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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 7001-7100

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Usher-to-the-ETHERさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 7001-7100
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のっけて食べる旨辛ラー油 (サンフーズ) ★★★ (2011-05-04 22:48:59)

まず見た目からして突っ込みたくなります(笑)。
瓶一杯にスライスガーリックが入っていて、これでよく「ラー油」を名乗ったなぁ…とちょっと呆れたような気持ちに(笑)。ただ、インパクトの強い見た目の割に汎用性は高く、そのまま食べても美味しいし、ポトフやビーフシチューなんかに入れれば一味変わります。しかし、見た目的に出勤前とか、人と会う前とかは食べられないですよね、これ…。美味しさは抜群ですが、食べられる時がちょっと限定されてしまうのがネックでしょうか。


ひぐらしのなく頃に 祭 (2011-01-05 22:37:53)

元はPCでの同人ゲームを、家庭用に移植したもの。
レンタルコミックで読んで、「真相」が気になったクチなんですが…
非常に尖ったゲームだと思う。ゲームと言えるのか微妙ですが…。

ゲームが中盤を過ぎても、SFなのかミステリーなのか、ホラーなのか
サイコサスペンスなのかすら分からない、だけど徐々に話の全貌が見えてくる、
そんな展開はゲームに最も重要だと思う「ワクワクする感じ」を煽ってくれるし、
何度もループを繰り返した上で、得られる感動と言うのもあると思う。
その辺りの評価は、個人的にも高いんですが…。

選択肢がほぼ排除され、プレイヤーは話を読み進めるだけという構成は
「ゲームでやる必要あるの?」「漫画や小説のほうが合ってるのでは」と思わせるし、
キャラクターの日常の描写が正直クドいと思う。残業して帰ってきて、寝る前の
一時間だけプレイして、日常シーンだけで話が全く進まなかったら、娯楽として
あまり意味がないと思うし。

と言う訳で、私的にはストーリーや展開は○、メディアや見せ方は「?」という感じです。
ただ、ヴォーカル曲「嘆きノ森」「コンプレックス・イマージュ」は素晴らしい。
うちの両親にも経緯を伏せて聞かせてみたら、絶賛してたし(笑)。
「浜崎あゆみに似てるけど、浜崎あゆみより声に癖がなくて聞きやすい」だそうです。


ひなのふわふわドリーム☆ ★★★ (2014-06-01 13:04:54)

同人サークル「ですのや☆」が制作した、パズル/アクションゲーム。

これ、傑作じゃないですか?こういうゲームがやりたかった!
内容としては、触れると重力の方向が変化する矢印オブジェクトが点在するステージを進んで行き、ゴールを目指すパズル要素の強いアクション。通常のゴール以外にも、ステージに散らばる黄色の星アイテムを回収する事で開放される隠しゴールもあり、そちらは通常ゴールよりやや難度が高め。ステージの攻略に特定の順番はなく、入るゴールによってルートが変わるという仕様。

この「重力の方向を操作する」というアイデア、本当に素晴らしいと思います。今まで天井や壁だった部分が歩けるようになったりするのは面白い操作感だし、重力に流されつつ敵を避ける、さながらスクロール方向の変化する弾幕STGのようなステージがあったり、重力操作で足場になるオブジェクトを狙った箇所に落としたり、アイデアをフルに活用したステージの作り方が楽しい。一見無理そうに見えるステージでも、試行錯誤を繰り返すうちに攻略法が見えてくる難易度も絶妙だと思う。一周クリアで物足りない人向けに全色の星アイテム回収クリアとかも出来ますし。

トライ&エラーを繰り返して進めていくゲームですが、それがストレス無く出来るように配慮されているゲームデザインも良いですね。足場にするべき敵を倒してしまったり、自機や足場を脱出不可能な窪みに入れてしまったなど、結構「詰み」の状況になるケースも多いんですが、残機の概念を排し即時リトライ可能な仕様のお陰で、快適にステージ攻略に専念できます。ステージによってはルートを把握した上で最速で行動しないと間に合わないような、ややアクションの腕が要求される箇所もありますが、自機の操作性が良いのでやっていて苦にならないです。インリョクちゃんをやった後だと自機が思い通りに動いてくれる事に感動してしまいます(笑)。

後はこのゲーム、何気に音楽が素晴らしいんですよね。重力の流れる方向の変化する、不思議な夢の中という設定ですが、どこか優しく包まれるような温かみがあるようで、日常から離れた怖さもちょっと混じっているような、不思議アンビエントな音楽が巧みに世界観を演出していると思う。何気にサントラがリリースされるのを心待ちにしているんですが…もし委託されるなら絶対に買いに行きたいと思います。日常を忘れて、心が癒されるようなサウンド。この音のお陰で、ゲームの世界観に没入できるんだと思う。

不満点は…ステージとステージの繋がりが良く分からない事。パッケージには、それがウリであるかのように書かれてますが…漫然とプレイしてると「またここか!」という思いを何度と無く味わう事になります(笑)。一応、各々のステージには難度の違う2種類のゴールがあるんですが、エンディングに辿り着くまでには隠しゴール必須なので、結局はアクションの腕がある程度は要求されてしまう感じ。後、実質4つのステージをノーミスで一息にクリアしないといけない、最終ステージの仕様は若干鬼畜…というかやり直しめんどい(笑)。

これは本当に面白かった。絵柄は萌え系っぽいですが、あまりそれが辟易するほどどぎつくないもの良いと思う。出来れば、VITAや3DSとか携帯機に移植されて欲しいんですけど、流石に無理でしょうか…。こういうゲームを寝る前とかのちょっとした時間にプレイできたら最高だと思うんですが。あと早くサントラをリリースして欲しいです(笑)。


ぴずや ★★ (2008-06-06 22:50:00)

先日BURZUMの名を冠するアルバムを発表した日本のメタルサークル。
スタイルはメロデス/エクストリームメタル(と帯に書いてあった)。
未だにバンド/グループとサークルの違いって良く分からないんですけど、
活動領域が商業ベースか自主制作かによって呼び方が変わるんでしょうか。
ともかく、「サークル」の方がぴずやとか埼玉最終兵器とか、MYONMYONとか
変わった名前が多い気がします(笑)。
まあ、バンドの方にも「!.T.O.O.H.!」とかありますが(笑)。
…っていうか、アルバムタイトルにBURZUMとか付けるのは反則でしょう…


ぴずや - Eternal Circle Nine - A Needle Returns... (2008-06-07 18:37:39)

アルバムの中ではメタル要素が無く異色のアレンジ。
このアルバムのシンセの音、あんまり好きじゃないんですが、こういう曲には良く合ってますね。ファミコン時代のゲーム音楽にも通じる趣があってチープさが逆に想像力を刺激するというか。


ぴずや - Eternal Circle Nine - Bloody Flower Connection ★★ (2008-06-06 22:48:12)

このどこまでも上り詰めていくメロデスリフでの疾走のかっこよさは認めざるを得ない…ですが、混沌がコンセプトの筈なのにシンセが入るとシンセがメロディ、リフがグルーヴにはっきり分かれてしまう、整理されたアレンジなは如何なものかと…。何か混沌を感じさせるような工夫が欲しかった所。


ぴずや - Eternal Circle Nine - Night Maze ★★★ (2008-06-06 22:48:59)

このアルバム、個人的には苦手なんですがこの曲は本当に素晴らしい。シンセパートでもリフからメロウさが消えないし、スラッシュビートとトレモロリフの組み合わせのパートがかっこよすぎ。このパート、もっと長ければよかったのに…。正直、この曲にいくまでに飽きちゃってて、2nd買って改めて聴き返すまで魅力に気付かなかったんですよね。これを頭に入れたらアルバムの印象も変わったかも。


ぴずや - Eternal Circle Nine - Sadistic Dealings ★★ (2008-06-07 18:34:50)

シンセメインのパートに向けてメロデスリフでテンションを高めていくアレンジは前曲と似てるんですが、3分半とコンパクトな演奏時間にピアノソロも絡めたドラマティックな展開で更に劇的。個人的な好みは別としても、1stも改めて聴くとかなり質の高い部分が多いですね…。


ぴずや - Symmetry Burzum ★★ (2008-06-06 22:46:00)

2008年発表の2ndアルバム。
ゲーム音楽(上海アリス幻樂団)のインストメタル(一曲のみVo入り)でのカヴァーですが…
タイトルには伝説のブラックメタルバンドBURZUMの名前が!!!随分と自信満々ですね(笑)
率直に言うと、帯叩きのメロデス宣言に引かれて買った前作はソロ無しオブリ無し、リフも
シンセが入るパートの多くではメロウさが無くなる、シンセの音色がずっと一緒で単調、
音色自体も好みじゃない上に単旋律パート多すぎ、主・副旋律の絡みも音色が似通ってるので
今一つに聞こえる…と、私の苦手な要素を数え役満レベルで詰め込んだスタイルで、信頼してる
メタルレビューサイトで詳細なレビューが書かれるのを待ってから買えばよかったなぁ…と
後悔していたんですが、レビューサイトでの高評価とBURZUMのネームヴァリューに負け、
今作も購入してみたんですが…
前作で見限らなくて本当に良かった…と思いました。
前述した、前作で苦手だと思った部分が見事に解消されてるんですが…ちょっと信じられない
くらいクオリティ上がってます。まず長いピアノインスト明けの2曲目の冒頭のメロディアスな
ツインリードで「おっ」と思わせるし、その後のシンセメロが主旋律を担うパートでもシンセが
メロ、リフがグルーヴにキッチリ分かれてしまっているように感じた前作とは違い、リフが
ちゃんとメロディ面でも貢献するようになっていて、リフとシンセの距離が近付いたことで、
よりかっこいいアンサンブルが実現されてると思います。
しかもシンセの音色もトランス系一辺倒だった前作と違い、ムーグ風やハモンド風など多彩な
音色を取り入れ、聴き手を飽きさせない工夫が成されてるのは良いですね。
一方で音質のヘヴィさやパッと聴いての音像のかっこよさなど、前作で良かった部分は
しっかりと引き継いでいるのも嬉しい所。2曲目ではトランシーな疾走をバンドサウンドっぽい
音色の打ち込みでやっている(ように聞こえる)という二重に回りくどい事をしてたり、
7曲目では普通にエクストリームメタルの音にポップスのヴォーカルを入れたりなど、実験的な
部分も興味深く聴けました。前作は2、3曲聴いたら飽きちゃってたんですが、今作は32分が
あっという間で、聴き終わった後にもう一度最初から聴きたいと思える出来でした。
これで700円強とか安すぎだし…ゴチになりました(笑)
ただ、エクストリームメタルを目指しながら、打ち込みの利点を活かしてよりエクストリームに
するような発想のアレンジ(例えば、人間には無理な速度や持続時間のツーバスやブラストとか)
が無い辺り、どうもゲーム音楽ファンとの距離を考えて聴きやすくしてる感が
なきにしもあらず。個人的には遠慮しないでガンガンやっちゃって欲しいです。
それとアルバムタイトルにBURZUM、1曲目のピアノインストにOPETHの曲名を付けて
おきながら、ディプレッシブ/アンビエント・ブラックやプログレデスの要素が無いのは
どうなんでしょう(苦笑)。アルバムの完成度自体は文句無いんですが、これは流石に
羊頭狗肉というほかないのでは…。ぶっちゃけBURZUMって書いてなかったら買わなかったと
思うし(笑)。ゲーム音楽の鬱ブラックアレンジなんて聴いた事無いし、やって欲しかったです。


ぴずや - Symmetry Burzum - Desire ★★★ (2008-06-07 18:40:52)

曲開始から半端ないテンションの高さ。前作の「Bloody Flower Connection」「Sadistic Dealings」がシンセメインのパートに向けてテンションを上げていく感じだとしたら、こっちは全編通じてテンションが天井知らずで上がっていく感じ。この高揚感、最近のIN FLAMESを聴いた時と同じ位のレベルに達してるかも…。


ぴずや - Symmetry Burzum - Pholus5150(from Kuiper Belt) ★★★ (2008-06-06 22:49:58)

ヴォーカル入りの曲ですが…全く歌い手に遠慮しない(笑)エクストリームメタルスタイルを貫いてますね。ヴォーカルもヴォーカルで安易にメタリックな歌唱をしたりしないあたり好感が持てます。ギターソロも曲の調和をぶち壊しにするような自慰的速弾きではなく、サビに向けて高揚していく感情を煽るものでセンスあると思います。


ぴずや - Symmetry Burzum - To Night Illusion by Fire ★★★ (2008-06-07 18:45:13)

シンセが前に出たサウンドはかなり聴きやすいんですが、メロデスリフやツーバス連打による飛ばし具合はエクストリームメタルそのもの。っていうか裏ジャケの人、あんな靴でツインペダル踏めるんでしょうか(笑)。


ぶっかけ!おかずラー油 (エスビー食品) ★★★ (2011-05-04 22:34:10)

桃屋の「辛そうで~」と人気を二分するラー油。
最近では割と手に入りやすくなってきましたね。
私は断然こっち派です。旨み成分が多くて、癖がなくてホントなんにでも使えるって感じです。料理するのがめんどくさい時とか、ふりかけとコレと白ご飯だけで結構なごちそうになる(笑)。味噌汁やそばつゆとも相性がいいですし、これは切らさないようにしてます。


まぐなむおーぱす - 東方幻有夢境~DEPTH PSYCHOLOGY OF UNCONSCIOUSNESS~ - ハルトマンの妖怪少女 ★★ (2010-01-10 23:22:27)

これは美味しいですよね…原曲からして相当カオティックなので、フレーズを普通にメタルの音に乗せただけでもかなりプログレッシブに聞こえる。サビ前の緊迫しきった雰囲気も良いですよね。ただ、「少女さとり」の主題を交ぜてるのはいいんですが、サビで原曲メロをぶった切ってオリジナルのメロと掛け合いにしているアレンジは、少し好みが分かれると思う。


まぐなむおーぱす - 東方幻朧悠月抄~IMPERISHABLE SIN AND MILLENNIUM HISTORY~ ★★ (2010-01-10 23:15:00)

2009年末発表の、東方永夜抄インストメタルアレンジアルバム。
私はこの作品をより楽しむためもあって、未プレイだった永夜抄も一緒に買ってしまいました。
しかし、なんでこの界隈はこんなレベル高いアーティスト多いんでしょうね…。
このバンド(一人だけど)もリフやオブリ、ソロなどのセンスが当り前のように一流クラス。
このジャンルを大分聴いたおかげで、もう多少のことには驚かなくなってますが、
何も知らない状態でこれを聴いていたら間違いなく「驚愕」していたと思いますもん(笑)
個人的に、このバンドが優れていると思うのは、楽曲構成のバランスの良さ。
特に原曲の活かし方がかなり巧いと思う。例えば「恋色マスタースパーク」のサビ前のメロい
オブリであるとか、「少女綺想曲」のイントロのアレンジとかは、原曲のメロディの良さを
引き出すことと、メタルとしてのかっこよさの追求を両立させた好例だと思います。
原曲を大分離れたプログレッシブなパートや、原曲にはないメロを入れている曲もありますが、
自然な流れで聴かせてくれる辺り、やっぱりバランス感覚に優れているんだろうな…と思います。
また、この作品は原作ゲームのAルートとBステージ、EX(クリア後に出現するステージ)の
3つのストーリーをなぞる形で進行していきますが…原作のルート分岐が最終ステージなので、
必然的にそれまでの曲が被る事になるんですが、Bルートの方ではステージ5までを
メドレー形式の大作にしたり、「ヴォヤージュ1969」をあからさまにプログレッシブにするなど、
飽きさせないどころか、より楽しめる工夫がされているのが良いですよね。
前2作も実は買ってますが、フレーズやどのメロをどの楽器に担当させるかのバランスなどが、
かなり上がっている印象。あからさまに和風で、ごく分かりやすいメロディがいくつも登場する、
しかし単純だったりヌルかったりは決してしない、かっこいいメタルですので、陰陽座辺りの
和メタルが好きな人なら原作知らなくても確実に楽しめるアルバム。
「ゲーム音楽のカヴァーなんてイヤ」「ヴォーカルないと駄目」って方以外にはお勧めです。
…いや、本当は前者みたいな人にこそ聴いて欲しいですけど…。


まぐなむおーぱす - 東方幻朧悠月抄~IMPERISHABLE SIN AND MILLENNIUM HISTORY~ - ヴォヤージュ1970 ★★★ (2010-01-10 23:17:10)

イントロ、敢えてリフをシンプルに抑えたアレンジが聴いてますね。あのキーボードのメロディに合わせて、画面いっぱいに弾幕が飛んでくるシーンが再生されそう…(笑)。その後の展開も、プログレッシブになったりシンフォになったりで、構築性は非常に高いと思う。演奏時間は長い方ではないんですが、アルバムを総括する曲と言っても過言ではないと思う。


まぐなむおーぱす - 東方幻朧悠月抄~IMPERISHABLE SIN AND MILLENNIUM HISTORY~ - 懐かしき東方の血 ★★ (2010-01-10 23:21:05)

このメロディ、それだけで普通にメタルの勇壮さですよね(笑)
ZUN氏は実はメタル好きなのかも。多少ベタを外したアレンジにしてるのは、AQUAELIEがストレートにメロスピアレンジした前例があるから?


まぐなむおーぱす - 東方幻朧悠月抄~IMPERISHABLE SIN AND MILLENNIUM HISTORY~ - 少女綺想曲 ★★★ (2010-01-10 23:18:15)

この曲のイントロは本当に秀逸。
原曲の主旋律ではなく、敢えて副旋律のほうを前面に押し出したアレンジで、メタルとしてのかっこよさを大幅に上げていると思う。結果、より「主人公っぽい」曲に仕上がっていると思います。


まふまふ - 不明 ★★ (2009-07-19 10:52:00)

2009年発表の1st。
メンバーがあのクサメタルバンドDRAGON GUARDIAN絡み、更にDEATHSCYTHEやHATRED ANGEL
など、個人的に好きなバンドと交流があり、尚且つ価格も手ごろ(1200円)とくれば…
そりゃ興味本位で手を出してみたくもなりますよね(笑)。
…実際に聴いてみると、ジャケやアルバムタイトルなどのコミカルな雰囲気とは裏腹に、
おふざけ要素の殆ど無いマジなメタルでかなり良い感じ。
路線としては…各レビューサイトでもCOBを引き合いに出す人が多い通り、ネオクラシカルな
メロデスをベースに猟奇色の強いV系やプログレのエッセンスを取り入れたようなメタル…と
言えるでしょうか。ヴォーカルのミックスや歌メロが前に出ていたり、歌詞が抽象性の強い
ダークなものであったりなどV系要素が強いのは、一部メタラーの反感を買いそうですが、
個人的には大正解だと思います。
凝った展開とも相まって、「ジェネリックなメタル」と言えるような曲は1曲たりとも
存在しない、独特かつバラエティに富んだ仕上がりで、ラストまで緊張感を維持しつつ
聴かせてくれるアルバムになっていると思う。ただしヴォーカルはデス声、見得の切り方が
V系ライクな普通声、妖しいファルセットなど多彩な歌い方を駆使してますが、デス声が
弱目だったり普通声が勢い重視だったり、多少大味なところもあるので、そこも
(特にメタラーには)好みが分かれるところかもしれません。
でもこの作品、一聴しただけでマジもののメタルだというクオリティはあると思うんですけど、
(アートワークやアルバムタイトル、コメントなどを抜きにして)曲だけ聴くとどの辺りが
「猫を愛する」なのか全く分からないんですけど(笑)。最初歌詞を読んだとき、余りに
全編シリアスで結構驚きましたもん。


まふまふ - 不明 - 神殺し ★★★ (2009-07-19 10:54:23)

おそらくアルバムでも1、2を争う人気曲。
他の曲では弱さを感じてしまうデス声も、この曲ではマキシマムザホルモンに通じるリズミックさ、巻き舌全開のワルっぽさが感じられてめっちゃかっこいいと思う。ある店の販促シールでは、この曲には有名RPGのフレーズが引用されてるそうですが…どの部分でしょう?全然分からないんですけど…。


まふまふ - 不明 - 夢幻街 ★★ (2009-07-19 10:55:07)

V系バンドのメジャーデビューシングルみたいな歌メロが印象的な曲。
でも、これでメジャー行こうとしたらプロデューサーに「もっと楽器の主張を弱めてポップに」と駄目出しされそうですが。しかし、メタラーはそういう演奏をこそ好んで聴くものです(笑)。


みとせのりこ ★★ (2007-03-23 10:38:00)

ゆうや上野洋子(Yoko名義だけど)もあるし、登録しても大丈夫かな…?
初期ZABADAKを更にプログレ寄りにしたような音楽性で高い評価を得ているバンド
「KIRCHE」のヴォーカリスト。ソロにもその崇高ともいえる音楽性は受け継がれてます。
KIRCHEは最初はZABADAKのコピーなどをしていたらしいですが、彼女のソロで
遂に吉良さんと共演してしまったと言うのも凄いですよね。
志方あきこや新居昭乃、RURUTIAなど好きな人にKIRCHE同様お勧め。
歌うことに対して凄くポリシーを持っている人だと思います。


みとせのりこ - Mana-khemia Original Soundtrack - Stigmata ★★★ (2007-07-30 15:46:15)

クラシカルなイントロから、みとせさんの音源には珍しいハードロック調のかっこいい本編へ。ギターとベースを国産プログレバンドKBBのDaniさんが担当しており、特にベースがかなり良いです。彼女の声を活かした神秘的な曲調に見え隠れするゴシック性に、「流石ガスト!」と喝采を送りたくなります。
ちなみに、このRPG(マナケミア)はプレイ済みですが、この曲はラスボス戦で使われてます。ボスと戦ってたら、いきなり聞き覚えのある声が来たので超ビビった(笑)。一発でサントラ買おうと思いましたね。


みとせのりこ - Volkslied2 - Lhiannan Shee ★★★ (2007-05-31 04:49:56)

構成こそAメロ→Bメロ→サビを2回の後にまたサビという、ポップスっぽい感じですけど、幽玄かつ不条理な空気感はかなりプログレにも通じる物が。歌物だけど然程そう聞こえないのは、彼女に音に溶け込める歌を歌えるほどの歌唱力があるからでしょう。
…この曲はゲーム「リリーのアトリエ」の曲のヴォーカルアレンジ、つまりアニソン・ゲーソンのカテゴリにも属する曲なんですが…意外とアニソンとプログレって繋がりがあるんでしょうか。このアルバム自体KBBのメンバーが参加してたりするし。特にプログレが好きではないアニソンファンがこの曲をどう評価するか、是非聞いてみたいですね。


みとせのりこ - Volkslied2 - 夜天に灯す ★★★ (2007-06-01 16:25:55)

ほぼKIRCHEと同路線の、トラッド色強めの曲。
っていうかKIRCHEの曲をもっとコンパクトにした感じですね。「CROCHET」のクレジットを見ると、結構みとせさんにゲーム(だよね?)の主題歌を依頼するメーカーも多いみたいですが、この「VOLKSLIED2」といい「月奏」といい、ガスト関連が一番彼女の音楽性を汲んでいる気がします。


みとせのりこ - crochet ★★ (2007-03-24 23:39:00)

新曲、再録曲、提供曲などを集めたコンピレーション的アルバム。2005年作品。
このアルバムはタイアップのついた曲がメインなせいか、ソロ1stの「ヨルオトヒョウホン」や
KIRCHEの曲で聴く事の出来たプログレにも通じる夢想的、神秘的な曲は控え目で、代わりに
普段の彼女の作風ではあまり見られないような普遍的なポップな曲が中心。
日曜日にトースト焼いて、ベーコンエッグ作りながら聴いたら穏やかな気持ちになれそうな
爽やかな曲もあり、結構意外な感じです。…ただ、そういった路線の曲が彼女の声質に
合っているかというと、合っている曲もあれば合っていない曲もあるといった感じ。
私的には1stの素晴らしさからすると、やっぱり物足りない部分も少なからずあったり。
でも「地獄歌占」のManackさんやKIRCHEの井上さんなども参加しているし、何より彼女が
ヴォーカルなので決してハンチクな出来にはなっていません。彼女のファンなら買いでしょう。
初めてみとせさんの音源に触れる方、特にメタラーには「ヨルオトヒョウホン」や
「地獄歌占」、KIRCHEの「プレアデス」辺りを先に聴く事をお勧め。
それらが気に入って、ポップスも好きであれば買って損はないかと思います。


みとせのりこ - crochet - APPLE Tree ★★ (2007-03-29 18:31:51)

KIRCHEの音源や「ヨルオトヒョウホン」の方を先に聴いていたんですが、その作風からは信じられないくらい普通のポップス。一昔前のBeing所属のアーティストのシングル曲って言って聞かせても通用しそうな感じだわ…。でもやっぱりヴォーカルの透明感は魅力…この路線を彼女に期待しているかは別として。


みとせのりこ - crochet - Lost in love ★★ (2007-03-24 23:22:49)

みとせさんがポップス英語入りの曲を歌ってる…(笑)
KIRCHEではありえないような、昔の歌謡曲のヒットナンバーみたいなサビメロ…でも意外にマッチしてます。最初の伸びのある声から盛り上がっていく展開がかっこいいです。


みとせのりこ - crochet - alive - ver.hos - (2007-03-24 23:17:02)

オープニング曲ですが、これは微妙…
ヴォーカルの澄んだ声質と主張しすぎなテクノビートが噛み合ってなくて聴いていてちょっとキツいものが…。メロディは悪くないんですが、編曲は正直イマイチかも。


みとせのりこ - crochet - 蝉時雨 ★★★ (2007-03-24 23:20:13)

「ヨルオトヒョウホン」にも収録されている曲の別アレンジ。
歌詞から歌い方、編曲に至るまで何もかも違います。狂気的ともいえるほどの感情が篭もった「ヨルオト~」のテイクに比べると、こちらは少しマイルドに仕上げている感じ。こっちはこっちでまた違った魅力がありますが、メタラー受けするのは「ヨルオト~」の方でしょう。


みとせのりこ - crochet - 落ち葉舞う頃 ★★★ (2007-03-24 23:11:54)

アルバムの特性上、全体的にポップな作風の目立つ今作ですが、この曲がみとせさんの良く伸びる高音ヴォーカルをポップな曲調に最も上手く合わせているんじゃないかと思います。サビメロも普通のオリコンとかに入ってるポップスにありそうなそれですが、この声で歌われるとうっとりするほど美しい。


みとせのりこ - カタン-cotton- - たなばたさま ★★ (2007-05-31 05:06:14)

みとせさんの少女のような歌唱に、短冊に願いを書くような純真さを持っていた子供の頃を思い出させられる曲。こういう可愛らしい声で歌っても媚びたような感じが全くしないのは、彼女が表現したいものをしっかりと持っているアーティストだからかもしれません。媚び系嫌いですが、こういうのは好き。


みとせのりこ - カタン-cotton- - 花の季節<ロマーニ民謡> ★★★ (2007-05-22 21:43:21)

中学生の時、この曲のメロディに衝撃を受け、今になっても頭のどこかにこびりついていたこの曲。みとせさんが唱歌アルバムを作ると聞いた時はどんな曲をやるのか期待してましたが、まさかこの曲を、しかもZABADAKの吉良さんのアレンジでやってくれるとは…。
サビの馬車が駆けていくようなアレンジが特に良いですね。でもこういうメロディでスキャットが入ると、初期ZABADAKやKIRCHEとそう変わらないサウンドに聴こえます。…そりゃ私がKIRCHE好きになるのも無理ないわ。


みとせのりこ - カタン-cotton- - 祝祭の輪舞-ロンド- ★★ (2007-05-31 04:59:12)

アルバム唯一のオリジナル曲。
「ヨルオトヒョウホン」の「綺羅の天蓋」にも通じる、多重録音ヴォーカルが音の9割を占めるというプログレッシブなアレンジで、唱歌の中では少し浮いている気も。でも名曲と言うことに変わりはなく、妖精的な雰囲気のスキャットが良い感じです。


みとせのりこ - カタン-cotton- - 雪のおどり<チェコ民謡> ★★★ (2007-05-23 09:19:43)

この曲の原曲も大好きで、小学生の頃リコーダーでメロディを延々と吹いてました(笑)。アレンジにKIRCHEの相方の井上さん、ヴァイオリンにKBBの壷井さんと参加メンバーがプログレ筋のせいか、唱歌だった原曲が幻想プログレ風に生まれ変わってますね。幻想的なイメージを強く喚起する間奏から、コーラスやヴァイオリンが入り更にそのイメージを高める後半が聴き所。


みとせのりこ - カタン-cotton- - 大きな古時計 ★★★ (2007-05-23 09:22:56)

説明不要の超有名曲ですね。
歌う事への喜びを噛み締めているような歌声で、おじいさんの安らかな死に顔や彼の人生の暖かな思い出が浮かんでくるようです。しかし、おじいさんご臨終のシーンでチャーチオルガンが入ってくるアレンジは正直やりすぎなのでは…。最初聴いたとき笑っちゃいましたもん(笑)。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン ★★ (2007-03-23 11:13:00)

2005年発表の、ソロとしては1stとなるCD。
ZABADAKや黒百合姉妹などのメンバーが参加。
まずヴォーカルですが、重要文化財に指定したいくらい素晴らしいですね(笑)
こういう幻想的な女性ヴォーカルは志方あきこやMAPLE LEAFを始めとして、最近良質な
アーティストが現れ始めていますが、彼女のヴォーカルはその良質なシンガーの間においても
歌唱力や声の透明度(訳の分からない基準だけど…)が優れているように思います。
特に高音でも時にたおやかに、時に情熱的にと完璧に声の調子を操る表現力が凄い。
曲の方は…KIRCHEではプログレ、トラッド要素を中心に据えた音楽を聞かせてくれましたが、
今作では更に手を広げている感じ。ヴォーカルアンサンブルのみの曲あり、唱歌あり、
和洋ゴシックあり、ストリングスバラードありで実に多彩。それらが彼女のヴォーカルを
中心に一つの流れを持って並べられ、統一感のある作品になっていると思います。
勿論プログレ、トラッドの要素の入った曲もありますが、KIRCHEのそれとはどこか
雰囲気が異なる気がします。ただ崇高さを感じさせる空気感は共通してますね。
本人が「珠玉の名盤」と言うだけあって、素晴らしい作品。
巷に溢れる使い捨て商業ポップに飽きてしまった方は是非。芸術品です。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - NAMARIE~指輪物語より ★★★ (2007-03-23 11:53:05)

あのBURZUMやGORGOROTHのバンド名のモチーフとしても(ブラックメタラーの間では)有名な、トールキンの「指輪物語」をベースに作られた曲。ブラックメタルではなく(当たり前)、トラッドメロが美しい叙情的な作品。
歌詞はノルウェー語かな?みとせさんは日本語詞にかなりこだわっているらしいですが、声に幻想世界の語り部としての魅力があるので、こういう日本語でない非日常的な言語で綴る世界観の曲も良くはまっていると思います。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - Nacht ★★ (2007-03-24 17:00:57)

ZABADAKの吉良さんが作曲・編曲・演奏・コーラスで全面参加。
吉良さんと女性ヴォーカリストのコラボですが、初期ZABADAKのようなケルトっぽい曲ではなく、重心を低く取ったプログレ的な展開を持つ曲。間奏のキーボードに「Die Nacht」(で合ってるかな?)の囁きが乗る部分が特に好きですが、メロディはいまいち掴み所が無い気も。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - UNTITLED CINEMA~オクターヴ・ワルツ~ ★★★ (2007-03-23 11:58:21)

黒百合姉妹のLISAさんが参加。
そのせいか、分かりやすくクラシカルでゴシックな風味が加味されている感じの曲ですね。低音を使った歌メロは、今までの彼女とはまた違う魅力を引き出していると思います。ちょっと黒色すみれっぽい世界観かも。その低音から高音へ自在に行き来したり、ラストではありえない程の高音が出てきたり、ヴォーカルの歌唱力の高さの光る曲。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - Une Plume D'hiver~冬の羽~ ★★★ (2007-03-23 17:42:51)

ストリングスとアコギをバックに歌い上げるバラード。
月並みですが、この歌声は正に天使の歌声と呼ぶに相応しい…いや、正確に言うと「天使が事切れた人間をあの世へ導く時の歌声」って感じ(笑)。綺麗過ぎて儚くて、魂抜けそうになります。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - スイレン ★★ (2007-03-25 11:13:29)

この曲と次曲でバラードセクションを成している感じですね。
彼女の声質はストリングスとの相性もバッチリ。何気にギターソロのメロディも美味しい曲。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - 小さな光 ★★★ (2007-03-24 17:04:22)

この曲もZABADAKの吉良さんが参加。
こっちはメロディアスで聴き入れやすく、温もりの感じられる雰囲気を持った曲で、アルバムを暖かな気分で締めてくれます。この曲の詞はみとせさんがヴォーカリスト、表現者としてのポリシーが感じられて好き。本当に素晴らしい歌い手だと思います。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - 蝉時雨 ★★★ (2007-03-23 17:37:35)

個人的には、シリアスで幻想的かつ重厚で狂気を感じるほどにエモーショナルな曲調に天野月子さんの「蝶」「花冠」辺りとも共通したものを感じるんですがどうでしょうか。
メロディこそ聞き入れやすいものですが、祈りを振り絞るかのような、感情の入った高音の絶唱やアレンジのへヴィさが聞き流す事を許しません。そういう意味では、メタラーが好むポップスといえるのかも。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - 早春賦 ★★ (2007-03-24 16:54:27)

唱歌のカヴァー。学校で習った方も多いんじゃないかと思います。
…習ってたときはあまり意識しなかったんですけど、こうして聴いてみると言葉の響きもメロディも、今のポップスにはない根源的な美しさがありますよね。その「美しさ」を継ぐのが、みとせさんのような方たちの音楽なのではないかと思います。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - 天の鈴 ★★★ (2007-03-25 11:11:50)

日本の神話時代の世界に迷い込んでしまったかのような神秘性を秘めた曲。夜の犀の河原のほとりで、星空を眺めているかのような感覚…何言ってるのか分からなくなってきた(笑)。歌詞も字面を眺めているだけで美しい。和ゴシック好きにお勧め。


みとせのりこ - ヨルオトヒョウホン - 綺羅の天蓋 ★★★ (2007-03-23 12:02:16)

みとせさんの神秘的なヴォーカルを、様々な声色で折り重ねて編み上げられたタペストリーのようなオープニング曲。…こういう曲ってよっぽど歌唱力がないと聴くに堪えなくなりそうですが、聴き手をうっとりさせてしまう魅力溢れるものにしているのは流石。多重に聴こえる日本語詞の響きも、実に美しいです。


みとせのりこ - 月奏~ツキカナデ~ - Exec_rig=veda/. ★★★ (2007-03-23 11:38:51)

儀式的なサウンドというより、日本の昔の神降ろしの儀式の歌をそのまま使っているんじゃないかと思うくらい宗教色の強い楽曲。しかもメロがかなりキャッチーなので、聴くと祝詞のような「捧げや 捧げや」の歌詞が聴き手の頭の中で延々ループする事になります(笑)。みとせさんの素で巫女めいたヴォーカルの響きを上手く使った曲。


みとせのりこ - 月奏~ツキカナデ~ - Exec_suspend/. ★★ (2007-03-23 11:42:42)

これも「RIG=VEDA」同様儀式的な曲。
キャッチーなほど盛り上がる向こうに比べると、こちらはやや静かな曲調で、ヴォーカルが左右チャンネルを交錯したりといった音響的な工夫も見られます。オリエンタルなストリングスのメロが美しく、中国の森深くの寺院から聴こえてきそうな曲。


みとせのりこ - 地獄歌占 ★★ (2007-03-23 18:32:00)

「地獄少女」という漫画のイメージアルバム。2006年末発表。
歌ものが4曲、インスト4曲(「悠久の紅」はコーラス入り)の計8曲という構成。
アルバムタイトルの読み方は「じごくうたうら」。「じごくかせん」だと思ってました…(汗)
KIRCHEでの彼女の作風はどっちかというと「異国風」な感じだと思いますが、この作品は
創作元の影響もあってか、和風ホラーテイストと耽美さが入り混じった、テイストの
随分異なる作品。曲はManackさんという人が作っている様ですが、かなり良い仕事してます。
まず歌ものの曲ではみとせさんの繊細な声質を上手く活かした曲作りがされていると思うし、
オリジナル曲のメロディも抜群に良い。「月花-GEKKA-」は和風ゴシックや幻想的な
女性ヴォーカルが好きならば聞き逃せない、キャッチーさと深みを両立した珠玉の名曲。
またインストもアルバムの流れに変化を与えている「小さな幸せ」や、「かぞえうた」に
繋がる美しさと恐さを備えた「劫火の少女」など、どれも聴き応えのある物が揃ってます。
ヴォーカルはとにかく素晴らしいの一言。
この人、また声の鋭さを増したんじゃないでしょうか…。水晶硝子の透明感と、舞い散る
桜の儚さ。それらを感じさせながらも芯の通った声、本当に心に響きます。
彼女のヴォーカルはもっと評価されてしかるべきですね。
ちなみに、裏ジャケやインナーの、恐らく漫画の主人公と思われる女性の絵も、みとせさんが
描いたとか(ジャケは別)。この少女文学っぽい絵が、アルバムの世界観の耽美さを更に
深いものにしていると思います。裏ジャケ普通に可愛い、インナーの蜘蛛がリアル(笑)。
絵も上手いし、声質綺麗、歌唱力も抜群、作詞のセンスも素晴らしい。凄い人ですね…。
…このアルバムを聴く限り、世界観的にかなりツボなんですが…原作もチェックしてみようかな。


みとせのりこ - 地獄歌占 - かぞえうた~地獄鞠歌~ ★★★ (2007-03-23 11:33:37)

日本の作者不詳のトラッドに、みとせさん作詞の歌詞を付けた曲。タイトルからも分かる通り、凄まじくダークなイメージを喚起する楽曲。
「かぞえうた」の言葉通り、一つの歌メロを繰り返して進行していく曲ですが、アレンジ&歌唱のおかげでドラマティックな仕上がり。黄泉へ向かう階段を一段ずつ降りていき、辿り着いたクライマックスでは地獄の劫火が眼前で天を焦がしているかのような迫力…圧倒的です。


みとせのりこ - 地獄歌占 - 月花-GEKKA ★★★ (2007-03-23 11:25:57)

陰陽座とDir en greyを足したみたいなタイトル…(笑)
でもヴォーカルの雰囲気は陰陽座の「星の宿り」辺りに近いかも。
…それは良いとして、これは傑作です。
この曲の入っているアルバムは漫画(地獄少女)のイメージアルバムらしいですが、そういうタイアップ作品(?)らしいキャッチーさと、アーティスティックな感性によって紡がれる耽美さや神秘性といった要素が、理想的なバランスで共存した神レベルの名曲。和ゴシック好き、幻想音楽好き、そしてアニメソング好きにまで幅広くお勧め。これらの音楽が好きなら「絶対に」聴くべき曲。


みとせのりこ - 地獄歌占 - 曼珠沙華(ひがんばな) ★★★ (2007-03-23 17:54:06)

日本の唱歌のカヴァー。
作詞は北原白秋、作曲は山田耕筰という日本人なら誰でも知っているような有名な布陣なんですが…こんな怖い唱歌があったとは(笑)。ちなみに「Gonshan」は「(良家の)令嬢」の意味だとか。シンセ・アンビエントをバックに歌っているようなアレンジで、やっぱり美しさの中に恐怖を感じる曲調。


みとせのりこ - 地獄歌占 - 櫻幻燈 ★★ (2007-03-23 17:58:25)

恐さ、儚さ、美しさが目立つアルバムの収録曲の中では、「暖かみ」を感じられる曲。しかしポップな中にもやっぱり「美しさ」が際立っていて、聴いていて腰が砕けそうになるんですが…(笑)。桃の節句の時に、お雛様売り場でこっそり流しておいたら売り上げが上がりそうな曲。


みんなのテニス ポータブル ★★★ (2014-06-19 23:56:40)

2010年にソニーがPSPで発売したテニスゲーム。
ダウンロード版もあるのでVITAを持ってればプレイ可能。

寝る前のちょっとした気晴らしに出来て、安価なゲームソフトを探してて、たまたま目に付いたので購入したんですが、これがかなり面白い。就寝前の時間どころか休日をまるまる費やしてしまったくらいにハマりました(笑)。元がテニスというルールの完成されたゲームで、レスポンスが良く、直感的にキャラを動かせる操作感が加われば、面白くないわけがないですね。取り敢えずある程度のルールを把握していれば、最初の試合から十分にゲームの楽しさを満喫できるでしょう。3頭身のキャラも愛嬌があって良いです。

面白いのが、インパクトのタイミング。遅いとカメ、早いとウサギ、ジャストだと音符マークが表示されるという、「みんなのGOLF」同様の仕様ですが…みんゴルでは「ウサカメ」を出すメリットが無かったんですが、こちらでは敢えてジャストでない箇所で打つことで、急な角度が付いたり、相手の虚を付いたタイミングになったりするので、強ち「ウサカメ」も無駄ではないのが面白いです。狙い過ぎると角度が付き過ぎてアウトになったり、タイミングがズレすぎ(髑髏マーク)でとんでもない方向に飛んで行ったりするので、基本はジャスト推奨…というバランスが絶妙。強敵相手に追い詰められて駄目もとで打ったボールがライン際ギリギリでインした時とかガッツボーズもの(笑)。

また、ゲーム全体を通じて積極的にプレイヤーを楽しませようとする意欲が感じられるのも素晴らしい。まずは難易度ですが、ゲーム前半は敵がかなり弱く、操作感に馴染みきれてなくても何とかなってしまいます…が、後半はこちらの動きに対応してきますし、ラスボスクラスになると甘い球はほぼ確実にスマッシュ打たれるのでなかなか歯ごたえがあります。この難易度の変遷も上手い。後半やラスボスもゲームを一通り遊んで操作に慣れれば無理ゲーという訳ではなく、三回同じ相手に負ければ相手の段位(=難易度)が下がるイージーモードが解禁されるので、ストーリー進めやキャラ開放にストレスが少ないのも良いですね。イージーモードが相手の段位が下がる(=勝っても自分の段位が上がらない)くらいで、ペナルティが無いのもいいと思います。

単に敵を倒していくというだけでなく、フィールド上の人物と会話したり、宝箱からアイテムを見つけたり、ショップでコスチュームやラケットを購入したりといった、RPG風の仕様も面白いですよね。操作キャラによって会話が変わったり、対戦を申し込めたりなども芸が細かくてグッド。あとこのゲーム、コスチューム選びが滅茶苦茶楽しいです(笑)。男女で使えるパーツに殆ど差がないので、サラリーマンのオッサンに甘ロリ+ガスマスク+戦国武将のノボリみたいなイカれたコーディネイトも余裕で可能。私的には髑髏マスクとサンタの髭、王冠、王様の服辺りのコーディネートが好きですね。リッチとかワイトキングみたいな高位アンデッドぽくてかっこいい(笑)。

不満だった点は、コートの仕掛けがただのストレス要因でしかない点ですね。特にイラついたのはラグーナアイランドの床。修理跡っぽい箇所に触れるとたたらを踏む感じで一定時間行動不能になるという仕掛けですが、最初ただの模様だと思ってたので何故突然操作不能になるのか分からずイライラ…。タネが分かっても凄まじく邪魔。ラスボス撃破後に戦える相手でこのコートに来たときはげんなり。まあ、プレイに影響が出るようなギミックのあるコートはごく僅かなのが救いですが。

ちなみに今はベスト版が出てて、値下げが敢行されたこともあってDL版を1500円以下で買えてしまいます。正直この内容でこの値段は凄まじくお買い得。買ってすぐに楽しめるシンプルさと、のめり込める熱中性のある非常に楽しいゲーム。興味を持った方は是非。ほんと面白いです。


むこうぶち 高レート裏麻雀列伝 ★★★ (2010-11-04 11:24:42)

黒服の雀士、傀を主人公とした麻雀漫画。
彼に挑む者や負けた者など、麻雀勝負を通じてドラマが描かれます。
傀だけでなく、周りのキャラクターも凄く魅力的でいいですね。
特に江崎さんとか、良い味出してて大好きです(笑)。
江崎、安永、裕太辺りのシリーズキャラが傀と卓を囲む所が見てみたい。


ももいろクローバーZ - バトル アンド ロマンス ★★★ (2012-03-14 23:12:53)

「最近よくテレビ出てるよ。モモレンジャーじゃなくて…何だっけ?」とうちの父にまで言わしめるほど(笑)世間的にも認知されつつある、ももいろクローバーZの一枚目のアルバム。2011年発表。

このアルバムの魅力は、上の方も仰ってますが、何と言っても一曲に込められた情報量の多さでしょう。特に前山田さんの曲は、複数の曲を無理クソぶっ繋げたような(褒め言葉)、聴き手の耳を何が何でも引き付けようと全力を尽くしたアレンジで、最早キャッチーという言葉すら生温い感じ。ダンス☆マン氏と組んでた頃のモーニング娘。以上に超絶ハイカロリー。そこに乗るメロディも、悉くクサメロの嵐、特に「Z伝説」や「ワニとシャンプー」のサビとかはっきり言ってクサメタルよりクサい。これはヤバい!

そういった、ある意味で飛び道具的な即効性の高さを持った曲だけでなく、「Contradiction」のようなクールでダンサブルな曲、「オレンジノート」のようなアイドルらしい甘酸っぱいメロディを聴かせる曲など、この手の王道の路線もしっかりした質の高さで聴かせてくれるのが素晴らしい。歌唱はハロプロ系やAKBよりも遥かに癖の強いアイドル声で、かつ素面で聴くにはこっぱずかしくなるような語りや合いの手が鏤められてるのは、好みが分かれるとは思いますが…それも曲のキャッチーさ、ハイカロリーさを際立ててるんですよね。

ファンには「純粋に楽しんでない」と、怒られるかもしれませんが…個人的には邦楽やポップスを見下してる人に聴かせたいアルバムなんですよね。「じゃあお前、このアルバム以上に情報量の多さをポップでキャッチーに聴かせる作品を、他のジャンルから持ってきてみろや」的な感じで(笑)。ともあれ、そういう方向に突き抜けてる、ジャンルの中でも他と一線を画すアルバムですので、面白そうと思った方は是非。


やみつきラー油 (フードレーベル) (2011-05-04 22:52:24)

アーモンドでしょうか?
ちょっと苦味があって、癖のある味です。
調味料として悪くないものの、この苦味は個人的には無い方がいいです。


ゆう - てんのみかく ★★ (2006-11-25 20:49:00)

某所で上のカズチンさんのお勧めで知った、2004年発表の作品。
カズチンさん、素晴らしい出会いをありがとうございます。
私は名前のイメージから、GO!GO!7188は軽めのメロコア、もしくはガールポップをやっている
バンドという印象を勝手に抱いていたんですが…いや、これは全然違いますね。
今まで勝手なイメージで手を出さなかった事を謝らなければならないかもしれません。
捨て曲無しどころか、入ってる曲がことごとく超名曲か名曲レベルなんですが…
曲的には、ジャジー、オリエンタル、昭和歌謡風、プログレ、アラビアン(?)など様々な
要素を取り入れたちょっと前衛的なポップス/ロックという感じでしょうか。
使われている楽器もストリングスやピアノを始め、三味線、アコーディオンなどと多彩。
決してハッピーな音世界ではなく、曲によっては頽廃的とすら言えるくらいの情念の
感じられる音なのが私的にすっごくツボです。しかしこれだけの音要素を詰め込んで
おきながら破綻が無いどころか、統一された世界観を確立しているのは凄いですね…。
V系で例えると一人でcali≠gariを成立させちゃってる感じでしょうか。マジで脱帽です。
ヴォーカルは結構ねっとりとした情念を込めて歌うタイプで、時折コケティッシュさをも
感じさせます。でも時々見せる狂的とも言えるくらいの情念は少し怖くもあったり。
怨念すら感じる、と評価する人もいましたが、確かに頷けますね。
さて、私は「万人向け」という単語には大きく分けて二つの意味があって、一つは誰からも
好かれるような、悪く言えば棘の無い音で、もう一つは世界観の濃さやインパクトの強さ故に
誰が聴いたとしても問答無用で引き込んでしまうパワーのある音。
このアルバムの世界観は、後者の意味でなら「万人向け」と言えるかもしれません。
確かにヴォーカルやアレンジにはエキセントリックな面もありますが、ファルセットや
コブシなどで更にビビッドさを増した独特のメロディは、決してリスナーを突き放していません。
しかしこういうの聴いちゃうとJ-POPはレベルが低いとか口が裂けても言えなくなりますね…。
そう言う人は、こういう良質なアーティストを探そうとしない怠慢な人だと思った方がいいです。
って、人から勧められるまで知らなかった私が言っていい台詞じゃないですね(笑)
ともかくJ-POP万歳!!


ゆう - てんのみかく - 胡麻摺り ★★ (2006-11-28 22:31:36)

展開の面白さ、捻くれ具合も然ることながら三味線の音階で作ったかのようなメロディがなんとも言えない雰囲気を醸し出してますね。特にBメロが良い感じ。彼女の曲はポップでも他のポップスに無いトリップ感があって好きです。


ゆう - てんのみかく - 黒蜜 ★★★ (2006-11-25 16:21:37)

威風あるドラムと中国の摩天楼とかを思わせる、アングラで独特な雰囲気のメロディをファルセット&コブシで妖しく歌い上げるオープニングでまず耳が釘付けに。その後ジャジーで軽快なパートへと移行していく展開がスリリングかつドラマティック。間奏のピアノも良い感じ。
最初に一部を試聴した時から印象に残ってたんですが、やっぱり全体を聴いてもリスナーに鮮烈な印象を残していく曲。超お気に入りです。


ゆう - てんのみかく - 終末 ★★★ (2006-11-25 20:18:52)

ファルセットを効果的に用いた歌メロが嫌でも耳に残る曲。
これを聴いてからしばらく、本を読んでてもこの曲のメロディが耳から離れなくて困ったほど。そんなにダークなメロディではないですが、ラストの慟哭ヴォーカルを三味線が引き取っていく展開は確かに「終末」という感じがします。


ゆう - てんのみかく - 戦場のチェリー ★★ (2006-11-28 22:28:59)

ジャジーでお洒落な哀愁がある曲なんですけど、バーのようなお洒落さというよりも、下町の夜道をほろ酔い気分で歩いてるような泥臭さがあるように思います。月も笑ってるし、ネコが欠伸してる…みたいな(?)。


ゆう - てんのみかく - 天邪鬼 ★★★ (2006-11-25 20:22:19)

アコーディオンの哀愁が、間奏辺りから絶望にシフトしていくような頽廃的なワルツ曲。ヴォーカルの表現力に呑まれると、まるでワルツを踊りながら徐々に砂に還って行く人形にでもなったような気分が味わえます。特にラストのサビのメロディを崩して歌ってる部分の情念なんて怖いくらいですね。


ゆう - てんのみかく - 蜜月 ★★★ (2006-11-25 16:26:24)

最初、「油~」で始まった時は、そのまま「アブラカタブラ」って歌うのかと思いました(笑)。曲的にはそんな感じでちょっと中近東っぽいメロですが、途中から出てくるベースが音色もメロディも「どこのトリップ音楽ですか?」っていうくらいダーク。
ここまで来ると、聴いてる感触としてはJ-POPというよりもSOLEFALDとかAKERCOCKE辺りの変態系プログレメタルに近い気もします。


ゆう - てんのみかく - 葉月 ★★★ (2006-11-25 16:54:32)

最初のカウントから、もしかして次はストレートなメロコアが来るのかな…とか思ってたんですが、リズムがかなりパーカッシブだったり普通にポップな曲に着地しないのは流石。
サビのメロディは印象深いメロの多いこのアルバムの中でも際立ってキャッチーで、昭和歌謡にも通じる哀愁のあるもの。ほんと、昭和の時代から生き残ってる名曲とかと比べてもなんら劣るところの無い素晴らしいメロディです。


ゆう - てんのみかく - 蓮 ★★★ (2006-11-25 20:25:36)

そう、捻くれているんだけどキャッチー。こういうメロを聴いちゃうとポップにしたくないから歌メロをキャッチーにしない、っていうのは良い歌メロが書けない事への言い訳にしか聞こえなくなりますね。
その妖しい歌メロと、ストリングスの叙情、水音のようなSEなどが絡まりあって出来る音世界は小宇宙のようでもあります。これは引き込まれる…。


アカギ~闇に降り立った天才~ ★★ (2010-11-04 11:32:30)

鷲巣麻雀の引き伸ばしは微妙ですが…
竜崎・矢木戦、市川戦、浦部戦辺りは本当に面白いです。
未読の方は、コンビニコミックで頭3巻だけ買ってもいいかも。
鷲巣麻雀編も、一気読みするとすると確かに面白いことは
面白いんですが…初期のスリリングな読み心地には敵わないかも。


アカギ~闇に降り立った天才~ ★★ (2010-11-04 11:46:03)

PS2で発売されたアカギのゲーム。
この手にありがちな特殊能力などは無く、単純に麻雀で遊べるのがいいですね。
あと、個人的にアカギの声はアニメ版よりも合ってると思う。
何気にBGMも渋かっこいいので必聴です。


アスピドラス ★★★ (2015-05-10 03:09:19)

小型のナマズの一種で、コリドラスとは近似種とのことですが…見た目がちょっと違うだけで、ほぼコリドラスですよね(笑)。髭を使って底を這い回ったり、息継ぎ(?)で急浮上したり、挙動は多少遊泳性高いくらいで、ほぼコリドラスそのもの。
ちなみにエウリケファルスという品種を購入しましたが、結構レアな品種らしくうちにいる熱帯魚の中では一番高価です(笑)。コリドラスにも似たような色合いの魚はいるんですが…体高が低めで、しゅっとしたフォルムが気に入ったので購入してしまいました。


エスシリヰズ - 履歴書 ★★ (2009-11-23 16:44:00)

2009年発表の5曲入り1stミニ。
「五人一首の関連メンバーと、ジャズ畑のヴォーカルが組んだメタル/ポップバンド」という
触れ込みですが、確かに五人一首の複雑でテクニカルなアンサンブルを、怪奇性ではなく、
アンサンブル自体を楽しむようなポップ性に向けたような作風ですね。
単に技術が優れているというだけでなく、曲の展開によって好き放題に絡み合ったり、
歌を立てたり、歌と一緒に盛り上げたりと押し引きを心得ている所が、真にテクニカル
なんでしょう。スタジオで音の絡み合いを楽しんでる様子が伝わってくるような雰囲気で、
ここまで聴き応えのあるアンサンブルを聴かせながら、歌ものとしても成立させているあたり、
本当に一流という感じがします。ヴォーカルの歌唱も、Middleisland辺りを思わせる情念系の
歌唱で、バンドの演出するレトロな空気感と凄くマッチしてます。
ただし、アンサンブルがヘヴィなリフや速弾きなどのメタルの様式ではなく、各楽器の調和
(もしくはバトル)を重視している辺り、価値観はジャズに近いかもしれません。
とはいえ、濃厚な楽器の絡みが聴けるので、やっぱりメタラー向きとも思いますが。
ジャズやプログレ、歌謡曲が嫌いでなければ是非。


オプソドラス (オサンコラ) ★★★ (2016-08-08 19:01:37)

まるでコリドラスが古代魚になったかのような、不思議な見た目の魚。色が焼き魚のようでおいしそう(笑)。個人的な印象としてはコリドラスよりも更に丈夫で、特に餌に対しての貪欲さは凄まじいものがあります。普段は物陰でじっとしているのに、餌を撒くと体をビクンビクンさせて躍り出てきます(笑)。給餌時以外にも夜中は結構遊泳しているようですが、他の魚を襲うことは殆ど無いので飼い易いといえるかも。
…コリドラスと比べるといまいちマイナーなのは、枝分かれした髭が昆虫っぽく好みが分かれるからでしょうか。丈夫だし個人的には好きですけどね。


ガゼット - DISORDER - 東京心中 ★★★ (2005-09-05 10:16:28)

私がこういうテーマの曲が好きということもありますが、歌詞を読みながら聴いてて本当に泣きそうになってしまいました。このバンドが支持を受けるのは、こうした所でしっかりした世界観を演出出来るからなのかも。


キリト ★★ (2005-07-12 21:21:00)

あ、もう登録されているとは…
まだアルバムも出ていないのに、ちょっと気が早くないですか(笑)
ともかく、登録して下さった方ありがとうございます。


キリト ★★ (2005-10-10 23:08:00)

せめてレコーディングには参加させて欲しかった…


キリト - Door - Door ★★ (2005-07-12 21:16:11)

キリトさんのソロ第一弾。
インタビューでも「歌を聴かせる物を作りたい」と言っていただけあって、「ANSWER」並にエモーショナルなヴォーカルが聞ける、メロディアスな逸品。特に最初のフレーズでファルセットになるところが良いです。中間のギターソロ、音色がPIERROTっぽくて好き。


キリト - Door - 再生の朝 ★★ (2005-07-12 21:19:43)

「愛する人のカケラと知らず口に含む子供たち」という一節が、聴き手に衝撃を与える一曲。イントロのフレーズが「SEPIA」の頃の雰囲気があると思ってたら、アイジさん加入前の最初期の曲だそうで…
キャッチーさはあまりないけれど、妙に印象深く残る歌メロもあの頃のPIERROTの雰囲気がありますね。


キリト - Hameln ★★ (2005-09-03 17:29:00)

PIERROTのヴォーカリストであるキリトさんのソロ1stアルバム。
雑誌などの発言をまとめると、「PIERROTに喧嘩を売る作品」だそうです。
その言葉通り、アルバムのバランスで言ったら歌メロの叙情性を重視した曲に重きを置いた
構成になっているとは言え、今までPIERROTで演ってきたものとそう変わらない音楽性です。
もちろん一回聴いただけでは「変」と思うのに、意外に口ずさみやすかったりするメロディや
わざと可愛く(?)馬鹿にしたような歌ったり、喉を絞って勢いをつける、好みの分かれる原因に
なっていると思われる「キリト唱法」もより癖を前面に出しているおまけ付きで健在です。
ただ、唯一の不満はギターサウンド。
「PIERROTに喧嘩を売る」と言う位だから、PIERROTなんぞ及びもつかないヘヴィネスや
変態リフなどを身に付けてくるかと思いきや…PIERROTよりも音圧が控えめでした。
インタビューによると、ギターサウンドには相当のこだわりがあるようですが、
個人的にはその「こだわり」があまり伝わらなかったです。曲は良いんですけどね…


キリト - Hameln - Awaking bud ★★★ (2005-08-06 01:47:21)

ノイジーだけどメロディアスなギター、重さを演出するギター、そこに絡んでいくキーの3つのリフで聴かせる導入部分からして、キリトさん流の構築感が現れている曲。
この曲の歌詞は「DOOR」とリンクしていて、「DOOR」でドアを開けた先の事を歌っているらしいですが…そう考えると、やっぱり毒の効いた詞だと思います。


キリト - Hameln - Hameln ★★ (2005-08-06 01:51:19)

ソロ1stアルバムの一曲目に相応しく、サビメロには新たな一歩を踏み出すような力強さがありますね。メロディだけなら、なんとなく大作RPGのオープニングにも使われそうなイメージがあります。そのサビを境として確信を得たかのように前を向こうとする歌詞にも注目です。


キリト - Hameln - INTER CUTTER ★★★ (2005-08-06 01:42:57)

強烈なインターネット嫌悪の曲。
まぁ私自身もネットはよくやる方かと思いますが、増長している人に対しての嫌悪感にはかなり同意できる部分がありますね。サビでファルセットを使うアレンジといいBメロのメロディラインといい、小馬鹿にした感じが良く出ていると思います。


キリト - Hameln - PLOT ★★★ (2005-08-06 01:58:24)

インタビューなどで、ソロにはPIERROTとそう変わらない曲もあると言っていましたが、この曲はまさにそうですね。このトリッキーなのにキャッチーなメロディラインといい、判りやすいリフといい、PIERROTファンは必聴です。もちろんそれ以外の人も(笑)


キリト - Hameln - 誰もいない丘 (2005-08-06 01:54:19)

キリトさんの引き出しの中の「叙情サイド」を突き詰めたかのような曲。
「丘」を歌う曲にハズレなしとはいいますが、サビなんてもう演歌並みの哀感が漂ってます(笑)。ベースの音色も、とても繊細で気に入りました。


クーリーローチ ★★★ (2015-05-10 03:14:46)

黄色と黒の縞模様を持つドジョウの一種で、まるでちっちゃいウミヘビのようなフォルムの魚。髭をたくわえた口をモグモグさせる様はとても愛らしいです。ただ、ヒーターのカバーの中に入り込んだり、夜中にやむを得ず電気を付けるとパニックになったり、色々心配させる魚でもあります。特にパニック起こしたときの超スピードは信じられないほど。可愛くて丈夫で良い魚ですけどね。


クロノ・トリガー ★★★ (2011-01-04 22:04:15)

「プレイヤーをワクワクさせること」に関して超一流のRPG。

合体技を覚えたら一刻も早く試したくなるし、魔王も仲間になったら
絶対使いたくなるキャラだし、つよくてニューゲーム制を適用した
マルチエンディング制度も楽しいし…封印の宝箱が開けられるように
なったときとか、アイテム交換で強い武器を手に入れたときもワクワクしましたね…。

こういう「ワクワクさせる要素」って凄く大事。熱中度に直接繋がりますもん。
最近は映像美とか体感とか、なんか広報に都合いいものが多い気がする…。
と、どうしても昔のゲームを語ると懐古ゲーマーになってしまいます(笑)。


グラップラー刃牙 ★★ (2010-11-04 11:28:05)

明らかに無茶苦茶な事を言ってても、絵があると納得してしまいますね(笑)。
ちょっと強さがインフレ傾向にあるのと、親子対決は前振りばっかで
なかなか本編に入らないのがネックですが、面白いです。
時間潰したい時とか、ブックオフでトーナメント編立ち読みすると良い感じ。


グリーンファロウェラ ★★★ (2015-08-02 23:34:11)

まるで水棲のバッタのような見た目の魚で、実はファロウェラよりオトシンクルスに近い魚なんだとか。周りの環境に合わせて体色を僅かに変える性質がありますが、うちは黒い床のベアタンクで飼育、沈み餌をあげてるので…緑が綺麗に発色せず、余計に地味な印象に(笑)。ただ、餌を撒くといそいそと底に降りてきて、バックしながら餌を吸い込む素振りがとても愛らしいです。

ちなみに人工餌は苦手らしく、苔がない環境だと短命になるケースも多いらしいですが…うちではタナゴの餌をあげるとがっつきます。金魚も、ザリガニも、同じく人工餌苦手らしいチャイナバタフライも喜んで食べます。恐るべしタナゴの餌…。


グルーヴ オン ファイト ★★★ (2010-12-23 08:37:41)

豪血寺シリーズでは一番嵌まったゲームです。

豪血寺シリーズとしては、キャラが薄めであの濃ゆい世界観は
あまり感じられないのですが、格闘ゲームとして単純に出来がいいと思う。
適当にやってても結構コンボがつながるし、爽快感もあるしで
プレイして楽しい、良質な格闘ゲーム。

いつか豪血寺シリーズがPSP辺りに移植されて、その時にこれも一緒に
移植されないかな…と希望してるんですが、無いですかねぇ…。
セガサターンはほっとくと本体の電池が切れるので不便なんですよね。
本体引っ張り出してくるのも面倒だし。


コープスパーティー ブラッドカバー ★★ (2014-07-03 21:16:02)

私はPSP版(2010年発売)が約1000円でダウンロード出来るキャンペーンがやっていたので、そちらを購入したんですが、実は96年が初出の作品だったんですね。結構メディアミックスとかもされているみたいなので、もっと最近だと思ってましたが…確かに、携帯電話とかの描写が一昔前って感じだったかも。

個人的な評価としては、確かに怖くて面白くはあるけど、若干…というか大分不親切さも残るゲーム、という感じですね。システム上、シナリオ前半の行動が元で後半にバッドエンドを迎える可能性もあるのに、クイックセーブ/クイックロードが無いのは正直快適とは言いがたい。文章スキップすらないので明らかに既知バッドエンドを迎える事が分かってもすぐにはリトライ出来ません(苦笑)。逆にこれらの機能と、探索時のダッシュが実装されていれば名作として扱われてもおかしくないと思います。

このゲーム、恐怖を感じさせるための演出がやたら凝ってるんですよね。異空間からの脱出を目指し、廃校内を探索し手がかりを集めていくゲームですが、至る所に「何か」があったと思わせる痕跡があるのが怖い。例えば洗面台に抜け落ちた歯が、歯肉が付いた状態で散らばっていたり、トイレの便器に大量の血がぶちまけてあったり…。こういうの、寝る前とかに思い出すと、頭が勝手にそこに至るまでのストーリーを妄想して、悪夢見そうになるんですよね…。ストーリー上、首吊りや目を抉られる、内臓をぶちまけて死ぬなど直接的なグロもあるんですが、実は本当に怖いのはこういう小さい描写の積み重ねだと思う。性質悪いです(笑)。

更に怖さに拍車を掛けているのが、キャストの熱演…というか怪演振りですね。ゲームの性質上、キャラクターが殺されたり正気を失ったりする展開が多いんですが、演技が真に迫ってるせいで思わず飛ばしたくなる怖さ(笑)。バッドエンドで生き埋めにされる展開とか、マジで埋め殺されてそうな声出してるんですが…。某霊媒体質の少女がパーティーから外れた時なんて、「ああ、これ絶対ヤバい反応返ってくるけど、話しかけないとストーリー進まないんだよな…」とかビビります(笑)。これ、やった人なら分かってくれるはず。

他のレビューなどを読むとストーリーが絶賛されてますが、個人的にはホラーとして楽しめはしたけど、目から鱗が落ちるほどではなかったかな…という印象。むしろメインストーリー自体よりも、極限状態に置かれた人間のドラマが非常に面白かったですね。不安から、些細な事でも仲違いを起こしてしまったり、精神の安定を求めて異常な行動を示したり、隠し持っていた生来の凶暴性が異常に亢進したり…。勿論そんなマイナス面だけじゃなく、絶望的な状況下での献身や、立ち向かう勇気など熱い部分もあって、非日常ならではのドラマティックさが演出されています。

ただ、やはりストレスの溜まる仕様もあるので、万人にお勧めとは言えないですね。元が古いゲームとはいえ、移植時にどうとでも出来たはずなので。ぶっちゃけフルプライスで購入してこのゲーム性なら高く感じてたと思います(笑)。1000円ちょっとだったので、まあ値段以上は楽しめましたが…。あと個人的に微妙に納得行かないのは、青の幽霊は安全、赤の幽霊は危険…みたいに言われてたのに、大抵青く発光する幽霊がバッドエンドの原因な事ですね(笑)。一体なんなんでしょう、このミスリード…。


コメット ★★★ (2015-04-09 23:55:21)

和金に似た形態の魚ですが、こちらは尾鰭が彗星(コメット)の尾の如く長く伸びるのが特徴。また、一般的にオレンジの多い和金と比べると、更級(紅白)が多く、全身赤やオレンジの個体は結構レア(黄色のゴールデンコメットはよく見かける)。和金同様の力強さ、丈夫さを持ちながらも、尾鰭が優雅で可愛らしい品種の魚です。給餌時に猛スピードで水槽を横断する様は見ていて気持ちの良いものです。


コリドラス ★★★ (2015-04-10 00:18:18)

口ひげを蓄え、水槽の底砂をつつきながら餌を探す性質のある小型のナマズで、熱帯魚の中でも種類の多い魚ですね。体高のあるロングノーズタイプは同種では別格の迫力があるし、鰭の伸びるロングフィンタイプは実に優雅。体色や模様によって様々な品種があるので、選ぶ楽しみも大きいですね。
この種類の魚は個体によって性格が全く違う気がします。ドスの効いた体色に魅せられ、ベネズエラブラックという種類をお迎えしましたが…餌を投入すると猛スピードで水面まで上がってくるし、体色とも相俟ってまるで鮫のようです(笑)。調べてみるとこの品種はコリドラスでも食が細いとありますが…。うちのには当てはまらなかったようです(笑)。


サザンオールスターズ ★★ (2005-10-21 20:10:00)

新作「キラーストリート」が出てから暫く経ちますが、みなさん聴かれました?
私的には正直気に入らない曲もあったんですが、「愛と死の輪舞」がやばいです。
まるで骸骨が傘差しながら暗闇をスキップしてるかのような、退廃的なんだけど
どこか洒落っ気があるというか、素晴らしい曲です。
サザンがああいう曲を今出すとは思いませんでしたが、ほんとかっこいいですよ。


サザンオールスターズ ★★ (2005-11-12 22:24:00)

>senasisさん
レスありがとうございます。っていうか遅くてすみません(汗)
そういえば、うちの父も「ロックンロール・スーパーマン」とT REXを聞き比べて
面白がってたみたいでした。私はやっぱり今の音が好きなので、昔の曲は
分からないんですが、昔から音楽ファンをやっている人はそういう楽しみ方も
出来るのかもしれませんね。
個人的には、レビューでも書きましたが「雨上がりにもう一度キスをして」も
凄く気に入りました。サザンらしくポップなメロディ、良いですねぇ…


サザンオールスターズ - 10ナンバーズ・からっと - ラチエン通りのシスター ★★ (2005-05-06 21:55:32)

これも「栞」同様、父の鼻歌でいつの間にかメロディを覚えてました(笑)他のバラード・ナンバーと比べると、音程のアップダウンが激しく、少し口ずさみにくい曲です。ちなみに「ラチエン通り」は神奈川に本当にあるらしいです。


サザンオールスターズ - Blue Heaven - 世界の屋根を撃つ雨のリズム ★★ (2005-05-05 22:55:23)

昔何となく買ったサザンのシングルに入っていた曲で、初めて聴いた時は「わ!!超素敵よ!!」と「!」マークを多用しながらも棒読み調だったり、いきなりトーキングスタイルに変化したりするヴォーカル、何の脈絡もなく挿入される微笑と哄笑、不思議な音色のシンセとアレンジの端々に「不条理」を感じてしまい、ちょっと怖かったです。月日が経って不条理を楽しめるようになってから聴くと、かなり面白い曲と思ったんですけどね。よく聴くと最低限のポップさ、キャッチーさは残してあるようにも思えます。


サザンオールスターズ - HAPPY! - エロティカ・セブン EROTICA SEVEN ★★★ (2005-05-03 22:42:46)

これは売れて当然のような曲ですね。
メロディなんてキャッチー過ぎるほどキャッチーだし、歌詞もエロといっても「Brown Cherry」「マイ フェラ レディ」のように引いてしまうようなものでもないですし。カラオケでも人気の曲です。


サザンオールスターズ - KAMAKURA - Bye Bye My Love (U Are the One) (2005-05-04 12:06:33)

サビ部分の「いいことだよね」が英語にしか聴こえない(笑)。本気で「It's gonna die」って歌っていると思ってました。語調自体にグルーヴ感を感じる佳曲。


サザンオールスターズ - NUDE MAN - 夏をあきらめて ★★ (2005-05-06 22:03:10)

確か研ナオコさんに提供された楽曲。
国民的名曲のTSUNAMIにも引けを取らない美メロを持ったバラードで、しっとりと聴けるんですが、何故か周りには知ってる人は少ない…親の世代はみんな知ってるのになぁ。感想を書くにあたって調べてみると、発表されたのが自分の生まれる前でびっくり。まぁしょうがないのかな…


サザンオールスターズ - NUDE MAN - 匂艶 THE NIGHT CLUB ★★ (2005-05-05 20:57:17)

一昔前のバラエティー番組のラストに、キャスト総出でミラーボールの下で歌い、踊っているようなイメージ。


サザンオールスターズ - SOUTHERN ALL STARS - YOU ★★★ (2005-05-04 12:01:27)

儚げなメロディを桑田さんのファルセットを交えたヴォーカルが過不足無く表現する名曲。ここまで良いメロディを持つ曲なんだからシングルでも行けたと思います。