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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 8401-8500

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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 8401-8500
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特撮 - Agitator ★★ (2004-05-23 22:13:00)

大槻ケンジさんと香奈さんの対談を本で読んで、このアルバムについて言及されていて
興味を持ったので聴いてみました(その時香奈さんが大槻さんの眉毛について
何の脈絡も無く突っ込んだのが面白かった・笑)。
…このバンドのアルバムは初聴きですが、これはかっこいいですね。
へヴィな音像の中にあれほど流麗なピアノが融け込んでしまうのって凄いです。
どちらも自分の耳には心地良い音なのに、それが2つ合わさってしまったらもう…って感じで。
それと上の方の仰る通り、リズムや曲展開などがかなり面白くて聞いていて
面食らってしまう所とかもあると思います。パーカッシブでプリミティブな感じのする④や
途中でワルツ調になる展開を設けた⑦なんかも面白いですが、極めつけは⑤でしょう。
なんとハワイアン(しかも「ハワイか」の台詞入り)から一気にヘヴィロックに!!
初めて聴いたとき「は?」って感じでした(笑)
歌詞面ではふざけたものもありますが、ところどころ胸に迫る場面などもありました。
ただ、私が一つだけ気に入らなかったのは肝心の大槻さんのVo(ファンの方に怒られそうですが)。
歌い上げるでもなく、悪魔に取り憑かれたように絶叫するでもなくどっちつかずな印象で、
ちょっと自分の好みには合いませんでした。個性はあると思いますが、個人的にはどうも。
でもそれを除いたら他は全て良いです。
このVoも好きな人はかなり気に入るタイプでしょうし、まずは聴いてみて欲しいところです。


特撮 - Agitator - うさぎ ★★ (2004-05-23 22:12:24)

この曲はピアノリフがたまらなく綺麗です。ドラムパートもかっこいいフレーズ連発で良い感じです。
でも、この曲のイントロ一体何が起こったのかと思った(笑)


特撮 - Agitator - ゴスロリちゃん綱渡りから落下す ★★★ (2004-05-23 22:12:41)

この曲はかなり重く殺傷力のありそうな感じのリフと疾走感がマッチしててかなりかっこいい曲です。途中のワルツ調で幻想的なパートも綺麗で、アルバムでもかなりかっこいい部類に入る曲と思います。
歌詞もコミカルささえ感じさせる曲名からは想像もつかないダークさで良い(笑)ディスコグラフィ見るとベスト未収録なんですね、もったいない。
ちなみに、香奈さんとの対談にて言及されていた曲でもあります。


特撮 - Agitator - ヤンガリー ★★★ (2004-05-23 22:13:22)

ポップなリズムにヘヴィなリフ、そして三柴理さんのピアノが一致団結したオケが超かっこいい曲。
リフの重さとピアノの綺麗さの溶け込み具合ではこの曲が一番だと思いました。Voもかなり曲にあってる…というか、曲の世界観を良く演出していると思います。


特撮 - Agitator - 揉み毬 ★★ (2004-05-23 22:13:01)

旅館から遂に取り外される事が決まったマッサージチェアの最後の客が、実は愛に疲れ部屋に戻ったら女を殺そうと考える男だった…というストーリーの曲。私はこういう話に弱いです、なんだか悲しくて…。
曲的には長閑な雰囲気の中いきなり畏怖させるようなヘヴィなパートが切り込んでくるのでかなりびっくりすることと思います。


飯田圭織 - アヴニール ~未来~ ★★★ (2011-05-07 10:07:45)

ex-モーニング娘のメンバーの3rdアルバム。
他にフレンチ/イタリアンポップ等の原語カヴァー集も出してますが、これはオリジナル。

…信じられないくらい、良いアルバムですよ、これ。
洋楽ポップスのカヴァーの雰囲気を、そのままJ-POP化したような異国情緒溢れる作風。昔のポップスには、久保田早紀さんの「異邦人」、ジュディ・オングさんの「魅せられて」、WINKの「咲き誇れ愛しさよ」など、聴いていてどこか懐かしい、オリエンタルな光景が浮かぶものがありますが、その手の曲に近い雰囲気の曲が集まってます。

この作品、「異国情緒溢れるポップス」という縛りは崩さずに、色々なジャンルを横断するので、しっかりバラエティに富んだ仕上がりになっているのが素晴らしいんですよね。穏やかなボサノバ調で始まり、情熱的なフラメンコ、オルガンが荘厳なバラード…どの曲にも、頭の中に風景を描くのに十分な情緒的メロディがあってホント引き込まれる。クサメタラー的にはマンドリンやシタール、アコーディオン等を使ったオケが悶絶もの。

そして、飯田さん自身のヴォーカルも本当に素晴らしい。
異国情緒溢れる曲に完璧にフィットする、暗く翳った情熱を感じさせる、どこか官能的な感じのする歌声で、丁寧に歌い上げてます。アイドルグループの元リーダーというパブリックイメージからは遠い感じの声。ディナーショウなどの活動も行っていたようですが、ムードある空間を演出できる、素敵な歌声だと思います。

ブック○フで投げ売られてたので、軽い気持ちで買ってみましたが、入魂の作品と言ってもいいんじゃないでしょうか。こんな素晴らしいアルバムを250円コーナーに置くなんて罰当たりもいいとこです。まあ、そのお陰でこの作品と出会えてんですけどね。一時の流行に終わらない、聴き手にとって大切なものになる可能性のある作品です。


飛玲仙 ★★ (2009-02-12 19:04:00)

陰陽座フォロワーだと思ってましたが…
歌詞やコスチュームからすると、和ではなく中華がコンセプトのバンドなのかな…?


飛玲仙 - 黎 ★★ (2009-02-08 22:07:00)

2008年発表の1st。
一聴しての印象は「陰陽座に弟が出来た!!?」でした(笑)。
和楽器や太鼓などを使わず、女性ヴォーカルをフロントに据えたオーセンティックな
HR/HMのスタイルで和の世界観を表現する路線は、明らかに陰陽座の影響下にありそう。
歌謡的メロを入れたことによって演奏に妥協することはなく、なかなかにかっこいいリフ捌きも
聴け歌謡メタルとしてソツの無い出来。でも歌メロのキャッチネスや扇情度、Voの歌唱力、
サウンドプロダクションや曲展開の巧みさなどはやっぱり本家の方が上で、正直この時点では
まだフォロワーという感じだと思う。
とはいえ、時折出てくるクラシカルなリード、ビブラートの良く掛かる可憐な声質の
ヴォーカルなど、光る部分もかなりあって、大化けする可能性も十二分にありそう。個人的には
クラシカルなギターメロを多くするとか歌メロをもっとクサくするとか、よりインパクトの
ある方向に進んで欲しい所。なんか1stにしては無難な感じがするんですよね…
陰陽座「妖花忍法帖」「睡」、大鴉「さくら」「あかつき」を超える衝撃を与える曲を作ってくれる事を期待。
でも、これ陰陽座ファンなら手を出しても損は無いかも…曲やアートワークから滲み出てくる
陰陽座ラブっぷりが半端ないです(笑)。歌詞やトラックリスト、クレジットのレイアウトまで
陰陽座風ってどんだけ、っちゅう話ですよ(笑)。
ディープな陰陽座ファンなら微笑ましい気持ちで楽しめるのではないでしょうか。


飛玲仙 - 黎 - 祈華 (2009-02-08 22:09:30)

生贄を求めるのが大地、捧げられるのが幼い少女という違いはありますが、陰陽座の「牛鬼祀り」を思い起こさずにはいられない曲。物語を叙情的に伝えてはくれるんですが、「牛鬼祀り」と比べると捻りやパンチが足りない感があるかも…。


飛玲仙 - 黎 - 黒麒麟 ★★★ (2009-02-08 22:11:19)

これ、タイトル見て笑っちゃったんですが…しかもご丁寧に掛け声やツーバスドコドコまであるし。ダークで強いイメージの「黒」を陰陽座の「麒麟」に付ける事で、いつか陰陽座を超えてやるぜ、という気概を示したというエピソードが…というのは、ただの妄想です(笑)。でも曲自体は陰陽座の方にはないクラシカルなメロもあり、アルバム中最もかっこいい曲かもしれません。


飛玲仙 - 黎 - 蝕 ★★ (2009-02-08 22:10:27)

陰陽座で言うと「悪路王」辺りを思わせる、スラッシュ的なスピード感と歌謡的なメロを融合させた、ストレートにかっこいい曲。八百屋のおじさんの呼び込み以下なしょぼいデスヴォイスは勘弁して欲しいですが、和とクラシカルが融合したようなギタメロとか歌謡メロに疾走とか、悶え所の多い名曲だと思います。


飛玲仙 - 黎 - 瑞雲 ★★ (2009-02-08 22:08:42)

ハードロック調の、聴いているとテンションが高まってくるような熱い曲で、陰陽座でいうと「叢原火」辺りの曲を引き合いに出せそう。雰囲気がガラリと変わり、幽玄な雰囲気を醸し出す間奏パートも聴き所ですね。


浜崎 あゆみ - A Song for ×× - SIGNAL ★★★ (2004-06-29 22:34:51)

「過去はきっと今とは比べ物にならない/だけど今に未来が勝てるわけがないさ」このフレーズは記憶の特性である「嫌な事を忘れ良い事だけ思い出し、過去が美化される」という点を鋭く突いた素晴らしい歌詞だと思います。このワンフレーズだけでも他の有象無象とは「別格」であることが分かる、素晴らしい歌詞だと思います。こういう人間についての歌を歌えるアーティストは応援していきたいですね。


浜崎 あゆみ - Duty ★★ (2004-05-18 20:44:00)

浜崎あゆみの3rdアルバムですが、このアルバムが自分の感性に一番響きました。
「Duty」を初めとして、「End of the World」「SCAR」などの綺麗な、
いっそ陰鬱とさえ言えそうなメロディを持った楽曲がキラリと光る名盤で
浮ついた雰囲気が殆ど感じられないのが聴いていて心地良いです。こんなに売れている歌手が、
人間の、人間らしい心を描いた歌詞を書いてくれる事を私はとても嬉しく思っています。


浜崎 あゆみ - Duty - SCAR ★★★ (2004-05-18 20:44:20)

浜崎あゆみの曲の中ではメロディが一番好き。
「Audience」とかみたいなノリの曲より、こういう深みのあるメロディを持った曲をシングルカットすればまたパブリックイメージを変えられるかもしれないのに…なんだか惜しいです。


浜崎 あゆみ - Duty - teddy bear ★★ (2004-05-18 20:44:44)

浜崎あゆみの作詞能力が最大限に開花された曲。
私はこの曲の詞を読んだ時、正直泣きそうになってしまいました。
かなり感情のこもった歌もなかなか良いです。


浜崎 あゆみ - MY STORY - Game (original mix) ★★★ (2005-11-01 23:29:48)

4th以降の彼女の曲はあまり聴いていませんでしたが、この間妹が聴いているのを横から聴いて「今でもちゃんとかっこいい曲やってるんだなぁ」と思いました。メロディ・アレンジともにかっこいいです。


分島花音 ★★ (2008-06-11 18:40:00)

ex-MALICE MIZER、現MOI DIX MOISのMana氏プロデュースのチェリスト/ヴォーカリスト。
クラシックをベースにインダストリアルを交えた音楽性や、ゴシック系の
ファッションは日本版EMILIE AUTUMNという雰囲気。むこうはヴァイオリニストですが。
雑誌のインタビューでManaさんに様付けしているのが印象的でした(笑)。


分島花音 - Still Doll - Still Doll ★★ (2008-06-11 18:43:16)

歌のバックで空間演出をしたり間奏を担ったりするチェロの音色が実に美しい。でもデビュー曲でタイアップまで取っているのに、歌メロやヴォーカリゼーションはダウナーな感じなので、Manaさんのネームヴァリューからクサクサなものを期待すると肩透かしかも。ファッション通りの退廃的で幼気な雰囲気のある曲。


分島花音 - Still Doll - 黒い鳥籠 ★★ (2008-06-11 18:42:21)

この黒さと華麗さを兼ね備えた曲調、Manaさんの面目躍如という感じですね。帯ライナーではヴォーカルがヴァイオリンに例えられていましたが、確かに強弱を自由につける歌い方は通じる物があるかも。ただ、インダストリアルの取り入れ方がちょっと小粒な感じがするのが気にかかりますが…


分島花音 - 侵食ドルチェ ★★ (2009-03-05 17:10:00)

2009年発表の1st。
「シングルで聴いた時よりも"ex-MALICE MIZER、MOI DIX MOISのManaさんが、
女性チェリストをプロデュースした、ゴシックなポップス"というイメージから期待される
世界観に、忠実に応えてくれる作品だなあ」というのがアルバムを聴いての第一印象。
Manaさんの耽美さとキャッチーさを兼ねたメロディと、チェロを軸にストリングスを
ふんだんに用いた上品な音像で、EMILIE AUTUMN風のシンフォ/インダストリアルな狂気を
前面に押し出した曲から、メランコリックなバラード、少女漫画っぽい可愛らしい世界観の
ポップな曲まで、色々な視点でゴスロリっぽい世界を描いてますね。
シングルは割と地味だと思ったんですが、アルバムを通して聴くとどの曲も個性があって
キャッチーなメロ、狂気、可愛らしさなど、アーティストのヴィジュアルや経緯から
期待する要素がいっぱいに詰め込まれているという感じ。結構アクは強いんですが、割と
1曲1曲は短めで、バラエティ豊かなカラフルな世界観を持ってるので聴きやすいと思う。
ヴォーカルは少し幼気な、半泣き気味の歌い方で、喉を締めて歌う感じがちょっと素人っぽい…
けど、これが少女漫画の主人公のお嬢様が歌ってるみたいな、アンニュイな繊細さがあって
音や彼女のキャラクターに良く合ってると思います。無垢な狂気からロマンティックなSF、
少女漫画的恋愛まで、幅広いテーマに挑みながら、キャラが破綻してない歌詞も良いですね。
…失礼かもしれないけど、EMILIE AUTUMNや黒色すみれ辺りがリアルなゴスライフを
送ってそうなイメージがあるのに対し、なんとなくこの人は私生活が普通っぽそう(笑)。
こういう取っ付きやすいゴスも良いと思います。


分島花音 - 侵食ドルチェ - L'espoir ~魔法の赤い糸~ ★★ (2009-03-05 17:20:37)

こういう、少女漫画っぽい幼気な恋愛の歌って好きなんですよね。
女の子がお洒落なカフェで聴く曲…というか、思春期の女の子がお洒落なカフェにいる自分を想像しながら聴く曲にぴったりだと思う。…でも、「espoir(希望)」を逆さから読んだら意味も逆さまになってしまうのでは…とか、余計な突っ込みが浮かんできてしまいます(笑)。


分島花音 - 侵食ドルチェ - 真紅のフェータリズム ★★★ (2009-03-05 17:15:22)

打ち込みビート+シンフォな音+ゴス的な狂気という組み合わせが、EMILIE AUTUMNを思わせる曲。無垢な狂気をキャッチーに描き出す曲…こういうのは今風に言うと「ヤンデレ」って言うんでしょうか(笑)。「♪あなたは私だけ~」の歌い方とか、こっちの言う事を全然聞いてくれなそうな恐さがある(笑)。


片霧烈火 - Ancient Colors Infinity Vol.3 饗旺ノ烈火 - 饗旺ノ烈火 ★★ (2007-01-02 03:15:25)

1曲目から独特ですね…
神社の渡り廊下を真っ暗にして蝋燭だけ燈したような雰囲気をシンセメインで表現したオケに、和風ながら掴み所のないうねりのある歌メロが乗る。…どうコメントしていいか困る曲(笑)。


片霧烈火 - Ancient Colors Infinity Vol.3 饗旺ノ烈火 - 贈火 (2007-01-02 03:04:16)

シンセの反復を利用したアンビエント的な音楽をやりたいのか、それとも和な歌モノをやりたいのか微妙な感じの曲。というかその二つを無理矢理くっつけた感があります。「和風」を通り越して「倭風」と表現したくなるような強い歌メロなんかは良い感じですけど…


片霧烈火 - Ancient Colors Infinity Vol.3 饗旺ノ烈火 - 纏 ★★ (2007-01-02 03:01:00)

シンセがメインの和風トランスに、それこそトランスした巫女のようなヴォーカル…醸し出す空気感はなんともいえずマニアック(笑)。鬼火を思わせる、和な妖しさを持ったシンセメロとか好きですけど…どういう人をターゲットにした曲なのか結構疑問かも。


片霧烈火 - Orbital Maneuver Phase:three Phototaxis - Lost Blue ★★ (2007-01-02 12:59:05)

このコラボシリーズの曲ってどうも一長一短な気がします…
ストリングスやキーによる叙情と、ノイズなどを上手く用いたオケからはジャケ通りの海の様に青い宇宙を思わせる叙情が表現されていますが、あまりヴォーカルが烈火さんである必要性が感じられないのがネック。もっと彼女の凛とした声を活かせるメロを書いて欲しいです。アレンジ・コンセプトが先に立ってる感じがする。


片霧烈火 - Orbital Maneuver Phase:three Phototaxis - Phototaxis ★★ (2007-01-02 12:52:31)

表現形態は全然違いますが、曲を聴いていると眼前に宇宙が広がってくるようなサウンドはどこかARCTURUS辺りと共通する感性があるのではないでしょうか。打ち込みの浮遊感のあるリズムを利用したポップ感がなかなか良いです。


片霧烈火 - Orbital Maneuver Phase:three Phototaxis - Positive Phototaxis ★★★ (2007-01-02 13:02:13)

「Phototaxis」のリミックス。
アグレッシブな高速トランスに生まれ変わっており、インパクトのあるサウンドで、個人的にはこちらの方が好み。インパクトだけでなく、美しいピアノや暴れまわるシンセなどアレンジがしっかりしているのがポイント高いです。


片霧烈火 - Orbital Maneuver Phase:three Phototaxis - チサト (2007-01-02 12:55:08)

コンセプト通りの、遠い未来宇宙へと離れていった人々が地球に抱く郷愁のようなものが感じられるバラード。ただ雰囲気は凄くあるけど、歌メロがちょっと間延びしてる感があるのが惜しい。アレンジは好きなんですけど…。


片霧烈火 - Souls - Chronicle ★★★ (2007-01-02 12:48:21)

これはbermeiさんと烈火さんのコラボ作品の中でも一番好きかも。
打ち込みを多用しながら、ピアノを上手く使って叙情を表現するサウンドはbermeiさんらしいアレンジですが、この曲では更にジャジーなリズムやピアニカを取り入れ、お洒落でありながら郷愁を感じさせるものに仕上げていると思います。


片霧烈火 - Volkslied2 - フラスコボーイ ★★ (2007-06-01 16:34:40)

「空の軋み~」「キネマ~」のダーク路線からはほど遠い、うきうきするようなノスタルジックさを持った、可愛らしいポップチューン。ヴォーカルもポップな歌い回しでなかなかに器用さを感じますが、端々に声質の暗さが出ているような気も(笑)
個人的な好みとしては、アトリエ関係ならこの曲を霜月さん、「霧の向こうに繋がる世界」を烈火さんに歌って欲しかった…かも。


片霧烈火 - かけらむすび - When They Cry ★★★ (2007-01-02 15:53:57)

これも「ひぐらしのなく頃に」が世界観のベースにあるようです。
最初は穏やかですが、曲が進むにつれて力強さを増していくヴォーカルが印象的。サビなんて哀愁どころか「悲愴」って感じです。メロディもヴォーカルに負けず悲痛。
最初聞いた時は何がテーマか分からず聴いてたんですが、漫画を立ち読みしてテーマを理解してから聴いた時はもう…ほんと泣きそう(笑)。


片霧烈火 - みんのうた。 - ふたりの場所 ★★★ (2007-01-02 16:01:21)

これも「軋地~」同様の、ZABADAK直系幻想ポップスにカテゴライズされそうな曲ですが…これは神秘性や美しさでは本家を超えてしまっているかもしれません。装飾的な歌いまわしの多いサビメロをコーラスが引き立て、ゴシック好きも納得の幽遠な雰囲気。これは名曲です。
…ただ、折角こんな素晴らしい曲でアルバムを始めておいて、次曲が大塚愛系の聴くのが恥ずかしくなりそうな甘ったるいポップスっていうのはないよ…。曲順はもっと考えてください、と言いたいです。


片霧烈火 - みんのうた。 - 金色ナリ我ガ姫ノ月 - awnglier maguielaw elir ★★★ (2007-01-01 23:45:59)

おそらく全造語と思われる、コーラス重視で展開する曲。
音そのものだけでなく、言葉の響きも美しく、しっかりと造語を生かしているのが凄い。コーラスと絡むその歌声は何かへの讃歌のようでもあり、切なる祈りのようでもあり。志方あきこさんの作風ともかなり共通する楽曲だと思います。


片霧烈火 - みんのうた。 - 深淵舞踏 ★★★ (2007-01-01 23:42:09)

神曲。
もしもゴシックメタルとJ-POPの両方が好きなメタラーで、この曲を聴いた事がないという人がいたならば同情を禁じえない。ゴシックの耽美さとポップスの取っ付きやすさを兼ね備えた歌メロが素晴らしい。アレンジもメタルから影響を受けつつ、途中チェンバロなどを配した美しいパートを挟んできたりプログレ的とも言える濃さ。
ゴシックとポップスの両方の美点を取り入れたらどのような音楽が出来上がるか、その答えがここにはあると言っても過言ではありません。この一曲の為にアルバム買っても良いレベルです、必聴!!


片霧烈火 - キネマ・イン・ザ・ホール ★★ (2007-04-29 09:11:00)

2007年発表の4th…でいいのかな?
「空の軋み~」同様、一貫した構成を持ったコンセプトアルバム。
音楽的にも、「空の軋み~」と同じく、様々な音楽的要素を取り込んだポップス。
HR/HMを始めとして、インダストリアル、童謡、賛美歌、ノイズなどを取り入れた
野心的ともいえる音楽に、ネクロフィリアやカニバリズムなどのタブーをあえて犯すような
烈火さんらしい絶望的で露悪的な歌詞が乗るという作風で、私のツボを的確に突いてきます。
…ここまでなら、かなり魅力的な名盤が出来上がりそうなんですが…。
今回は「空の軋み~」と比べると印象に残るメロディがあまりにも少ないです。
烈火さんの音楽の魅力は、世界観の構築性と、凛とした通る声でキャッチーなメロディを
歌う所だと思うんですが、前者は文句無く発揮されていますが、後者の魅力はやや希薄なため
画竜点睛を欠いているという印象。タイトル曲のサビや童謡風の「あなぼっこ」などは
そこそこのクサメロが聴けますが、「みちあふるままに」「とどきますように」「世迷言」
「界繋呪」「無くなるものへの鎮魂歌」など印象に残るメロディが沢山あった「空の軋み~」と
比べると、かなり物足りないです。ちょっと野心的になりすぎなのでは…。
世界観的には良い物を持ってるんですが、もう一歩押しが欲しいアルバム。


片霧烈火 - キネマ・イン・ザ・ホール - きねまむかしばなし「あなぼっこ」 ★★★ (2007-04-30 21:56:20)

何気にアルバム中で一番お気に入りです、この曲。
タイトルの示す通り日本むかしばなし的雰囲気で、気だるいヴォーカルがキャッチーなメロを歌ってます。ピアノも良い感じで耳に残る曲ですが、歌詞はカニバリズム(含インセスト?)でなかなかにダーク。異色でありながら「らしい」曲。


片霧烈火 - キネマ・イン・ザ・ホール - 復讐の銃口 (2007-04-30 21:47:59)

インダストリアルの要素の強い無機質なオケが、タイトル通りの冷たい銃口を思わせるような曲。…悪くないんだけど、どうも彼女のヴォーカルじゃなくても良いような気が…。もっと言うと、歌モノにしなくても良い気が…。個人的には微妙かなぁ…。


片霧烈火 - キネマ・イン・ザ・ホール - 墓守ヶ丘 (2007-04-30 21:52:07)

この曲、オケは雰囲気たっぷりで好きなんですが、歌メロはちょっと繰り返しすぎな気がします。おそらくミニマルな効果を狙ったと思いますが、私は歌謡曲要素+ミニマル要素の組み合わせが苦手なので…。名曲、力作だとは思うんですが、個人的な好みに照らすと★一個かな…。


片霧烈火 - 空の軋みと歪める世界の無き、声 ★★ (2007-01-02 00:47:00)

2006年発表の2nd。
1stはクレジットを見る限り、アニメやゲーム等に提供した曲を集めた音源集だと
思われますが、今回のこのアルバムは書き下ろしのコンセプトアルバムです。
私はこのアルバムで烈火さんの音楽に始めて触れましたが、凄いですね、この構築性。
音楽性的にはZABADAK系幻想音楽やフォークロア、ジャズやポエトリーリーディングなど
様々な要素を取り入れたポップスと言う感じですが、芯のしっかりとした力強く、それでいて
官能的な凛としたヴォーカルと、こだわりすぎなほどに構築された世界観をベースにした
詞のお陰でやりっぱなし感は全く無く、一貫したコンセプトを表現していて素晴らしい。
ただ、曲の登場人物になりきりすぎの感のある曲があるのはちょっと好みが分かれますが…。
個人的には「のこされた罪悪」はまあ大丈夫だけど、「るまー・るまー」はキツい(苦笑)。
彼女の歌声って情念の篭もった物だと思うんですが、中島みゆきやCoccoのように現実的では
なく、虚構の世界観の中でそれを表現していると言う点ではSOUND HORIZONとかなり
共通しているのではないかと思います。しかしラストが全く救いが無い為、向こうよりも
数段ダークですが。その特性上、アーティストの作り出す世界観をヒネた目で俯瞰しながら
聴く事を客観的=知性的だと思っているリスナーにははっきり言ってお勧めしかねますが、
世界にどっぷりハマって聴く快感を知っているリスナーには自信を持ってお勧めです。
濃くてダークなのにキャッチーな女性ヴォーカルのポップスが聴きたい方は是非。
歌詞カードのアートワーク等のこだわりっぷりもなかなかな良盤ですよ。


片霧烈火 - 空の軋みと歪める世界の無き、声 - とどきますように ★★★ (2007-01-02 00:18:38)

パッと聴きには、衒いの無いアップテンポなポップス。
ですが歌いまわしのせいで凄くドラマティックに仕上がってますね。悲哀を込める所では込め、決意を湛えた所では芯の通った歌を聴かせ…しかしあまりにも激しい感情表現の為にポップ性を損なう事は無く、あくまで良質なポップスとして仕上げるバランスの良さが凄い。


片霧烈火 - 空の軋みと歪める世界の無き、声 - のこされた希望 ★★ (2007-01-01 23:55:37)

このシンセのサイバーチックな音色とピアノのお洒落と言っても良い雰囲気の醸し出す絶妙なアンビエンス、bermeiさんの専売特許と言った所でしょうか。途中の様々な声が入ってくる所、物語が一気に加速していくようで良いですね。


片霧烈火 - 空の軋みと歪める世界の無き、声 - のこされた罪悪 (2007-01-02 00:23:00)

ちょっと声を作りすぎ(=曲中人物になりきりすぎ)のきらいはありますが、アルバムコンセプトを語る上で非常に重要な曲だと思います。
…この作品の中では世界を破壊しようとしている存在って、「世迷言」に見られるような「汚れ」を嫌ったからと解釈しているんですが、それを最も早く察知したのがこの曲の主人公のような「無垢」な存在とは、何たる皮肉でしょうか。胸が苦しくなります。


片霧烈火 - 空の軋みと歪める世界の無き、声 - みちあふるままに ★★★ (2007-01-01 23:52:19)

ピアニカやピアノの音色やパーカッシブなリズムがフォークロアっぽい、個人的には「深淵舞踏」と並んで烈火さんの中では最も好きな曲。ポップなんですが、メロの泣き具合とヴォーカルの凛とした、かっこいい歌いまわしがたまりません。
しかし歌詞は曲からは想像が付かないくらいにダーク。「さあ踊れ 愚かなる民よ」「心満たし潤すは 痛ましき叫び」…こんな詞をノリノリで情感たっぷりに歌い上げる烈火さんって絶対S(笑)。よく「みちあふるるままに」と誤記される事の多い曲。


片霧烈火 - 空の軋みと歪める世界の無き、声 - 界繋呪 ★★★ (2007-01-02 00:14:52)

読み方は「かいけのまじない」。
アルバム中、最もダークな曲で蟲が歌っているようなコーラスやラップ、サンプリング等を配したヘヴィかつ不気味な音像が特徴。とは言え歌メロそのものはキャッチーで、恨みを吐き捨てるようなヴォーカルはどこか官能をも湛えている印象。「腐レタ生命ニ鉄槌ヲ/爛レタ運命ニ審判ヲ」…まじでかっこいいです、これ。


片霧烈火 - 空の軋みと歪める世界の無き、声 - 世迷言 ★★★ (2007-01-02 00:09:51)

これも烈火さんの曲の中ではトップクラスに好き。
ブラスを大々的にフィーチャーした、ジャジーでノリの良い曲ですが、最も感銘を受けたのは歌詞。「『奇蹟を起こすあの樹の下で永遠に結ばれたい』だなんて/首を枝に括り付けてあげる/お目出とうようやっと御望み通りに」物凄い毒と皮肉が効いていると思います。ほんと、この人の世界観には惹かれるものがあります。


片霧烈火 - 空の軋みと歪める世界の無き、声 - 無くなるものへの鎮魂歌 ★★★ (2007-01-02 00:04:46)

まるで「怒りの日」を思わせるような、激しいオーケストレーションのシンセが劇的な曲。ヴォーカルもクワイア風に歌い上げ、その表現力の高さを見せ付けてくれます。
これ、私的にはタイトルを「無垢なる者」と掛けていると思うんですがどうでしょう?「のこされた罪悪」の次に来ているせいか、その曲の主人公に宛てている様にも思えるんですよね。


片霧烈火 - 空の軋みと歪める世界の無き、声 - 軋地を渡れ祝福の祝詞 ★★ (2007-01-01 23:59:17)

イントロからしてZABADAK直系の幻想ポップスですね。
最初はサビメロがこの手にしては幾分インパクトに欠けるような気がしましたが、コーラスワークやシンセのメロディでしっかり補っていてちゃんと聴き応えのある曲になっていると思います。「幸福の童!」の部分が特に好き。


片霧烈火 - 晴れやかなるソラの行方 ★★ (2007-07-01 17:45:00)

2007年発表の通算5th…でいいんでしょうか。全造語で制作されたアルバム。
4th(キネマ)から2ヶ月しか経ってませんが…まあ2nd(空の軋み)の時から告知されてましたし、
その時からこつこつ積み上げてきたものが4thとほぼ同時に実ったのかもしれませんね。
それにしても装丁が凄い(笑)MAPLE LEAFのフルアルバムと漫画で2500円って言うのも
凄かったけど、この作品はケースといいブックレットといい最早ちょっとした民芸品みたい。
ブックレットは一件意味不明ですが、ちゃんと対訳やスタッフリスト、コメントが載ってます。
いろいろ試してみましょう(笑)
作風的には造語の雰囲気を強く反映し、トラッド要素をこれまでになく濃くした感じですね。
インダストリアルノイズやスペーシーなシンセを用いた箇所もありますが、基本的には民族色の
濃い雰囲気。同じトラッドベースでも、天地創造の壮大さや静謐な中に響く切なる祈り、
闇に木霊する魔女の囁き、楽しげに踊る人々など曲によって浮かんでくるイメージは様々。
これによって統一感がありながらも、意外にバラエティに富んだ作品になっていると思います。
ヴォーカルも今まではダークな作品においても「るまー・るまー」「あなぼっこ」みたいな
ジョーク的な要素を入れてきましたが、今回はいつもの暗めの凛とした通る声に加えて、
ブルガリアンボイス風やクワイア風などを多用し実にシリアス。
また、2ndである「空の軋み~」とは世界観を共有する作品であるらしく、アルバムの構成や
曲名、曲調などに共通した要素が感じられますね。このアルバムのラストの歌メロと
「空の軋み」の最初の歌メロが一緒なのは、単純に考えればこのアルバムは時間軸上「空軋」の
前の作品と解釈できそうですが…烈火さんだし、なんかもっと深い含みがありそうだなぁ…。
ただ、全造語詞というある意味プログレッシブな試みは、アートワークとも相まってリスナーの
想像力を強く刺激するものではありますが、それは同時に日本語の曲と比べて曲のイメージが
固定化されにくいとも言う事で、多少突き放した作品に感じる人もいるかもしれません。
ですがメロディは豊穣ですし、向き合って聴くにはこれ以上の物もなかなか無いでしょう。
創造者としての片霧烈火の才能に触れたい人やメタラーな人はまずここから。
間違っても1st(みんのうた)の2曲目みたいな所から入ってはいけません(笑)。
片霧烈火を語るなら、「空の軋み~」と合わせ、絶対に持っておくべきアルバム。お勧め。


片霧烈火 - 晴れやかなるソラの行方 - さあ皆歌えや踊れ ★★ (2007-06-29 03:37:24)

アイルランドの酒場で、ほろ酔い加減の人々が楽しく踊っているかのような、明るい曲。ポップスの明るさではなく、トラッド的な土着的なものも含んだ明るさですね。前曲が創世なら、この曲は根源的な喜びの表現なのかも。


片霧烈火 - 晴れやかなるソラの行方 - 空が軋み、世界が歪み、無き声を上げた。 ★★ (2007-06-30 16:52:47)

このメロディ…「空の軋み~」の実質的なオープニング曲、「のこされた希望」のそれですよね。このアルバムのエンディングから「空軋」の世界観に繋がっていくという事でしょうか。「空軋」のアルバムの終わり方を思うと、なんだか切なくなりますね…。


片霧烈火 - 晴れやかなるソラの行方 - 昏い森 ★★ (2007-06-29 03:38:47)

魔女のような呟きが印象的な、ダークな耳触りを持った曲。
…っていうか、この曲N.I.L.(アメリカのカルトブラック)の1stのブラックメタルチューンの間に入ってた、マンドリンとアコギの曲に似たフィーリングがあるんですけど…感性的な部分でブラックメタルの人と被っているのが流石というかなんというか。


片霧烈火 - 晴れやかなるソラの行方 - 世界は構築される ★★★ (2007-06-29 03:36:22)

壮大な物語の幕開けを予感させる1曲目。
「空の軋みと~」の1~2曲目が様々な意思が集まり、形を為して世界を構築するような観念的イメージの創世だとしたら、こちらは実際に天地創造に立ち会っているかのような壮大な始まり。ちょっと志方あきこさんと作風被ってますが、アーティスティックな感性の迸りを感じられる曲。


片霧烈火 - 晴れやかなるソラの行方 - 晴れやかなるソラの行方 ★★★ (2007-06-29 03:33:40)

タイトルトラックだけあって、壮大な世界観を持った曲。
悲壮感漂うストリングス、土着的なリズム、多重コーラス、持続音的ヴォーカリゼーション…やっぱり志方あきこさんの影がちらつきはするものの、スケール感で負けていないのが凄い。烈火さんってミュージシャンやシンガーというより、創造者(クリエイター)なんだろうな…と、この曲を聴いて強く思います。


片霧烈火 - 晴れやかなるソラの行方 - 総意 ★★★ (2007-06-29 03:35:09)

1曲目の主題をオープニング・エンディングに用いた劇的な曲。
タイトルはそっけないですが、閃くストリングスと暗く情熱的な声色によって紡がれる音像は極めてドラマティック。やっぱり烈火さんの歌声はこういう曲にはハマるなぁ…ポップで可愛らしいものより、個人的にはこっち路線を極めて欲しい。少なくとも声質は絶対合ってるし。
しかし、このタイトル…世界観に繋がりのある「空の軋みと~」の「界繋呪」で世界の浄化を目論んでいた存在、それらの「総意」という事でしょうか。


片霧烈火 - 約束の日にはきみと二人で/この素晴らしき不確世界へ - この素晴らしき不確世界へ ★★ (2007-01-02 03:11:25)

久し振りに同人音楽のフォーマットでリリースされた、「ひぐらしのなく頃に」という作品(ゲーム、漫画など)を下敷きにしたバラードで、小説とセットの作品。私は「ひぐらし」は漫画だけ読んだ事があって、これがリリースされた時点ではまだ漫画は出題編しか出てないんですが…思いっきりネタバレしてるー(笑)!!
曲的には、いつもの凛とした声ではなく優しく歌い上げるバラードで、ラストの大団円なんてなかなかに感動的です。でも何故かリズムがボサノバっぽくインパクトあり。サビはリズムとストリングスが溶け合って良い感じの雰囲気になってます。


母檸檬 - 愛孕哀歌 ★★ (2010-01-24 12:08:00)

2006年発表の1st。
このサイトでも支持を受けている、三上寛さんが推薦コメントを書いてます。
悪友から、「ゴシック好きを名乗るならこれは聴いておけ」って言われて購入しましたが…
ごめんなさい、THE 3RD AND THE MORTALやTHEATRE OF TRAGEDY好きなくらいで
ゴサー名乗ってた私が悪かったです。ちくしょう、こんな恐いもの勧めやがって…(泣)
ブルーズの流れを汲む、サイケなグルーヴを重視した演奏に、御手洗花女・水子両氏の語りと
歌が乗るというスタイルで、無理矢理定義するなら演劇ゴシックど暗黒フォークという感じ
なんですが、このヴォーカルが恐すぎる。歌詞の内容も昭和的なエログロ趣味全開なんですが、
それを生気の無い、まるで狂気の世界に身を浸しすぎて戻れなくなったような声で語られる/
歌われると、嫌でも情景が浮かんできてしまいます。
世界観としては「蛇神姫」期の犬神サーカス団に近いですが、非現実的な世界から過不足無く
狂気を抽出し、自分の世界観の演出に使える犬神に比べると、この人たちは本当に戻れない
ところまで足を踏み入れてしまっている感じ。恐怖感ではSTALAGGHやSILENCERレベルかと…。
これを聴くと、如何にメリーや犬神、黒色すみれ辺りがエンターテイメント性の高い音楽を演っているか分かります。
アンサンブルにはメタラーが好むような聴き応えこそあるものの、相当マニアックで
人を選ぶ音楽性だと重います。我こそは真性ゴサーだと思う人は挑戦してみてはどうでしょう。


母檸檬 - 愛孕哀歌 - 左様なら昭和 ★★ (2010-01-24 12:11:30)

これはメロディから演奏から、あからさまに唱和してて好きですね。
メリーをアンサンブルの質を変えて、より狂気を深くした感じでしょうか。


母檸檬 - 愛孕哀歌 - 不能の空 ★★ (2010-01-24 12:10:39)

疾走+絶叫の展開は結構メタラー好みかも?
しかし、絶叫の本気度が凄いですね…そのまま失神しそう(笑)


夢中夢 ★★ (2006-12-30 22:49:00)

素晴らしいバンドが現れました!!
大阪のフューネラル・クラシカルバンド。
久石譲やブラックメタルなどに影響されているらしいです。
日本は北欧などに比べると、ややメタルに暗いのかとも思ってましたが…
こんなバンドが出てくるなんて、私はとんでもない思い違いをしていたようです。
ブラック、プログレ、ゴシック好き以外にもZABADAKを始めとする、志方あきこや
ASHADA辺りの幻想音楽が好きでメタルに理解がある人にも強くお勧め。


夢中夢 ★★ (2007-01-02 17:55:00)

>キャメルさん
良いですよね、こういうバンド。
私はこのバンド、充分メタルの範疇で語れる音楽性だと思います。
個人的な意見ですけど、メタルを愛する者の一人としては、メタルにはこういう
先進的でオリジナリティのある音楽性をも内包できる幅広い音楽ジャンルで
あって欲しいんですよね。という訳でメタル側に登録させて頂きました。


夢中夢 - 夢中夢 ★★★ (2006-12-31 00:56:00)

2006年発表の1st。
…これが1stって凄いですね。かなりハイクオリティなアルバムです。

帯によると、このバンドは自分の音楽性を「フューネラルクラシカル」と称しているようです。しかし、コンポーザーが影響を受けたものに挙がっているのに久石譲とブラックメタルが同列に並んでいるのが凄い(笑)。そこからも分かるように、その音楽性はヴァイオリンやピアノ、フルート、マンドリンなどを配したヒーリング音楽/叙情プログレとブラック色の強いメタルを融合させた、ハイブリッド実験音楽と言うことが出来そう。

ブラック色が強いといっても、狂気やブルータリティよりも頽廃的でシンフォニック、ゴシックな色が濃く、叙情プログレサイドのパートとの相性もばっちり。ミニマルな要素が取り入れられた作風はちょっと好みが分かれるのかもしれませんが、とにかくメロディの質が素晴らしいため冗長さや難解さは感じられず取っ付きやすくインパクトの強い仕上がりの作品になっていると思います。ただメタルパートより叙情パートの締める割合が高いので、そこは注意が必要かもしれません。

ヴォーカルも声楽的な歌い方の女性ヴォーカルとポエトリーリーディング(こちらも女性)で、独自の世界観に花を添えてます。特に前者はもう個人的にはツボ過ぎるくらいツボ…反則です(笑)全体的に素晴らしい出来ですが、不満も無いわけではなく、メタルから強く影響を受けている割にはイマイチギターの音が良くないんですよね…。ヘヴィさは出ているけど、ちょっと音色がチープな印象。もっと立体的にするか、さもなくばプリブラ並にノイジーにしちゃって欲しい。

とはいえそれを差し引いても名盤確定。もう満点を差し上げてしまいたいぐらいですね。ちなみに値段も税抜き2000円で良心的。こういう心遣いも嬉しい所です(笑)


夢中夢 - 夢中夢 - クロノス∞カイレス ★★★ (2006-12-30 22:43:21)

この曲もブラックからの影響が強いですね。
美しいトレモロリフ、余りにも耽美なヴァイオリン、そして死にかけたような暗黒男性ヴォーカルを引き連れての疾走が強烈。ブラック的な部分以外でも、破滅的に耽美な濃いメロディが聴けるのが素晴らしい。


夢中夢 - 夢中夢 - 楽園 ★★★ (2006-12-31 00:58:29)

12分オーバーの大作ですが、これは凄い…
最初はシンセと女性ヴォーカルがメインの幻想的な空気感に浸れる曲で、これだけでも世界観が成立してもおかしくない感じですが、8分を過ぎた辺りから徐々にメタルサイドに向けて離陸開始。ストリングス系のシンセの音がまるで空でも飛んでいるような高揚感をもたらすシンフォメタルに。これはもう、音に吸い込まれるより術はないですね。


夢中夢 - 夢中夢 - 斬鉄 ★★★ (2006-12-30 22:38:27)

インストですが、シンセとフルートの鮮やかなメロディには、どこかZABADAKやその系譜にある民族ベースな幻想音楽系アーティスト、中でもKIRCHE辺りにも通じる叙情性が感じられます。後半は強烈なリズムとその叙情が溶け合い、何とも言えない世界観を作り上げています。でも、なんでタイトルが「斬鉄」なんだろう…。


夢中夢 - 夢中夢 - 鉄ノ花束 ★★★ (2006-12-31 00:59:35)

執拗に繰り返される、有機的に蠢くベースの音に呻き声のサンプリングやキー、これまた繰り返し唱えるようなヴォーカルが乗り展開していく曲。ヴォーカルが催眠術をかけているような調子の上、ベースのメロも良い為良い感じに浸れますね。そうしてトリップした脳をシンセの光が焼き尽くしていく…。


夢中夢 - 夢中夢 - 白獄ノ夢 ★★★ (2006-12-30 22:39:28)

日本人って叙情性の濃いメロディを好むせいか、暗さとキャッチーさを両立させたメロディを書かせたらピカイチな、ゴシック向きな民族だと思ってたんですが、この曲を聴いて更にそれを確信しました。ゴシック好きならば「♪Dream of white hell…」のクワイアが響き渡る個所には恍惚必至。どうして日本のメタルバンドはこういう曲をもっと書かないんだろう…。


夢中夢 - 夢中夢 - 不浄幸福讃歌 ★★★ (2006-12-30 22:41:03)

こういうポピュラー音楽(メタル含む)に声楽的な歌唱を取り入れた曲って個人的に凄くツボなんですよね。更にそれが前半の痛烈なメタルサウンドでビルドアップされているとくれば…。メロディも感動的なまでの美しさと取っ付きやすさの両方を備えてますし、文句無く超名曲です。


夢中夢 - 夢中夢 - 魔道院妄奏天使曲 ★★★ (2006-12-30 22:42:14)

これは…思いっきりブラックメタルしてますね。
正直デス声は片方は迫力に欠け、もう片方はエフェクト掛けすぎでイマイチなんですが、クワイアを用いた頽廃的な雰囲気作りがなんとも素晴らしい。特にトレモロリフとアトモスフェリックなキーボードが絡むパートが凶悪。単体でも充分凄いんですけど、「斬鉄」みたいな曲と同じアルバムに入っているというのが信じられない。


妖精帝國 ★★ (2007-06-15 22:57:00)

う~ん…十年というキャリアは良いのか悪いのか…
なんか、新人と比べると歌唱力の伸びしろが少ない感じがするんですよね。
もちろん歌唱力が全てだとは思いませんが、ああいう歌い方をするんだったら
もっと声に伸びがあった方が説得力を増すと思います。


妖精帝國 - GOTHIC LOLITA PROPAGANDA ★★ (2007-05-31 23:33:00)

2007年発表の、シングル曲や新曲を集めたベストアルバム。
何気に10年選手なんですね、このユニット。意外とベテラン。
音的には、荘厳なクワイアやオーケストレ-ションによるクラシカルなメロディを従えて
シンフォニックに疾走する、メタル寄りのロックという感じでしょうか。特にクワイアの
使い方の劇的さには感じ入るものがあります。リズムはどちらかと言うとトランス・テクノ
寄りでシンセもそれっぽい箇所がありますね。この手のシンフォ・ゴシック系のロックや
ポップスでは他にALI PROJECTを筆頭にASRIELやLOVE SOLFEGEがいますが、音の重さは
この妖精帝国が随一で、単なるフォロワーではない個性になっていると思います。
重いだけでなく、タイトルトラック等ではなかなかにセンスのあるリフも聴けるのが嬉しい。
そのタイトルトラック以外にも、スラッシュビートまで使い、アルバム中最もヘヴィな曲
である「Ira」や、クサメタラーの共通言語である(笑)チェンバロとクワイアが余りにも
クサく絡み合う「孤高の創世」など、かなりメタラー向けな曲が揃ってます。
…っていうか、コンポーザーの橘さんって絶対メタラーな気がするんですが(笑)。
…ただ、メタラーにとってやたらと敷居の高さを上げているのがヴォーカル。
失礼ですが、頭にタライを落としたくなる媚び声で聴き続けるのはかなり厳しい。
いや、ALI PROJECTも偶にわざと可愛らしい声で歌ったりしますが、ALI PROJECTのように
権力者を手玉にとって破滅させるような黒さが垣間見える、「凄み」に欠けるのがマイナス。
表現したいものは分かるんですけど、バラード聴くと良く分かりますが、こういう歌い方で
説得力を持たせるには声の伸びが足りていなくて、結果色物に聴こえてしまう印象。
路線は好みなんですが、総体的に見るとまだ「臣民(妖精帝国はファンをこう呼ぶらしい)」に
なりたくなる程でもないかなぁ…。っていうか、ヴォーカルの表現はそのままでもいいので、
とにかく歌唱力を身につけて欲しいです。写真で見る限りこの人かなり美形ですし、
これで凄みのある歌を聴かせられたらカリスマっぽくてかっこいいと思うんですけどね。


妖精帝國 - GOTHIC LOLITA PROPAGANDA - Gothic Lolita Propaganda ★★★ (2007-05-31 23:42:25)

これは傑作。
ソロだけでなく、リフも印象に残るもので本当にかっこいい。メタル風アレンジだという曲を聴いて、リフのつまらなさに泣いた事が何度あったか…この曲でかなり溜飲を下げました。歌詞に少女貴族や亡國覚醒カタルシス(共にALI PROJECT)からの影響が感じられるのは、まあご愛嬌ですね(笑)


妖精帝國 - GOTHIC LOLITA PROPAGANDA - Ira (2007-03-03 13:37:44)

タイトルはラテン語で「怒り」の意。
この曲はポップスとは思えない、しっかりとした重さを出すギターとそのリフに合わせて叫ぶダーティなコーラスがかっこいい…んですが、サビに入るとずっこけます。いや、幼な声とヘヴィなサウンドの対比をフィーチャーした曲は、例えばSOUND HORIZONの「エルの楽園(→side : E→)」などがあるし必ずしも嫌いじゃないんですが、この曲のそれは余りにもわざとらしい…っていうか媚び声に聴こえるのがマイナス。音楽は良いのだからヴォーカルはもっと表現力、歌唱力共に鍛えて欲しい。


妖精帝國 - GOTHIC LOLITA PROPAGANDA - Patriot Anthem ★★ (2007-06-02 23:33:15)

愛国主義の対象が日本に向かうとALI PROJECTの「勇侠青春謳」、自ら作り上げた帝國=自意識=妖精帝國自身に向かうとこの曲になる、という感じでしょうか。


妖精帝國 - GOTHIC LOLITA PROPAGANDA - Valkyrja ★★ (2007-06-02 23:28:19)

クサメタラーならイントロ聴いただけで悶絶、★3つ確定…そんな感じの曲(笑)。クラシカルな音がメカニカルな音に触発され、更にクサくなってる…導入は良かったけど、サビにクサみが足りない気も。


妖精帝國 - GOTHIC LOLITA PROPAGANDA - 孤高の創世 ★★★ (2007-03-03 23:17:40)

ほとんどメタル音楽と聴き紛うほどのヘヴィな音像の上を、チェンバロが、コーラスが、クラシカルなメロが踊り狂う曲。こんなの聴かされたら星3つ付けざるを得ません。こういうと失礼だけど、この曲のAメロとコーラス部分で初めてこのヴォーカルをかっこいいと思った…。


妖精帝國 - GOTHIC LOLITA PROPAGANDA - 鮮血の誓い ★★ (2007-03-03 13:31:59)

クラシカルな洋風メロやテクノビートを導入したシンフォなポップス…かなりALI PROJECTのシングル路線に近い曲だと思います。本家と比べるとヴォーカルの凄みや歌メロのフックがイマイチなのがネックですが、ヘヴィなリフを加えることで個性を出してますね。


落合シェフのかけチャオ!イタリアンラー油 (エスビー食品) ★★★ (2011-05-04 22:40:20)

個人的に大好きなパスタソース「予約でいっぱいの~」シリーズを手掛けた事でも知られる、落合務シェフが監修したラー油。感想としては「これは美味い!!!」って感じです。スパゲッティとの相性が抜群で、よくパスタを食べる私には凄く重宝する調味料なんですが、意外にも汎用性が高くて何にでも合うのが素晴らしい。個人的には高菜や野沢菜などのお惣菜と混ぜて食べるのがお勧めです。


落合祐里香 (長谷優里奈) - Blue Star - Blue Star ★★★ (2010-11-19 01:34:49)

宇宙系アンビエントにありそうなシンセリフに、明るめなメロディが絡む、
フューチャリスティックでポップな曲。イメージ的には、Kosmos, Cosmosと
Shiny Smileを足した感じでしょうか。Bメロ部分にさりげなく入ってくる
ストリングスとか、アレンジも丁寧で良い感じ。12ヶ月連続シングルでは、
この作品からレーベルが変わったから、再出発の意味も込めてこういう「
始まり」を予感させる曲になったのかも。


落合祐里香 (長谷優里奈) - Blue Star - Eternity ★★★ (2010-11-19 18:13:39)

歌詞に「桜」というフレーズはないんですが、「舞い散る」という
フレーズや、儚い感じのする歌メロなどからは、どこか「桜ソング」に
通じる雰囲気がありますね。人気アーティストの、「知る人ぞ知る名曲」に
ありそうな感じ。さりげなく名曲だと思う。


落合祐里香 (長谷優里奈) - For You - Again ★★ (2010-11-13 05:49:50)

曲調こそ、流れる雲を見上げているような、ゆったりとした
大らかさがあるように思いますが…やはりムードは凄くシリアス。
ネガティブな心情描写がリアルで、ポジティブな部分も、
「それに対する希求」が感じられる歌詞の世界観や、その世界観を
余す所無く表現できる歌声のせいかも。個人的には、描写が極端な
戸川純あたりよりも全然伝わってくるものがあります。


落合祐里香 (長谷優里奈) - For You - For You ★★★ (2010-11-13 05:49:05)

「Unbalanced Days」「アマオト」に続く、悲壮なメロディを持った
バラードですが、やはり彼女の切迫感のある声はこういう曲に合いますね。
メロディの素晴らしさを十全に引き出してると思う。
でも、悲劇的な雰囲気ですが、歌詞の内容は実は振る側。
しかし、そういうテーマにも向き合うところが、真摯な感じがして私は好きですね。
タイトルは微妙に皮肉にも聞こえますが…。


落合祐里香 (長谷優里奈) - Wish - Unbalanced Days ★★★ (2010-11-12 19:14:55)

これがカップリングとは…なんという贅沢なシングルなんだ…
大企業のCMのタイアップが付いてもおかしくないくらい、メジャー感の
あるサビが強烈な印象を残しますが…オープニングのSEやエンディングの
せいで、曲そのもののポピュラリティの高さの割りに、深刻で薄暗い
ムードがありますね。本当に暗い部屋で膝抱えて独りラジカセ聴いてそうな感じ。

…個人的に気になるのは、Bメロのアレンジ。なんか、Final Fantasyの
オープニングみたいな音がバックで流れてるんですけど(笑)。


落合祐里香 (長谷優里奈) - Wish - Wish ★★★ (2010-11-12 19:14:00)

12ヶ月連続シングルの嚆矢となった曲らしいですね。
そのせいか、全く隙の無い、リキの入った名曲だと思う。

素晴らしいメロディと素晴らしい歌声、素晴らしいアレンジを
組み合わせたら、超名曲が出来るっていう当たり前の理論を
当たり前に実践してる感じ。特にメロディの運びが完璧。サビへの
繋ぎ部分なんて思わず「凄い曲だ…」とため息が漏れるほど。
王道ポップスっぽくも、エフェクトボイス使ったり、パーカッション
入れたり少し捻ったアレンジも良いですね。音楽番組とかで、
ミリオンヒットの曲と並んで流されても聴き劣りしないレベルの曲だと思う。


落合祐里香 (長谷優里奈) - ごういんぐマイウェイ(^-^)Ь - Brilliant Heart (2010-11-13 05:53:46)

やけにレトロな雰囲気のダンス系ポップスという感じの曲。
オーケストラヒットの使い方とか、80年代後半かって感じですね(笑)。


落合祐里香 (長谷優里奈) - ごういんぐマイウェイ(^-^)Ь - ごういんぐマイウェイ(^-^)Ь ★★★ (2010-11-13 05:53:08)

最初タイトル見た時は萌え系なのかと思った(笑)。
まあ、この人が萌え曲を歌うはずもなく、実際は溌溂としたポップな曲。
この曲に顕著ですが、落合さんのソロ曲って、どこかアニソン/ゲーソンとは
距離を置いた曲が多いような気がします。キャッチネスはアニソン以上だけど、
どっちかというと普遍的なポップスという感じ。儚さ+力強さ=芯の強さ、的な
歌唱も素晴らしく、ALIGHT*辺りが気に入った方なら必聴。

…あと、このサイトは曲タイトルやアーティスト名は大文字固定なので、
タイトルの顔文字のbをЬで代用してみましたが…なんか違和感あるかも(笑)。


落合祐里香 (長谷優里奈) - 羽-uka-化 ★★★ (2010-11-19 18:04:16)

2007年発表の1st。
2曲の作詞でPRINCESS PRINCESSの中山加奈子さんが参加。

声優業をメインにしながらも、単独でライブを行ったり、12ヶ月連続で
セルフプロデュースの連作シングルをリリースしたりなど、音楽アーティスト・
シンガーとしても活動する落合さんですが、アーティストとしてもかなりプライドを
持って活動しているんではないでしょうか。安易にテンションや可愛らしさで
ごまかそうとせず、歌を、曲を丁寧に届けようとするような、そんなアルバムに
なっていると思います。

アニメ/ゲーム関係の活動が多い彼女ですが、アニソンやゲーソンというよりも
一昔前の、歌謡曲/ポップスの世界観だと思う。その世界観も、作曲及び編曲、
ほとんどの楽器を担当する鎌田雅人さんの貢献も大きいのではないでしょうか。
お洒落でリラックスできる曲、90年代ポップス風の曲、へヴィでゴシックな曲など、
全曲で全く違うカラーを打ち出しながらも、どの曲も落合さんの歌声・歌メロを
大切にしたものになっているのが素晴らしい。全体的にどこか一昔前のポップスの
雰囲気なんですが、そこも個人的には好み。

ただ、今作では作詞が外注なこともあってか、12連作シングルで見せたような
情念の篭った歌唱や、その歌唱がもたらす独特のカリスマ性・存在感などはやや薄め。
とは言っても、やはり儚げで芯のある声質は唯一無二だし、ムードに合わせた穏やかな
歌唱も聴いているとリラックス出来るし、やはり「シンガーのアルバム」として一級品だと思う。

アニメ/ゲーム関連で活躍する人ですが、音楽の方は萌え文化に染まっていない
(それでいて、わざとらしい「媚び」のない可愛らしさもある)し、歌唱も曲も
かなり良いので、一昔前のポップスが好きな方なら聴いて損はないかと。
水樹奈々さんや田村ゆかりさんと比べると知名度は低いですが、この歌声を
埋もれさせるのは余りにも惜しいと思う。


落合祐里香 (長谷優里奈) - 羽-uka-化 - Salty Chocolate ★★ (2010-11-19 18:05:40)

1stアルバムの実質的な一曲目が、アッパーな曲でなく、こういう
穏やかで雰囲気ある曲っていうのは良いですよね。アルバム全体の
ムードも統一感を帯びてくる感じ。サックスを使ったアレンジが
お洒落で、休日に読書してるときのBGMとしても良さそう。


落合祐里香 (長谷優里奈) - 羽-uka-化 - Who is Calling Me? (2010-11-19 18:09:21)

アルバム後半戦を告げるインスト。
RPGに使われそうな、壮大な曲調で、メロディもなかなかにクサくて
良い感じですが…少しアルバムの雰囲気から浮いている感じも。


落合祐里香 (長谷優里奈) - 羽-uka-化 - ゆり花日和のテーマ (2010-11-19 18:04:58)

とても可愛らしいタイトルですね(笑)。
穏やかにアルバムの始まりを彩ってくれるインスト曲です。


落合祐里香 (長谷優里奈) - 羽-uka-化 - シャンデリア☆ドリーム ★★ (2010-11-19 18:07:24)

この曲は「レトロ」まで行ってますね(笑)。
ギターの音色とか歌メロとか、70~80年代か、って感じだし。
歌詞もバブリーで、時代錯誤も甚だしい感じで面白いです。
ACID BLACK CHERRYがカバーしたら面白そうだと思う。


落合祐里香 (長谷優里奈) - 羽-uka-化 - パトス~最愛の激情~ (2010-11-19 18:10:13)

情念系のへヴィな曲。本人的には、これが一番好きそう(笑)。
Bメロ部分の、雷鳴のようなギターリフにオルガンが神秘的に絡む
パートなんて、ちょっとゴシックメタルっぽい。ただ、サビの高音が
唐突な感じで、少し素頓狂に聞こえるのが惜しい。
しかし、本人の歌詞とは大分違いますね。こっちの方が、良くも悪くも
虚構的で、軽い(=気軽に聴ける)感じがする。


落合祐里香 (長谷優里奈) - 羽-uka-化 - ポストウーマン ★★ (2010-11-19 18:11:36)

落合さんは情念系だと思ってましたが、こういう可愛らしく
哀愁のある感じも行けますね。ストーリー性のある歌詞に乗せて、
主人公が青空の下坂道で自転車漕いでるような、凄く絵が浮かんでくる曲。
イラスト付けてPVにしたら、凄く可愛らしいものが出来そう。


落合祐里香 (長谷優里奈) - 羽-uka-化 - 羽化-uka- (2010-11-19 18:12:31)

ラストを飾るピアノバラード。
抑揚をしっかり付けた、感情の篭った声からも、思い入れの強さが
伝わってきますね。ただ、個人的にピアノ伴奏のみのバラードは
少し苦手なので、評価はやや低め。


落合祐里香 (長谷優里奈) - 羽-uka-化 - 鏡の空 ★★★ (2010-11-19 18:08:42)

作曲家の鎌田さんは、本当に全盛期のJ-POP好きなんでしょうね。
トライバルなパーカッションの入った、少し民族テイストの曲調に、
歌謡的な陰りのある歌メロを乗せた作風は、いかにも織田哲郎さん辺りが
作りそうな感じだと思う。サビメロも織田哲郎さんのそれに負けないくらいキャッチー。


落合祐里香 (長谷優里奈) - 羽-uka-化 - 鳥になろうよ ★★ (2010-11-19 18:06:43)

穏やかなムードを引き継ぎつつ、テンションも上げていくポップな曲。
アルバムの中ではシングル向きの一曲だと思う。
アレンジが「レトロ」とまでは行かない、微妙な古めかしさで素敵(笑)。
90年代のポップスによくありそうな曲調。サビへの入りのフレーズなんか
懐かしい感じを覚えるほどで、本当に2007年の曲?って感じ。
近未来的ではなく、敢えて近過去的というのは少し珍しいような。


落合祐里香 (長谷優里奈) - 羽-uka-化 - 薄ら氷 ★★★ (2010-11-19 18:11:00)

…中島みゆき?
という感想がまず出てくるような、悲壮な雰囲気の曲。
キーボードの音色とか、本当に悲壮感があって、そういう歌詞じゃ
ないのに失恋の曲にしか聞こえません(笑)。
でも、こういう恋に破れた女が、バーのカウンターでヤケ酒呑んでる
ようなベタな雰囲気のアレンジ、個人的には大好物ですね。


落合祐里香 (長谷優里奈) - 空っぽのヒカリ - Babies' Breath ★★ (2010-11-19 18:19:20)

雰囲気の変わる間奏パートといい、耳に引っかかるリズム隊といい、
妙にアレンジが印象に残る一曲。サビが一回聴いて残るような、
キャッチーなものであるのも、その引っかかりを強くしてると思う。
サビだけ聴くとCM曲っぽいごくポップな曲ながら、全体を通して聴くと
少し変わった感じのする曲。


落合祐里香 (長谷優里奈) - 空っぽのヒカリ - 空っぽのヒカリ ★★ (2010-11-19 18:18:41)

この曲は展開の盛り上げ方が上手いですよね。
Aメロで「シングルにしては地味?」と思いましたが、Bメロで
「おっ」となり、サビで「おおおー」となりました(笑)。
希求という言葉が頭をよぎるような、歌詞や歌唱のせいもあって、
その場の空気を張り詰めさせるような一曲だと思う。