けたものとして取ってもらって構わないとか。こんな良質なロックを聴かせてくれるなら、お望みどおりずっと見て(注目して)ますぜ(笑)


メリー - NUケミカルレトリック - 首吊りロンド ★★ (2005-09-07 14:32:37)

FOOL'S MATEの特典CDで先行試聴可能だった曲。
メジャーから彼等を知った人はこの曲の詞が初めに目に入る筈ですが…「ダイアウト 首吊りをしよう」って(笑)それにしても、この曲のギターソロの音色はレトロで最高です。


メリー - NUケミカルレトリック - 迷彩ノ紳士 ★★ (2005-09-07 14:29:03)

ある雑誌のレビューで「BALZACが嫉妬しそう」とコメントされていた通り、かっこいいパワーコーラスを含んだ曲。私の中では得意の哀愁メロディと、神から与えられたと言うほか無い(褒めすぎ?)、ガラさんの素晴らしいハスキーヴォイスのおかげでこっちにアドバンテージがあります。


メリー - NUケミカルレトリック - SHAMBARA ★★★ (2005-09-07 14:23:34)

いきなりサビメロのようなテンションの高さのAメロから、メリーのかっこよさ全開で突っ走る曲。特にその部分はヴォーカルも勢いがありつつ丁寧で、極上のメロディを堪能出来る歌い方で良いです。サビ(?)はキーフレーズ連呼タイプなのに、メロディアスに仕上がっててセンスを感じさせます。
メリーの代表曲にするつもりで作った、とは伊達じゃないですね。


ガゼット - DISORDER - 東京心中 ★★★ (2005-09-05 10:16:28)

私がこういうテーマの曲が好きということもありますが、歌詞を読みながら聴いてて本当に泣きそうになってしまいました。このバンドが支持を受けるのは、こうした所でしっかりした世界観を演出出来るからなのかも。


蜉蝣 - 色メガネとスキャンダル - 葬失 ★★★ (2005-09-05 10:11:15)

「死別」がテーマのバラード。
歌詞の描写が上手くて、聴いているこちらまで孤独感、喪失感に苛まれてしまいます。あるライブでは、バラードながらこの曲で始まることもあったとか…話を聴いているだけで世界観に引き込むようなライブの様子が浮かんできます。


蜉蝣 - ⅩⅡ Dizzy - ⅩⅡ Dizzy ★★★ (2005-09-05 10:07:54)

1st以降初のシングルですが、1stの頃よりも音像が洗練されてきている感じがします。
この曲で凄いのはやっぱりヴォーカル。シャウト満載だし、あの高さでがなるのは結構喉に負担かかりそうですが、かなり気持ちよさげに叫び散らしてます。


蜉蝣 - 白い鴉 - 白い鴉 (2005-09-05 10:04:41)

確かに蜉蝣のシングルとしては普通すぎるかも…
だからこれをシングルで切った事に対しては、少しもやもや感がありましたが、ベースラインなどは結構かっこいいです。


DEATHSPELL OMEGA - Si monvmentvm reqvires, circvmspice - Hétoïmasia ★★★ (2005-09-05 09:58:42)

前3曲(除インスト)と比べるとやや地味な立ち上がりかもしれませんが、ラストの疾走とその前のメロウなパートなどはかなり聴き応えありです。特にギターソロはあまりにも甘美。
やっぱりこのアルバム、全曲が良いですね。


ULVER - Perdition City: Music to an Interior Film - Dead City Centres ★★★ (2005-09-04 23:53:10)

この曲も一曲目同様、サックスが入っていますがこっちは幾分壊れた雰囲気です。「破滅都市」の夜、ジャンクの街の中にけばけばしい灯りが点ったコミュニティがあるけど、ギャングの親玉によって仕切られてるような感じの曲。


NEPTUNE TOWERS - Transmissions From Empire Algol ★★ (2005-09-04 23:53:00)

Fenrizのソロ第二段。
とりあえずアヴァンギャルドなシンセ音楽と言う表現形態は変わっていません。

前作とは違い、予想通りの宇宙的な音色で始まったので「良いけど、意外性がないかも…」と思いながら聴いていると突然荘厳と言っても良い音色が!!やっぱりこの音楽は読めない…そこからはやはり持ち前の面白い展開で聴かせてくれます。今作品も前作同様2曲の大作を詰めた作品で、正直前作は2曲目はそこまで面白いとは思えなかったんですが、今回は2曲目に「ん?」って思うところがあったとはいえ、2曲とも気に入りました。

このプロジェクトは「クラウス・シュルツ」という人物から影響を受けているらしいですが…
Fenrizにこんな音楽を書かせるなんて、一体どんな音世界なんでしょうか。この一枚を聴いて、いつかジャーマンエレクトロニクスも聴いてみたいと思いました。


ULVER - Lyckantropen Themes ★★ (2005-09-04 23:53:00)

2002年発表のサウンドトラック。

前作にあたる「Perdition City」の空間との親和性をより深めていった結果、生楽器が殆ど(全く、かも)使われなくなり、曲の展開も反復を多く使用するようになり、さらにエレクトロニクスな世界観の深みに入り込んでしまったかのような作品。

とはいっても、あからさまにサイバーな感じの音ではなく、ピアノなども使い幽玄な音色に仕上げているのでとても聴きやすいです。ジャンルが違うとは言え、案外ブラックメタラーも好むのではないかと思います。個人的に2枚のサントラではこっちの方が好きかも。さりげなくノイズが一定のリズムを刻んでたりする所があるのも渋いです(笑)

しかし…ノルウェーではこのバンド(?)、二度もグラミー賞にノミネートされてるんですよね…こういう音に理解のある国民性って羨ましいです。


蜉蝣 - 色メガネとスキャンダル - エキゾチックな感染症 (2005-09-04 18:45:24)

これは…海外で買春、性病に罹り親友に打ち明けるも蔑んだ目で見られてしまう…っていうストーリーなのかなぁ?いまいち聴き所の分からない曲なんですが、JOYSOUNDではリストカッターなどを押えて真っ先にカラオケに配信されたり、意外に人気があるのかな?


MUTIILATION - Vampires of Black Imperial Blood - Magical Shadows of a Tragic Past ★★ (2005-09-04 18:31:43)

途中のなりふり構わない叫びっぷりに一票。
しかし曲調の割に長い…嫌いな人には拷問でしょうね、これ(笑)


MUTIILATION - Vampires of Black Imperial Blood ★★ (2005-09-04 18:29:00)

これ、私は未だに最後まで一度に聴きとおせたことないんですが…(笑)
鬱だし邪悪だし、曲も結構長めだし。私もGODさんと同じく、ドラムはもう少し小さい方が良いと思いました。まぁ、それでなくてもリフの音色はかなりノイジーなんですけどね。

しかし、このヴォーカル、みなさんも仰ってますが、ブラック好きには堪らない邪悪さです。EMPEROR1st以前のIhsahnにも匹敵する、生きながらにして霊障を起こしかねない叫びです。こんなうめき気味の発声なのにがなり散らして、喉を痛めないんだろうか…

ただ、個人的にはもう少し一曲一曲に個性があればよかったです。
それさえクリアすれば名盤なんだけど、このアルバムはちょっと素っ気無い感じがします。まぁ、それを本気度と解釈するのもありかもしれませんが。


THOU SHALT SUFFER ★★ (2005-09-04 18:08:00)

EMPERORの前身バンド。この頃はまだデスだったそうです。
…なんですが、何故か後期はIhsahnのソロという変わった経歴を持っています。
でもPECCATUMが活動中の今、やっぱりもうリリースはないのかなぁ…


THOU SHALT SUFFER - Somnium ★★★ (2005-09-04 18:05:00)

2000年発表の…形式的には2ndアルバム。
Thou Shalt SufferはEMPERORの前身バンドでしたが、何故かこの作品はIhsahnのソロ。

Ihsahnが自分のクラシック趣味を全開に作ったインスト作品(ほんの僅かに女声Voもあり)という触れ込みで聴いていたので、最初は綺麗なシンセが静謐な空間を作り出して、タイトル通り安らかな眠りにリスナーを誘ってくれる作品なのかなぁ…と思っていたら、良い意味で裏切られました。

まずストリングスの音色中心の音楽だったのは予想通りだったんですが、メロディは全体を通じ華美な印象で、例えばIhsahnの名前も知らないような音楽好きのおじさん…みたいな人が聴いたとしても、40分を退屈せず聴き通してしまうのではないかと思います。全体的にキャッチーといってもいいくらいな雰囲気です。しかも曲が平均3~4分と、割と短く纏まっているのもいいですね。

しかもそこはやはりIhsahn、単なるクラシックの良質な模倣に終わらず、ところどころノイズや、テープに録音しそれをスロー再生したかのような不気味な音など現代的な音色も使い、独自の世界を繰り広げています。91年からアルバムの制作に携わってたという、制作期間の長さは伊達ではないです。

Ihsahnって、きっとブラックの型にも、クラシックの型にもハマりたくないんでしょうね…こういう「創造者」タイプのアーティストと言うのは、その作品を追いかけるのが実に楽しいです。個人的にはEMPERORファンの方には、「激烈性がない」という理由でスルーしてほしくない作品。自分も気付かない、新たな嗜好に気が付くかもしれませんよ?(笑)


稲葉浩志 - Peace of Mind - Wonderland ★★★ (2005-09-03 17:39:02)

これがシングルの歌詞なのか!?って感じです。
これって、今まで世間的に「良い」とされる価値観に身を置いていた主人公が別の価値観に気付く、っていう内容ですよね…確か「ミイラ取りがミイラになる歌」って言ってましたが。稲葉さんは世間的に「良くない」とされる価値観でも客観的に見て、歌えるのが凄いです。


キリト - Hameln ★★ (2005-09-03 17:29:00)

PIERROTのヴォーカリストであるキリトさんのソロ1stアルバム。
雑誌などの発言をまとめると、「PIERROTに喧嘩を売る作品」だそうです。
その言葉通り、アルバムのバランスで言ったら歌メロの叙情性を重視した曲に重きを置いた
構成になっているとは言え、今までPIERROTで演ってきたものとそう変わらない音楽性です。
もちろん一回聴いただけでは「変」と思うのに、意外に口ずさみやすかったりするメロディや
わざと可愛く(?)馬鹿にしたような歌ったり、喉を絞って勢いをつける、好みの分かれる原因に
なっていると思われる「キリト唱法」もより癖を前面に出しているおまけ付きで健在です。
ただ、唯一の不満はギターサウンド。
「PIERROTに喧嘩を売る」と言う位だから、PIERROTなんぞ及びもつかないヘヴィネスや
変態リフなどを身に付けてくるかと思いきや…PIERROTよりも音圧が控えめでした。
インタビューによると、ギターサウンドには相当のこだわりがあるようですが、
個人的にはその「こだわり」があまり伝わらなかったです。曲は良いんですけどね…


THE 3RD AND THE MORTAL - Project Bluebook - The City ★★★ (2005-09-03 11:54:35)

ここで聴けるのはライブ版ですが…
なんかこの曲のピアノの音色、妙に「和」を感じるんですが…私だけ?かなり日本人好みのメロディだと思います。このメロディ、琴とかでやっても合いそう。


THE 3RD AND THE MORTAL - Painting on Glass - Commemoration ★★★ (2005-09-03 11:52:08)

メロトロンやトロンボーンの響きが、聴き手に死を前にしているにもかかわらず心地良いまどろみから抜け出せなくなってしまうかのような感覚を呼び起こす曲。
このモノクロームな音像、恐ろしくも魅力的ですね。


THE 3RD AND THE MORTAL - Tears Laid in Earth - Why So Lonely ★★★ (2005-09-03 11:51:37)

やっぱり1曲目からこの曲への繋ぎに悶絶する人は多いようですね。
高音が良く映える、聴いていて切なくなるリフのメロディも絶品。


THE 3RD AND THE MORTAL - Project Bluebook - Stalker ★★★ (2005-09-03 11:50:58)

バグパイプやクラリネットの音がお洒落なインプロヴィゼーション。
最初は淡々とした曲だと思いましたが、段々とこの海岸線のホテルのバルコニーから夕日を眺めてるみたいな雰囲気に引き込まれていきました。…でも、なんか微妙に四次元入ってるような(笑)


THE 3RD AND THE MORTAL - Project Bluebook ★★ (2005-09-03 11:50:00)

2005年発表の作品。
新曲2曲、ライブ5曲の変則的なCDです。
このCDでは1stの頃と違い、殆ど(全く?)と言っていい程メタル要素はありません。
新曲は2曲とも繰り返される打ち込みのリズムに、男女ヴォーカルを交えた幽玄な音色が乗る
というものになっていますが…こういうのって確かトリップホップというのでは?
ライブもインプロヴィゼーションの曲が2曲も入ってるし、おそらくメタラーの間では
問題作となりそうな感じですね。個人的には③や④なんかかなり良い雰囲気だと思うんですが
新作なのに某所で投売りに近い値段で売られていたり、やっぱり好みが分かれるのかな…
因みに、④~⑦はMDに直接レコーディングしたので、ブートレグとして扱って欲しい
みたいな事が書かれていますが、音質はかなりクリアで普通に楽しめます。


THE 3RD AND THE MORTAL - Tears Laid in Earth ★★ (2005-09-03 11:50:00)

94年発表の1stアルバム。
ゴシック好きの間では名盤と言われているだけあって、良い作品です。
このアルバムの音楽性は「エクスペリメンタル・ドゥーム・メタル」とも定義される通り、
非常にゆったりとしたテンポに切ないメロディを乗せるものとなっています。
ヴォーカルを担当するKari Rueslattenの声も、透き通っていながらもどこか聴き手に
畏怖を感じさせる雰囲気があって、66分聴き通したら必ず鬱になれます(笑)
個人的には5、6曲聴いただけで、もう寂しくなってしまいます。


V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - Moonfog 2000 a Different Perspective ★★ (2005-08-30 15:44:00)

Satyrの運営するレーベル、MOONFOGのコンピレーションCD。
二枚組で、一枚目が書き下ろし新曲、二枚目が既発音源集という組合せ。
このアルバムで特に凄いのは二枚目の方ですね。
SATYRICON、DARKTHRONEといった有名ブラックメタルバンドや、GEHHENAやTHORNSなど
ブラック好きなら名前を知っているだろうバンドたちが、それぞれのアルバムから
選りすぐりの楽曲をセレクトしてきています。特にDODHEIMSGARDはサイバーブラックの
神曲とも言えるクオリティの高い曲を2曲も提供していてびっくりしました。
一枚目の方もSatyrがPhil AnselmoやKilljoy等と組んだプロジェクト「EIBON」の
曲が収められていて、とても豪華なコンピレーションアルバムです。


SATYRICON ★★ (2005-08-29 20:58:00)

このバンドの1stが出た時、Satyrはまだ18歳だったらしいです。
1stが出たのが93年だから、あの「NEMESIS DIVINA」を作ったのは20歳
そこそこの時って事に…若くしてあんな名盤を作り、レーベルのオーナーも
こなすSatyrってやっぱり凄いですよね…
IhsahnやGarm、Fenrizといいノルウェーって早熟な天才の宝庫!?
まぁ、あそこは教育水準がかなり高いらしいですからね…


MORTAL LOVE - I Have Lost... - Senses ★★★ (2005-08-26 08:43:55)

アルバム随一のキャッチーさを誇る疾走曲。
掛け合いのサビがとても分かりやすく、このバンドに全く興味が無い人がたまたまラジオから流れてきたのを聴いたとしても、耳に引っかかると思います。


MORTAL LOVE - I Have Lost... - Existence ★★ (2005-08-26 08:42:58)

音数が少ない中にヴォーカルの呟くような声が入ってくるオープニングが、アルバムの世界観へとリスナーをいざなっていく曲。
「I am dead」の高音を聴くと、まだ一曲目だというのにとても切ない気分に…。


MORTAL LOVE - I Have Lost... - Spine ★★ (2005-08-26 08:42:03)

この曲の「pain forever after」の部分、メロディだけ聴くと久遠の道を苦痛を背負いながら歩いていくような情景が思い浮かびますが、Voの声質のおかげでいくらかポップ(もちろん悪い意味ではなく)に聴こえます。


MORTAL LOVE - I Have Lost... - Adoration ★★ (2005-08-26 08:41:01)

先行シングルに抜擢された楽曲。
詞の主人公を優しく眠りに誘うかのようなマイルドな男性ヴォーカルを聴いていると、なんだかこっちまで悲しい気分に陥り、そして慰められているような感覚を覚えます。


MORTAL LOVE - I Have Lost... - Reality ★★★ (2005-08-26 08:39:30)

今回のアルバムでは、最長でありながら最も気に入った曲。
男声と掛け合いのAメロも、途切れ途切れに呟くようなBメロも、音程を揺らしながら伸びやかに歌うサビも、どの歌メロもそれぞれに素晴らしい。月並みなコメントですが、長さを感じさせない良質の楽曲であると思います。


TUBE - HEART OF SUMMER - ベストセラー・サマー ★★ (2005-08-26 04:03:44)

かっこいいけど、「OK Tonight」がどう聴いても「おけつナイト」にしか聴こえない(笑)


蜉蝣 - 水浸しの数え唄 - R指定 ★★★ (2005-08-26 04:00:11)

こういう一曲の中に変態的なパートとメロディアスなパートが混在する曲って大好きです。Biological Slicerのテイクと水浸しのテイクを聞き比べると、バンド、特にヴォーカルの成長が良く分かります。自分の声の特性を上手く活かしてる感じ。ただBio~の方でも、リフやシャウト自体はかなり良い感じですけどね。


蜉蝣 - ⅩⅡ Dizzy - 添い寝ペッサリー ★★ (2005-08-26 03:56:06)

Bメロのリフや軽快なドラムのフレーズにロックを感じる曲。
「DEAD DUCK」のコーラスも2種のシャウトを瞬時に使い分けていてかっこいいです。添い寝しているだけなのに相手が避妊具を付けたという、そんな寒い女いるのかよ(苦笑)的な出来事からインスパイアされた歌詞もまあまあ面白いですが、「足がグラグラ Graduation」の駄洒落は親父ギャグだと思う…


MORTAL LOVE - I Have Lost... ★★ (2005-08-26 01:12:00)

2005年発表の2ndアルバム。
このバンドのキーとなるフレーズは「もし人を愛せないのなら、生きる理由は何なのか」
らしく、切ない空気に満ちたアルバムになっています。
特にヴォーカルですが、「可愛い」といってもいいくらいの澄んだ声で、特に透き通る高音と
歌唱上の良いアクセントになっている軽くしゃくりあげるかのような歌い方を聴いていると、
胸を締め付けられるかのような感覚に陥ります。この人の声は「一聴き惚れ」してしまいました。
また、曲自体も良くて、2、3回聴いただけでこのアルバムのメロディのどこかを無意識で
口ずさんでしまうほど印象深いメロディが散りばめられている上、そのメロディも
「メランコリック」ではあっても、「ディプレッシブ」まで行かない鬱度で聴きやすいです。
それでいてメタル者が好みそうな音圧はちゃんと備わっているのが心憎いですね。
メタル者以外、例えばJ-POPしか聴かない人でもバンドサウンドが好きで、女声ヴォーカルが
好きならば何の抵抗も無く受け入れられる音楽性なのではないかと思います。
何も知らない人に聴かせたら、その人の中で「ヘビメタ」のイメージが一変したりして。
それにしても、このアルバムのジャケは随分美人に映ってますね…(笑)


LEAVES' EYES - Vinland Saga - Farewell Proud Men ★★★ (2005-08-24 22:50:47)

荘厳なティンパニのイントロから、ヴァイキングが自らを鼓舞するかのような勇壮な曲調が続くかと思いきや、いきなり嵐に巻き込まれたかのようにダークな曲調に!!
でも、「Across the sea~」からは最高級な泣きメロな上、期待してた勇壮さもあって凄く良いです。


LEAVES' EYES - Vinland Saga - The Thorn ★★★ (2005-08-24 22:47:41)

これは異郷の地で戦いに苦しむ戦士と、その無事を祈る妻についての曲でしょうか。その二人の心情を歌ったかのようなサビ部分ですが、デス声と女声の絡みが2パターンあって、各々を引き立たせていて上手い構成です。
確かLivとAlexanderって、実際に夫婦でしたよね…?


LEAVES' EYES - Vinland Saga - Solemn Sea ★★ (2005-08-24 22:47:23)

Alexanderの咆哮デスヴォイスが炸裂する曲。
このバンドについてあまり予備知識なしにアルバムを買うという冒険をしてしまったので、こういう曲もあるとは思いませんでした。そのデス声がLivの声の神々しさを際立たせていますね。


LEAVES' EYES - Vinland Saga - Elegy ★★★ (2005-08-24 22:46:59)

この曲は確かシングルでしたっけ?
サビで柔らかな高音を上手く使うことによって、曲の印象がとても強いものになっていると思います。その部分のギターのメロも良くて、シングルらしく分かりやすくて良い曲。


SILENCER - Death - Pierce Me - Taklamakan ★★★ (2005-08-21 07:33:28)

この曲の咳き込みはなんか喀血しているみたいですね。
個人的に好きな箇所は「Are they forlorn? Yes! They are forlorn」の部分。MAYHEMのManiacに比肩するほど邪悪に潰れたうめきと、車に轢かれた猫みたいな独特な裏声悲鳴を交互にやっててめっちゃかっこいいです。案外器用だったりして…。


SILENCER - Death - Pierce Me - The Slow Kill in the Cold ★★ (2005-08-21 07:33:08)

バンドパートをアトモスフェリックなキーで前後を挟んだ、12分弱の長尺曲。
キーのイントロが終わり、バンドパートが重々しく入ってくると暫くして疾走しますが、そのメロディはかなり鬱。もはや「哀愁」の域を越えちゃってます。普段は良いけど、落ち込んでいる時とかは本気で聴かない方がいい気がする。


DEATHSPELL OMEGA - Kénôse - III ★★★ (2005-08-20 20:41:16)

後半は少し雰囲気重視になり過ぎている感じがありますが、メロディアスなリフとともに疾走する冒頭部分は「Kenose」におけるクライマックスといっても過言ではないほどかっこいいです。☆はいくつにしようか迷いましたが、前半のかっこよさは文章にし難い程なので3つで。
ちなみに歌詞の最後で犠牲者達の唱える言葉「Lamma Sabacthani」は「何故我を見捨て賜うのか」の意で、キリストが最期に唱えた言葉でもあるらしいです。その部分になるとリフが混沌性を増し、更に絶望的な雰囲気に。


DEATHSPELL OMEGA - Kénôse - II ★★★ (2005-08-20 20:41:00)

「Ⅰ」「Ⅲ」と違いSE的な部分は無いので、純粋に高品質ブラックメタルを11分も楽しむ事が出来る曲。ラストは、ちゃんとエンディングまであるのに何故かフェイドアウト。でもそれが「Ⅲ」の前半の印象をより強めてますね。
最初は、編曲が良いとはいえ前作ほどメロディアスではないので少し戸惑いましたが、聴けば聴くほど凄い曲に思えてきます。


DEATHSPELL OMEGA - Kénôse - I ★★★ (2005-08-20 20:40:44)

風雲急を告げるような不穏な音色のギターリフ、手数が多く素晴らしいフィルを連発するドラムなど、曲をパーツ毎に見ても凄いですがそれらを纏め上げて非常にドラマティックに仕上げる編曲能力が凄すぎです。
こんなに混沌としているのに、一聴しただけでよく練りこまれた音楽と言うのが伝わってくる曲。前半のオープニングは、長いし個人的には別トラックにして欲しかったです…まぁ本編直前のコーラスとブラスが聴き手に不安を植え付けるような部分はかなり好きですが…


蜉蝣 - 愚弄色 ★★ (2005-08-15 20:47:00)

2005年発表の3rd。
正直言うと「白い鴉」「黒髪のアイツ」の二枚同時発売シングルは、蜉蝣の今までの
リリースの中で最ももやもやが残ってしまい、そのため「絶望にサヨナラ」も買わずに
スルーしてしまい、アルバムも様子見してたんですが、思い切って買ってしまいました。
感想は…蜉蝣の今までのアルバムの中で一番良いです。「蜉蝣」「12 dizzy」辺りから
始まった路線がここにきて漸く結実したんじゃないかと思います。
曲の種類も増え、「裸眼」の儚げで繊細なイメージ、「妄想喰らう屍」のジャジーで
お洒落な雰囲気を聴いて、もはや「Dirや初期黒夢の良質なフォロワー」から脱却し、
独自の世界を展開しているように感じました。どこにこんな引出しをもってたんだって
感じです。もちろん「絶望にサヨナラ」「暁」などの疾走系の爽快な曲も入っていて、
アルバム全体の流れやバランスも良く考えられています。
ヴォーカルも上手くなり、感情表現が更に自然になった感じがします。
元から上手かった高音で苦しげに、切なく訴えかけるようなスタイルは残したまま、
低音の鼻にかかった感じを無くしてセクシーな声にしている辺り、個性をよく研究していると思います。
シャウトも相変わらずキレがあって良いですね。
昔のエログロな蜉蝣も良いけど、今の蜉蝣も躊躇わずに応援したくなった一枚です。


蜉蝣 - 叫び - 叫び ★★ (2005-08-15 04:28:56)

狂気的ではない日常的な苦しみを、苦しげながなり声に乗せてメロディアスに歌い上げるというスタイルはこの頃から確立されてきたのかな?配布音源に留めておくのは勿体無い良曲なので中古で見つけたら買うといいかも。カップリングの「鬼畜モラリズム」もアグレッシブで良いですし。


蜉蝣 - 叫び - 鬼畜モラリズム ★★ (2005-08-15 04:25:32)

過去のオムニバスに収録されていた曲のリメイク。
蜉蝣の曲の中でもシャウト度は最高クラスですね。もう叫びまくり(笑)。サビと思しき部分のメロディもがなり声で歌うのを想定して書かれたようなメロで、なかなかにかっこいいです。


蜉蝣 - 自家製フルコース - 静脈サラダ (2005-08-15 04:22:05)

それを通じて主人公が狂気に陥ったり、生や死について考えたり、蜉蝣のテーマの一つとして「人との不和」っていうのはやっぱりあるように思います。まぁこの曲はちょっとコミカルかつオーバーに描きすぎですけどね。


蜉蝣 - 愚弄色 - 循環奇形少女A ★★ (2005-08-15 04:18:26)

「説教38、5℃」なんかもそうですが、蜉蝣って、ヘヴィでもどこか優しさがある曲も出来るんですよね。説教臭さは確かにあるかもしれませんが、押し付けがましさはない諭すような歌詞がストレートに響きます。蜉蝣が今の若者に支持される訳が分かる気がする。


蜉蝣 - 愚弄色 - 淋しさと眠れ ★★ (2005-08-15 04:12:19)

前半と後半で音の高低差が激しいバラード。
高音部分の歌い上げが良いのは当然の事として、今回は低音も今までの臭みみたいなものが無くなって、とても色気のある声になっていると思います。この声で渦とか歌って欲しいなぁ…


蜉蝣 - 愚弄色 - 妄想喰らう屍 ★★★ (2005-08-15 04:08:37)

今回一番意外だった曲。いきなりブラスも入ったジャジーでお洒落なサウンドだったので、「蜉蝣がこんな曲を作るはずがない!!これはSEで本編はヘヴィになるんでしょ」と思ってたらそのまま進行していったのでかなり驚きました。
歌詞もセレブな生活を妄想する引き篭もりを歌ったものでとてもユニーク。取り敢えず文句の付け所がございません。この意外性溢れる一曲に、すっかり魅了されてしまいました。


蜉蝣 - 愚弄色 - 仏の性癖 ★★★ (2005-08-15 04:03:30)

打ち込みを多く取り入れ、ヘヴィさを演出する今までにはあまり無かったタイプの曲。ヘヴィネスに身を委ねるも良し、どんな音が入っているか細かく聴くも良しの面白い曲です。歌いだしの声、凄く良いなぁ…


蜉蝣 - 愚弄色 - 裸眼 ★★★ (2005-08-15 04:00:18)

「迷走本能」が絶望感に苛まれて感情剥き出しで叫んでいる曲だとしたら、こっちは叫び尽くした後虚脱状態になっているような感じ。こんな曲がオープニングにあったら、喪失感で後の曲が聴けなくなります(聴くけど)。サビのリフもいいけど、「注いだ…」のところのギターフレーズが素晴らしく繊細で気に入りました。


蜉蝣 - 愚弄色 - 朦朧エピローグ ★★★ (2005-08-15 03:55:28)

シャッフルのリズムに明るいメロディが乗り、ヘヴィでノリの良い曲ですがそこに乗る歌詞は死への憧憬を妙に前向きに綴ったもの。感情の針が狂気で振り切れて「笑い」の感情で止まってしまったかのような狂性を持つ曲。
ラストに「絶望にサヨナラ」でも「淋しさと眠れ」でもなくこの曲を持ってくるかって感じです。「絶望にサヨナラ」では「死への欲望にサヨナラ」って言ってたのに…好きだけどね。


蜉蝣 - 絶望にサヨナラ - 絶望にサヨナラ ★★★ (2005-08-14 21:07:51)

ほんとに、大佑さんは上手くなってますよね。
ファルセットやがなりなどを駆使したヴォーカルですが、それらが感情の流れの中で使われるため全く無理を感じさせないのが凄いです。曲調もキャッチーな哀メロと疾走というパターンですが今までの「縄」「恋唄」等と比べて、へヴィになってて爽快です。


ULVER - Blood Inside - It Is Not Sound ★★ (2005-08-12 09:43:45)

この曲、途中のメロディはバッハを引用しているらしいですね。
それだけの事はある良いメロディですが、そこにノイズを被せて独特の雰囲気を出す所が流石ULVER。心地良い音です。


ULVER - Blood Inside - The Truth ★★ (2005-08-12 09:40:55)

アルバムの中でも最も掴み所が無いと思う曲。
妙に郷愁を感じるキーとか、小悪魔みたいなコーラスとか…最初聴いた印象は「???」でしたが、聞き込むうちにこうでなければならないと思えてくるから不思議。