ただ、「The Black House」辺りを聴いている身としては、今までのImperialの活動や 今作のメンバー事情を考慮すると、余りにも順当な作品かな…と思わなくもないかも。 ヴォーカルのインパクトは凄まじいですが、「とんでもなく進化した!」とまでは行かない感じ。 と言っても、あまり変な(望まない)方向に変化されても困るし、「The Black House」が 気に入った方なら安心なクオリティですけどね。まあ買いでしょう。
大半の曲のVoをSHININGのKvarforthが担当してます。 前作の「メロトロンを使用したシンフォニック・ブラック」というスタイルからして、プログレ的な要素が強い作風だったんですが、まさかここまで大胆に舵を切ってくるとは…この作風なら、EURO ROCK PRESS辺りが大喜びでレビュー書きそうです(笑)。
このゲームのリアレンジは当たり外れが大きいですが、これはちょっと… 「GO MY WAY!!」「キラメキラリ」「帰り道」などを作曲した神前暁さんのペンによる メロディは素晴らしいし、癖の少ない/灰汁の強いヴォーカルを敢えてデュエットさせる 試みも良いと思いますが…テクノと歌謡曲の美点を打ち消しあうようなアレンジで台無し。 ベスト「MASTER OF MASTER」収録のオリジナルを聴いた方がいいかも…。アレンジでも 昼ドラ主題歌風「蒼い鳥」やパンク風「太陽のジェラシー」とかは良かったんですが。