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CRAFT - Terror Propaganda - Reaktor 4
★★★
(2007-06-30 16:45:14)
邪悪さが沸々と煮え滾っているようなリフが印象的な曲。
時々アクセント的に用いられているフレーズが、その煮えつつある邪悪さが噴出しているみたいな感じ。
CRAFT - Terror Propaganda - Ablaze
★★★
(2007-06-30 16:44:15)
1曲目ですが、プリブラ好きはこれでガッツポーズでしょう(笑)
ジャケそのまんまの音が素晴らしいです。
CRAFT - Terror Propaganda - Terror Propaganda
★★★
(2007-06-30 16:43:15)
溜めに溜めてからの疾走がかっこいい曲。
このバンド、やっぱり「分かってらっしゃる」。疾走部のリフもメロウで、ある程度までは聴きやすいのに全体の印象は邪悪極まりないという、(この手としては)理想的なサウンドと言えるかも。
陰陽座 - 黒衣の天女 - 揺籠の木
★★★
(2007-06-30 16:41:27)
わらべうた風のメロディをフィーチャーしたバラード。
歌詞の、稚児の成る木は黒猫さんが夢で見た風景を元にしているとか。この曲はパーカッションにイメージが壊れるくらいとんでもないものが使われているそうですが、一体何なんだろう…(笑)
しかしメロディの扇情度が相変わらず高すぎ…アルバムにもこのレベルのメロディが欲しかった。
陰陽座 - 黒衣の天女 - 顎門
★★★
(2007-06-30 16:40:33)
雰囲気たっぷりの、アンビエント的(あくまで「的」)とも言える情感を湛えながらも、リフはへヴィかつかっこよく、鮮やか。不知火といい、陰陽座って何気に正統から外れた所に名曲があるんですよね。個人的には本シングルの目玉曲です。タイトル曲より断然好き。
陰陽座 - 魔王戴天 - 黒衣の天女
★★
(2007-06-30 16:39:24)
元はシングルのつもりはなかったらしく、「甲賀忍法帖」「妖花忍法帖」辺りと比べるとあからさまなキャッチーさは押さえられた、ヴォーカルの力量で引っ張るサビでちょっと物足りない。
この曲も山田風太郎さんの小説がベースで、子を育てるために体を売った未亡人の元に、戦争で死んだと思われていた夫が客としてやってきた場面での葛藤がテーマみたいです。こういう文化に敬意を払っている所は尊敬しているし、また尊敬されてしかるべきだと思います。…でも、もっとクサメロを(笑)!!
陰陽座 - 黒衣の天女 - 泥田坊
★
(2007-06-30 16:38:27)
確かに、タイトルのインパクトと陰陽座のネームヴァリューの割には地味な曲ですね…Aメロ、サビはバッキングもメロ自体も普通すぎる気が…イントロなどのおどろおどろしいリフとかは好きですが。
CRAFT - Terror Propaganda
★★★
(2007-06-30 00:38:00)
2002年発表の2nd。
このバンドはネット上のレビューで、かなりソソるものを見つけて探してたんですが…(今の所)Amazonでも普通に買えるんですね…灯台下暗しだったかも。それはともかく、これはなかなかの掘り出し物ですぜ、旦那(笑)。
作風は渋めのプリミティブブラックで、例えばKRIEGみたいなカルト性だったり、ILDJARNみたいに極度にノイジーだったり、NARGAROTHみたいに感情的なリフをひたすら繰り返したりというような際立った特徴に欠けるため、ややインパクトに欠けるきらいはありますが、よく聴くと色々な所が独特だったりレベル高かったりする感じですね。
まずヴォーカルは平素の鋭いがなり声からしてかっこいい上に×チガイ的な高音絶叫もこなせますし、リフはオールドスクールなノリにトレモロでアクセント付けたりするのは邪悪かつ独特で、なおかつ作りこまれてる感じ。リズムは緩急ついてますがドラマ性よりもプリブラとしての酩酊感を重要視してる感じで、更にRAWでかつ抜けのいいドラムの音がそれを助長してます。音質もギターが重めで、いかにもプリブラといったチープな軽さではないですが、上記のような要素と合わさると音の「黒さ」が更に濃くなるようでいい感じです。メロディ自体も「黒さ」「寒々しさ」とかブラックの美点を強調した感じで良いなぁ…。
…以上の様に、あげつらって行くと結構特徴のある音楽性なんですが、一聴した印象は頑なかつストイックなプリミティブ・ブラックという感じ。これ、プリブラファンにはたまらないでしょうね(笑)。CLANDESTINE BLAZE辺り好きな方には特にお勧めです。
VOID
★★
(2007-06-29 08:35:00)
イギリス産サイバーブラック。
サモスのレーベル「Nocturnal Art Productions」に所属。
ZYKLONやABORYM、RED HARVESTのリミックスを手がけた事もあるOCDを始め、
VED BUENS ENDEやVIRUSなど幾つものバンドに関わっている重鎮Czralや、
<CODE>、DODHEIMSGARDに在籍するKvohstなど、関わっている面子がかなり豪華。
…後ろ二人は残念ながら脱退済みのようですが…。
VOID - Posthuman
★★
(2007-06-29 08:35:00)
2003年発表の1st。
何故かDisk HellでもDisk Unionでもこのアルバムが新品で半額以下で投げ売られていたのでもしかしたら微妙なのかと思いましたが…全然そんな事は無く、クオリティの高い作品ですね。何故投げ売りされてたのか疑問なんですが…正価で買っても損はしないアルバムですよ。
作風は、かなりインダストリアル要素が強めながらも、ダーティーに咆えるヴォーカルや捻くれていながらもメロディアスで、聴き応えのあるリフなどブラックとしての矜持はしっかりと保ったサイバーブラックで、THORNS辺りが最も近い音だと思います。
Hellhammerの超絶技巧ドラムも聴けたTHORNSと比べると、ドラムは打ち込みで、かつトランシーだったりドラムンベースっぽい箇所もあるのでよりサイバーな作風と言えるかも。
音質もTHORNSのように高音ノイズがキツイという事もなく綺麗なものですし、ヴォーカルも然程癖の無いかっこいいデス声なので割と聴きやすい作品と言えるかもしれません。ただ、個人的には曲が終わる毎に毎回入るSEは微妙かな…とも思います。それ自体は別に悪くはないんですけど、ちょっとダレる気がしなくもないです。
しかし、CzralもKvohstももう脱退しちゃったんですか…。惜しいですね…。活動してるみたいだけど、ヴォーカルは誰がやるんだろう。
片霧烈火 - 晴れやかなるソラの行方 - 昏い森
★★
(2007-06-29 03:38:47)
魔女のような呟きが印象的な、ダークな耳触りを持った曲。
…っていうか、この曲N.I.L.(アメリカのカルトブラック)の1stのブラックメタルチューンの間に入ってた、マンドリンとアコギの曲に似たフィーリングがあるんですけど…感性的な部分でブラックメタルの人と被っているのが流石というかなんというか。
片霧烈火 - 晴れやかなるソラの行方 - さあ皆歌えや踊れ
★★
(2007-06-29 03:37:24)
アイルランドの酒場で、ほろ酔い加減の人々が楽しく踊っているかのような、明るい曲。ポップスの明るさではなく、トラッド的な土着的なものも含んだ明るさですね。前曲が創世なら、この曲は根源的な喜びの表現なのかも。
片霧烈火 - 晴れやかなるソラの行方 - 世界は構築される
★★★
(2007-06-29 03:36:22)
壮大な物語の幕開けを予感させる1曲目。
「空の軋みと~」の1~2曲目が様々な意思が集まり、形を為して世界を構築するような観念的イメージの創世だとしたら、こちらは実際に天地創造に立ち会っているかのような壮大な始まり。ちょっと志方あきこさんと作風被ってますが、アーティスティックな感性の迸りを感じられる曲。
片霧烈火 - 晴れやかなるソラの行方 - 総意
★★★
(2007-06-29 03:35:09)
1曲目の主題をオープニング・エンディングに用いた劇的な曲。
タイトルはそっけないですが、閃くストリングスと暗く情熱的な声色によって紡がれる音像は極めてドラマティック。やっぱり烈火さんの歌声はこういう曲にはハマるなぁ…ポップで可愛らしいものより、個人的にはこっち路線を極めて欲しい。少なくとも声質は絶対合ってるし。
しかし、このタイトル…世界観に繋がりのある「空の軋みと~」の「界繋呪」で世界の浄化を目論んでいた存在、それらの「総意」という事でしょうか。
片霧烈火 - 晴れやかなるソラの行方 - 晴れやかなるソラの行方
★★★
(2007-06-29 03:33:40)
タイトルトラックだけあって、壮大な世界観を持った曲。
悲壮感漂うストリングス、土着的なリズム、多重コーラス、持続音的ヴォーカリゼーション…やっぱり志方あきこさんの影がちらつきはするものの、スケール感で負けていないのが凄い。烈火さんってミュージシャンやシンガーというより、創造者(クリエイター)なんだろうな…と、この曲を聴いて強く思います。
MAYHEM
★★
(2007-06-27 23:37:00)
ドイツには「A Time to Die」を分析して修士論文書いた人がいるらしいですね。
Blasphemer自身もその事はかなり栄誉に思っているらしく、
「千の声よりも価値のある一声のようだ」みたいに言ってました。
ドイツのファン、熱すぎる…(笑)
ORITA - Phill
★★
(2007-06-23 04:18:00)
2003年発表の、5曲入りデビューミニアルバム。
タイプ的には、神秘的な女性Voをフィーチャーした幻想的な音楽で、やはりシンガーである
みとせのりこさんのプロジェクトのKIRCHEや、初期ZABADAK、初期ALI PROJECT辺りを
引き合いに出せそうな音。ただ前述のアーティストと比べると歌メロはキャッチーではなく、
音に融けていくようなメロ使いになっていたり、リズムトラックもちょっとパーカッションが
入る程度の静かなものになっていたり、ポップ性よりも情景描写により重きを置いた感じ。
KIRCHEの「Mirage of Sand」「水夢」などプログレ色の強い曲が好きな人にお勧め出来そう。
この音を語るのにASTURIAS(日本のプログレ)なんかが引き合いに出されているのを見た事が
ありますが、確かに情景描写の巧みさでは共通するのかもしれませんね。
また、コンポーザーのナルキさんはクラシックから強い影響を受けたミュージシャンだからか、
キーボードの音使い、特にピアノが凄く綺麗。ほんと歌以上に歌心のあるピアノです。
それがみとせさんの神秘的なヴォーカルと絡まると、もうアルファ派出まくりです(笑)。
そして彼女が参加する音源の感想を書く度に褒めてますが、ヴォーカルもやっぱり素晴らしい。
歌メロは割と難解ですが、それでも伸びのある声で幽玄さを表現出来ているし、音楽の
神秘性とも相まってまるで森の精霊が心の内に語りかけてくるかのようにも聴こえる…。
彼女はソロではプログレ寄りの曲以外にも普遍的なポップスに挑戦していたりもしますが、
やっぱり本分はこっちの音なんだろうな…と思います。彼女のVoはもっと評価されて良いと思う。
…Marty Friedmanは彼女か上野洋子さん、宝野アリカさん辺りとコラボして欲しかったなぁ。
どうせ日本のポップス界の歌手と共演するのであれば。
という訳で内容的には名盤扱いしても良いくらいの高品質さですが、「語れ!」でも
書きましたが値段が高いのがネックですね…。6分以内の曲が5曲で2100円はちょっと…。
値段分のクオリティはあるので損はしないと思いますが、一瞬購入を躊躇ってしまいました。
でもZABADAKが名盤「桜」で標榜した「人間としての本能のリコール」を、10年以上の時を
経て現代に蘇らせている音だと思うので、そういう音が好きならば必聴でしょう。
ORITA
★★
(2007-06-23 03:52:00)
クラシックをルーツに持つコンポーザーであるナルキさんと、KIRCHEのヴォーカルで
あのZABADAKへの参加経験もあるミトセノリコ(←何故かORITAでは片仮名)さんのユニット。
KBBの壷井さんがヴァイオリンで参加したり、シンガーがKIRCHEに在籍していたりする事
からもわかるであろう叙情プログレ寄りの、幻想的な景色の見える音は絶品。
…なんですけど、CD5曲入りで2100円は高い…(涙)
FURZE
★★
(2007-06-22 22:14:00)
ノルウェー産独りブラック。
CELTIC FROSTのメンバーもインタビューで褒めてたバンドです。
FURZE - UTD - Beneath the Wings of the Black Vomit Above
★★★
(2007-06-22 22:13:56)
ノイジーな音質、ブラック特有なリフ、そしてFrost様のドラミング…
これだけの要素が揃っていながら、一向に「邪悪さ」に傾いていかないのはある意味凄い。いや、もしかしたら邪悪だけど、このバンドの変っぽさに中てられて麻痺してるのかも。思わず「邪悪さってなんだろう」とか考えたくなります。にしても、この歌詞は一体何の隠喩なんだろう…
FURZE - UTD - Demonic Order in the Eternal Fascist's Hall
★★★
(2007-06-22 22:12:42)
この変さが凄く好きです。
ノイジーなトレモロリフを使った、いかにもアンダーグラウンドなブラックメタル的な音像なんですけど、一定のタイミングごとに高音でファニーなメロディがリフに仕込まれているのがかなり面白い。なんとなくファミコン的なチープさ。これは癖になります。
FURZE - UTD - A Life About My Sabbath
★★
(2007-06-22 22:11:25)
1曲目からこんなで驚いた人も多いのでは…
Frostの激烈ドラムも気にならないくらい、「変」なブラック。開いた口がふさがらなくなる事請け合い…ですが、よく聴くとブラック以外の何物でもない音。そんな曲。
FURZE - UTD
★★★
(2007-06-22 22:10:00)
2007年発表の3rd。
1曲目と3曲目のドラムはFrost。
このバンドはまずジャケがいかにもといった白塗り男だし、「CELTIC FROSTを始めとしたミュージシャンの間でも評価が非常に高い」とか「ドラムにあのFrostがゲスト参加」とか、いかにもといった前情報を聞いていた上に、オールドスクールなサウンドと聞いていたのでてっきりCLANDESTINE BLAZEやCRAFTのような、派手さはそう無いものの地に足のついた鈍色の光を放つ、邪悪なブラックメタルを期待(想像)してたんですが…
実際にCD買って聴いてみてびっくりしました(笑)
「なんじゃこりゃ!?」って感じです。
確かに、曲的にはオールドスクールブラックで間違いないと思いますが…展開やリフの音色など、色々な所に妙なフックがある、変態的ともいえる仕上がり。ヴォーカルもエフェクト掛けたりしてブルータルとは程遠い、独特のフィーリングのある音だしリフもブラック特有のものながら、メロディは邪悪とはいえない妙な感じで展開もヘン。
変態的ブラックと言うとVED BUENS ENDEやSOLEFALDなどが有名ですが、彼らはジャズやプログレ等、他ジャンルの音を貪欲に取り入れた結果前衛的な音になっているのに対し、このFURZEはブラックの要素だけで変態的に感じる音を出しているのが凄い。ある意味、最も真性に近い変態と言えるのかもしれません(笑)
…そもそも、インナーに前作と前々作のジャケを載せて、「アートワークは版元がびびったので載せられませんでした。見たかったらLPも買ってネ」みたいなメッセージを躊躇いもなく載せてしまう時点で相当おかしいですけど(笑)一風変わっていながらも、がっつりとしたブラックが聴きたい人にお勧めのアルバムです。
ORITA - Phill - 地上の楽園
★★★
(2007-06-22 22:07:55)
アルバム最後の曲にして、最も壮大なメロが聴ける曲
例えるなら、ファンタジー系の冒険譚のフィナーレで、主人公達の目の前に緑の楽園が広大に広がるシーンをバックに「The End」って出てる感じです。本当に天国に逝って人生も「The End」になりそうな心地良さ(笑)。しかし、ラストの声は結構びっくりしましたね…。
ORITA - Phill - 真珠の夢は水の底に沈む
★★★
(2007-06-22 22:06:59)
アルバム中でこれが一番好き…かも。
やっぱり壷井さんのヴァイオリンは良いですね。静謐な森の中に佇む、清い水を湛えた噴水。サウンドをそう表現するなら、ヴァイオリンはその周りを舞う蝶って感じ。歌メロも結構耽美&ダークな部分がありつつ、コブシ的な音程移動なんかもあって印象に残る。静かなドラマ性を湛えた、神秘的な名曲。
ORITA - Phill - 月下美人~tube Rose~
★★★
(2007-06-22 22:05:20)
3拍子が際立った音、ちょっとZABADAKっぽいかも?
ピアノと歌の余りにも美しい絡みに、脳内のアルファ派が根こそぎ出されそう…私はあまりの心地良さに、初聴きからして寝ました(笑)。…ぶっちゃけ二回目も寝ました(笑)。ホントの意味で「夢心地」なサウンド。
EARTH - Earth 2: Special Low Frequency Version - Like Gold and Faceted
★★★
(2007-06-19 17:04:13)
重低音のリフ…というよりはリフの形すら失った持続音が、30分間ものあいだ鳴り響く曲。音量上げて聴くと、意識の中で流れた音なのか実際に流れてる音なのか分からなくなってくるような快感がある…ヒロイックでかっこいい疾走曲から、こんな妙な快感のツボを突く曲まで何でも揃っているのが、HR/HMというジャンルの魅力なのかも。
EARTH - Earth 2: Special Low Frequency Version - Teeth of Lions Rule the Divine
★★
(2007-06-19 17:00:37)
このCD、ジャケが青空なのが謎なんですが、こういう同じような音が延々と続く作風を広がる地平線で表現しているのかもしれませんね。…しかし、こういう曲にどうコメントしていいのか…(笑)
EARTH - Earth 2: Special Low Frequency Version - Seven Angels
★★
(2007-06-19 16:58:02)
アートワークの大仏からしてキテる…(笑)
後に控えている2曲と比べると、リフらしいリフが存在したり、微かに(本当に「微かに」)メロディらしきものがあったり、まだメタル要素を残している感じ。言わば地獄の門のような曲でしょうか。まあ、このCDをわざわざ買ったくらいの人なら、その門も躊躇い無くくぐってしまうでしょうね(笑)
MAPLE LEAF - Volkslied2 - 夜の翼
★★★
(2007-06-19 16:52:09)
やっぱり霜月さんのヴォーカル、上手くなってますよね。
デビュー当時から持っている可憐な情緒はしっかりと振りまきつつも、安定性も獲得しているように思います。この曲はキーの比重が高めですが、かなり良い仕事してますね。デジタルっぽい音も使いながら、浮かんでくるのは幻想世界の自然の光景。間奏のソロの音色も素晴らしく良い。ガスト&霜月はるかのコラボにハズレなし!!
PERSEFONE - Core - SEED - CORE & PERSEPHONE
★★★
(2007-06-18 22:14:29)
Core(Persephone)自身からの視点の曲。
Hadesに略取され、母であるDemeterと引き離されるという悲劇を経験するキャラクターの視点だからか、バラードにも通じる切ない歌メロも出てきますが、インテンス&プログレッシブな暴虐メタルを聴かせてくれるのは他の曲とも同じ。とりわけPersephoneへの変貌の序章とも言える第四章はメンバーのソロが次々に繰り出され、極めてドラマティック。ヒロインの視点から語られている曲だけあって、3曲中でもっとも劇的かもしれません。
PERSEFONE - Core - UNDERWORLD - THE FALLEN & THE BUTTERFLY
★★★
(2007-06-18 22:05:29)
Core(Persefone)を攫った、Hadesからの視点の曲。
HadesとZeusの戦いのシーンから始まるからか、オープニングから緊張感のあるプログレメタルでぶっ飛ばしてくれます。ファンタジー好きとしては、神々の苛烈な戦争のシーンが脳裡に浮かぶたまらないサウンド。
前半に長めの章、後半に短めの章が集中しているから少しケツカッチンな印象も受けたかも。最初聴いた時、ちゃんと時間内に完結するのか不安になったり…音源になってる以上、完結しないわけがないんですけどね(笑)
PERSEFONE - Core - Sanctuary - Light & Grief
★★★
(2007-06-18 21:59:23)
Core(Persefone)の母、Demeter視点の曲。
曲自体の魅力も素晴らしいものですが、第八章でのピアノが物凄く良い!!ただメタルにクラシックの楽器を入れてみましたとかいうレベルじゃなくて、クラシックの名曲並の優雅さや気品が感じられるメロディ。曲を構成するパーツ一つ取ってもこんなに凄いのだから、全体の凄さも推して知るべし、です。
…でも、第十章のPersefoneとDemeterの会話のヴォーカル表現はちょっと笑える…。Demeterさん、豊穣の女神なんだからそんなカラスみたいな絶叫しなくても(笑)。どうしても女神よりもムンクの叫びみたいなキャラを思い浮かべてしまう…
PERSEFONE - Core
★★
(2007-06-18 16:59:00)
2006年発表の2nd。
ライナーによると1stはデモ発展系らしく、実質的にはこれが1stだとか。
音楽性は、ブラック寄りの喚きデス、デス寄りの咆哮デスに加え、男女クリーンヴォーカルも
取り入れた、煌びやかなキーも入るシンフォニックなプログレ・デスって感じですね。
メンバーのほぼ全員に思い入れがあるというOPETHが比較対象としてかなり近い存在だと
思いますが、OPETHが基本ミディアム~スローテンポで重厚な叙情を秘めた作風に対し、
こちらは華麗なキーボードや疾走パートも多く取り入れた、派手とも言えるスタイル。
DISSECTIONやDARK TRANQUILLTYもルーツにあるだけに、キーボードやギターの
リードフレーズだけでなく、リフにも充分な叙情が込められており実に聴き応えのある音。
今作はペルセフォネ神話を下敷きにした3曲入りコンセプトアルバムで、ZeusとDemeterの
娘である処女神Coreが、冥界の王Hadesに連れ去られ、最終的には冥府の王妃Persefoneに
なってしまうという内容で、その物語を1曲目ではDemeter、2曲目ではHades、3曲目では
Core自身の視点から見た曲になっており、1曲が平均23分という長大な作風。
個人的には、この一つの物語を3つの視点で見るというコンセプトは大正解だと思います。
流石に23分×3曲の作風だと、時系列順に物語が展開していくようにするとダレる気がする。
この作品は1曲だけ聴いたとしても十分楽しめる所がいいですね。
アルバム一枚でミニアルバム三枚分の聴き応えのある、お得なアルバムとも言えるかも(笑)
3曲で70分と言うとちょっと躊躇してしまう方もいるかもしれませんが、このアルバムは
曲の長さの割にかなり聴きやすい方なので、安心して買って良いと思います。
1曲が場面ごとに大体2~5分の、7つから11くらいのセクションに分かれており、更に
セクションごとの音は、例えば娘を失ったDemeterの哀しみを表すパートや連れ去られた
Coreが悲しむパートにはアコースティックな楽器や哀切な歌メロを取り入れたり、Zeusと
Hadesの戦闘パートや豊穣の女神Demeterの哀しみで大地が荒廃していくパートは激しい
デスメタルサウンドで表現されていたり、ストーリーと密接にリンクしたものになっており
リスナーに鮮烈な印象を残し、長大な曲にありがちな何度聴いても曲が覚えられず結果として
焦点のぼけた音になるといった事の無い、構成の巧みさが光るつくりになっていると思います。
とりわけCoreからPersefoneへの変化を描いた、2曲目の第六章や3曲目の第四章などは
各メンバーのソロもふんだんに盛り込んだ劇的なパートで、作品のハイライトと言えるかも。
また、歌詞はコンセプトアルバムながらOPETHの「Still Life」の様に詩的なフレーズが沢山
鏤められていたり、DEATHSPELL OMEGAの各作品のように神学用語が頻出しすぎで辞書と
首っ引きにならなければならないといった難解さは殆どなく、平易な英語で書かれているのも嬉しい。
そういう訳で、私的には歌詞を読んで情景を想像しながら聴くのがお勧めなんですが、もし
歌詞を全く気にしないメタラーが聴いたとしても、各パートのフレーズにフックがあって
充分かっこいいサウンドなため、23分を聴かせきってしまうだろう所もまた凄い…!!
OPETHやVINTERSORGといったプログレッシブなデス/ブラック以外にも、DEVIL DOLLの
ようなシアトリカルでドラマティックな作風や、SOUND HORIZONのような曲を通して物語を
表現していく作風を好む方にもお勧め。無論、デス声大丈夫なのが前提ですが。
ちなみに、買うなら日本盤をお勧め。
対訳も妙にエキセントリックだったり下手だったりすることは無く、物語への没入を助けて
くれると思うし、ライナーもペルセフォネ神話とバンドのサウンドを比較しての分析なども
書かれていてかなり優良なものになっていると思います。
ボートラは蛇足な気がしないでもないですが…まあ曲順プログラムすれば良いわけですしね。
…なんか、めっちゃ長い文章になってしまいましたね…(汗)
でも、熱く語りたくなるくらい素晴らしいアルバムだと思います。
最初3曲70分で日本盤って凄いと思いましたが、このクオリティなら出て当り前。
しかし実質1stでこれって…OPETHもそろそろうかうかしていられないのでは。
ASTURIAS
★★
(2007-06-17 22:21:00)
日本のプログレ。
88年デビューだから、来年で20周年…キャリア長いですね。
ACOUSTIC、ELECTRIC共にこちらでお願いします。
ASTURIAS - Bird Eyes View
★★
(2007-06-17 22:19:00)
前作からは活動休止を挟んで10年以上を経てリリースされた、2004年発表の5曲入りミニ。
以前の作品は未聴なんですが、このバンドは多重録音などを駆使した情景描写が高い評価を
得ていたらしいですね。今作はアコースティック編成のバンドとして蘇ってから、初の
ミニアルバムとして制作された作品らしいです。基本的にギターとヴァイオリン、ピアノ、
クラリネットの編成によるインストが基本で、曲によってはゲストヴォーカルによる
コーラスなどが入る、一聴するとクラシックの室内楽にも聴こえるような美しい音楽。
一般的なイメージで言うとプログレよりもヒーリング音楽に近そう。
練りこんだ構成を重視する傾向のクラシック音楽と比べると、情景描写を主とした音像で
あるのがプログレ的と言えるのかもしれません。よく深夜にテレビで番組が終わった後や
始まる前に、雄大な自然の映像をインテリアフィルムのように流している事がありますが、
これを聴くとああいう映像をリアルにしたような光景が浮かんできますね。
そうした自然の情景は、普段汚れた都会で暮らしている者からすると幻想的とも言えるかも。
という訳で、プログレだけでなくZABADAK、KIRCHE、MAPLE LEAF、志方あきこなどを
始めとした、幻想的な光景を音によって魅せてくれるポップスが好きな方にも強くおすすめ。
日常を解き放ってくれる情景はメタラーにも相性が良いかもしれません。癒しを求める方は是非。
妖精帝國
★★
(2007-06-15 22:57:00)
う~ん…十年というキャリアは良いのか悪いのか…
なんか、新人と比べると歌唱力の伸びしろが少ない感じがするんですよね。
もちろん歌唱力が全てだとは思いませんが、ああいう歌い方をするんだったら
もっと声に伸びがあった方が説得力を増すと思います。
DEATHSPELL OMEGA
★★
(2007-06-15 22:29:00)
>snilorさん
確か、ラテン語はVをワ行で読んだり、正確に記した時に上に棒を表記する母音を
伸ばしたり、Sは濁らなかったりなどのルールがあったと思いますが、
基本的にはローマ字の音価の通りに読むみたいですよ。
多分「ファース - イテー、マレディクティー、イン・イグネム・アエテルヌム」
みたいな感じじゃないかと…もちろん私は知ったか半分なので(苦笑)、
鵜呑みにしないでちゃんと勉強している人の意見を聞いた方がいいかも…(笑)
それはともかく、新譜楽しみですね。
毎年ブラックは素晴らしい作品が出てますが、今年も良い年になりそう…。
VINTERSORG
★★
(2007-06-15 15:56:00)
現BORKNAGARのヴォーカル、Vintersorgを中心としたプロジェクト。
曲の完成度からして、明らかに大物級のアーティストだと思いますが…
Garm、Simen、そしてこのVintersorg。
これだけのメンバーが参加しているBORKNAGARってかなり凄いバンドなのでは…。
VINTERSORG - Solens rötter
★★★
(2007-06-15 15:53:00)
2007年発表の6th。
バンドロゴの太陽、なんか可愛いなぁ…(笑)
音楽性は一言で言うとプログレ要素の強いヴァイキングメタルでしょうか。
以前プログレ関連の専門店でも取り扱われているのを見た事がありますが、確かに凝った変則的な部分の多いリズム、デスヴォイスも入るへヴィさとマイルドな普通声や民族メロによる叙情性が複雑に絡みあって出来るドラマティックさ、ハモンドやフルート等を取り入れた音像等、そっち方面からの評価が高いのも分かるような要素が多いですね。
もしかすると変拍子も普通に入るリズムに取っ付きづらさを感じてしまう人もいるかもしれませんが、個人的には民族メロと合わさると土着の舞踏曲のような雰囲気が出てお気に入り。展開はプログレ的でも、メロディの叙情性でかなりメタラーにも聴きやすい音だと思います。プログレよりのデスやブラックということでOPETHが気に入った人にもお勧めできそうです。
彼らと比べるとこっちの方が速めで、普通声も高め、メロディはヴァイキング系だったりとVINTERSORGの個性と言えるものも発揮されてますが、クオリティでは劣らないと思います。曲自体も非常に高品質ですが、ヴォーカルの良さもかなりセールスポイントだと思います。GarmやIhsahn同様、デス声と普通声を両方使えるタイプですが、特に普通声が素晴らしい。
音域が主に高音方向に広く、ハイトーンを出しても暑苦しくならず、吟遊詩人の優雅さだったり苦悩する王族の高貴さだったりを感じさせる、哀愁のこもった実に気品のあるタイプ。私はクサメロ好きなのにハイトーンが苦手でクサメタルに行かないタイプのリスナーですが、彼はSimenやIhsahn、Garmらと並んで、例外的にハイトーン出しても好きなヴォーカリスト。デスヴォイスも×チガイ的ではないですが、普通声が上手い人特有の上品さがあって良い感じ。
このヴォーカルが一番の個性と言えるかもしれません。
ただ、歌詞は母国語ですが、ENSLAVDの「ELD」みたいに、英訳は欲しかったなぁ…歌詞を目で追うとマリー・キュリーとかパラケルスス、ニュートンのような名前も並んでいて、明らかにブラック的な悪魔崇拝どころか、単なるヴァイキング文化讃美でもなさそう。プログレッシブで知的なサウンドに乗せて、どんな事が歌われているのか知りたかった。実際ネット上のインタビューを読んでみると、かなり興味深い事歌ってそうなんですが…
最近ではOPETHを始めプログレ的なエクストリーム・メタルが注目されているようですが、このバンドもその流れでプッシュしてはどうでしょうか、レコード会社さん(笑)。何故日本盤出ないのか分からないくらいクオリティ高いです。母国語がネックなのかな…?
CELTIC FROST - Monotheist - Incantation Against You
★
(2007-06-13 21:58:34)
日本盤ボーナストラック。
女性リードヴォーカルやクワイアなど声だけを用いたアレンジで、ここまで禍々しさを演出できるのはある意味凄い。初期THE 3RD AND THE MORTALも連想しましたが、こっちは美しさとかほとんど無い感じ。
CELTIC FROST - Monotheist - Obscured
★★
(2007-06-13 21:57:16)
禍々しさや絶望感よりも、人間的な苦悩を感じる曲。
特にヴォーカル、普通声で重々しく語るような感じですが、淡々とした中に何か取り返しのつかない罪の告白をしているかのような感情が篭もっていて、その苦悩が伝わってくるかのよう。曲的にもその感情を代弁するような、淡々とした盛り上がりがありますね。
CELTIC FROST - Monotheist - Os Abysmi vel Daath
★★★
(2007-06-13 21:54:57)
この重さ…最早ドゥームの領域ですね。
女声コーラスが入り、神秘的な絶望感・恍惚感を味あわせる箇所なんてフューネラル・ドゥーム好きな人にも受けそう。途中、音響方面から攻めてくる展開も見せ、実に聴き応えのある一曲です。
CELTIC FROST - Monotheist - Ain Elohim
★★★
(2007-06-13 21:53:54)
スラッシュとドゥームを足して2で割…らずに、爽快感を引いたような曲。
攻撃性もしっかり備えていながら、しっかり重厚さもあるのが素晴らしい。
CELTIC FROST - Monotheist - Progeny
★★★
(2007-06-13 21:52:51)
1曲目。これが一番スラッシュ好きには取っ付きやすそうですね。
アルバム中でも最も疾走しているし、割とストレートなかっこよさのある曲。でもリズムはやっぱり爽快感よりも重量感を感じさせるもので、そこが私的にはツボです。
CELTIC FROST - Monotheist - Triptych: II. Synagoga Satanae
★★★
(2007-06-13 21:52:00)
14分半の大作。
ドラマティックな展開などあろう筈もなく、長い演奏時間とEARTH並のへヴィさをかけて命の炎がじりじりと燃え尽きていくのをただ見ているような、絶望感に特化したような曲。
…しかし、ここまで絶望的な曲を作れるバンドが、普通のHRをやっていた時期もあるんですよね…これを聴いて、逆に「COLD LAKE」を聴いてみたくなりました(笑)
CELTIC FROST - Monotheist - Triptych: I. Totengott
★★
(2007-06-13 21:50:45)
ここからの3曲だけで普通のアルバム一枚分の聴き応えがある…
音響方面から邪悪さを追求したような、知性を感じさせる曲で、ブラック寄りの絶叫ヴォーカルも良い感じです。
EARTH - Earth 2: Special Low Frequency Version
★★
(2007-06-13 17:07:00)
93年発表の…1stでいいのかな?タイトルは2だけど…
SUNN O)))等にも多大な影響を与えただけあって、完成されたスタイルですね。
これ、今でこそ評価が高いみたいですが、リアルタイムでプレスはどう評価したんでしょうか…
SUNN O)))ですらBURRN!!では一桁台の得点だったし、93年でこれは衝撃だったのでは。
EARTHは他のアルバムではドゥームに留まらない音楽性も見せているらしいですが、
このアルバムは3曲70分、曲間無しで地獄のドゥーム/ドローンリフを詰め込んだ、
ある意味極まった作風。もちろんヴォーカルなんてものは排除され、1、2曲目では
ドラムすら出てきません。基本的にズゥゥン…と低音が延々と続く作風ですが、リフが多少
リズミックだったり、ノイジーさの質を微妙に変えたり、ほんの微かにメロディが感じられる
部分もあったり、リフが揺れるように蠢いたりと全く動きが無いわけではありません。
かなり聴き手を選ぶとは思いますが、この重低音リフと脳波が同調するとアルファ派が出て、
リラックス出来る気がしませんか(笑)?学業とバイトだったり仕事だったりでくたくたなのに、
不眠症で疲れが取れない時や、精神的にイライラしてヒーリング音楽ですら逆に耳障りに
聞こえてしまう時などにも効果があるかもしれません。ただしメタラー限定です。
耐性無い人が聴いたらストレッサーにしかならないでしょうね(笑)。
聴いていると音量を上げたくなる作風なので、聴き終わった後たまに耳が痛くなったり
しますが、なんかスッキリした気になるんですよね。聴いている最中も気持ち良いし。
でも流石に夜中は家族から苦情が来そう…使いどころが難しいアルバムかも(笑)。
やっぱりヘッドフォンよりスピーカーで聴きたいですしね。
CELTIC FROST - Monotheist
★★★
(2007-06-13 02:00:00)
私もこのアルバムで初めて触れ、そして圧倒されたクチです…好きなミュージシャンが挙って「CELTIC FROSTは凄い」みたいに言っていたので、試しに聴いてみたらホントに凄かった…っていうか凄すぎた作品。
作風的には結構バラエティに富んでいて、爽快感の全く無い激重スラッシュからゴシックから耽美さを抜き取って疫病化したような曲、クワイアと女性のリードヴォーカルという声だけで作られた曲(これは日本盤のみ)、ノイズ寄りの視点から邪悪さを追求した曲、14分を超えるドゥーミーな大作まで幅広いですが、どの曲も共通して病んでいてとことん不吉な空気感が徹底しているのが凄いです。聖櫃ならぬ、この世の全ての疫病を詰め込んだ「邪櫃」みたいなものがあるとしたなら、それはこの12センチの円盤を指す言葉なのかもしれません。
また、このアルバムはギターの音が本っ当に素晴らしい!!これ、メタラーなら誰でも音色を聴いただけで悶絶してしまうのではないでしょうか…。こんなかっこいいギターの音初めて聴きました。これでシンプルながら印象に残る、重々しいリフなんか弾かれたら、そりゃ素晴らしいものが出来るに決まっているじゃないですか(笑)。バンドサウンドによる重さだけでなく、前衛的(というか音響的)な側面からそれを追求したパートも結構あるのが良いですね。重くて病的なだけじゃなくて、知性も感じさせる作風です。
ヴォーカルは…最初は分かりやすい病的さが感じられない為、いまいちだと思ったんですが、聴いていくうちに、教祖のような威厳がある事に気付いて気に入りました。「OBSCURE」等で見せる、苦悩が伝わってくるような表現力も良い感じです。…ほんと、ここまで聴き手に作品と向き合う事を強要するアルバム、なかなか無いですよ。
ジャンルは違いますが、KLAUS SCHULZEの「Irricht」なんかも相対する事を強いる作品ですが、精神力の消耗度は段違い。凄いけど、個人的には軽く聴けないアルバム。でもこの聞き流せなさこそメタルなのかもしれませんね。そういう意味では、メタルが好きならば持って置いて損はない、というか必携の作品と言えるかもしれません。
ALI PROJECT - 跪いて足をお嘗め - 最愛なる魔王さま
★★
(2007-06-12 12:01:10)
表題曲に魔性を感じさせるアップテンポな曲、カップリングで叙情分を保管するような美麗バラードという構成は定番になりつつありますね(「月蝕グランギニョル」「薔薇獄乙女」あたりは例外ですが)。優美な雰囲気に反して、歌われている愛情は激しい。…でも、そろそろ違った構成のシングルが聴きたい気も。
ALI PROJECT - 跪いて足をお嘗め - 跪いて足をお嘗め
★★★
(2007-06-12 11:56:55)
シングル曲ですが…順調にカルト化してますね(笑)
最早この人たちのシングルについては、買ってきてその魔的な雰囲気に半ば苦笑しながら中てられるのが楽しみになりつつあります。しゃくりやコブシを多用した、ドスの利いたヴォーカルはナイチンゲールに準えるには余りに邪悪。どっちかというとカーリーとかプロセルピナとかそっち系では…(笑)
MYONMYON - Steel of Scarlet - Heavy Metal Spark!
★★★
(2007-06-11 16:59:08)
この曲もリフ捌きが良いなぁ…
メタル特有の重さも当然の様に備えながら、雄大さやメロウさもあって聴いていてうっとりするような音。メタルのリフっていうのは、やっぱりこうじゃないとね。しかし価格の安さと曲の良さが明らかに釣り合ってませんが、良いんでしょうか。
MYONMYON
★★
(2007-06-11 16:59:00)
コミカルな名前(ミョンミョン?)ですが、がっつりしたメタルを聴かせるアーティスト。
まだ一枚しか出していないみたいですが、今後も期待できそうなクオリティの高さ。
MYONMYON - Steel of Scarlet - RAW Power
★★
(2007-06-11 16:56:49)
ややインダストリアルよりのアレンジが施された曲。
打ち込みの無機質なビートと、ギターリフの獣低音、幽玄なシンセサイザーによる三位一体サウンド。
MYONMYON - Steel of Scarlet - Steel of Scarlet
★★★
(2007-06-11 16:55:53)
本作中、最速のキラーチューン。
試聴して、脊髄反射の速さでレジに持っていきました…
原作は、どうやら弾幕系のシューティングのBGMらしいです。だからなのか、何台もの戦車から放たれる砲弾の雨が巻き起こす砂嵐を思わせるギターとキーボードの重いサウンドを、高速スラッシュビートやブラストで切り裂いていくかのような、実に迫力ある音つくりになってますね。トレモロリフが出てくるのも好印象。これはかっこいい!!
MYONMYON - Steel of Scarlet
★★
(2007-06-11 16:54:00)
2007年発表の6曲入りミニ。
ゲーム音楽(上海アリス幻樂団)のインストメタルのスタイルによるカヴァーアルバム。
メタル系のレビューサイトでも「メロデス並の慟哭リフ」が聞けると評判だったので、
ゲーム音楽特有のクサメロとメタルサウンドの融合を期待して、原曲・原作知らない癖に手を
出してしまったんですが、これはいいですね。ゲーム音楽のメタル風にしてはでも、ましてや
自主制作音源にしてはでもなく、「メタルとして」充分にかっこいい音楽だと思います。
クオリティの高さの秘密は、やっぱりリフでしょう。
モダン化したメロデスバンドを思わせる充分な重さとメロウさを兼ね備えたリフや、
雄大でうねりのあるリフ、迫力のある刻みリフやトレモロリフに至るまで、実に多彩。
ゲーム音楽のメタルアレンジで、メジャーからも出てる有名バンドのアルバムを買ったら
リフが刻みばっかりでがっかりした事があったんですが、こっちはかなり素晴らしい。
とても自主制作とは思えないへヴィさや、ブラストまで使用した劇的な展開もあり聴き応え充分。
曲によっては、インダストリアル寄りのアプローチも見せ、愚直にメタルするだけではない
懐の深さが感じられるのも良い。いや、ほんと良いアーティストですね。
…ただ、良い作品なんですが不満も無いわけじゃないです。
主旋律をほとんどシンセに担当させるのは良いんですけど、そのシンセの音色がちょっと
魅力に欠けるのがイマイチですね…いかにも「シンセです」って感じの音が多くて微妙。
せっかく多種多様な表現ができる楽器なんだから、もっと色々な音色を取り入れればいいのに。
個人的にはメロトロン風とかムーグ風とか風情のある音色希望。
ちなみに、自主制作だから流通こそ悪いものの、非常に安価。
入手も現時点では通販やネットを利用して委託店舗を調べたりすれば容易。
なので私の様にゲーム音楽の取っ付きやすいメロとメタルの融合に興味がある人は是非。
しかし、この人ドゥームにも興味があるらしいですが…
ゲーム音楽のKHANATE風やWORSHIP風アレンジとかやってくれないかな(笑)
それ以上にオリジナルも聴いてみたいですが(できればインスト希望)。
上野洋子 (YOKO) - SSS-Simply Sing Songs- - 水
★★★
(2007-06-11 10:56:51)
最初地味な曲だと思ってたんですが、聴きこむとそうでもないですね。
繊細なヴォーカルと、アコースティックギターの絡みが清浄な空気感を演出する、極めて美しい曲。ケルティックな旋律を挟み、曲をドラマティックにするヴァイオリンもいいですね。
上野洋子 (YOKO) - SSS-Simply Sing Songs- - My Lagan Love
★
(2007-06-11 10:54:15)
ギターの弦の擦れる音まで聴こえてくる、繊細な音作りの曲。
でも繊細すぎてちょっと地味に聴こえるかも。
上野洋子 (YOKO) - Puzzle - Tic Tac Toe
★★★
(2007-06-11 10:48:05)
「Number Place」も壮絶だったけど、これはまた…
こっちはボイスパーカッションまで出てくるし、もはや妖精や精霊を通り越して妖魔的ですらあります。ラストも不条理極まりない。プログレ好きには名曲だろうけど…ポップス方面から入った人はどう思うんだろう…
上野洋子 (YOKO) - Puzzle - Number Place
★★
(2007-06-11 10:45:44)
人の声が出るキーボードで即興演奏しているかのような曲。
それくらいヴォーカルを加工して絡ませまくってます。もはや偏執的とすら言えるかも。途中から揺らぐシンセを声で表現しちゃったようなヴォーカルまで出てくるし、表現力高すぎ。
上野洋子 (YOKO) - Puzzle - Tower of Hanoi
★★
(2007-06-11 10:42:54)
なんで前曲「Sumcross」が精霊的なのか、これを聴いて分かった…
次曲(つまりこの曲)が儀式だからです。巫女のようなヴォーカルと、土着的なリズムが合わさり、精霊を呼び出すような音に。
上野洋子 (YOKO) - Puzzle - Sumcross
★
(2007-06-11 10:40:30)
「Polyomino」が妖精なら、こっちは南米辺りの土着の精霊。
どっちにしろ見えないものが見えてしまいそうな音。
上野洋子 (YOKO) - Puzzle - Polyomino
★
(2007-06-11 10:38:55)
頭の中を妖精が駆け巡っているみたい…
上野洋子 (YOKO) - Puzzle - Maze
★★
(2007-06-11 10:37:39)
ノイズやオルガンの不気味と言っても過言ではない持続音など、アレンジがちょっと前衛的で恐い感じの曲。神秘的というか、宇宙的な不条理さを感じる広がりのある曲だと思います。
上野洋子 (YOKO) - Puzzle - MacMahon
★★★
(2007-06-11 10:35:29)
リコーダーをフィーチャーした民族的な取っ付きやすいパートや、チェンバロなどを取り入れた神聖なパートをドラマティックに組み合わせた名曲。メロディだけ取っても十分にドラマティックなもので、このアルバムの中では初期ZABADAKのファンにもかなりお勧め出来る曲だと思います。
XASTHUR - Nortt / Xasthur - Split
★★
(2007-06-10 23:44:00)
両バンドの音楽に触れたことがある人ならこの組み合わせだけで苦笑が漏れてくるでしょう(笑)
余りにも音楽性の傾向が分かりやすすぎる、ブラック最鬱対決スプリットCD。
「NORTT」
ノイジーで音程感の無い、引き摺るようなギターリフと、葬式ムード満点の極めて鬱な
メロディのピアノやキーボードが作り出す絶望的なドゥーム/ブラックサウンドの上に、
洞窟から響く獣の唸り声のようなヴォーカルが乗る…まあやってる事はピンの時と
変わりませんね。XASTHUR好きなら確実にハマれる、ブラックの中でも最も鬱と思われる音。
2ndと比べると音量大き目なのは嬉しいですが、ちょっとギターが大きすぎる気も。
とは言っても、やっぱりギターの揺れ具合とか、音響面での雰囲気作りは(好き者限定で)絶品。
一般的なブラックからより離れた音のため好みは分かれてしまうかと思いますが、私的には
鬱度でいったらXASTHURに全く引けを取っていないと思います。
「XASTHUR」
靄がかかったような雰囲気たっぷりの篭もったサウンドと鬱なメロディで聴かせる、こちらも
いつものXASTHUR。メロディはトレモロリフやアルペジオを始め、ピアノやキーなどでも
奏でられますが、どれも一発で意気消沈しかねない暗さ。疾走やデス声など攻撃性のある
要素すらこの音源ではなく、ひたすら冥府の底を彷徨うような好きな人にはたまらない音。
…ただ、現時点の最新アルバム「Subliminal Genocide」ではメロディが引っ込み、代わりに
雰囲気がより重々しくなった事でよりカルトなアンビエンスを獲得した印象ですが、
この時点ではまだ鬱メロで聴かせる感じの作風のため、まだ聴きやすいと言えるかも。
私的には「Subliminal~」の作風はカルト過ぎて聴き通すのは少しキツかったんですが、
これなら安心して心地良く鬱に浸れます。真の鬱好きは最近の音源の方がいいかも。
…と、両方とも鬱系好きならば垂涎モノの音を出してますが、収録時間は少し不満。
両バンド合わせて37分しか入ってないんですけど…どちらも浸って聴くタイプの音楽性なので
すぐに終わってしまう印象。出来れば、両バンドとも約35分計70分とかだと嬉しかったなぁ。
上野洋子 (YOKO) - SSS-Simply Sing Songs- - Johnny I Hardly Knew Yeh
★★★
(2007-06-10 00:06:16)
曲を通じて警告するような持続音(ブズーキによるものかな?)が流れている上に、戦争のSEも取り入れられているため、どうにも悲劇的で深い世界観を感じさせる曲。ですがメロディの扇情度はかなり高めで、深さと分かりやすさを兼ね備えた名曲と言えると思います。
上野洋子 (YOKO) - SSS-Simply Sing Songs- - The Raggle Taggle Gypsies~As I Roved Out~The Spanish Lady~The Wild Rover
★★★
(2007-06-10 00:02:13)
タイトルの通り、トラッドを4曲纏めてメドレー形式で演奏したもの。
どの曲もメロディがずば抜けて親しみやすく、トラッドカヴァーにしてはアルバム全体を通じて意外にも不足しがちだったクサメロ成分を一気に補完してくれます。「As I Roved Out」なんて割と静かなアレンジなのに、ZABADAKの「私は羊」にも通じるキャッチーなコーラスが入ってかっこよく聴こえます。これならクサメロを求めてこっち方向に手を出してるメタラー(っていうか私だけど)も満足でしょう。こういうのが聴きたかった…!!
上野洋子 (YOKO) - SSS-Simply Sing Songs- - Will Ye Go, Lassie, Go?
★★
(2007-06-09 23:56:51)
これも9曲目と並び親しみやすいメロディの曲。
…なんですが、鈴木慶一さんのヴォーカルが出てくるのはちょっと…。この人cali≠gariに参加した時も歌ってたし、歌いたがりすぎ。上野さんのアルバムなのに。
…と最初は不満たらたらでしたが、農家のおっさんのような味がある声だと思ってからは、アイルランドの農場で働くオヤジと一人娘みたいな微笑ましいシーンが浮かんできて、なんとなく好きになりました。
ABSU - Mythological Occult Metal 1991-2001
★★
(2007-06-09 19:06:00)
2005年発表のベスト盤。レアトラックやカヴァー、ライブ、サントラ提供曲など、アルバム未収録曲を中心にした構成。
基本的にはスラッシュ寄りのブラックですが、やっぱり10年分の曲が入っているので色々なタイプの曲が楽しめて面白いですね。最初期の曲なんかはBEHERITを思わせる吐瀉物を噴きそうなヴォーカルをフィーチャーした、デス寄りのスタイルですし、この時点での最新作の「TARA」収録曲の一枚目の3曲目なんかは、確かな演奏力と迫力のある曲作りで聞かせてる非常にハイクオリティなブラックをやってます。シンセのインストなんかも収録されていて幅広い音楽性。音質は、流石に綺麗さでは音源によってかなり開きがありますが、おそらくリマスターされているらしく極端な音量の上下も無く快適に聴けます。
このアルバムで最も興味深いのはProscriptorの存在。
彼がバンドの主導権を握ってから明らかにリフの多様性や曲のドラマティックさ、演奏の上手さなどがレベルアップしていると思います。特に彼のドラムはかっこよく、前述の一枚目の3曲目で聴ける馬鹿みたいに速いロールなんかは圧巻。ただ、ヴォーカルはShaftielが続けたほうが良かったなぁ…偶にとっちゃん坊やや女の子を思わせる高音シャウトをするのがずっこけるし、二枚目5曲目のライブMCの高音なんて鳥肌立ちそうなくらい苦手な声。かといってデス声の方も取り立てて魅力的とは言いがたい。ドラムに専念して欲しいんですが…
このバンド、最近アメリカのバンドが話題になっているのに、曲のクオリティの高さの割にはあまり話題になってませんが、やっぱりヴォーカルにパンチが足りないからかなぁ…個人的にはこの曲の高品質さとKRIEG並にブチキレたヴォーカルを両立させてくれたら最高だと思うんですが、やっぱりキツいのかなぁ…。
ABSU - Mythological Occult Metal 1991-2001 - Reliquiae Celticae
★
(2007-06-09 18:46:49)
シンセインストまでこなすProscriptorの器用さに脱帽。
ABSU - Mythological Occult Metal 1991-2001 - Transylvania
★★★
(2007-06-09 18:45:11)
IRON MAIDENカヴァー。
いわゆる「メイデンリフ」の叙情性と、ABSUの爆発力。これが合わされば名曲間違いなしって感じですね。インストなので、リフの良さをじっくりと味わえるのも良いです。
ABSU - Mythological Occult Metal 1991-2001 - Deathcrush
★★
(2007-06-09 18:43:17)
MAYHEMカヴァー。
ベスト盤のバージョンだと頭に「Silvester Anfang」が付いたものになってます。MAYHEMのミラノでのライブ版に負けないくらい、爆発力のあるアレンジ。でもヴォーカルはManiacやDeadに比べるとかなり魅力に欠けるのがマイナス。
ABSU - Mythological Occult Metal 1991-2001 - The Gold Torques of Ulaid
★★
(2007-06-09 18:40:17)
なんてかっこいいリフ捌きなんだ…
なんて嫌な声のヴォーカルなんだ…
なんでこんな良い曲にこんなヴォーカルを乗せるんだろう。勿体無い…
ABSU - Tara - Stone of Destiny (...for Magh Slecht and Ard Righ)
★★★
(2007-06-09 18:34:24)
後半のトレモロと刻みを絶妙に交えたリフとに、普通声や馬鹿みたいに速いドラムロールが絡むパートが圧巻…。全体的にドラマティックな展開で、クオリティの高い一曲。私はベストで聴きましたが、これはズバ抜けていい曲だと思います。
上野洋子 (YOKO)
★★
(2007-06-08 13:22:00)
上野洋子名義の作品の感想も書いちゃったんですけど、構いませんよね…?
事後承諾の形になってしまってすみませんが…。
HR/HMのサイトなので再登録するのも申し訳無い気がしますし。
YOKO名義の作品だけ語る場にするのは勿体無いと思います。
上野洋子 (YOKO) - Puzzle
★★
(2007-06-08 13:16:00)
ソロ名義ではVOICEに続いて2枚目になるのかな?
2002年発表の作品。
ex-ZABADAKの上野さんのソロと言う事で、それ以外の予備知識無しに聴いてみたんですが
かなり異なる路線ですね。上野さんのきれいな声がサウンドの枢軸にある事は変わりませんが
(初期)ZABADAKのようにポップス的な構成の中でそれを聴かせるタイプではなく、声を多重に
録音し、それによって想像される空間的なアンビエンスを楽しむヒーリング音楽という趣き。
かなり複雑に声が絡められていて、本当にタイトル通りの「パズル」って感じです。
でも5曲目なんかは民族色が強く、メロの扇情度が高いのでZABADAK好きなら行けるかと。
志方あきこさんの多重コーラス曲に近い路線だと思います。こっちの方がやや前衛的ですが。
路線は変わっても、やっぱり上野さんのヴォーカルは凄いですね。
ZABADAKで聴けたような妖精のような可憐な歌声は勿論の事、威厳がありすぎて巫女を
通り越して尼僧の詠唱に聴こえる声や、帯にもある「天上の歌声」と言うのがぴったりな
天使チックな神性を感じる声まで表現力の幅は非常に広く、スタイル的にもブルガリアン
ヴォイスやボイスパーカッション(!)までこなしていて凄すぎなんですが。ブルガリアン
ヴォイスは志方あきこさんや霜月はるかさんなどヒーリング系の新進気鋭のアーティストが
挙って取り入れてますが、この人のそれが一番凄みを感じますね。年季があるというか…。
最初聴いた時、ヒーリング系でありながら表現力に驚き、癒されなかったんですが(笑)
また、意外だったのはヒーリングでありながらノイズを取り入れていたり、ヴォーカルが
色々な方向から聞こえてきたり、オルガンの持続音の上に声を乗せたり等前衛的とも言える
アプローチが見られること。…とは言っても、灰野敬二さんとコラボしたこともあるらしいし
そう考えれば不思議でもなんでもないのかも。創造性が非常に高い人なんでしょう。
…しかし、こんなに創造性が高い人だと、自分の作りたい音楽に全く妥協を許さなさそう
ですよね。(ZABADAKの)吉良さんもそういう創造性を持った人だと思いますし、失礼だけど
のれん分け前のZABADAKは大変だったんだろうな…とか、これを聴いて思いました(笑)
ポップス好きよりもプログレ好きの方が高く評価しそうな作品だと思います。
BEHERIT - Electric Doom Synthesis - We Worship
★★★
(2007-06-08 04:07:45)
この曲、BPMで言うと240と結構速いみたいですね。
でもリズムトラックは明らかに打ち込みの金物と、音量の小さいバスドラ(こっちも打ち込み)のみなので全く疾走感はありません。疾走感を全力で空転させて不穏なエナジーを生んでいる感じでしょうか。面白いアプローチだと思います。
BEHERIT - Electric Doom Synthesis - Drawing Down the Moon
★★
(2007-06-08 04:06:39)
基本的にはエレクトロニカ路線の、打ち込み主体の曲なんですが…
魔的なメロディの反復に、プリブラと似たフィーリングを感じる人は感じる…かも。
BEHERIT - Electric Doom Synthesis - Deep Night 23rd
★★
(2007-06-08 04:05:14)
この曲は、最初の2分を聴く限りでは大した事の無い曲という印象だったんですが、シンセが前に出てきてからは彼ら独特の神秘的魔性が現れはじめ、濃い雰囲気になり良い感じ。ちょっとシンセの音が大きすぎな気もしますが、トリップ感ある雰囲気がいいです。
BEHERIT - Electric Doom Synthesis - Temple ov Lykos
★
(2007-06-08 04:03:57)
ラストの黒い禍々しさはいいんですが、そこに至るまでが退屈ですね…
最後の雰囲気が良いだけに、切り捨てられない惜しい曲。
BEHERIT - Electric Doom Synthesis
★★
(2007-06-08 04:02:00)
95年発表の4thアルバム。
前作H418ov21.Cに続くエレクトロニカ/ダークアンビエント路線ですが、テクノビートだけでトリップ感を演出しようとして結果退屈な曲になってしまっていたり、1曲目以外がイマイチだったりとどうもアーティスト側の自己満足に聞こえてしまった前作と比べると、大幅に進歩した作品だと思います。事実、他のレビューサイトなどを見ると、ブラックからはかなり離れた音であるにもかかわらず、このアルバムを高く評価する人も多いようです。
特にドゥーム/ドローンのリフの上にテクノビートやデスヴォイス、ノイズなどを展開させていく3曲目、4曲目のセクションはかなり良い出来ではないでしょうか。また、前作よりもシンセサイザーの使い方の巧さが向上し、「魔的」「神秘的」な雰囲気をより濃く感じられるのも進歩した点だと思います。
ただ、大作の7曲目が途中で失速して後半恐ろしくつまらなくなってしまったり、ラストの8曲目が最後以外ちょっと退屈なものだったり、ちょっと詰めの甘さが感じられてしまう点もありましたが、全体的にはBEHERITらしい神秘性が表現されているので概ね満足。でも前述の3、4曲目はベストにも入っているため、まずはベストを買って気に入ったら購入、という順序でもいいかも。
ちなみに2007年、前作である「H418ov21.C」との二枚組で、Spinefarm Recordsより再発されているので、値段も一枚のものと変わらないですし興味のある方はまとめて買うと
いいと思います。前作の超カルトチューン「Fish」を貴方は楽しめるか!?(笑)
SIGH - Gallows Gallery - Midnight Sun
★★★
(2007-06-07 07:38:18)
ラスベガスのカジノで、一攫千金に夢を賭ける男達の挽歌。
…私的な第一印象はそんな感じ(笑)。歌詞見たら全っ然そんな感じじゃないし(当り前だけど)。ともかくブラック系のアーティストとは思えない、良い意味で独特のムードがある曲。
SIGH - Gallows Gallery - The Tranquilizer Song
★★★
(2007-06-07 07:35:15)
メタル要素無くなっちゃった…ほぼプログレですね。
タイトル通りの静かな曲ですが、ミニムーグやテルミンなど、音色の選び方が凄く巧い。寂寥感や優雅さの中に、「魔性」が潜んでいるような怪しい雰囲気の曲。
SIGH - Gallows Gallery - The Enlightenment Day
★★★
(2007-06-07 07:32:07)
キャッチーさと変態性が見事に同居している…
こういう実験的な音って、センスのあるアーティストがやると難解さではなくて、逆にフックとなって取っ付きやすさに繋がっていくと思うんですが、これは正にこんな感じ。敷居は高くないと思います。
SIGH - Gallows Gallery - Pale Monument
★★
(2007-06-07 07:29:07)
ブラックだと思ってCD買った人はこの一曲目で面喰うでしょう(笑)
DIMMUやCOFのキャッチーさとは別次元のキャッチーさで、スキャットとオルガンの掛け合いとかやりすぎなくらい。逆にブラック好きには取っ付きにくいかも。私も最初「え…」ってなりましたが、何回か聴くとかっこよく思えてきました。
SIGH - Gallows Gallery - In a Drowse
★★★
(2007-06-07 07:25:17)
楽曲のレベルの高さに反して、サビ部分で入ってくるコーラスの妙なチープさが何か面白いんですが…。中間部のドライブ感ある中でのギター・サックス・オルガンが次々にソロを弾いていくところは聴き所ですが、サックスがサビメロ吹く所でもそのコーラスが入るところがちょっと笑えます。
SIGH - Gallows Gallery
★★
(2007-06-06 23:30:00)
2005年発表の6thアルバム。
新譜「HANGMAN'S HYMN」に衝撃を受けて遡って聴いてみたんですけど、全然違う…
無理にカテゴライズするなら前衛的な正統派でしょうか?サックスをフィーチャーしたアヴァンギャルドなブラックメタルではSOLEFALDがまず思い浮かびますが、この作品に至ってはブラックメタルらしさすら消えうせちゃってます(強いて言えば8曲目のダークな雰囲気に多少感じられるくらい)。ULVERやWALTARI並の器用さ…ほんと凄いバンドです。
…曲的には、やっぱり変態的との呼び声が高いだけあって、展開が面白いですね。
キャッチーなメロを歌っていたと思ったら、いきなりランプの魔人でも出てきそうな妖しい雰囲気になっちゃったりする。アルバムを通じてオルガンとサックスが大々的に取り入れられており、曲によってはクラビやシタール、なんと大正琴まで出てきます。
それらをただ使うとか違和感なく取り入れるとかではなく、その展開でその音がなければと思わせるようなセンスの良さには本当に脱帽。新譜とは音楽性は違ってもやっぱり天才的…
前衛的と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、このアルバムは正統派寄りでメロディやリフがキャッチーなので間口のかなり広いサウンドであるのもいいですね。ギターやオルガン、サックスのソロも多く取り入れられており、各楽器の見せ場の多いフックのある音なのも取っ付きやすいです。特に川嶋さんのオルガンソロには悶絶…。5曲目や8曲目は実験要素強めですが、センスがいいので結構聴けてしまうのでは?
素晴らしいアルバムですが、粗探しを敢えてやるとするならヴォーカルでしょうか。スタイルは普通声ですが、ブラックで言うIhsahnの気品やGarmの妖しさ、SimenやVintersorgの伸びなどのように、私のツボを付く要素が余りなかったのが残念。でも人によっては掴み所の無さがミステリアスに思えて逆に気に入るかも。こういう音ですし。
…しかし、このアルバム日本盤出てないのがムカつきますね。こんな面白い音なのに。まだアルバム二枚しか聞いてないんですけど、日本最強のバンドなのではと思わせるくらい良いバンドだと思うんですが…完全に後追いの私が言うのも何ですが、日本人ならSIGHを聴け!!
C-CLAYS - 花蝶風月~kachou Fuugetu~ - 天空のグリニッジ
★★★
(2007-06-05 23:30:05)
サビでピアノ以外のパートにブレイクを入れてメロディを浮き上がらせたり、メロの聞かせ方の上手さは流石ですね。この曲のサビはGリフとピアノのメロディが絡んでますが、こういうの好きです。ピアノがメロディ、リフがグルーヴにはっきり分かれちゃうよりも、こういうアレンジの方が良いなぁ…
C-CLAYS - 花蝶風月~kachou Fuugetu~ - 月面ツアーへようこそ
★★★
(2007-06-05 23:25:55)
最初こそハモンドが入ったりして「月面」な感じの妖しいダークさですが、リードギターが来た辺りからやっぱりクサメタル寄りの音に。特にチェンバロとストリングスをバックにフィーチャーしたギターソロのとことか、「おら、こういうの好きなんだろ?あぁ!?」って言われてるみたい(笑)。もちろん大好き(笑)。
C-CLAYS - 花蝶風月~kachou Fuugetu~ - G Free
★★★
(2007-06-05 23:21:32)
このクラシカルで華美なピアノからリードギターが飛び出してくるアレンジ、どこかX JAPANを思い出させますね…ToshiさんみたいなVoを入れたらかなり近くなりそう。
…っていうか、この曲に限ったことではないんですけど、本当に打ち込みドラムなんでしょうか。人が叩いてるような躍動感があると思います。
WATAIN - Sworn to the Dark - Stellarvore
★★★
(2007-06-05 21:01:25)
アルバムのラストを飾る曲。
ラストだけあって、不気味な普通声によるヴォーカルも取り入れ、更に禍々しい雰囲気が強調されているような気がします。途中ヴォーカルのデス声と槌を振り下ろすようなバンドサウンドの掛け合いがありますが、音質が良いため迫力があって良いですね。
WATAIN - Sworn to the Dark - Sworn to the Dark
★★★
(2007-06-05 20:58:36)
どこか威風を感じるブラックメタル。
特にタイトルを禍々しい声で連呼する箇所なんて、悪魔の軍勢が進軍してくるよう…
WATAIN - Sworn to the Dark - Storm of the Antichrist
★★
(2007-06-05 20:56:10)
この暴虐さとメロウさが共起する作風、いかにもスウェーデンのブラックメタルバンドっぽいクオリティの高さがあって良いですね。特に疾走パートはMARDUKにも通じる暴虐ぶりで、実にかっこいいです。
WATAIN - Sworn to the Dark - Satan's Hunger
★★★
(2007-06-05 20:53:57)
淡々とした冷徹さで押すパート、どこか近年のSATYRICONにも通じる催眠的残虐さがありますね。それだけでなく、いかにもブラック然とした甘美で邪悪な泣きメロも完備しており、それを両立させるセンスの高さが素晴らしいです。
C-CLAYS - 天奏月譚~tensou Gettan~ - 少女綺想曲~dream Battle
★★
(2007-06-05 10:05:57)
アレンジの内容が「サンバ」なのを見た時は目を疑いました(笑)
一昔前のクイズ番組とかで掛かってそうな陽気なアレンジなんですが、メロディはやっぱり哀愁なため、凄い独特な雰囲気を持った曲に。
C-CLAYS - 天奏月譚~tensou Gettan~ - 向合鏡~parallel World
★★★
(2007-06-05 10:02:40)
シンフォニック・ロック・ユニット「六弦アリス」のヴォーカリストである櫻井アンナさんがゲストヴォーカルとして参加した、テクノ寄りポップチューン。
櫻井さんは六弦アリスでの(現時点での)新譜、「ルナティック・ラブ」で自分の独特の色気のある声をよりかっこよく響かせる術を身に付けた印象があるんですが、この曲でもその声質の良さを存分に発揮してます。…やっぱりこの人の声好きだわ。六弦アリスはトラッド色も強いアーティストだからか、コーラスワークも美しいです。これは名曲。
C-CLAYS - 水籠~mizu Kago~ - ヴォヤージュ1969
★★
(2007-06-05 01:45:05)
前曲「風神少女」に続き、ピアノによる清浄かつキャッチーなメロディをフィーチャーした曲。シングル4曲を通じてこの清浄さはキープされているので、どこかコンセプトシングルのような趣がありますね。
…でも、1969年は何の年なんだろう?マリリン・マンソンの誕生年らしいですけど…絶対関係無さそう。
C-CLAYS - 水籠~mizu Kago~ - 風神少女
★★
(2007-06-05 01:38:38)
イントロのチェンバロとピアノの波状攻撃からして、クサメタラーへの挑戦状とも受け取れる曲ですね(笑)。評価は、クサメロ好きなら更に★を一つ足して下さい。
でもメロディは良いけどリフはやっぱり微妙かなぁ…刻むのは良いし、グルーブ感やキレはあるけど、SLAYERの凶悪さやDISSECTIONの荒涼感に代わるような「情感」が足りない感じ。少なくともこの時点ではまだライト・メタルだと思います。だからって音楽的にガチのメタルに劣るわけじゃないですけど…
C-CLAYS - 花蝶風月~kachou Fuugetu~ - 向こう側の月
★★
(2007-06-05 01:30:23)
このアルバムは曲毎に「花」「蝶」「風」「月」に分かれていて、この曲は「風」らしいんですけど…どの辺が基準で決まってるんでしょう?「風」っぽくないダークさがあって、パートによっては毒々しいと思えるくらい。
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