ただ…私は日本盤を買ったんですが、帯や解説がちょっとチープな感じなのはご愛嬌としても、対訳が余りにも直訳でバンドへの愛情が全然感じられないのが残念。「Ferocious circle of fiends」を「恐ろしい友達の輪」と訳してたり全く意味不明な所もあるし…。この人、COFのNymphetamineの対訳もやってましたが、全然ヴァンピリックでゴシックな世界観を表現できてなかったし、ブラックの対訳は向いてないんじゃないでしょうか。Faustの思想に影響された歌詞を、分かりやすく、かつそれらしく訳せる人材を使って欲しかったです。
その代わり、歌謡曲的哀愁メロディのダンサブルな曲、ファンクやトラッドなど、様々なジャンルを分かりやすく消化して提示した曲、コミカルで楽しいアッパーな曲、クラシックなロックにルーツを持つ曲などでは、常に結果を出してる感じ。前作はつんく氏の18番の哀愁ダンサブル路線に、グループの持つ洗練されたイメージが見事に嵌まった「Kiss me 愛してる」「会いたいロンリークリスマス」などの佳曲があり、アルバムの山場になっていた感じですが、その手の曲の少ない今作は少々平坦に感じてしまう。
その代わり、歌謡曲的哀愁メロディのダンサブルな曲、ファンクやトラッドなど、様々なジャンルを分かりやすく消化して提示した曲、コミカルで楽しいアッパーな曲、クラシックなロックにルーツを持つ曲などでは、常に結果を出してる感じ。前作はつんく氏の18番の哀愁ダンサブル路線に、グループの持つ洗練されたイメージが見事に嵌まった「Kiss me 愛してる」「会いたいロンリークリスマス」などの佳曲があり、アルバムの山場になっていた感じですが、その手の曲の少ない今作は少々平坦に感じてしまう。
歌モノ以外にも、これからドタバタ劇が始まるような汎用ボス曲、プログレッシブな感性を染み込ませた6面道中曲などを初め、どの曲も印象に残る。何気に会話パートとかの曲も良かったりしますし。ちなみに5面道中曲は、名EP「Alice in WONDER HALLOWEEN」を作り上げたミュージシャンである星名優子氏、サークル「うたのは」を主催する小鳥遊まこ氏という、同人音楽シーンではひとかどの地位を得ているシンガーが参加していて、個人的には激アツな人選。サントラ買わせて下さいお願いします。